花束の茎薄暗き虚子忌かな 小野あらた
かき氷味無き場所に行き当たる
嚙むたびに鯛焼きの餡漏れ出しぬ
大きめの犬に嗅がれる遅日かな
人文字の隣と話す残暑かな
鷹去つて双眼鏡のがらんどう
この人は正統派でめちゃくちゃうまいのではないでしょうか。どうでもいいようなことに目をつける着眼点がじつにある種の俳句的なのです。食べ物の句がやたら多いのはちょっとどうかとも思いますが…。
日脚伸び日脚伸子と名乗りけり ゆかり
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三島ゆかり俳句日記2.0
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