2009年1月3日土曜日

清澄庭園

 行く先も決めず初詣に行こうと思って家を出たのですが、着いたところは清澄庭園。ぜんぜん神社仏閣でない財閥系庭園というのもいいものです。はじめは豪商紀ノ国屋文左衛門の別邸、その後明治になって岩崎家の所有となったといいますから、そのへんの商売の神様よりご利益がありそうです。いえ、別にお参りに行ったのではなく、雪吊のある松をながめてぼんやりしたかっただけなのですけど。
 雪吊をよく見ると、下の方は枝に縄を直接結んでいるのではなく、竹竿をめぐらし、そこに縄を結んでいるのですね。上の方は支柱に結んであるのだし下も竹竿なので、雪吊の円錐状の縄はいっさい松に触れてなく、装飾用のダミーにしか見えません。雪の降らない東京だからそうなのか、雪国の雪吊もそうなのか、謎です。

冬園やまづ逆光の池を見む   ゆかり
雪吊の弦のふるへに風を知る

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