どの曲もモンポウならではの音数の少ない、減衰音の響きを生かした作品にふさわしい弾き方をしていて、まさに作曲家の頭の中で鳴っていたに違いないであろう音響となっています。ショパンの前奏曲(太田胃散のCMでも有名な曲)をテーマに12の変奏曲に仕立てた作品があるのですが、決して多くはない独特の音の付加によって、すっかりモンポウの世界に変貌してしまうさまは驚き以外のなにものでもありません。あろうことか第10変奏ではショパンの別の曲も登場しますが、そちらは聴いてのお楽しみということで。
凍星や書き遺されし減衰音 ゆかり
amazonのコメントからここに
返信削除辿り着きました。
コメントありがとうございます。こちらのブログ、およそ6年ぶりのコメントです。私もともとミゲル・リョベートによるすばらしいギター編のカタロニア民謡の数々が大好きだったのですが、あるとき整骨院でマッサージを受けていたら斬新なハーモニーの散りばめられた「聖母の御子」が聴こえてきて、院長に尋ねたところ熊本マリが演奏する「Cançons I Danses: III 」であることが分かり、この作曲家が好きになったのでした。
返信削除おめでとうございます。
返信削除やっとモンポウ記事を書きました。
takatakaさんのブログ、拝見しました。おそらくはギター音楽を軸にその周辺の民謡や歌曲に掘り下げていろいろ聴かれている方とお見受けしました。ヴィラ=ロボスの楽譜をどさっと委託されたのですか。すごいです。
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