2006年4月1日土曜日

発句の発生

 変なタイトルですが、発句のみを鑑賞することは室町時代の宗祇(1421~1502)の頃にはすでに行われていて、『新撰菟玖波集』(1495)には発句の章があるということを知りました。が、それはそれとして、寛永年間に俳諧や発句が新しい階層にブレークしたというのも事実なのでしょう。『新撰菟玖波集』の方は、勅撰に準ずるとのことなので、かなり身分が高かったはずです。

花冷えを隔てて書架の並びをり ゆかり

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