2020年12月17日木曜日

七吟歌仙 音楽の巻

   音楽のしみだしてくる焚火かな   りゑ

    雪ともまがふ白きかなしみ   ゆかり

   パラフィンは三角形に畳まれて   苑を

    若葉風ごと食らふドーナツ  くらげを

   月光の集まつてゐる鬼の牙      恵

    ひよどり鳴いて献血車来る   らくだ

ウ  うすく濃く葡萄酒醸す闇の奧    冬泉

    戦乙女の巻髪を梳く        ゑ

   上目にて見据ゑ鏡に下ろす布     り

    どこでもドアの開く音がする    苑

   流刑地を寒濤しぶく果の果      く

    ミックスジュース一気に飲みて   恵

   宝湯の口開けはみな顔なじみ     だ

    火山をのぞむ月涼しかれ      泉

   思い出のありとはなしに遠眼鏡    ゑ

    ぶんぶん回すマイクスタンド    り

   散り急ぐ花は阿修羅の姿して     苑

    むなしく揺るる雨後のふらここ   く

ナオ 新入生代表として立つクララ     恵

    四ヶ国語を操るといふ       だ

   テーブルに塔のカードがめくられて  泉

    つづら折りなる集積回路      ゑ

   手袋をしながら無駄口を叩く     り

    時とはなにか言うてみたまへ    苑

   中腹にアンモナイトの化石出て    く

    三兄弟は醤油塗れに        恵

   銚子まで来ても残暑の揺るぎなし   だ

    分銅減らす秋の天秤        泉

   名月のどこかに署名あるといふ    ゑ

    大道具からくべる打ち上げ     り

ナウ 泉には弾けるやうな笑ひ声      苑

    互ひ違ひにジェラートの色     く

   一瞬で競歩の選手通り過ぐ      恵

    足の裏から冴返りたる       だ

   ひきこもる花をしとねの九十九髪   泉

    東風に誘はれ深むチェロの音    く


起首:2020年11月29日(日)

満尾:2020年12月17日(木)

捌き:ゆかり


2020年10月28日水曜日

九吟百韻 鯊天の巻

   鯊天の朱字に惹かれて引戸かな とつかあ太

    黙々と呑む関取の背       ゆかり

   犬が行き荷車が行き秋深み      媚庵

    通りすがりにふれる楠       桐子

   羚羊ら裸婦の如きに怠けたる     四羽

    ぐるぐる回る磁石の針が     ゆらぎ

   指し示す立待月の三陰交       葉月

    十日の菊を出窓に飾る        槐

ウ  色鳥に紛れ散髪してゐたり      火尖

    アニメ声なるラジオDJ       太

   大陸の帽子でガラス越しに笑む     り

    復員兵は瀬島龍三          庵

   満水のダム湖にねむる綴じ暦      子

    陸の蛸ならジルバが得意       羽

   枕絵の女となつてまなこ閉づ      ぎ

    甘き誘ひの開く口元         月

   ガルウイングのベンツの抱く朧月    槐

    野焼き帰りの貌の男等        尖

   花守と呼ばるるにまだ若すぎて     太

    戦を知らぬ長き髪の毛        り

   噴く汗にざくざくと行く羅生門     庵

    顎までずらすガーゼのマスク     子

二オ 大統領咳のはづみにポチッとな     羽

    「いいね」ひとつに怯む総書記    ぎ

   兄上と呼ばれ背筋を駆けるもの     月

    ろくろつ首の抜衣紋へと       槐

   折紙の余りに折紙の匂ひ        尖

    風やはらかく揺るるカーテン     太

   木洩れ日に窓といふ窓開け放ち     り

    三年生が吹くリコーダー       庵

   ありふれた写真を流れ出るボレロ    子

    裸足のままで走る国道        羽

   御百度のさなかに猿が乱入し      ぎ

    バッハ会長夢見るやうに       月

   聖火台に聖火こほらせ月のあを     槐

    皆がやさしく磨く猟銃        尖

二ウ 均等に切り分くることなら得意     太

    巴里から届く手紙数通        り

   黄砂降り不破写真館閉館す       庵

    蒲公英色の初代ビートル       子

   丸眼鏡拭いて悪役春惜しむ       羽

    やがて薬の効いてくる頃       ぎ

   身に着ける学校指定の網タイツ     月

    負けてばかりのジュースじやんけん  槐

   月もろき夜のプールに忍び込み     尖

    尾崎豊は友の後輩          太

   恐るべきアンチエージングの秘術    り

    ステンドグラスごしののどけさ    庵

   花ひとひら水のひかりへためらはず   子

    風炎の日の谷の泣き声        羽

三オ 誰ぞやの服の掛けある落し角      太

    鉄の掟と鋼の心           月

   母に憑くおキツネ様を燻し出し     庵

    以後千年は水を打つべし       尖

   さざれ石巌と為らずタピオカに     羽

    右に左にかはす急坂         り

   疎ましき求婚者たち髯の伸び      ぎ

    実習生の握るカミソリ        子

   かほの傷かくしつつゆく朝帰り     槐

    チャージ不足に開かぬ改札      太

   またしても取り残されて涼あらた    月

    運動会のピストルの音        庵

   月といふ響きは硬き天地に       尖

    ソイレントグリーンで乾杯      羽

三ウ 近未来小説よりも長生きす       り

    南柯の残夢蟻の巣に蟻        ぎ

   一人また一人と欠ける列にゐる     子

    ボーイズラブも老け専にして     槐

   親方に手とり教はるかんな掛け     太

    釘を使はず柱を組んで        月

   切妻の屋根の彼方に鳥帰る       庵

    穀雨の紙を選る鳩居堂        尖

   メーデーの月が綺麗ですね社長     羽

    元の名で呼ぶ酔ひの横丁       り

   竹輪麩がおでんにないと不機嫌に    ぎ

    念のため遠ざけるデンモク      子

   花の夜をKEEP OUTのテープの黄 槐

    駆除班を待つすゞめ蜂の巣      太

ナオ 風船を馬鹿正直に追跡す        月

    ハーポ・マルクス笑ひとまらず    庵

   現役のブラウン管の虹の痕       尖

    シルクロードの蛇に涙は       羽

   神々の民そしてまた神の民       り

    黄昏てゆくグローバリズム      ぎ

   いち早くユーチューバーになる詩人   子

    姿は見えず猫の鳴きたり       槐

   吸殻のあれよと貯まる駐車場      太

    六道辿り五衰するひと        月

   小雨降る午すぎの野に野菊咲く     庵

    ゆんゆと撓む蜻蛉の空        尖

   母さんは帰つて来ない昼の月      羽

    同級生の用を足す音         り

ナウ 焼却炉に雪は吹き込む燃え上がる    ぎ

    ひだり手ばかり失くす手袋      子

   ポケットにつきたるままのしつけ糸   槐

    何を買ふにも妻の見立てで      太

   納豆を練る速度にて世は流れ      月

    占星術師錬金術師          庵

   始まりの違ふ花ざかりの交差      尖

    チヨコレイトと響く永日       羽


起首:2020年 9月24日(木)

満尾:2020年10月28日(水)

捌き:ゆかり


2020年9月21日月曜日

六吟獅子吼 囮の鳥の巻

   日がうごく囮の鳥のかたむきに     トキ

    曼珠沙華咲く人の世の果て     ゆかり

   からすうり持つ迷ひ子に懐かれし    鯖男

    オルゴール鳴り続く有明      あんこ


   夏痩の野球評論家の語る        知昭

    パイナップルの芯の抜き方     れいこ

   どこまでも入れ子になつてゐるマスク   キ

    すぐ行かないと凍つちやふから     男


   終電に忘れてしまふズブロッカ      あ

    般若心経口ずさみたる         昭

   北斎の波かと思ふ伯母がゐて       れ

    オーロラとして転送さるる       キ

   松過ぎてモデムの音を夢に聞く      り

    二十年ほど笑つてすごし        男

   花冷の鎖骨に揺るるターコイズ      あ

    名残の雪のすぐ消ゆる白        昭

   たまごぼうろのふはとおぼろ夜      れ


起首:2020年 9月14日(月)

満尾:2020年 9月21日(月)

捌き:ゆかり

2020年8月26日水曜日

七吟歌仙 尾長来ての巻

   尾長来て人を見下ろす残暑かな    晶子

    誰も知らない色のなき風     ゆかり

   夕月の声はひゆうひゆう出づるらん  茱萸

    メタセコイアの湖の道        令

   遠雷に分別らしき犬の顔      小奈生

    ルーシー語るフェミニズム論    由季

ウ  神無月襖開ければオノ・ヨーコ    玉簾

    火をつけたのはあんたぢやないの   子

   吹き消せぬほどのらふそく立ち並び   り

    密に集ひて百物語          萸

   怖いもの見たさのやうに好きになり   令

    愛のかたちはアシンメトリー     生

   豆雛の並べられたる違ひ棚       季

    漆器に積もる黄砂払ひて       簾

   龍天に登り易げな雲に月        子

    首都高のごと蝌蚪の紐伸び      り

   廃線をたぐり寄せれば花の宴      萸

    記憶の底のペンギン村に       令

ナオ 飛躍的認知の歪みかもしれず      生

    階段下りるだまし絵の中       季

   トリッパのトマト煮のあるレストラン  簾

    諜報部員のグレーのコート      子

   解読に時間のかかる懸想文       り

    地層の奥の衣ずれを追ふ       萸

   根の国に通ずるための井戸替を     令

    蜘蛛の巣払ふ葬儀看板        生

   配達と掛持ちをするアルバイト     季

    遠回りしてこほろぎを聴く      簾

   ゆつくりと地球の昇る月の海      子

    億千万の曼珠沙華燃ゆ        り

ナウ 歌姫の生命線は長く伸び        萸

    母郷はるかに雪の山脈        令

   ほろ酔ひの温泉卓球ほどほどに     生

    弥勒菩薩の手首の角度        季

   猫の背に上着に連れて帰る花      簾

    あをあをと積む蓬餅の香       子


起首:2020年 8月10日(月)

満尾:2020年 8月26日(水)

捌き:ゆかり

2020年6月20日土曜日

七吟歌仙 恢復の巻

   恢復の友の笑顔や薔薇垣根      月犬

    髪の長さが及ぶ蜘蛛の囲     ゆかり

   潮の香と日暮が軒に満ちてきて    苑を

    そろりそろりと硯を洗ふ     らくだ

   有明はゆふべの夢の行き止まり   ゆらぎ

    案山子のシャツの破けたる襟    なな

ウ  美術室繁忙文化祭間近        なむ

    浮浪雲めく烟草のけむり       犬

   お代はりと桃井かおりの声色で     り

    豊葦原をいちにち歩く        を

   五本指ソックスどこも在庫なし     だ

    斎戒沐浴能面を打つ         ぎ

      だんだんと冬月硬くなつてゆき     な

    火鉢跨いだまんま動けず       む

   暗がりで魔女が煎じる惚れ薬      犬

    呪ひにも似て片思ひ濃し       り

   薄墨の花の吐息を漏らすらむ      を

    紙風船はたたまれてをり       だ

ナオ 逃げ水をキックボードで追ふ子ども   ぎ

    母の名前を繰り返し言ふ       な

   焼跡のかしこにしろきもの噴いて    む

    地獄の釜の蓋すこし開く       犬

   舌おほき男をずつと待つてゐる     り

    小劇場の浮かぶ宵闇         を

   スカウトの名刺もらひて有頂天     だ

    霙まじりの滝壺に入る        ぎ

   NTTドコモのスマホ解約し      な

    色鳥のあの一羽捨てます       む

   分校の窓白白と月あかり        犬

    どしどし集ふ夜寒のけもの      り

ナウ 吹けよ風呼べよ嵐と咆哮す       を

    テンポを決めるドラムスティック   だ

   半生は舟を持たないままに過ぎ     ぎ

    空を読む目にあをの滲みて      な

   地上波の涯をはらはら花の雨      む

    燕来る日のただいまのこゑ      犬


起首:2020年 6月 5日(金)

満尾:2020年 6月20日(土)

捌き:ゆかり

2020年4月15日水曜日

五吟歌仙 春分の巻

   春分の引き摺つて出す木馬かな     恵

    建替近き海棠の家        ゆかり

   さへづりの筑波山麓みたすらん    酔鳴

    杖をたよりに登る坂道       媚庵

   月あかり手紙の束のほどかれる    桐子

    霧を引き裂き山羊の鳴き声      恵

ウ  長き夜を銘々皿のたりなくて      り

    ゴディバのトリュフのせる舌先    鳴

   パンの会例会ひらく竜土軒       庵

    切断される赤い鉄骨         子

   飛び越えた火が褌に燃え移り      恵

    綺麗な涙色に鎮まる         り

   青年の貴種流離めく夏の月       鳴

    RPG今日はここまで        庵

   コメディアンの訃報ながれるツイッター 子

    不法滞在なう花莚          恵

   びびびびと進化してゐる残る鴨     り

    タワークレーン風焔に揺れ      鳴

ナオ メルカリに手塚治虫の初版本      庵

    やがて致死量超えるささやき     子

   紅茶葉のたつぷり開く雪の夜は     恵

    模様の違ふ脳の映像         り

   イスパニア式決闘を持ちかけて     鳴

    下がり続ける株式市況        庵

   パレードの虹ながれゆく大通り     子

    日焼けの染みのなかなか消えず    恵

   やや古きヘアカタログをぱらぱらと   り

    サラダ館より届く桃の実       鳴

   月光を浴びて見知らぬ町を行く     庵

    強さうな名の新酒一気に       子

ナウ ひらがなの滑りでてくる細き筆     恵

    朱も鮮やかに木漏れ日の下      り

   帆船の三声高き登檣礼         鳴

    書棚に古き旅行記探す        庵

   花の雨おでこを窓にくつつけて     子

    匂ひ豊かに開くはまぐり       恵


起首:2020年 3月20日(金)

満尾:2020年 4月15日(水)

捌き:ゆかり

2020年4月11日土曜日

六吟獅子吼 春夕焼の巻

何事があれど美し春夕焼       ふう

 落花の径を犬のじゃれあい    ゆかり

妹乗せて姉よふらここゆるり押せ    う

 都踊は山のあなたに        りゑ


逢いたいとぶんぶん飛んでやってくる 遊凪

 香水臭き駅前広場         西生

滴々と喫茶店主首傾げつつ   珈琲と俳句

 クレヨンで描く赤橋の川       凪


ひやおろし汲みかわそうぜ鬼の子と   ゑ

 関取好む甘いカフェオレ       句

三日月は東と西を間違えて       生

 蕪村の軸の鑑定をせん        う

どろどろと時劫の音の続きおり     り

 東尋坊も氷ってしまう        ゑ

無言でも目配せで買う宝くじ      凪

 コピ・ルアックを大盤振舞い     句

そして消ゆ雛人形も国境も       生


起首:2020年 4月 7日(火)

満尾:2020年 4月11日(土)

捌き:ゆかり

2020年2月26日水曜日

脇起し五吟歌仙 直線の巻

   直線を鱗と思ふ紀元節      ゆかりり

    鄙の入江の香る壺焼         聡

   うらうらと雲を欄間に刳りぬいて  ふもと

    僧侶と祖母の四方山話     瓦すずめ

   月影の沁みるばかりの大谷石      聡

    団栗太る城下公園          と

ウ  馬の目に遊ぶ炎のさやかなり   抹茶金魚

    風にはためく元カレの背     ゆかり

   駅前に恋のギターを弾き続け      め

    冬めく指に星影を生む        魚

   牛乳をこぼしてからの四畳半      り

    アッフォガードに溶ける短夜     聡

   辺獄の月の涼しさかくあらむ      と

    水晶玉の隠さるる地下        め

   空耳は昨日の息の青さして       魚

    卒業式の練習の午後         り

   花ふぶく吹奏楽の熄みしあとも     聡

    鱒いただけば斑のうつくしき     と

ナオ 安宿に鼻の大きな客ばかり       め

    秒針のなき時計の静止        魚

   電流を集め未来へ行き過ぎる      り

    無人カーではまだ人を轢く      聡

   吊るされた男のほかはみんな嘘     と

    夏雲が笑む選挙ポスター       め

   短夜の鏡の中の冷気美し        魚

    ハイレゾで聴くオンドマルトノ    り

   いつのまにスイングし居りすすきの穂  聡

    二百十日を前の買ひ出し       と

   浮浪児が柘榴を眠たげに齧る      め

    椅子を積み上げ飛ぶ後の月      魚

ナウ 歩くたびさざ波が消す下駄の跡     り

    スロージンでは失せぬおもかげ    聡

   きみの名できみを呼ぶたび遠くなる   と

    名残の雪に猫の尾は揺れ       め

   一塊のさざめきとして花の雲      魚

    海でつながる春の国々        り


起首:2020年 2月11日(火)

満尾:2020年 2月26日(水)

捌き:ゆかり


2020年2月20日木曜日

七吟歌仙 音階の巻

   音階の下りてゆきたる寒暮かな    あんこ

    左手が打つ底冷えの底       ゆかり

   島影のやうやう白む舷に      くらげを

    翼ふるはす名も知らぬ鳥       れい

   月めざし友とジョギングするコース   遊凪

    早稲の香ゆるく揺れ淀みをり      梓

ウ  円墳のやうに盛られし菊膾       陽子

    やはらかき目の誘ふ次の間       こ

   かたかたと百の端末動きをり       り

    順に奥より始まる脱皮         を

   新月の梔子の香と大麻の香        い

    結んだ髪の浴衣連れにて        凪

   ここへきて遺書がどうのと揉めてゐる   梓

    シルデナフィルを過剰摂取し      子

   冴返る山と思へば君の腹         こ

    うす霞みをる注連縄と垂        り

   花すでに此の世の崎を昏うして      を

    バスは走れり街に帰らむ        い

ナオ 見学は灘界隈の酒の蔵          凪

    するする喉を滑る蘭鋳         梓

   国芳の化け猫つひに出てきたり      子

    果てなく続く闇の板塀         こ

   べからずの鳥居とべしのおみくじと    り

    取替へてみんふた心もて        を

   男装の姫に恋する内侍たち        い

    佳人の園に響く鈴の音         凪

   野に萩はこぼれて重き日の残り      梓

    バーレッスンの手すり冷ややか     子

   林檎食む同じ口もて秘密告ぐ       こ

    昼月透ける鰯雲なり          り

ナウ 旅いつもつづきのやうに始まりて     を

    降りつむ雪に記憶蔵はる        い

   パソコンのメモリ容量拡大し       凪

    しやつくりのまま過ごす閏日      梓

   豊かなる胸を隠せし花ごろも       子

    春夕焼へ深くお辞儀を         こ


起首:2020年 1月24日(金)

満尾:2020年 2月20日(木)

捌き:ゆかり


2020年1月25日土曜日

不定期刊連句誌『みしみし』第四号、発売しました。

黄色と黒は連句のしるし、不定期刊連句誌『みしみし』第四号、1/24に発売しました。今回も豪華連衆です。

・七吟歌仙 自然薯の巻、韃靼人の巻、笹舟の巻
・その評釈
・連衆作品(ネットでは読めません。敬称略)…佐山哲郎、なかはられいこ、鴇田智哉、高橋洋子、田中槐、佐藤りえ、中嶋憲武、浅沼璞、西生ゆかり、西原天気、堺谷真人、冬泉、月野ぽぽな、岡田由季、斎藤秀雄、小林苑を、三島ゆかり
(歌仙には加えて、金井真紀、小津夜景も参加)

・浅沼璞『塗中録』を読む 三島ゆかり
・常設記事 連句骨子(三十六歌仙)

定価1000円。ご注文はみしみし舎officemisimisiアットgmail.comまで。

また、以下のお店で現物を手にとってからお求めになることができます。
札幌のがたんごとんさん、
早稲田の古書ソオダ水さん、
明大前の七月堂古書部さん、
下北沢の本屋B&Bさん、
松本の栞日さん、
梅田の蔦屋書店さん、
神戸元町の1003さん、
福岡の本のあるところ ajiroさん、
松山の本の轍さん。

よろしくお願いします。