2022年7月8日金曜日

掲示板過去ログ132

 2016年 5月 5日(木)13時21分54秒から2016年 6月25日(土)07時09分49秒まで。




光栄です  投稿者:桃子  投稿日:2016年 6月25日(土)07時09分49秒

  ゆかりさん、お捌きありがとうございます。

確かに言われてみると今回鳥ばかり…。苦しむと鳥に走る習性があるんでしょうか。

なかなか気づかないものですね。

七さん、こちらでははじめまして!です。ボキャブラリーが豊富でらっしゃるので羨ましいです~

よろしくお願いします。

ソネット楽しいですね。続いていくかんじがやみつきになります。またぜひ参加させてください。  

 

 

数字繰り返しについては。  投稿者:銀河  投稿日:2016年 6月25日(土)02時25分39秒

  後の談話会で・・。また。(笑)  

ところで  投稿者:ゆかり  投稿日:2016年 6月25日(土)01時12分25秒

  桃子さんは鳥が好きなのでしょうか。第二連は「にはとり」だったし今回の案では「水鳥」「みみづく」…  

ソネット俳諧・奇麗な風の巻  投稿者:ゆかり  投稿日:2016年 6月24日(金)23時59分32秒

   七さんもありがとうございます。少し前に銀河さんが<発句が「六月を」と数字ではじまっていますので、つけ句の「一等」をなおします>と書かれておりましたが、別に数字でも構わないと思うし、前句「二股」に対し「三角巾」と付けるのも、意味的に「犬神家」を重く引きずらず、あらたに第四連を始めるにあたって気分が一新されていいのではないかと思います。


六月を奇麗な風の吹くことよ       子規

 青野の果てはあをき海原       ゆかり

天地を透明体のなにか行く         七

 ショパンの曲のやうにやさしき     銀河


にはとりを抱ける男と住み始め      桃子

 芸能記者に気をつける日々       媚庵

情報のやうに名残の雪降りて        り

 行方の知れぬ春の野の旅         七


水分(みくまり)をまもる川面の弓張は   河

 鏡がはりに立てかけし斧         子

二股を右へすすめば犬神家         庵


 三角巾を開くみみづく          子


 桃子さんは上がりとします。次は媚庵さんと七さんで冬の気分の花の座をお願いします。「花」の字は必ず入れて下さい。


 なお、連句では「正花」(しょうか)という伝統的に花の座で使っていいことばが決まっていますが、そういう知っている人が勝ちみたいなものは面白くないし、ソネット俳諧なのでこの際無視します。


 

四連一句目案  投稿者:七  投稿日:2016年 6月24日(金)22時11分46秒

  キ-ロック解除不可とオリオン

先祖は多分またぎの族

都市伝説の一つ狐火


なんだかわからないままですが、桃子さんに習って三句置いて見ました。

どうでしょうか。あ!桃子さま、こちらでは初めてでしたかしら?

よろしくお願いします。





 

どうも  投稿者:ゆかり  投稿日:2016年 6月24日(金)09時49分42秒

  桃子さん、ありがとうございます。七さんの句も出揃ったところで捌きます。  

一句目案です  投稿者:桃子  投稿日:2016年 6月24日(金)08時01分35秒

  雪の速度で散りし円陣

裏はハリボテ歩く水鳥

三角巾を開くみみずく


花がくるからどのようなイメージがいいのやら。

ダメでしたらまた考えます。

ゆかりさん、よろしくです。


 

あら  投稿者:ゆかり  投稿日:2016年 6月23日(木)21時04分46秒

  銀河さんも降りてしまったら膝送りでも行けるんだけど、せっかくだから普通に捌きたいと思います。まずは七さん、桃子さん、お願いします。  

私は観戦・・します。  投稿者:銀河  投稿日:2016年 6月23日(木)14時39分12秒

  発句を発案して、想像力の成り行きで月を努めさせていただいたので、バランス上、以後犬上家の行方もどこ吹く風の観戦、といたします。御三方と執筆で「花」を中心に挙句へと大団円で収めてください。楽しみです。  

ソネット俳諧・奇麗な風の巻  投稿者:ゆかり  投稿日:2016年 6月23日(木)09時01分39秒

   媚庵さん、どうも。じつは犬神家、未読です。犬神家だとすると前句の斧は「よき」と読むわけですね。


六月を奇麗な風の吹くことよ       子規

 青野の果てはあをき海原       ゆかり

天地を透明体のなにか行く         七

 ショパンの曲のやうにやさしき     銀河


にはとりを抱ける男と住み始め      桃子

 芸能記者に気をつける日々       媚庵

情報のやうに名残の雪降りて        り

 行方の知れぬ春の野の旅         七


水分(みくまり)をまもる川面の弓張は   河

 鏡がはりに立てかけし斧         子

二股を右へすすめば犬神家         庵


 第四連は短句から入り短長短を冬の気分で行きます。ソネットなんだから4/4/4/2でもいいではないか、というとそうでもなくて、最後が二句だと短歌みたいになってしまうので避け、4/4/3/3とするのだそうです。あと、花が出ていないので、第四連に冬の気分ですが花の座を置きます。あと、脇起こしのソネットなので13句のところ、五人で巻いているので、私は以後捌きに徹します。残り四人で三句なので、第四連はここの通例から外れますが、膝送りではなく四人の方からつど案を出して頂いて捌こうかと思います。というわけで、私以外の皆さん、よろしくお願いします。一句目は続いてしまうので媚庵さん以外でお願いします。それから月が銀河さんだったので、花は銀河さん以外でお願いします。


 

ソネット俳諧・奇麗な風の巻  投稿者:媚庵  投稿日:2016年 6月22日(水)23時43分16秒

   水分(みくまり)をまもる川面の弓張は   河

  鏡がはりに立てかけし斧         子



 二股を右へすすめば犬神家   庵

 迢空の歌口ずさむ姉いもと   庵


秋の気分の雑といっても、こんな感じではまずいですか?


 

ところで  投稿者:ゆかり  投稿日:2016年 6月22日(水)08時58分27秒

  ページの左上のアクセスカウンター、ついに十万アクセスを超えましたね。読者の皆様、ありがとうございます。すごいことです。  

ソネット俳諧・奇麗な風の巻  投稿者:ゆかり  投稿日:2016年 6月21日(火)22時50分38秒 編集済

   ううむ、前句の月を生かそうとすると、二句目かなあ、ですね。


六月を奇麗な風の吹くことよ       子規

 青野の果てはあをき海原       ゆかり

天地を透明体のなにか行く         七

 ショパンの曲のやうにやさしき     銀河


にはとりを抱ける男と住み始め      桃子

 芸能記者に気をつける日々       媚庵

情報のやうに名残の雪降りて        り

 行方の知れぬ春の野の旅         七


水分(みくまり)をまもる川面の弓張は   河

 鏡がはりに立てかけし斧         子


 媚庵さん、秋の気分の雑でお願いします。


その先ですが、第四連は短句から入り短長短を冬の気分で行きます。ソネットなんだから4/4/4/2でもいいではないか、というとそうでもなくて、最後が二句だと短歌みたいになってしまうので避け、4/4/3/3とするのだそうです。あと、花が出ていないので、第四連に冬の気分ですが花の座を置きます。あと、脇起こしのソネットなので13句のところ、五人で巻いているので、私は以後捌きに徹します。残り四人で三句なので、第四連はここの通例から外れますが、膝送りではなく四人の方からつど案を出して頂いて捌こうかと思います。  

案を3つ  投稿者:桃子  投稿日:2016年 6月21日(火)21時24分16秒

  天の岩屋に本を持ちこむ

鏡がわりに立てかけし斧

烏帽子のひとのCDラジカセ


古典の素養ないです。がーん。

よろしくどうぞ。

 

タイトルの件  投稿者:ゆかり  投稿日:2016年 6月21日(火)20時22分5秒

  了解しました。 「奇麗な風」 のほうですね。  

タイトルは 「奇麗な風」 のほうで。  投稿者:銀河  投稿日:2016年 6月21日(火)10時56分26秒

  ろくに、見ないで、慣例上「六月を」と、おもいこんでいましたが、「風」のほうがだんぜんいです。

原文が 「奇麗な」という文字なので、「綺麗な」ではなく、こちらにしてくださいませんか?。  

ソネット俳諧・綺麗な風の巻  投稿者:ゆかり  投稿日:2016年 6月20日(月)23時31分47秒 編集済

  銀河さん、どうも。古事記に天之水分神と国之水分神が出てくるのですね。では第三連は古典しばりで行きます。


六月を奇麗な風の吹くことよ       子規

 青野の果てはあをき海原       ゆかり

天地を透明体のなにか行く         七

 ショパンの曲のやうにやさしき     銀河


にはとりを抱ける男と住み始め      桃子

 芸能記者に気をつける日々       媚庵

情報のやうに名残の雪降りて        り

 行方の知れぬ春の野の旅         七


水分(みくまり)をまもる川面の弓張は   河


 桃子さん、すごいことになってしまいましたが、頑張って下さい。秋か雑の短句で古典の素養のにじみ出たものをお願いします。

 

訂正。。  投稿者:銀河  投稿日:2016年 6月20日(月)16時58分9秒 編集済

  発句が

「六月を」と数字ではじまっていますので、つけ句の「一等」をなおします。あらためてこれでお願いします。たびたびすみません。



銀河 案)

先頭かビりかと孫の運動会       河

水分(みくまり)をまもる川面の弓張は 河

 

ソネット「六月を」・・の巻  投稿者:銀河  投稿日:2016年 6月20日(月)00時37分26秒 編集済

  六月を奇麗な風の吹くことよ    子規

 青野の果てはあをき海原    ゆかり

天地を透明体のなにか行く      七

 ショパンの曲のやうにやさしき  銀河


にはとりを抱ける男と住み始め   桃子

 芸能記者に気をつける日々    媚庵

情報のやうに名残の雪降りて     り

 行方の知れぬ春の野の旅      七


銀河 案)

一等かビりかと孫の運動会      河

水分をまもる川面の弓張は      河


●「水分」は「みくまり」と読む。分水嶺の水源あたりの小川をイメージしています。●後の句は、「川面の弓張月ー上弦または下弦の月」を思いついて自分としては捨てがたいのでつくったのですが、ここで月(弓張)を出すのがいいか迷います。考え方についてご批判いただきたく。


 

ソネット俳諧・綺麗な風の巻  投稿者:ゆかり  投稿日:2016年 6月19日(日)14時19分44秒

  七さん、どうも。発句が風で「どうどどどう」はどうだろうとも思いますので、一句目をちょっと変えて頂くことにします。


六月を奇麗な風の吹くことよ    子規

 青野の果てはあをき海原    ゆかり

天地を透明体のなにか行く      七

 ショパンの曲のやうにやさしき  銀河


にはとりを抱ける男と住み始め   桃子

 芸能記者に気をつける日々    媚庵

情報のやうに名残の雪降りて     り

 行方の知れぬ春の野の旅      七


 諸行無常ですね。銀河さん、いよいよ第三連です。秋か冬の気分で有季でも雑でも。四つの連のどこかに花と月を振り分けます。それも頭の片隅に置いて、お願いします。月は「六月」で既出と無理矢理言うこともできますが…。

 

綺麗な風の巻  投稿者:七  投稿日:2016年 6月19日(日)12時20分47秒

  にはとりを抱ける男と住み始め   桃子

 芸能記者に気をつける日々    媚庵

情報のやうに名残の雪降りて     り


行方を尋ぬ春の野の旅       七

どうどどどうと聞こゆ春水     々


脳内いつも澱み中!いかがでしょうか(@_@)  

ソネット俳諧・綺麗な風の巻  投稿者:ゆかり  投稿日:2016年 6月18日(土)22時20分19秒

  六月を奇麗な風の吹くことよ    子規

 青野の果てはあをき海原    ゆかり

天地を透明体のなにか行く      七

 ショパンの曲のやうにやさしき  銀河


にはとりを抱ける男と住み始め   桃子

 芸能記者に気をつける日々    媚庵

情報のやうに名残の雪降りて     り


 春にしてみました。七さん、春でお願いします。  

ソネット俳諧・綺麗な風の巻  投稿者:ゆかり  投稿日:2016年 6月18日(土)14時59分28秒

   念じたらテレパシーが届いたようです。打越が「やさしき」なので「うれしさ」じゃないほうがいいかも知れません。あとソネットなので、4/4/3/3行で連を分かちます。


六月を奇麗な風の吹くことよ    子規

 青野の果てはあをき海原    ゆかり

天地を透明体のなにか行く      七

 ショパンの曲のやうにやさしき  銀河


にはとりを抱ける男と住み始め   桃子

 芸能記者に気をつける日々    媚庵


 次は私が付けます。しばしお待ち下さい。



 

ソネット俳諧・綺麗な風の巻  投稿者:媚庵  投稿日:2016年 6月18日(土)14時14分13秒

  呼ばれている気がしてやって来ました。自意識過剰なだけかもしれません。


六月を奇麗な風の吹くことよ    子規

 青野の果てはあをき海原    ゆかり

天地を透明体のなにか行く      七

 ショパンの曲のやうにやさしき  銀河

にはとりを抱ける男と住み始め   桃子


  芸能記者に気をつける日々   媚庵

  郵便貯金増えるうれしさ    媚庵


雑で付けました。いかがでしょうか?


 

いらっしゃいませ  投稿者:ゆかり  投稿日:2016年 6月17日(金)23時59分37秒 編集済

  桃子さん、どうも。なるほど、ショパンではなく「やさしき」の方で来たのですね。兄だと恋に展開しづらいので一句目の方を頂きたいです。「けり」だといきなり終わっちゃうので、ちょっと変えます。


六月を奇麗な風の吹くことよ    子規

 青野の果てはあをき海原    ゆかり

天地を透明体のなにか行く      七

 ショパンの曲のやうにやさしき  銀河


にはとりを抱ける男と住み始め   桃子


 季を明かすのでも、雑で引っ張るのでも。いずれにせよ夏以外でお願いします。五吟で巻きます。ちょっと人をさらってきます。

 

初めて参加します  投稿者:桃子  投稿日:2016年 6月17日(金)23時02分9秒

  ゆかりさん、お誘いありがとうございます。

第2連の一句目考えてみました。


にわとりを抱ける男と住みにけり 桃子

手回しのアニメをみせてくれる兄  桃子


ショパンとはイメージが遠のいてしまったかも…

よろしくお願いいたします。  

ソネット俳諧・綺麗な風の巻  投稿者:ゆかり  投稿日:2016年 6月17日(金)00時45分58秒

   これは圧倒的にショパンでしょう。op28-15


六月を奇麗な風の吹くことよ    子規

 青野の果てはあをき海原    ゆかり

天地を透明体のなにか行く      七

 ショパンの曲のやうにやさしき  銀河


 第二連はショパンをピボットとして徹底的に人事で行きましょうか。第二連全体が夏以外となるようにして、有季でも無季でもよいのでお願いします。



 

「六月を」・・ラララのレ。  投稿者:銀河  投稿日:2016年 6月16日(木)23時31分44秒

  六月を奇麗な風の吹くことよ  子規

 青野の果てはあをき海原  ゆかり

天地を透明体のなにか行く    七


(案)

 ショパンの曲のやうにやさしき 銀河

 パネルの大書「俳句甲子園」  銀河


ワタクシにもまだよく見えてきませんが、先のわからぬ面白さにわくわく。よろしくお捌き下さい。

 

ソネット俳諧・綺麗な風の巻  投稿者:ゆかり  投稿日:2016年 6月16日(木)00時35分28秒

   七さん、ありがとうございます。


六月を奇麗な風の吹くことよ  子規

 青野の果てはあをき海原  ゆかり

天地を透明体のなにか行く    七


 ノーマルな連句だったら打越の「六月を」に「天地を」ですかと嫌うところですが、ソネットなので通します。


 あ、脇起こしだからまだ銀河さんの句が出ていなかったのですね。では銀河さん、対句のように「ラララの…」と三音の名詞を「の」で受けてつないで下さい。夏の気分の雑でお願いします。


 

綺麗な風の巻  投稿者:七  投稿日:2016年 6月15日(水)22時14分45秒

  六月を奇麗な風の吹くことよ  子規

 青野の果てはあをき海原  ゆかり


天地を透明体のなにか行く   七


え~、いやそのあの、子規のこの句にイイネ!しただけだったんだけど・・・いやはや、よろしくお願いします。でも、どう付ければ良いやら・・




 

ちゃんとした発句で始まるー切れ字のある格調高いの。  投稿者:銀河  投稿日:2016年 6月14日(火)01時43分36秒

  → いいですね。この際だから。(笑)  

この際だから  投稿者:ゆかり  投稿日:2016年 6月14日(火)01時32分6秒

  ちゃんとした発句で始まるのも別に巻きたいです。どなたか、切れ字のある格調高いのをお願いします。  

ソネット俳諧・綺麗な風の巻  投稿者:ゆかり  投稿日:2016年 6月14日(火)00時03分27秒

  六月を奇麗な風の吹くことよ  子規

 青野の果てはあをき海原  ゆかり


 では七さん、続きをお願いします。ソネットで行くので「て止め」でなくてよいです。夏の気分で雑を付けて下さい。  

吹くことよ!  投稿者:七  投稿日:2016年 6月13日(月)07時24分43秒

  いいですね!  

切れ字?  投稿者:銀河  投稿日:2016年 6月13日(月)01時25分34秒 編集済

  最近、私のフェースブックで絶賛した覚えがありますが、ほかにも?

「吹くことよ」・・で、梅雨湿りを吹っ飛ばす感動の切れ味を感じていただけませんかしら?

というより、ホックに切れ字が必要(あったほうがいい)だということを忘れていました。発句はナンデモアリ、ということの方を都合よくおぼえていました。すみません。軽やかな風通しのいいソネット、でゆくのですね、OK!  

うひゃあ  投稿者:ゆかり  投稿日:2016年 6月13日(月)00時53分22秒

   数日前にこの句を絶賛している文章をどこかで見たような気がするのですが、よく思い出せません。切れ字がないのでどうしたものだろうとも思いますが、またソネット俳諧にしましょうか。


 今日はもう遅いので脇は明日付けます。  

はい、それでは・・  投稿者:銀河  投稿日:2016年 6月13日(月)00時11分54秒

  大先輩のメイクに敬意を評して脇起でゆかりさんの名捌きをおねがいします。子規は晩年には、連句を評価しはじめたようですね。


六月を奇麗な風の吹くことよ 正岡子規  

さて  投稿者:ゆかり  投稿日:2016年 5月17日(火)23時16分48秒

  そろそろ次の発句でも。  

「意味を壊す」とは?  投稿者:銀河  投稿日:2016年 5月15日(日)22時48分5秒

  閒石の考えや、ゆかりさんなど捌きの運び方を良く読んでみないとわかりませんが・・。

なにか華やかなもの、シンボリックなコスミックな場面が欲しいわけで、そういうときには、「花も月もない」けど、菊やボタンでもいい、星やなにかの天象でもいい、ということですね。


発句から挙句までの16~20句(行)ぐらいで、ひとつの世界が出来るので、文体の流れ方、序破急、起承転結、みたいなリズムの展開があるでしょう?

この非懐紙連句は「不易流行の精神」を形にするひとつの試行だ。閒石氏は、そう考えられたのかもしれません。  

祝☆満尾!  投稿者:七  投稿日:2016年 5月13日(金)22時33分13秒

  初めての非懐紙連句。わからぬままに発句と挙句のお勤めが終わりました。


ウラもオモテも花も月もない、ひたすらにずるずる冗漫な感じになるかと思いましたが、自由律ではなく定型に拘り、季節も入れたことで締まりが出たみたい。もちと、壊したいと欲望しましたが、意味を持って壊す脳のない情けなさ故、無駄な抵抗は止めました(笑


「意味的にどんなふうに壊して付けてゆけば新しみがでるか」は、今後の課題かも。


ゆかり様、皆様お疲れさまでした。

次回が楽しみです。



 

ゆかりさん・・どうも  投稿者:銀河  投稿日:2016年 5月10日(火)00時11分58秒

  ご丁寧にお返事とご教示をありがとうございます。そうですね、襟を正す、か。

澁谷さんのその文章の中で、閒石氏が言われるのは、「現代これほど月が科学的存在になってしまった時代に、無理に尊重する必要はないのではないか。」ということでした。したがって、言葉としてにあっているのにあえて排除する必要もないわけです、ね。


 

非懐紙  投稿者:ゆかり  投稿日:2016年 5月 9日(月)22時04分11秒

   銀河さん、『鷺草』からのご紹介ありがとうございます。

非懐紙という縛りがあるのだか、ないのだか…。縛りというよりは襟を正すということなのだと思いますが…。

 どういうことを留意したかというと、表層的にはこんなことです。


・普通に巻いていると花の座や月の座の近傍以外ではほとんど季節に口をはさまないので雑が続きがちだったんだけど、花の座や月の座の概念がないので、ある程度季節を都度指定した。

・普通に巻いていると初折裏と名残表が暴れどころなんだけど、仕切りがないので気分で分けた。

・普通に巻いていると名残裏の花の座がクライマックスなんだけど、その気分は踏襲した。

・普通に巻いていると挙句は必ず春なんだけど、それじゃつまらないので春は避けた。


 御句に関していうと、「あらあらしき断層」と釣り合うのは月光だと感じるし、積極的に月の座を排するいわれはないので、そのままでよいと思っています。  

月 と 星  投稿者:銀河  投稿日:2016年 5月 9日(月)01時34分33秒

  ゆかりさんは、捌いてゆかれる時に、特にどういうことに留意されましたか?


「花」や「月」が、結局出てしまった、と言われましたが、たとえば、「月光のあまねくあらあらしき断層 河」という付け句では、「星影のしるきあらあらしき断層 河」でもよかったのでしょうか?

 

「非懐紙」という縛り  投稿者:銀河  投稿日:2016年 5月 9日(月)01時17分49秒

  媚庵さん。

非懐紙、というのは、実践したのはこれが初めてなのです。「胡蝶」とか、「ソネット」、とか、浅沼璞の「オン座六句」などのように、行数の繰り返しとか、それ独自の言葉を入れるというような、目に見える定型がないでしょう?だから、自由みたいでけれど内面的なシバリが、現代連句の他の新方式よりも強い気がしました。


 私が感じたことは、字数のリズム「575」と「77」を、(せめて)きちんと繰り返そうという意識がいつもより強く働きました。定形を守ろうとしていたわけです。「ソネット」では、意味的にどんなふうに壊して付けてゆけば新しみがでるか、ということでしたが。

これって、自分でも不思議な心理的傾斜でした。

 

満尾おめでとうございます。  投稿者:媚庵  投稿日:2016年 5月 8日(日)07時48分38秒

  満尾になってもまだルールがのみこめていないのですが、ともかく手をとられるようにして参加させていただきました。ありがとうございます。銀河さんがお書きの澁谷道さんの非懐紙のまとめを、今もう一度読んでいます。

 

満尾おめでとうございます。  投稿者:銀河  投稿日:2016年 5月 6日(金)00時58分28秒

  この挙句いいなあ。

ゆかりさん、お捌きたいへんでしたね。ありがとうございました。一わたり感想が出たあとで、適当なときに、今回の初体験の評釈をぜひおねがいします。

****


この機会に、と、澁谷道さんに頂戴した『鷺草』(1995年、2月3日発行ー閒石三回忌を記念して秋山正明・澁谷道編集・この三人で巻いた非懐紙のまとめ)をとりだして読んでいるのですが、呼吸がなかなかつかめません。


まとめると、

・懐紙ではないから、裏も表もない。

・月、花の定座なし。菊でも牡丹でも、松でもいいのでは?と鬼貫の頃から言われている。

・季節は、春秋いちおう二句。成り行きで夏三句、春一句になっても、季節の変化がればいい。

・天象を出したければ星でも雨でもいい。神祇釈教がぬけても、偶然抜けたのならそれでもいい。

・長さ18句乃至24句まで。短くしてゆくということが必要。そろそろ16句ぐらいにしよう。

・18句の収まりが悪ければ20句にのばしてもいい、収まりよければ14句でおわってもいい。


以上は、道さんの文章を銀河が項目化したもの。


以下は、本文(澁谷道巻頭文「序に変えて」)の引用。橋閒石の談話や指導の言を伝えている。


ただし、いくら句数を短くしても、古い形式を踏襲しながらでは成功はしない。内容の全く違ったものでないと新しいことにはならないのだ。


「しかし」と先生は言葉を継ぎ、非懐紙といえども懐紙がなくなっただけで、連句の詩的精神は変わらないのだから、歌仙をやり尽くしたあとでなければできるものではない、と強調された。歌仙形式の現状に鑑み試してみてはどうか、と問いかけているのだ。見ていてご覧。今に、非懐紙がすこしも変でなくなる時がくるよ、と。 (本文)



***

歌仙をやり尽くしていないから、と思うこともありますが、非懐紙連句の思想の嚆矢であるこの薄い一冊。俳句を考えるときの重要なテキストでもあります。  

ゆく春の  投稿者:ゆかり  投稿日:2016年 5月 5日(木)22時42分57秒 編集済

  七さん、どうも。「清濁併せ呑む」をもじっているわけですね。ちょっと体言止めにしてみます。発酵がこれ以上進まないように火を入れるようなものだと思って下さい。漢字もそれっぽい字にします。

 あと11句目の霞さんの、見渡すとそこだけ跳ねっ返りなので、「花盛り」を送るのを止め、一字空きをやめようかと思います。


 非懐紙七吟連句「ゆく春の」


ゆく春のみちみち拾ふ記憶かな     七

 遅刻の坂の蒲公英の絮      ゆかり

再起動するたび軋む音がして     媚庵

 アンドロイドのうなだれる店     霞

君はまだ夢を見るかと囁かれ     苑を

 やや色褪せたゲバラTシャツ    なむ

月光のあまねくあらあらしく断層   銀河

 パイ生地捏ねるさはやかな午後    七

路地曲がる姉妹のこゑの聞こえきて   り

 電柱に貼るサーカスのビラ      庵

花盛まねきねこねここねこのて     霞

 壬生念仏に炮烙の舞ふ        を

幽谷にけふも人焼くうすけむり     む

 ロングコートの皺のばしゐる     河

エイジングケア化粧品爆買ひす     七

 自撮りしながら渡る信号       り

次の間に御毒見役のしかめ面      庵

 ここの暮らしはもう飽きたのよ    霞

ある朝の見知らぬ窓に初音ミク     を

 順に倒壊させる雪像         む

飛ぶ鳥の飛鳥は真神領となむ      河

 大口を開け呷る清濁         七


起首:2016年 4月14日

満尾:2016年 5月 5日

捌き:ゆかり


 いかがでしょうか。これにて満尾としたいと思います。  

挙句  投稿者:七  投稿日:2016年 5月 5日(木)21時39分46秒

   順に倒壊させる雪像         む

飛ぶ鳥の飛鳥は真神領となむ      河


  大口を開け清濁煽る        七

  時の流れの朗朗として       々


スミマセン、はげしく休み呆けして遅くなりました。

お捌きよろしゅうに(-_-;)ナ~ム  

あれ?ほかにもいろいろあるんやなあ。  投稿者:銀河  投稿日:2016年 5月 5日(木)17時57分30秒 編集済

  南無阿弥陀仏、とか。尋ねゆかなむ・・とか。


お捌きのゆかりさんから、オーソドックスに見栄を張る、いや、見得を切ると良い、と言われたので、そのように、強い意味付け「これなむ都鳥」(「と言ふ」「なる」とつづく筈)の語尾を乱暴に省略しました。よくいわれる『竹取物語』の「もと光る竹なむ一筋ありける」という係り結びの用法です。後半省略して字数をそろえましたが、オーソドックスな使い方だと思います。

しかし、前の方の俳号に結びついていたとは気がつかず・・。「差し合い」とか、まさか言わないよね。これも非懐紙ゆえの諧謔ともご理解ください。   

お呼び立てしてすみません。  投稿者:ゆかり  投稿日:2016年 5月 5日(木)13時21分54秒

  「なむ」についてはご専門でしょうから伺いますが、銀河さんの句の「なむ」は係助詞の結びの省略で「となむいひける」→「と言われている」という理解でいいのですよね。  


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