北川透『詩的レトリック入門』(思潮社、1993年)というたいへん魅力的な本があるのですが、ひとりで読んでいると永遠に読み終わりません。どなたか一緒に読んでくれませんか。で、一節ごとにインスパイアされたもので、ほぼ毎週ここで句会をやります。
この本、いまや古本でしか手に入らないのですね。目次ですが、こんな感じ。
Ⅰ レトリックの誘惑
Ⅱ 余白論の試み
Ⅲ 詩と散文のあいだで
Ⅳ 詩作品の<語り手>とは--詩・短歌・俳句における<私>
Ⅴ 詩的意味論の試み
Ⅵ 未知の像--詩的比喩論の試み
Ⅶ 反喩の構造--詩的仮構論の試み
Ⅷ 詩的境界について
Ⅸ 詩型論の試み
で、各章は3~7の節に細分化されています。例えばⅠ章なら
Ⅰ レトリックの誘惑
1 <思いつき>からはじめて
2 詩的レトリックは修辞ではない
3 違犯の関係が価値にかかわる
で、この節の単位で、逐語的な勉強会ではなく、句会として得たものを還元して行きたいなあ、という構想です。ひとりでもお付き合い頂ければ、さっそく始めます。
2012年4月14日土曜日
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