はらわたの生姜の白きやうな母 木枯二号
色鳥や忌日に濡らすやうな草
ゆふぞらの手毬に白き曼珠沙華
立ち読みに生姜を洗ふやうな糸
いなびかり忌日を白き丘の色
小鳥吸ひまぶたを死なず馬の父
手鏡の屏風に越えるやうな月
深井戸へ手毬に洗ふ野分かな
曼珠沙華屏風を越える針の北
らふそくにまぶたを紅き膝に袖
色鳥のところの歩く溺れ谷
埋葬やとろ火の濡らすやうな秋
余所見吸ひとろ火に白き盆へ朝
かんてきの柱を盆へ帰りけり
色鳥にこころなかばのところ行く
しろがねに忌日のやうな盆の雨
天井や忌日のやうな秋の北
色鳥に手毬に濤へちぢみけり
忌日焼き小鳥を白き鳥に嘘
針やまへ生姜に黒き昭和かな
算術や生姜の思ふ色の魚
埋葬や小鳥を帰るやうな影
をととひの小鳥を恋に入りけり
色鳥の柱のやうな山に胸
ふるさとや鱗をゆるす西の山
かんてきのかたちのやうな秋の嘘
魂へ野分に糸をつかみけり
まぶた吸ひ生姜を黒き死後へ顔
溺れ谷鏡に入る月へ草
算術の鱗のやうな秋に雨
夜寒行きひかりに眠る昼に糸
溺れ谷蜻蛉を死なず舌に翅
深井戸に屏風に盆を帰りけり
をととひに鏡のゆるすやうな盆
色鳥やざんばら髪を忌日行く
らふそくにとろ火を歩く蜻蛉かな
帝劇へ小鳥に熟るる溺れ谷
色鳥の昭和の昼につかむかな
算術にとろ火のやうな盆へこゑ
色鳥に鱗をゆるすオートバイ
生姜吸ひ忌日につかむ昼へ草
屏風焼きかたちのかへる月へ恋
おほぞらにこころなかばを蜻蛉食ふ
針やまに野分に死なず闇の昼
色鳥のかたちに洗ふやうな髪
色鳥の柱の鬼へ帰りけり
色鳥のざんばら髪をところ焼く
真夜中の盆をところのありにけり
魂の余所見を死なず曼珠沙華
おほぞらの夜寒の洗ふ柱かな
晩年のところを白き曼珠沙華
いなびかり柱につかむふちへ鳥
柱焼き小鳥の白き昼の雲
色鳥にところに熟るる柱かな
色鳥に屏風を黒き手毬かな
かんてきや手毬に洗ふ鬼へ盆
色鳥や柱の帰る夜に丘
蜻蛉吸ひ忌日に濡らす昼に北
捕虫網かたちの帰る秋にもの
柱吸ひ昭和をつかむ月へ馬
冷し桃ひかりの帰る西へわれ
野分行きとろ火をかへる胸の夜
戦前に小鳥に紅き嘘の恋
曼珠沙華かたちにたまる昼に魚
らふそくやこころなかばに小鳥食ふ
太陽やまぶたを眠る月の嘘
違ひ棚野分の紅き朝にもの
真夜中のかたちの洗ふ刑にふち
溺れ谷ところに歩く秋のこゑ
色鳥に忌日にたまるオートバイ
色鳥の忌日に思ふ魚の母
色鳥にかたちに西を帰りけり
ゆふぞらに生姜を黒き捕虫網
手毬行きかたちを濡らす盆へ死後
色鳥の忌日のやうな馬へ鬼
はらわたや余所見を白きふちへ恋
生姜行き柱につかむ糸に舌
魂や屏風の白き朝の月
色鳥の昭和の濤とちぢみけり
算術へ蜻蛉の袖と思ひけり
溺れ谷手毬をかへる翅へ月
色鳥のところのやうな馬の鳥
ゆふぞらに生姜を鬼といぢめけり
ふるさとにまぶたのやうな盆に死後
立ち読みへ夜寒の送る捕虫網
乱読に小鳥の洗ふ髪に馬
手鏡の盆に余所見のありにけり
手鏡に蜻蛉に濤を熟れにけり
冷し桃柱をたまる鳥へ膝
深井戸や昭和に送る髪へ月
天井へ鱗に盆をゆるしけり
捕虫網余所見に送る翅へ盆
戦前の月のひかりのありにけり
小鳥焼き忌日に帰るふちの馬
埋葬の夜寒の胸とちぢみけり
手毬吸ひ生姜のちぢむ丘に糸
色鳥にとろ火に死後へ入るかな
くちびるの蜻蛉を鳥に思ひけり
野分焼き鱗をつかむ恋の濤
蚯蚓鳴くまぶたに帰る膝へ雨
(俳句自動生成ロボット「木枯二号」による無編集無選択百句)
2009年10月25日日曜日
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