掲示板で巻いていた歌仙が満尾。
藤棚という姉妹へ時々しっぽかな ねここ
夏近き半球 ゆかり
メーデーの帰りに背広新調などはやめて 銀河
大漁旗高々と ぐみ
スカートごとひよこゆっくり後の月 こ
空飛ぶ夜長二人乗りの我等 ゆ
ウ いつかは胡桃の中へ入ってゆくのか 令
ラビリンチュラは冬眠しつつ 七
片恋童話みたいなキャベツの森 こ
ひらひらと番う 河
唾液中年に告げる夏の言い訳 キヨヒロー
駱駝よ道がまっすぐ み
村長の案山子へ睨む出戻りのにおい ー
目玉焼きも爽やか 令
水に映える月を掻き取ってくると兄は言い 七
蛇がとぐろを巻いた朝 蘆汀
花の盛りに触れて鐘の響きは遠い彼方へ み
白居易と霞を食べた 河
ナオ 眠とうなったまた明日あめふらしの肘枕 あとり
恋人離婚に思う ー
接吻の刹那に指輪が煌めいた 汀
途方もなくザンジバル 令
お母さん人生は歩いて行くのですね ゆ
雲梯のすきまだらけ あ
呪術師となる最終講義は変身の章 七
空豆の日記と盲導犬 こ
崩れた石垣でけふ子燕が鳴いた 汀
天気予報の号外 あ
ひとつずつ冬満月が配られている狭庭 み
指先を濡らすような写真 ー
ナウ めまいは誰もいない浜辺より明るく 令
夢ならば判断して ゆ
戦争が丸くなったら人もフラフープ 河
春昼のリボンをほどく 七
花は明日空をゆくてのひらもう誰にもつかまらへんよ あ
みごもってこぐふらこゝ 汀
起首:2011年 5月 3日(火)
満尾:2011年 5月16日(月)
捌き:ゆかり
ねここ、キヨヒローは俳句自動生成ロボット
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