2022年7月8日金曜日

掲示板過去ログ119

 2015年 7月25日(土)11時45分40秒から2015年 8月15日(土)02時23分19秒まで。




旅支度の巻・評釈4  投稿者:ゆかり  投稿日:2015年 8月15日(土)02時23分19秒

   名残裏である。名残裏は暴れどころではなく、花の座を経て挙句に至る、姿勢を正した運びであるべきところであるが、「みしみし」にしては珍しく花の座の前まで暴走した。


    またも引つ越す吾は鯖雲       り

ナウ テレビには菊人形の大写し       庵


 引越先で多くの梱包がそのままの中、まずはテレビの据付と配線をしてスイッチを入れたときの画像には格別のものがある。


    もつてのほかを酒の肴に       七


 でもそれがなんだかとんでもないものだったのである。全体のバランスを考えれば、毅然と駄目出ししてもよかったのであるが、付句次第でどうにでもなると思い、次に託した。


   カラオケのマイクを磨く役どころ    河


 ところが、句の内容そのままにパスされてしまった。


    蟇も穴出る大ハウリング       む


 さすがなむさんというか、花の座の前で確信犯的に大パニックを発生させる。ほとんど「みしみし」破壊の命を受けた工作員のようである。言わずもがなであるが、ハウリングとはマイクを不注意にスピーカーに向けたときに発生する無限の増幅で、強いて文字にするなら、ぴいいいいいいいいい、という感じの音である。名残裏で普通やるか、という句を頂くのも「みしみし」である。


   天に満ち地に満ち花の息づかひ     み


 こういう場面で名句は現れる。短詩系用音韻解析ツール「おんいんくん」も以下のように絶賛する。


「にみち」「にみち」とたたみかけるリフレイン、母音による頭韻「い」「い」、子音による脚韻「ch」「ch」、母音による脚韻「い」「い」「い」があいまって、じつに美しい調べが感じられる。また、全体として極めて母音「い」が多いことによりどこか硬い印象があるといえよう。


 「おんいんくん」の気づかないところでは「天に満ち」(5音)「地に満ち」(4音)「花の」(3音)と一拍ずつ短くなって緊張を高めるリズムが最後に「息づかひ」(5音)で解放されるさまに、まさに「息づかひ」の機微を感じる。前句「ハウリング」の制御不能に対し、このような細やかさをもって花の座とするところがまさに付け合いの醍醐味ではないだろうか。

 ちなみに母音iの発音において顔面の筋肉は確かに緊張するが、だからといって「全体として極めて母音「い」が多いことによりどこか硬い印象があるといえよう」と言えるのか。はなはだ疑問である。


    霞開けば故郷の山河         恵


 前句「花の息づかひ」を霞と捉えて、それが開けたところに「故郷の山河」を見出だしている。このようにして発句の「旅支度」から「故郷」にたどり着いた万感の挙句である。  

 

 

旅支度の巻・評釈3  投稿者:ゆかり  投稿日:2015年 8月15日(土)00時21分3秒

   名残表である。


    島々渡る風は緑に          七

ナオ ステーキの皿をふちどる油虫      河


 なんともナンセンスな折立である。生きている油虫なのか、油虫の絵柄なのか。


    まざあ・ぐうすに紛れ込む歌     む


 そんなナンセンスな歌がマザー・グースに紛れ込んでいても不思議はない。ひらがな表記された「まざあ・ぐうす」は、いかにもいかがわしくなんでもありな感じがする。


   ドローンに運ばれみどり児は生まれ   み


 出生について親が幼い子にいういい加減な説明もいろいろな伝承があって、橋の下で拾われたとか、キャベツ畑で拾われたとか、ペリカンが運んできたとかあるわけだが、近未来においては「お前はドローンで運ばれてきたんだよ」なんていうのもあるのかも知れない。


    忍者屋敷を包む陽光         恵


 ここで時代を超えて忍者屋敷を持ってきたところがなんとも楽しい。


   巻物を広げ訪ねる高低差        り


 安易に『ブラタモリ』冒頭の「今回のお題は…」と言って出てくる巻物で付けている。


    壮年ランボー駱駝に乗って      庵


 高低差から二瘤駱駝の着想を得たのだろう。詩人ランボーはのちに武器商人としてアフリカに渡ったという。


   洪水のあとに始まる物語        七


 ランボーと言えば、『イリュミナシオン』の「大洪水の後」である。


    こは恐竜の顎の骨かと        河


 余談めくがウィキペディアによれば、更新世の旧称・洪積世について以下の説明がある。「洪積世の名は地質学に時期区分が導入された17世紀にこの時代の地層がノアの洪水の反映と信じられたことによる。現在では神話に結びつけることは望ましくないため、この区分名は使われなくなった。」


   マリちゃんを挟んでパフをハモります  む


 往年のPP&Mのヒット・ナンバーで「パフ」という不思議な竜の歌がある。本家のMはマリー・トラバースであるが、「マリちゃん」というのが下心丸見えの即席学園祭バンドっぽい。


    五番街にて空似追ひたり       み


 ペドロ・アンド・カプリシャスのヒット曲「五番街のマリー」で付ける。どんな暮らしをしているのか見るように頼まれたのだが、空似しか見つからず任務を遂行できなかったようである。


   メロンパンひとつ置かれし月の膳    恵


 「秋空やあつぱれなメロンパンひとつ 麻里伊」を知らない人には、どうしてここでメロンパンが出てくるのか分からないだろう。そういう意味ではずっとマリー・トラバースを引きずっていて打越にかかると言えなくもないのだが、結果としてぜんぜん違う世界に行っているのでよしとした。さらに全体を見回すと、食べ物がひとつあるだけという提示の仕方が発句「旅支度終へて真黒きバナナかな」とも通じるのだが、委細構わぬこととする。


    またも引つ越す吾は鯖雲       り


 発句が旅支度だったのに対し、ここでは引越とした。秋の空のように気まぐれに引越を繰り返す性癖とした。  

旅支度の巻・評釈2  投稿者:ゆかり  投稿日:2015年 8月14日(金)17時13分36秒

   初折裏である。


    指にじませて秋茱萸を食む     なむ

ウ  修行僧弥勒菩薩に見つめられ     ぐみ


 秋茱萸を食んだのは断食中の修行僧であった。弥勒菩薩の前でその胸中やいかに。


    微熱繰り出す薄きくちびる      恵


 恋の座の位置である。読みようによっては弥勒菩薩と恋に落ちたようにも読める書き方となっている。


   歌姫に芸の肥やしのふたつみつ     り


 冷淡なくちびるの薄い男にもてあそばれた歌姫が、その過去をネタとして芸能界にしぶとく生き残っている。


    独楽が刀の刃を渡り行く       庵


 人の世の人気など所詮、刀の刃を渡り行く独楽のようなもので、いつかは終わりが来る。


   蜘蛛の囲の掛けられてゐる朝帰り    七


 前句の綱渡りのようなスリルと蜘蛛の囲が響き合う。言外に妻の怒りが爆発寸前である様子が伺い知れる。「朝帰り」は打越までの恋の座に戻っているような気がしないでもないが、面白いので許す。


    水栓漏るるおふくろの家       河


 「いやあ、おふくろん家で水道が壊れちゃってさあ、夜中に業者呼んで大変だったんだよ」と切り出すことにした。もちろん真っ赤な嘘で実家には寄っていない。ただの朝帰りである。


   冥王に五つ月あり凍ててをり      む


 嘘をつくと閻魔様に舌を抜かれるわけだが、実際の冥王星では釜が煮え立っているのではなく、月が5個ある厳寒の世界である。このあたり、無人探査機ニュー・ホライズンのニュースも取り込んで巧みな付けである。


    面壁九年因縁解脱          み


 厳寒の世界から達磨大師の苦行を付けた。ところで一巡前は「修行僧弥勒菩薩に見つめられ」だし、なむ住職からインスパイアされるものがあるのかも知れない。


   淡雪を舌に受くるも直ぐに飽き     恵


 打越が「凍ててをり」なので、別の座なら駄目出しされているかも知れない。ここ「みしみし」では同じ世界に堂々めぐりしない限り、字句のレベルでは委細構わず進行する。


    卒業式なき卒業アルバム       り


 卒業アルバムは卒業式の日に配られるので、卒業式の写真は載っていない。


   坊ちやんとマドンナと見る花盛り    庵


 手許に文献がないのだが、wikipediaによれば、卒業後8日目、母校の校長の誘いに「行きましょうと即席に返事をした」とあり、また、坊っちゃんの教師生活は、1か月間ほどにすぎなかった、ともある。その間に蚊帳の中にイナゴを入れられたりもするので、当時は秋から学年が始まっていたのか。だとすると、「坊ちやんとマドンナと見る花盛り」は離職後のできごととなる。


    島々渡る風は緑に          七


 なにかと人事句ばかりになりがちな一巻で、このような叙景句が挿入されるとほんとにありがたい。


 

旅支度の巻・評釈1  投稿者:ゆかり  投稿日:2015年 8月13日(木)23時31分44秒

   いつものように捌き人の逡巡メモです。


   旅支度終へて真黒きバナナかな     恵


 発句は近恵の既成作品で、『炎環新鋭叢書シリーズ5 きざし』(ふらんす堂、2011年)所収。もうひとつ「一房の一気に黒くなるバナナ」という句もあり、作者が「黒いバナナの女王」と異名をとる所以のものである。


    しづかにうなる金魚の水槽    ゆかり


 もうひとつ気がかりなもので脇を付けた。旅中、金魚の餌はどうするのだろう。色の対比も意識した。


   町角にポストも煙草屋もなくて    媚庵


 第三のセオリーどおり発句と脇の日常世界から飛躍し、うらさびしい旅先を詠んでいる。


    暑さの残る射的場跡         七


 かつての賑わいを彷彿させながら、残暑の温泉街を詠んでいる。


   望月の翳の起伏に尾根裾野      銀河


 月の座であるが、高細密カメラで月の地形を捉えた趣となっている。発句からずっと人事句が続いてしまったため、一風変わった月の座となった。


    指にじませて秋茱萸を食む     なむ


 翻って地上の尾根裾野では、という付け方になっている。人事句に戻っているとも言えるが、かといって打越に障るわけでもないので、次句以降の流れにゆだねるものとする。  

ううむ  投稿者:ゆかり  投稿日:2015年 8月13日(木)14時33分10秒

  世の中には「渚のシンドバッド」が踊れる人間と踊れない人間しかいないとしたら、七さんは前者ですね。  

祝☆満尾☆☆☆  投稿者:七  投稿日:2015年 8月13日(木)10時33分42秒

  猛暑の中の長い旅!ゆかり様、連衆の皆様の無事な帰還、おめでとうございます。

洪水のあとからどうなることやらと思いましたが、したたかな蕩児たちは霞を喰らいながらもそれぞれの古里にたどり着いたようで、まんずまんずめでたや~ ♪


ぐみさんの、一面花筏に舟を浮かべて一杯なんてのも、いいかも~♪


私ピンクのサウスポ-♪

きりきり舞いよきりきり舞いよ♪

魔球は魔球は ハリケ~ン♪


だったね(@_@)♪  

少しまじめな質問。  投稿者:銀河  投稿日:2015年 8月13日(木)01時05分36秒

  中身はなかなか濃いものがあり変化もありおもしろかったですが、私も含めて漢字がおおすぎたなあ、と思いませんか・きゅうくつな気がしました。


流れがいいと思ったのは、ウラ後半から名残オモテ前半のあたり、です。  

魔球  投稿者:ゆかり  投稿日:2015年 8月13日(木)00時59分41秒

  投手の頭上、やや向かって右にあります。

常識的には向かって左を探すと思うのですが、強烈なシュート回転を伴っているのかも知れません。  

おそれいります。  投稿者:銀河  投稿日:2015年 8月10日(月)22時24分31秒

  いったきりになるのかな、と思っていたのですが、やはり、蕩児は帰還するもの・・。ですね。


ところでこの花筏の写真、素晴らしいです。

魔球はさいしょからないのでは?見つけられない。  

そうそう  投稿者:ゆかり  投稿日:2015年 8月10日(月)17時53分59秒

  銀河さん、なるほど「水栓漏るるおふくろの家」=「生まれ在所を忍び笠」なのですね。♪やだねったら、やだね~

銀河さんは白土三平から氷川きよしまでおよそ日本文化というものを広域的にカバーしているのですね。すばらしい。


ぐみさん、ではお返しに消える魔球を。


 

満尾お祝い  投稿者:ぐみ  投稿日:2015年 8月10日(月)15時35分35秒

  おめでとうございます。たいへんな猛暑、お案じ申し上げて居りました。

お祝いに、川かお堀か、一面の花筏の写真をお送りいたします。


 

滿尾おめでとうございます  投稿者:銀河  投稿日:2015年 8月10日(月)15時14分33秒

  この旅人は、「箱根八里の半次郎」のように途中で一時帰還してまた出かけていまして、その起伏がおもしろかったです。


https://www.youtube.com/watch?v=F1dNRVNWs8E

 

旅支度  投稿者:ゆかり  投稿日:2015年 8月10日(月)12時35分16秒 編集済

  はい、ありがとうございます。


    七吟歌仙・旅支度の巻


   旅支度終へて真黒きバナナかな     恵

    しづかにうなる金魚の水槽    ゆかり

   町角にポストも煙草屋もなくて    媚庵

    暑さの残る射的場跡         七

   望月の翳の起伏に尾根裾野      銀河

    指にじませて秋茱萸を食む     なむ

ウ  修行僧弥勒菩薩に見つめられ     ぐみ

    微熱繰り出す薄きくちびる      恵

   歌姫に芸の肥やしのふたつみつ     り

    独楽が刀の刃を渡り行く       庵

   蜘蛛の囲の掛けられてゐる朝帰り    七

    水栓漏るるおふくろの家       河

   冥王に五つ月あり凍ててをり      む

    面壁九年因縁解脱          み

   淡雪を舌に受くるも直ぐに飽き     恵

    卒業式なき卒業アルバム       り

   坊ちやんとマドンナと見る花盛り    庵

    島々渡る風は緑に          七

ナオ ステーキの皿をふちどる油虫      河

    まざあ・ぐうすに紛れ込む歌     む

   ドローンに運ばれみどり児は生まれ   み

    忍者屋敷を包む陽光         恵

   巻物を広げ訪ねる高低差        り

    壮年ランボー駱駝に乗って      庵

   洪水のあとに始まる物語        七

    こは恐竜の顎の骨かと        河

   マリちゃんを挟んでパフをハモります  む

    五番街にて空似追ひたり       み

   メロンパンひとつ置かれし月の膳    恵

    またも引つ越す吾は鯖雲       り

ナウ テレビには菊人形の大写し       庵

    もつてのほかを酒の肴に       七

   カラオケのマイクを磨く役どころ    河

    蟇も穴出る大ハウリング       む

   天に満ち地に満ち花の息づかひ     み

    霞開けば故郷の山河         恵


起首:2015年 6月27日(土)

満尾:2015年 8月10日(月)

捌き:ゆかり


 これにて満尾とします。旅支度を終えてから故郷の山河にたどり着くまでに、ずいぶんいろいろありましたね。連衆のみなさん、ありがとうございました。しばしご歓談下さい。  

旅支度  投稿者:恵  投稿日:2015年 8月10日(月)07時56分32秒

     カラオケのマイクを磨く役どころ    河

    蟇も穴出る大ハウリング       む

   天に満ち地に満ち花の息づかひ     み


    霞開けば故郷の山河         恵


ううう、いかがでしょうか。  

ううむ  投稿者:ゆかり  投稿日:2015年 8月 9日(日)11時38分29秒

  春の句でお願いします。  

旅支度  投稿者:恵  投稿日:2015年 8月 9日(日)11時06分0秒

     カラオケのマイクを磨く役どころ    河

    蟇も穴出る大ハウリング       む

   天に満ち地に満ち花の息づかひ     み


    どこまでも行く蒸気機関車      恵


いかがでしょうか。格調という言葉を拡張しすぎましたか。


    

旅支度  投稿者:ゆかり  投稿日:2015年 8月 7日(金)19時16分6秒

  流石ぐみさんです。一句目をちょっとだけ変えて頂きます。


   旅支度終へて真黒きバナナかな     恵

    しづかにうなる金魚の水槽    ゆかり

   町角にポストも煙草屋もなくて    媚庵

    暑さの残る射的場跡         七

   望月の翳の起伏に尾根裾野      銀河

    指にじませて秋茱萸を食む     なむ

ウ  修行僧弥勒菩薩に見つめられ     ぐみ

    微熱繰り出す薄きくちびる      恵

   歌姫に芸の肥やしのふたつみつ     り

    独楽が刀の刃を渡り行く       庵

   蜘蛛の囲の掛けられてゐる朝帰り    七

    水栓漏るるおふくろの家       河

   冥王に五つ月あり凍ててをり      む

    面壁九年因縁解脱          み

   淡雪を舌に受くるも直ぐに飽き     恵

    卒業式なき卒業アルバム       り

   坊ちやんとマドンナと見る花盛り    庵

    島々渡る風は緑に          七

ナオ ステーキの皿をふちどる油虫      河

    まざあ・ぐうすに紛れ込む歌     む

   ドローンに運ばれみどり児は生まれ   み

    忍者屋敷を包む陽光         恵

   巻物を広げ訪ねる高低差        り

    壮年ランボー駱駝に乗って      庵

   洪水のあとに始まる物語        七

    こは恐竜の顎の骨かと        河

   マリちゃんを挟んでパフをハモります  む

    五番街にて空似追ひたり       み

   メロンパンひとつ置かれし月の膳    恵

    またも引つ越す吾は鯖雲       り

ナウ テレビには菊人形の大写し       庵

    もつてのほかを酒の肴に       七

   カラオケのマイクを磨く役どころ    河

    蟇も穴出る大ハウリング       む

   天に満ち地に満ち花の息づかひ     み


 おんいんくんにも「てんにみち ちにみち はなの いきづかい」で意見を聞いてみましょう。


 「にみち」「にみち」とたたみかけるリフレイン、母音による頭韻「い」「い」、子音による脚韻「ch」「ch」、母音による脚韻「い」「い」「い」があいまって、じつに美しい調べが感じられる。また、全体として極めて母音「い」が多いことによりどこか硬い印象があるといえよう。


だそうです。


 恵さん、格調高い挙句をお願いします。


 

旅支度  投稿者:ぐみ  投稿日:2015年 8月 7日(金)16時39分2秒

        カラオケのマイクを磨く役どころ    河

    蟇も穴出る大ハウリング       む



   天に満つ地に満つ花の息づかひ     み


   ひたすらに無音奏でる花吹雪      み


   ぼんぼりの影に集ひぬ花筏       み


       いかがでしょうか、 お捌きください。

       私は、筆不精でして。頼りの無いのは無事の証拠とか。  

旅支度  投稿者:ゆかり  投稿日:2015年 8月 7日(金)12時09分31秒

  ぐみさん、格調高い花の座をお願いします。こうなってしまっては、ぐみさんだけが頼りです。  

旅支度。  投稿者:なむ。  投稿日:2015年 8月 7日(金)11時44分19秒

     旅支度終へて真黒きバナナかな     恵

    しづかにうなる金魚の水槽    ゆかり

   町角にポストも煙草屋もなくて    媚庵

    暑さの残る射的場跡         七

   望月の翳の起伏に尾根裾野      銀河

    指にじませて秋茱萸を食む     なむ

ウ  修行僧弥勒菩薩に見つめられ     ぐみ

    微熱繰り出す薄きくちびる      恵

   歌姫に芸の肥やしのふたつみつ     り

    独楽が刀の刃を渡り行く       庵

   蜘蛛の囲の掛けられてゐる朝帰り    七

    水栓漏るるおふくろの家       河

   冥王に五つ月あり凍ててをり      む

    面壁九年因縁解脱          み

   淡雪を舌に受くるも直ぐに飽き     恵

    卒業式なき卒業アルバム       り

   坊ちやんとマドンナと見る花盛り    庵

    島々渡る風は緑に          七

ナオ ステーキの皿をふちどる油虫      河

    まざあ・ぐうすに紛れ込む歌     む

   ドローンに運ばれみどり児は生まれ   み

    忍者屋敷を包む陽光         恵

   巻物を広げ訪ねる高低差        り

    壮年ランボー駱駝に乗って      庵

   洪水のあとに始まる物語        七

    こは恐竜の顎の骨かと        河

   マリちゃんを挟んでパフをハモります  む

    五番街にて空似追ひたり       み

   メロンパンひとつ置かれし月の膳    恵

    またも引つ越す吾は鯖雲       り

ナウ テレビには菊人形の大写し       庵

    もつてのほかを酒の肴に       七

   カラオケのマイクを磨く役どころ    河

    蟇も穴出る大ハウリング       む


お捌きを。。。(^_^;)


 

旅支度  投稿者:ゆかり  投稿日:2015年 8月 6日(木)14時06分32秒

   ううむ。二句目を頂きます。


   旅支度終へて真黒きバナナかな     恵

    しづかにうなる金魚の水槽    ゆかり

   町角にポストも煙草屋もなくて    媚庵

    暑さの残る射的場跡         七

   望月の翳の起伏に尾根裾野      銀河

    指にじませて秋茱萸を食む     なむ

ウ  修行僧弥勒菩薩に見つめられ     ぐみ

    微熱繰り出す薄きくちびる      恵

   歌姫に芸の肥やしのふたつみつ     り

    独楽が刀の刃を渡り行く       庵

   蜘蛛の囲の掛けられてゐる朝帰り    七

    水栓漏るるおふくろの家       河

   冥王に五つ月あり凍ててをり      む

    面壁九年因縁解脱          み

   淡雪を舌に受くるも直ぐに飽き     恵

    卒業式なき卒業アルバム       り

   坊ちやんとマドンナと見る花盛り    庵

    島々渡る風は緑に          七

ナオ ステーキの皿をふちどる油虫      河

    まざあ・ぐうすに紛れ込む歌     む

   ドローンに運ばれみどり児は生まれ   み

    忍者屋敷を包む陽光         恵

   巻物を広げ訪ねる高低差        り

    壮年ランボー駱駝に乗って      庵

   洪水のあとに始まる物語        七

    こは恐竜の顎の骨かと        河

   マリちゃんを挟んでパフをハモります  む

    五番街にて空似追ひたり       み

   メロンパンひとつ置かれし月の膳    恵

    またも引つ越す吾は鯖雲       り

ナウ テレビには菊人形の大写し       庵

    もつてのほかを酒の肴に       七

   カラオケのマイクを磨く役どころ    河


 なむさん、春の句をお願いします。

 

旅支度  投稿者:銀河  投稿日:2015年 8月 6日(木)01時23分19秒

  事態の収拾、でしたら、こういう時には動かないのが一番ですが、うごかない菊人形いるから、こまったな。今のところ、こういう知恵しか浮かびません、もっと考えましょうか?


 しずしずと式典すすむ事もなく   河

 カラオケのマイクを磨く役どころ  河

   

旅支度  投稿者:ゆかり  投稿日:2015年 8月 5日(水)23時15分32秒

   ううむ、名残裏なのですからもうすこしクールダウンして欲しかったのですが、一句目を頂きます。


   旅支度終へて真黒きバナナかな     恵

    しづかにうなる金魚の水槽    ゆかり

   町角にポストも煙草屋もなくて    媚庵

    暑さの残る射的場跡         七

   望月の翳の起伏に尾根裾野      銀河

    指にじませて秋茱萸を食む     なむ

ウ  修行僧弥勒菩薩に見つめられ     ぐみ

    微熱繰り出す薄きくちびる      恵

   歌姫に芸の肥やしのふたつみつ     り

    独楽が刀の刃を渡り行く       庵

   蜘蛛の囲の掛けられてゐる朝帰り    七

    水栓漏るるおふくろの家       河

   冥王に五つ月あり凍ててをり      む

    面壁九年因縁解脱          み

   淡雪を舌に受くるも直ぐに飽き     恵

    卒業式なき卒業アルバム       り

   坊ちやんとマドンナと見る花盛り    庵

    島々渡る風は緑に          七

ナオ ステーキの皿をふちどる油虫      河

    まざあ・ぐうすに紛れ込む歌     む

   ドローンに運ばれみどり児は生まれ   み

    忍者屋敷を包む陽光         恵

   巻物を広げ訪ねる高低差        り

    壮年ランボー駱駝に乗って      庵

   洪水のあとに始まる物語        七

    こは恐竜の顎の骨かと        河

   マリちゃんを挟んでパフをハモります  む

    五番街にて空似追ひたり       み

   メロンパンひとつ置かれし月の膳    恵

    またも引つ越す吾は鯖雲       り

ナウ テレビには菊人形の大写し       庵

    もつてのほかを酒の肴に       七


 銀河さん、事態の収拾を図って下さい。


 

旅支度  投稿者:七  投稿日:2015年 8月 5日(水)22時29分47秒

      またも引つ越す吾は鯖雲       り

ナウ テレビには菊人形の大写し       庵


もってのほかを酒の肴に    七

語るは涙聞くはお笑い     々

事件現場はお隣の家      々


どうでしょうか・・よろしくお願いします。

 

旅支度  投稿者:ゆかり  投稿日:2015年 8月 4日(火)21時55分44秒

   そうですね、打越が「月の膳」で「虫の宿」だと同型になってしまうので、二句目を頂くことにします。


   旅支度終へて真黒きバナナかな     恵

    しづかにうなる金魚の水槽    ゆかり

   町角にポストも煙草屋もなくて    媚庵

    暑さの残る射的場跡         七

   望月の翳の起伏に尾根裾野      銀河

    指にじませて秋茱萸を食む     なむ

ウ  修行僧弥勒菩薩に見つめられ     ぐみ

    微熱繰り出す薄きくちびる      恵

   歌姫に芸の肥やしのふたつみつ     り

    独楽が刀の刃を渡り行く       庵

   蜘蛛の囲の掛けられてゐる朝帰り    七

    水栓漏るるおふくろの家       河

   冥王に五つ月あり凍ててをり      む

    面壁九年因縁解脱          み

   淡雪を舌に受くるも直ぐに飽き     恵

    卒業式なき卒業アルバム       り

   坊ちやんとマドンナと見る花盛り    庵

    島々渡る風は緑に          七

ナオ ステーキの皿をふちどる油虫      河

    まざあ・ぐうすに紛れ込む歌     む

   ドローンに運ばれみどり児は生まれ   み

    忍者屋敷を包む陽光         恵

   巻物を広げ訪ねる高低差        り

    壮年ランボー駱駝に乗って      庵

   洪水のあとに始まる物語        七

    こは恐竜の顎の骨かと        河

   マリちゃんを挟んでパフをハモります  む

    五番街にて空似追ひたり       み

   メロンパンひとつ置かれし月の膳    恵

    またも引つ越す吾は鯖雲       り

ナウ テレビには菊人形の大写し       庵


 七さん、秋を離れてお願いします。  

旅支度  投稿者:媚庵  投稿日:2015年 8月 4日(火)20時01分19秒

      メロンパンひとつ置かれし月の膳    恵

    またも引つ越す吾は鯖雲       り



    つけペンをインクに浸し虫の宿    庵

    テレビには菊人形の大写し      庵


いかがでありましょうか。お捌きください。

 

再考します  投稿者:媚庵  投稿日:2015年 8月 4日(火)07時16分18秒

  そうですね。

再考いたします。しばらくお待ちください。  

そうですね  投稿者:ゆかり  投稿日:2015年 8月 3日(月)22時53分3秒

   媚庵さん、俳人や歌人を詠むとどうもいやみったらしくなるので、別の発想でお願いできますか。あと、連句だと花の座というものがありますので、秋の句で「花野」を詠まない方がよいかと思います。  

旅支度  投稿者:媚庵  投稿日:2015年 8月 3日(月)08時33分39秒

      メロンパンひとつ置かれし月の膳    恵

    またも引つ越す吾は鯖雲       り


    遊俳も業俳もこの大花野        庵

    秋風に三夕の歌暗唱し         庵


いかがでしょうか。お捌きください。



 

旅支度  投稿者:ゆかり  投稿日:2015年 8月 1日(土)14時52分28秒

     旅支度終へて真黒きバナナかな     恵

    しづかにうなる金魚の水槽    ゆかり

   町角にポストも煙草屋もなくて    媚庵

    暑さの残る射的場跡         七

   望月の翳の起伏に尾根裾野      銀河

    指にじませて秋茱萸を食む     なむ

ウ  修行僧弥勒菩薩に見つめられ     ぐみ

    微熱繰り出す薄きくちびる      恵

   歌姫に芸の肥やしのふたつみつ     り

    独楽が刀の刃を渡り行く       庵

   蜘蛛の囲の掛けられてゐる朝帰り    七

    水栓漏るるおふくろの家       河

   冥王に五つ月あり凍ててをり      む

    面壁九年因縁解脱          み

   淡雪を舌に受くるも直ぐに飽き     恵

    卒業式なき卒業アルバム       り

   坊ちやんとマドンナと見る花盛り    庵

    島々渡る風は緑に          七

ナオ ステーキの皿をふちどる油虫      河

    まざあ・ぐうすに紛れ込む歌     む

   ドローンに運ばれみどり児は生まれ   み

    忍者屋敷を包む陽光         恵

   巻物を広げ訪ねる高低差        り

    壮年ランボー駱駝に乗って      庵

   洪水のあとに始まる物語        七

    こは恐竜の顎の骨かと        河

   マリちゃんを挟んでパフをハモります  む

    五番街にて空似追ひたり       み

   メロンパンひとつ置かれし月の膳    恵

    またも引つ越す吾は鯖雲       り

ナウ


 媚庵さん、たいへんお待たせ致しました。名残裏です。しゅるしゅるとしらふに返り、秋の句を続けて下さい。

 

旅支度  投稿者:恵  投稿日:2015年 7月29日(水)04時40分55秒

  メロンパンひとつ置かれし月の膳        恵


お捌きください。  

分かりました。  投稿者:ゆかり  投稿日:2015年 7月27日(月)20時01分11秒

   「にて」なら倒置も意味がなくなるので、ストレートにします。


   旅支度終へて真黒きバナナかな     恵

    しづかにうなる金魚の水槽    ゆかり

   町角にポストも煙草屋もなくて    媚庵

    暑さの残る射的場跡         七

   望月の翳の起伏に尾根裾野      銀河

    指にじませて秋茱萸を食む     なむ

ウ  修行僧弥勒菩薩に見つめられ     ぐみ

    微熱繰り出す薄きくちびる      恵

   歌姫に芸の肥やしのふたつみつ     り

    独楽が刀の刃を渡り行く       庵

   蜘蛛の囲の掛けられてゐる朝帰り    七

    水栓漏るるおふくろの家       河

   冥王に五つ月あり凍ててをり      む

    面壁九年因縁解脱          み

   淡雪を舌に受くるも直ぐに飽き     恵

    卒業式なき卒業アルバム       り

   坊ちやんとマドンナと見る花盛り    庵

    島々渡る風は緑に          七

ナオ ステーキの皿をふちどる油虫      河

    まざあ・ぐうすに紛れ込む歌     む

   ドローンに運ばれみどり児は生まれ   み

    忍者屋敷を包む陽光         恵

   巻物を広げ訪ねる高低差        り

    壮年ランボー駱駝に乗って      庵

   洪水のあとに始まる物語        七

    こは恐竜の顎の骨かと        河

   マリちゃんを挟んでパフをハモります  む

    五番街にて空似追ひたり       み


 恵さん、月の座です。  

そうでした。  投稿者:ぐみ  投稿日:2015年 7月27日(月)19時39分18秒

  阿久 悠作詞に沿えば五番街にて でしょうね。 訂正お願いできますか?  

そうですね  投稿者:ゆかり  投稿日:2015年 7月27日(月)19時12分2秒

  ぐみさん、ただの倒置で切れの機能はないので、原案通り「空似追ひたり五番街角」で頂きます。もし気にするなら、そこじゃなくて最後の「角」でしょう。引用元を知っている人なら「五番街かど」と読めるわけですが、「街角」という別の単語が主張を始めています。二音あれば「にて」とか「まで」とか「から」とか、もっといろいろできます。  

旅支度  投稿者:ぐみ  投稿日:2015年 7月27日(月)15時53分17秒

  切れないために


 空似追ひしは がいいでしょうか。


 空似追ひしは五番街角   み  

おさばきさま  投稿者:ぐみ  投稿日:2015年 7月27日(月)14時29分30秒

    空似追ひたり五番街角   み


  空似追ひたり は 追ひけり の方がよいでしょうか。  

おお  投稿者:ゆかり  投稿日:2015年 7月27日(月)10時23分45秒 編集済

  書き込みがすれ違ってしまいました。そちらのマリーさんに転移したのですね。

恵さん、お願いします。  

いえ  投稿者:ゆかり  投稿日:2015年 7月27日(月)10時20分34秒 編集済

  本家本元にはマリちゃんの借り物感がないので、恋にはならないのです。頼み込んでセーラー服のまま歌わせちゃった感じがよろしいのです。  

旅支度  投稿者:ぐみ  投稿日:2015年 7月27日(月)10時17分57秒

     こは恐竜の顎の骨かと         河

   マリちゃんを挟んでパフをハモります  む



   空似追ひたり五番街角         み

     

旅支度。  投稿者:なむ。  投稿日:2015年 7月27日(月)10時04分42秒

  もっとズバリは、これ。

https://www.youtube.com/watch?v=gOpzBoyvo2w  

旅支度  投稿者:ゆかり  投稿日:2015年 7月27日(月)09時14分9秒

  こんな感じですね。

https://youtu.be/K02Lh6RUjT8

ぐみさん、恋でお願いします。  

旅支度27。  投稿者:なむ。  投稿日:2015年 7月26日(日)23時30分32秒

     旅支度終へて真黒きバナナかな     恵

    しづかにうなる金魚の水槽    ゆかり

   町角にポストも煙草屋もなくて    媚庵

    暑さの残る射的場跡         七

   望月の翳の起伏に尾根裾野      銀河

    指にじませて秋茱萸を食む     なむ

ウ  修行僧弥勒菩薩に見つめられ     ぐみ

    微熱繰り出す薄きくちびる      恵

   歌姫に芸の肥やしのふたつみつ     り

    独楽が刀の刃を渡り行く       庵

   蜘蛛の囲の掛けられてゐる朝帰り    七

    水栓漏るるおふくろの家       河

   冥王に五つ月あり凍ててをり      む

    面壁九年因縁解脱          み

   淡雪を舌に受くるも直ぐに飽き     恵

    卒業式なき卒業アルバム       り

   坊ちやんとマドンナと見る花盛り    庵

    島々渡る風は緑に          七

ナオ ステーキの皿をふちどる油虫      河

    まざあ・ぐうすに紛れ込む歌     む

   ドローンに運ばれみどり児は生まれ   み

    忍者屋敷を包む陽光         恵

   巻物を広げ訪ねる高低差        り

    壮年ランボー駱駝に乗って      庵

   洪水のあとに始まる物語        七

    こは恐竜の顎の骨かと        河

   マリちゃんを挟んでパフをハモります  む


これ恋のつもり。。。

お裁きを。

 

旅支度  投稿者:ゆかり  投稿日:2015年 7月26日(日)22時40分10秒

   銀河さん、どうも。


   旅支度終へて真黒きバナナかな     恵

    しづかにうなる金魚の水槽    ゆかり

   町角にポストも煙草屋もなくて    媚庵

    暑さの残る射的場跡         七

   望月の翳の起伏に尾根裾野      銀河

    指にじませて秋茱萸を食む     なむ

ウ  修行僧弥勒菩薩に見つめられ     ぐみ

    微熱繰り出す薄きくちびる      恵

   歌姫に芸の肥やしのふたつみつ     り

    独楽が刀の刃を渡り行く       庵

   蜘蛛の囲の掛けられてゐる朝帰り    七

    水栓漏るるおふくろの家       河

   冥王に五つ月あり凍ててをり      む

    面壁九年因縁解脱          み

   淡雪を舌に受くるも直ぐに飽き     恵

    卒業式なき卒業アルバム       り

   坊ちやんとマドンナと見る花盛り    庵

    島々渡る風は緑に          七

ナオ ステーキの皿をふちどる油虫      河

    まざあ・ぐうすに紛れ込む歌     む

   ドローンに運ばれみどり児は生まれ   み

    忍者屋敷を包む陽光         恵

   巻物を広げ訪ねる高低差        り

    壮年ランボー駱駝に乗って      庵

   洪水のあとに始まる物語        七

    こは恐竜の顎の骨かと        河


 なむさん、お願いします。  

旅支度  投稿者:銀河  投稿日:2015年 7月26日(日)22時31分47秒

  はい大変です。


こは恐竜の顎の骨かと  河  

旅支度  投稿者:ゆかり  投稿日:2015年 7月26日(日)20時40分45秒

  おお! 身をかくしている宝石のかずかず。二句目を頂きます。


   旅支度終へて真黒きバナナかな     恵

    しづかにうなる金魚の水槽    ゆかり

   町角にポストも煙草屋もなくて    媚庵

    暑さの残る射的場跡         七

   望月の翳の起伏に尾根裾野      銀河

    指にじませて秋茱萸を食む     なむ

ウ  修行僧弥勒菩薩に見つめられ     ぐみ

    微熱繰り出す薄きくちびる      恵

   歌姫に芸の肥やしのふたつみつ     り

    独楽が刀の刃を渡り行く       庵

   蜘蛛の囲の掛けられてゐる朝帰り    七

    水栓漏るるおふくろの家       河

   冥王に五つ月あり凍ててをり      む

    面壁九年因縁解脱          み

   淡雪を舌に受くるも直ぐに飽き     恵

    卒業式なき卒業アルバム       り

   坊ちやんとマドンナと見る花盛り    庵

    島々渡る風は緑に          七

ナオ ステーキの皿をふちどる油虫      河

    まざあ・ぐうすに紛れ込む歌     む

   ドローンに運ばれみどり児は生まれ   み

    忍者屋敷を包む陽光         恵

   巻物を広げ訪ねる高低差        り

    壮年ランボー駱駝に乗って      庵

   洪水のあとに始まる物語        七


 銀河さん、お願いします。



 

旅支度  投稿者:七  投稿日:2015年 7月26日(日)18時53分20秒

  巻物を広げ訪ねる高低差        り

    壮年ランボー駱駝に乗って      庵


たれか呼ぶ声まぼろしか熱砂へと      七

洪水のあとに始まる物語          々


残酷暑!おみまいもうしますぅ・・お捌きくださいませ(@_@)  

旅支度  投稿者:ゆかり  投稿日:2015年 7月26日(日)00時42分23秒

  えええ、ぜんぜん知らなかったのですが、アルチュール・ランボーは1875年以後、兵士、翻訳家、武器商人などを転々とするのですね。ひえ~。


   旅支度終へて真黒きバナナかな     恵

    しづかにうなる金魚の水槽    ゆかり

   町角にポストも煙草屋もなくて    媚庵

    暑さの残る射的場跡         七

   望月の翳の起伏に尾根裾野      銀河

    指にじませて秋茱萸を食む     なむ

ウ  修行僧弥勒菩薩に見つめられ     ぐみ

    微熱繰り出す薄きくちびる      恵

   歌姫に芸の肥やしのふたつみつ     り

    独楽が刀の刃を渡り行く       庵

   蜘蛛の囲の掛けられてゐる朝帰り    七

    水栓漏るるおふくろの家       河

   冥王に五つ月あり凍ててをり      む

    面壁九年因縁解脱          み

   淡雪を舌に受くるも直ぐに飽き     恵

    卒業式なき卒業アルバム       り

   坊ちやんとマドンナと見る花盛り    庵

    島々渡る風は緑に          七

ナオ ステーキの皿をふちどる油虫      河

    まざあ・ぐうすに紛れ込む歌     む

   ドローンに運ばれみどり児は生まれ   み

    忍者屋敷を包む陽光         恵

   巻物を広げ訪ねる高低差        り

    壮年ランボー駱駝に乗って      庵


 七さん、大変な局面です。


 

旅支度  投稿者:媚庵  投稿日:2015年 7月25日(土)17時51分35秒

     ドローンに運ばれみどり児は生まれ   み

    忍者屋敷を包む陽光         恵

   巻物を広げ訪ねる高低差        り



    壮年ランボー駱駝に乗って      庵

    TPPに異論続出          庵


雰囲気のちがう二句ですが。お捌きください。  

旅支度  投稿者:ゆかり  投稿日:2015年 7月25日(土)12時43分48秒

   燦々と日の光が降り注ぐ忍者屋敷っていいですね。


   旅支度終へて真黒きバナナかな     恵

    しづかにうなる金魚の水槽    ゆかり

   町角にポストも煙草屋もなくて    媚庵

    暑さの残る射的場跡         七

   望月の翳の起伏に尾根裾野      銀河

    指にじませて秋茱萸を食む     なむ

ウ  修行僧弥勒菩薩に見つめられ     ぐみ

    微熱繰り出す薄きくちびる      恵

   歌姫に芸の肥やしのふたつみつ     り

    独楽が刀の刃を渡り行く       庵

   蜘蛛の囲の掛けられてゐる朝帰り    七

    水栓漏るるおふくろの家       河

   冥王に五つ月あり凍ててをり      む

    面壁九年因縁解脱          み

   淡雪を舌に受くるも直ぐに飽き     恵

    卒業式なき卒業アルバム       り

   坊ちやんとマドンナと見る花盛り    庵

    島々渡る風は緑に          七

ナオ ステーキの皿をふちどる油虫      河

    まざあ・ぐうすに紛れ込む歌     む

   ドローンに運ばれみどり児は生まれ   み

    忍者屋敷を包む陽光         恵

   巻物を広げ訪ねる高低差        り


 媚庵さん、よろしくお願いします。

 

旅支度  投稿者:恵  投稿日:2015年 7月25日(土)11時45分40秒

      まざあ・ぐうすに紛れ込む歌     む

   ドローンに運ばれみどり児は生まれ   み


    忍者屋敷を包む陽光         恵

    忍者河童と化す夜の雨


うーーーん、いかがでしょうか。お捌きください。



 


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