戌年の用意二人で川へ行く 岡野泰輔
戌年という干支が絶妙に可笑しいです。いったい川で何をするというのか。
花冷えや脳の写真のはずかしく 岡野泰輔
ただの写真ではありますが、脳だけに人に知られたくない思いが写っているようで、はずかしいのでありましょう。「花冷え」がこれまた絶妙によいです。先生に「あなた、だいぶ俳句に冒されてますな」とか言われそう。
世の中に三月十日静かに来る 岡野泰輔
三月十日といえば、奉天陥落を祝した陸軍記念日を暗転させる東京大空襲の日だったわけですが、いまや三月十一日の前日に過ぎない状況になってしまいました。これから来る三月十日は、どんな日なのか。あの震災以降に作られた句なのか定かではないのですが、印象深い句です。
人日の右脳左脳のありどころ ゆかり
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