2022年7月9日土曜日

掲示板過去ログ178

 2019年 7月22日(月)12時34分58秒から2019年 8月 2日(金)10時28分29秒まで。




ニド  投稿者:鯖男  投稿日:2019年 8月 2日(金)10時28分29秒

  ニドがいつまで販売していたのか検索してみましたがわかりませんでした。

2005年のあるブログには、売ってるようなことが書いてあったので

21世紀まで生き残っていたのかも。海外にはあるそうな。


クリープのほうはまだ現役。

会議などのセルフコーヒーのときにどんと置いてあったりする。

 

 

 

ロバのパン屋  投稿者:火尖  投稿日:2019年 8月 2日(金)08時28分17秒

  ロバのパン屋知らなかったです。そしてニドも。

みんな引出しが多くて意外な角度から来るのすごい。

 

ロバのパン屋  投稿者:ゆかり  投稿日:2019年 8月 1日(木)15時50分14秒

   ロバのパン屋、ご存じとのこと、うらやましいです。youtubeに写真と歌があったので貼っておきます。


 

ロバのパン屋  投稿者:ゆらぎ  投稿日:2019年 8月 1日(木)10時54分35秒

  子どもの頃、本物のロバ(今考えると、たぶんポニーだった)の引いた車で、

蒸しパンを売りに来ていました。

今住んでいるところでも、ときどき移動販売車の流す歌が聞こえるのですが、

あまりにも早く通り過ぎてしまうので、追い付けません…  

七吟歌仙 つけて名をの巻 評釈2  投稿者:ゆかり  投稿日:2019年 8月 1日(木)00時47分58秒 編集済

      口頭試問迫るうそ寒         正博

ウ  滑舌の酷さを買はれ金庫番        七

 初折裏から名残表の最後までがあばれどころといわれ、多少羽目をはずしたりもして諧謔を尽くす。前句「口頭試問」から「滑舌の酷さ」が導かれ、まさかの金庫番である。七さんはどういう経緯で「みしみし」に辿り着いたのだかよく思い出せないが、かれこれ十年ほどつかず離れずずっと連衆であり続けている。


   滑舌の酷さを買はれ金庫番        七

    カションカションと逃げるロボット   尖

 前句の「滑舌」「買はれ」「金庫番」とK音で頭韻を揃えてきたのに導かれたのか「カションカション」というしょぼいオノマトペが絶妙で、なんとも弱っちそうである。


    カションカションと逃げるロボット   尖

   着ぐるみをはづして鯛焼をもらひ     り

 前句の「ロボット」を着ぐるみと見立て、出番が終わって一服しているものとした。「鯛焼」で冬。


   着ぐるみをはづして鯛焼をもらひ     り

    障子を破る猫の慕し          子

 仮に魚に猫であればかなりのベタだが、「鯛焼」に猫というのはひねりがある。「障子」で冬を続けている。


    障子を破る猫の慕し          子

   絶え絶えに声はつづいて鄙の宿      ぎ

 連句の場合、一句で完結して言い過ぎると展開しなくなってしまう。「絶え絶えに声はつづいて」はいい具合に疎で、前句に付けば猫の声だし、次句と付けばまた別のように読める。


   絶え絶えに声はつづいて鄙の宿      ぎ

    別れの朝のコーヒーにニド       男

 前句の「絶え絶えに声はつづいて」は次句とのつながりにより性愛の句となる。「ニド」がなんとも懐かしい。半世紀ほど前、植物性油脂のスジャータなどが出回る前のごく一時期、過渡期的に粉末のクリープとかニドとかが出回った。当然コーヒー本体も粉末だろう。そんな「鄙の宿」なのである。


    別れの朝のコーヒーにニド       男

   ナオミちやんの足を縛つたまま放つ    博

 「ニド」が出回っていた頃、「ヘドバとダビデ」という外国人デュオによる「ナオミの夢」というそこそこヒットした曲があった。前句「別れの朝」から「ナオミ・カム・バック・トゥ・ミー」という歌詞のその曲にタイム・スリップしたのだと思うが、それだけにとどまらない。数年くだると谷崎潤一郎『痴人の愛』の登場人物から芸名とした谷ナオミという緊縛系女優がいて、そんな時代がぱっくりとここに放置されている。


   ナオミちやんの足を縛つたまま放つ    博

    ストリ-トビュ-に怪し人影      七

 グーグル・ストリ-ト・ビュ-の現代にまで放置されていたのだろうか。「怪し人影」は「怪しき」もしくは「怪しい」ではないのかという文法的な微妙さがあるのだが、韻文や講談ではこういう言い方もするのではないか。調べてみると


(その1)上代に「美し国」という言い方があること。折口信夫『万葉集辞典』には、<うまし国・うまし処女のうましは、形容詞の原始修飾形で、活用のできた後も、終止形に似た原始形を使ふのである>とある。

(その2)「なつかしのメロディー」「いとしのエリー」などの「の」を含む言い方も実は同じ使い方であること。


が分かり、「怪し人影」のまま頂くこととする。


    ストリ-トビュ-に怪し人影      七

    しわくちやの紙伸しをる朧月       尖

 月の座である。監視カメラの怪しい人影が月下になにやらしわくちやの紙を伸している。初折裏では通常、夏または冬の月を詠むものだが、進行上花の座に近接したので春の月とした。ここから春の句が続く。


   しわくちやの紙伸しをる朧月       尖

    現代貨幣理論うららか         り

 前句「しわくちやの紙」を紙幣と捉え、なにかと話題のMMTで付けた。MMTは、自国通貨建ての借金をどんなに増やしても、政府が通貨を発行して返済すればよいので国家破たんはないとする考え方で、消費税値上げの代わりにそれで景気回復すればいいではないかという主張の論拠となっている。希望的観測で「うららか」としている。


    現代貨幣理論うららか         り

   花衣かぶせ亡骸若返る          子

 花の座である。ホラー映画にありがちなパターンとして、絶命することにより取り憑いていた怪物が消滅し、本来のきれいな死に顔に戻るというのがあるが、このように付けることにより前句の「現代貨幣理論」が取り憑いていた怪物のようにも思われてくる。

 ついでながら、「現代貨幣理論」のようなものが句材となり得るのかについて、ひとこと触れておこう。連句は室町時代に始まったものだが、その前身として「連歌」というものがある。連歌はやまとことばしか用いてはならない雅な文芸であったが、時代が下るにつれそれでは物足りなくなり、漢語や俗語を自在に用い、より諧謔を重視する「俳諧之連歌」に取って代わられ、後者が明治時代以降「連句」と呼ばれるようになった。つまり連句は発生の時点で、なんでもありなのである。そのような自由度の中で、片や「ナオミちやん」が出てくれば片や「現代貨幣理論」も出てきて、釣り合いを保っているのである。


   花衣かぶせ亡骸若返る          子

    ロバのパン屋の歌に反応        ぎ

 前句の「亡骸」は若返ってそのまま蘇生したようである。巡回販売の歌に反応している。ちなみに残念ながら私はロバのパン屋の実物を見たことはない。春を離れている。

 

満尾☆☆☆  投稿者:七  投稿日:2019年 7月31日(水)23時03分23秒

  とても久しぶりのスピ-ディ-な連句に息を切らし、初めての方ばかりの新鮮な語彙感覚はなかなか面白く、付けがいはありました。


「メンタルのバリアフリ-」!今年度前期流行語大賞なるか(笑

「ナオミちゃん・・・」て、あのナオミかな?


ゆかり様の母校らし駒場ト-ダイ付属幼稚園のムズカシイ入試問題は暑さで脳みそ沸騰しさっぱりでした~(^^; 何はともあれ連衆の皆様、お捌き様ありがとうございました。またいつかお目にかかりたいと思うております。

 

あ、いえいえ  投稿者:ゆかり  投稿日:2019年 7月31日(水)07時43分31秒

  途中でもいろいろ茶々入れて下さい。  

(無題)  投稿者:火尖  投稿日:2019年 7月31日(水)07時12分49秒

  評釈始まってる…!  

七吟歌仙 つけて名をの巻 評釈1  投稿者:ゆかり  投稿日:2019年 7月30日(火)11時22分24秒

     つけて名を呼ぶことのなき金魚かな   火尖

 発句は西川火尖さんから頂いた。飼い始めに名をつけたものの、その後一度もその名で呼ばれたことのない金魚と名付け親の移り気を詠んで過不足ない。ちょっと変わった語順だが「名をつけて呼ぶことのなき金魚かな」としてしまうと、名をつけることにも「なき」がかかって読まれてしまう可能性が生じるし、なにより「名を呼ぶ」ことの情愛が感じられなくなってしまうのだ。


   つけて名を呼ぶことのなき金魚かな   火尖

    レゴの欠片を拾ふ明易       ゆかり

 脇は発句と同季、同じ場所を詠み挨拶とする。激務から帰宅すると、そんな金魚の名付け親くんは安らかに眠っていて、夜は白み始めている。しまい忘れたレゴの欠片を拾って俺も明日に備えよう、という情景を見ているかのように付けているが、空想的挨拶である。


    レゴの欠片を拾ふ明易       ゆかり

   てつぺんを翔ちたる翼ぶ厚くて    佳世子

 発句と脇の挨拶を離れ、第三こそが付け合いの始まりであり、「さて」という場面転換が求められる。鳥類らしきものの唐突な飛翔に転じていて、第三の役割をきっちりこなしている。夏が二句続いたので雑(ぞう。無季)としている。小久保佳世子さんは句歴三十年以上のベテラン俳人だが、連句は初めてとのこと。なお、この句を第三として頂いたときには気がつかなかったのだが、脇の「欠片」からホトトギスの鳴き声「てっぺんかけたか」が導かれたのではないか、とも思う。


   てつぺんを翔ちたる翼ぶ厚くて    佳世子

    野ねずみひそむ秋草の原      ゆらぎ

 前句の飛翔の原因ともこれからの着地先ともとれるが、危険の多い自然を詠んでいる。月の座を前にここから秋。俳句は叙景、短歌は叙情と図式的に考えがちだが、大室ゆらぎさんは三十一文字をフルに使って叙景できる歌人である。


    野ねずみひそむ秋草の原      ゆらぎ

   姉妹して月のひかりをすがめたる    鯖男

 月の座である。この「姉妹して」は人間のようにも野ねずみのようにもとれる。ここでは擬人化されたファンタジーの景として捉えよう。亀山鯖男さんは、私が初学の頃同じ同人誌にいた人で、硬質なユーモアの感じられる句が私にとって当時憧れだった。


   姉妹して月のひかりをすがめたる    鯖男

    口頭試問迫るうそ寒         正博

 このように付けると「姉妹して」はまぎれもなく人間である。姉妹が互いに問題を出し合って口頭試問に備える景が浮かぶ。小池正博さんは関西川柳界、連句界の中心的存在であるが、『川柳スパイラル』東京句会の折におそるおそる声をかけたら気軽に参加して下さった。ありがたい。  

古典的な言い回し  投稿者:ゆかり  投稿日:2019年 7月29日(月)23時28分30秒

   ゆらぎさん、ありがとうございました。いやいや、古典的な言い回しのようでいて不意に繰り出す「ロバのパン屋」とか「鳩サブレー」も、じゅうぶんゆらぎさんの持ち味だと思います。楽しかったです。  

膝送り  投稿者:ゆかり  投稿日:2019年 7月29日(月)23時19分28秒 編集済

   正博さん、ありがとうございました。膝送りとはいえ、大先輩に花も月も回さず失礼致しました。それにしても鯖男さんも言っておりますが、ひきだしの多彩なこと。毎回三句ずつぜんぜん違う種類の句を出してこられ、舌を巻きました。捌き人が採る傾向というのもありまして、「ナオミちやんの足を縛つたまま放つ 博」とか「メンタルのバリアフリーが必要に 博」とか、次の七さんがそうとう面食らったのではないでしょうか。

 またぜひ、よろしくお願いします。  

満尾  投稿者:ゆらぎ  投稿日:2019年 7月29日(月)21時39分44秒

  どうもありがとうございました。

つい古典的な言い回しになってしまうことに改めて気が付きました。

前句からの離れ方についても考えさせられました。

楽しかったです。

 

つけて名をの巻 満尾御礼  投稿者:正博  投稿日:2019年 7月29日(月)19時36分9秒

  あっという間に巻き上がりましたね。

ゆかりさん、お捌きお疲れさまでした。

お誘いいただいて嬉しかったです。

ネットで連句を巻く経験が今まであまりなかったので、

とにかく速く付けることを心がけました。

連衆のみなさま、ありがとうございました。  

角度  投稿者:鯖男  投稿日:2019年 7月29日(月)18時11分53秒

  いやあ、そんな角度でしたか?

それはうれしいです。


ぼくはいつも、次の正博さんがすごい多彩なアイテムを

ひきだしてくるのに驚いておりました。

 

俳句のかたち  投稿者:ゆかり  投稿日:2019年 7月29日(月)13時09分53秒

   佳世子さん、ありがとうございました。一句のなかに切れを持つ俳句のかたちが強固にしみついていてご苦労されていたようですが、同じことを前句との間でやればいいのだと切り替えれば、あとはこっちのもんで、今まで俳句で培ってきたことをそのままゆたかに使うことができるのです。


    現代貨幣理論うららか         り

   花衣かぶせ亡骸若返る          子


 なにかの映画のワンシーンのようで面白かったです。死んだことによりとりついていた怪物が消滅し素顔に戻る、という…。現代貨幣理論は怪物なのか。

 

軸足  投稿者:ゆかり  投稿日:2019年 7月29日(月)12時51分25秒

   鯖男さん、ありがとうございました。ゆらぎさん、鯖男さん、正博さんの三句の渡りは、鯖男さんを軸足として思いがけない角度にパスが届く感じで、じつに面白かったです。


    野ねずみひそむ秋草の原      ゆらぎ

   姉妹して月のひかりをすがめたる    鯖男

    口頭試問迫るうそ寒         正博


   絶え絶えに声はつづいて鄙の宿      ぎ

    別れの朝のコーヒーにニド       男

   ナオミちやんの足を縛つたまま放つ    博


    ロバのパン屋の歌に反応        ぎ

ナオ 関取のひとりふたりと目を覚ます     男

    雨の匂ひのまじる潮騒         博


   旧臘の酔ひに若水沁み渡る        ぎ

    選挙に落ちて枯木みつめる       男

   メンタルのバリアフリーが必要に     博


    鳩サブレーで虫押さへする       ぎ

   めぐりきてドゴール帽につもる雪     男

    修正写真何を消そうか         博


あらためて見ても、じつにスリリングです。


 

遠足  投稿者:ゆかり  投稿日:2019年 7月29日(月)12時42分23秒

   火尖さん、ご参加ありがとうございました。発句も挙句もカションカションもよかったです。


 挙句をみて子どもの頃を思い出すと、ものすごい長い時間、他校の遠足の列とすれ違っていたような記憶があり、ほんとかと思いあのような出題をしました。問題ではA小学校とB小学校しか出て来ませんが、実際には遠足に行くような名所は一日におびただしい数の小学校が集中するのかも知れません。  

満尾  投稿者:佳世子  投稿日:2019年 7月29日(月)11時27分2秒

  終わったのですねー

どこを歩いているのやら分からないない状態でしたが

初めての連句なんとか付いてゆけた?のでしょうか。


来た道を振り返っていろいろ勉強させていただきます。

三島さん皆さまありがとうございました

 

満尾  投稿者:鯖男  投稿日:2019年 7月29日(月)09時38分56秒

  おわりましたね。

あっというまに過ぎていった感じです。

 

祝満尾  投稿者:火尖  投稿日:2019年 7月28日(日)17時55分55秒

  祝!!!おつかれさまでした。ありがとうございました。

7~9年ぶりくらいに連句に参加しましたが、めっちゃ面白かったです。

ほぼほぼ式目とか忘れてました。


問の答えは普通に解けば2分でしょうか。


 

つけて名をの巻 満尾  投稿者:ゆかり  投稿日:2019年 7月28日(日)11時54分9秒 編集済

   火尖さん、ありがとうございます。これは圧倒的に一句目が面白いです。これにて満尾とします。


   つけて名を呼ぶことのなき金魚かな   火尖

    レゴの欠片を拾ふ明易       ゆかり

   てつぺんを翔ちたる翼ぶ厚くて    佳世子

    野ねずみひそむ秋草の原      ゆらぎ

   姉妹して月のひかりをすがめたる    鯖男

    口頭試問迫るうそ寒         正博

ウ  滑舌の酷さを買はれ金庫番        七

    カションカションと逃げるロボット   尖

   着ぐるみをはづして鯛焼をもらひ     り

    障子を破る猫の慕し          子

   絶え絶えに声はつづいて鄙の宿      ぎ

    別れの朝のコーヒーにニド       男

   ナオミちやんの足を縛つたまま放つ    博

    ストリ-トビュ-に怪し人影      七

   しわくちやの紙伸しをる朧月       尖

    現代貨幣理論うららか         り

   花衣かぶせ亡骸若返る          子

    ロバのパン屋の歌に反応        ぎ

ナオ 関取のひとりふたりと目を覚ます     男

    雨の匂ひのまじる潮騒         博

   あまやかな夕べを過ぐる舌触り      七

    手のひらぢかに何を書いたの      尖

   心臓へそのまま続く運命線        り

    暗きところにじつと神馬は       子

   旧臘の酔ひに若水沁み渡る        ぎ

    選挙に落ちて枯木みつめる       男

   メンタルのバリアフリーが必要に     博

    白い廊下のどこまでも夢        七

   ジオラマの湾へ月光鉄路へも       尖

    フィリピン沖にふたつ台風       り

ナウ 洪鐘は座禅のかたち紅葉山        子

    鳩サブレーで虫押さへする       ぎ

   めぐりきてドゴール帽につもる雪     男

    修正写真何を消そうか         博

   濃きうすき光と影をあそび花       七

    遠足同士すれ違ひたる         尖


起首:2019年 7月13日(土)

満尾:2019年 7月28日(日)

捌き:ゆかり


 ちょうど半月でしたね。心地よいスピードでした。連衆の皆様、ありがとうございました。しばしご歓談下さい。



問題1 上の連句を読んで、以下に答えよ。A小学校とB小学校の遠足の列が坂道を上下から進み、あと300mで出会う。A小学校の列は100mあり上り坂を毎分50m進み、B小学校の列は140mあり下り坂を毎分70m進むものとする。ふたつの列がすれ違い始めてからすれ違い終わるまで何分かかるか。


 

つけて名をの巻 挙句  投稿者:火尖  投稿日:2019年 7月28日(日)06時53分4秒 編集済

     めぐりきてドゴール帽につもる雪     男

    修正写真何を消そうか         博

   濃きうすき光と影をあそび花       七


遠足同士すれ違ひたる

レンズにかかる摘草の指

息吹きかけて初虹になる


遅くなりました。いけるかな。適宜よろしくお願いします。すごく面白かったです。

 

つけて名をの巻 ナウ花  投稿者:ゆかり  投稿日:2019年 7月27日(土)12時29分28秒

   七さん、ありがとうございます。

一句目…いいんだけど、漢字にできるものを全部漢字にすると硬くないですか。

二句目…小野小町にあまり付け加わってないような気がします。


 という訳で一句目を多少ひらがなにし、解決しない連用修飾という技法を用いて花を動かしてみます。


   つけて名を呼ぶことのなき金魚かな   火尖

    レゴの欠片を拾ふ明易       ゆかり

   てつぺんを翔ちたる翼ぶ厚くて    佳世子

    野ねずみひそむ秋草の原      ゆらぎ

   姉妹して月のひかりをすがめたる    鯖男

    口頭試問迫るうそ寒         正博

ウ  滑舌の酷さを買はれ金庫番        七

    カションカションと逃げるロボット   尖

   着ぐるみをはづして鯛焼をもらひ     り

    障子を破る猫の慕し          子

   絶え絶えに声はつづいて鄙の宿      ぎ

    別れの朝のコーヒーにニド       男

   ナオミちやんの足を縛つたまま放つ    博

    ストリ-トビュ-に怪し人影      七

   しわくちやの紙伸しをる朧月       尖

    現代貨幣理論うららか         り

   花衣かぶせ亡骸若返る          子

    ロバのパン屋の歌に反応        ぎ

ナオ 関取のひとりふたりと目を覚ます     男

    雨の匂ひのまじる潮騒         博

   あまやかな夕べを過ぐる舌触り      七

    手のひらぢかに何を書いたの      尖

   心臓へそのまま続く運命線        り

    暗きところにじつと神馬は       子

   旧臘の酔ひに若水沁み渡る        ぎ

    選挙に落ちて枯木みつめる       男

   メンタルのバリアフリーが必要に     博

    白い廊下のどこまでも夢        七

   ジオラマの湾へ月光鉄路へも       尖

    フィリピン沖にふたつ台風       り

ナウ 洪鐘は座禅のかたち紅葉山        子

    鳩サブレーで虫押さへする       ぎ

   めぐりきてドゴール帽につもる雪     男

    修正写真何を消そうか         博

   濃きうすき光と影をあそび花       七


 火尖さん、挙句をお願いします。春のおめでたい句です。

 

つけてをの巻 花の座  投稿者:七  投稿日:2019年 7月27日(土)10時18分56秒

  めぐりきてドゴール帽につもる雪     男

    修正写真何を消そうか      博


濃き薄き光と影を遊ぶ花      七

移りゆく儚きものと花の色


すみません、遅くなりました^^; いかがでしょう・・・・・。



 

つけて名をの巻 ナウ4  投稿者:ゆかり  投稿日:2019年 7月26日(金)23時35分53秒

  正博さん、ありがとうございます。一句目を頂きます。


   つけて名を呼ぶことのなき金魚かな   火尖

    レゴの欠片を拾ふ明易       ゆかり

   てつぺんを翔ちたる翼ぶ厚くて    佳世子

    野ねずみひそむ秋草の原      ゆらぎ

   姉妹して月のひかりをすがめたる    鯖男

    口頭試問迫るうそ寒         正博

ウ  滑舌の酷さを買はれ金庫番        七

    カションカションと逃げるロボット   尖

   着ぐるみをはづして鯛焼をもらひ     り

    障子を破る猫の慕し          子

   絶え絶えに声はつづいて鄙の宿      ぎ

    別れの朝のコーヒーにニド       男

   ナオミちやんの足を縛つたまま放つ    博

    ストリ-トビュ-に怪し人影      七

   しわくちやの紙伸しをる朧月       尖

    現代貨幣理論うららか         り

   花衣かぶせ亡骸若返る          子

    ロバのパン屋の歌に反応        ぎ

ナオ 関取のひとりふたりと目を覚ます     男

    雨の匂ひのまじる潮騒         博

   あまやかな夕べを過ぐる舌触り      七

    手のひらぢかに何を書いたの      尖

   心臓へそのまま続く運命線        り

    暗きところにじつと神馬は       子

   旧臘の酔ひに若水沁み渡る        ぎ

    選挙に落ちて枯木みつめる       男

   メンタルのバリアフリーが必要に     博

    白い廊下のどこまでも夢        七

   ジオラマの湾へ月光鉄路へも       尖

    フィリピン沖にふたつ台風       り

ナウ 洪鐘は座禅のかたち紅葉山        子

    鳩サブレーで虫押さへする       ぎ

   めぐりきてドゴール帽につもる雪     男

    修正写真何を消そうか         博


 七さん、花の座をお願いします。

 

ナウ4  投稿者:KOIKE  投稿日:2019年 7月26日(金)22時42分8秒

  もう花前ですか。

早いですね。


打越 鳩サブレーで虫押さへする

前句  めぐりきてドゴール帽につもる雪


付句案 修正写真何を消そうか

    ネットで買った演説の本

    いろはにほへとすでに思ひ出


よろしくお願いします。  

つけて名をの巻 ナウ3  投稿者:ゆかり  投稿日:2019年 7月26日(金)13時01分35秒

   鯖男さん、ありがとうございます。「ドゴール帽」がみょうに可笑しいので一句目を頂きます。


   つけて名を呼ぶことのなき金魚かな   火尖

    レゴの欠片を拾ふ明易       ゆかり

   てつぺんを翔ちたる翼ぶ厚くて    佳世子

    野ねずみひそむ秋草の原      ゆらぎ

   姉妹して月のひかりをすがめたる    鯖男

    口頭試問迫るうそ寒         正博

ウ  滑舌の酷さを買はれ金庫番        七

    カションカションと逃げるロボット   尖

   着ぐるみをはづして鯛焼をもらひ     り

    障子を破る猫の慕し          子

   絶え絶えに声はつづいて鄙の宿      ぎ

    別れの朝のコーヒーにニド       男

   ナオミちやんの足を縛つたまま放つ    博

    ストリ-トビュ-に怪し人影      七

   しわくちやの紙伸しをる朧月       尖

    現代貨幣理論うららか         り

   花衣かぶせ亡骸若返る          子

    ロバのパン屋の歌に反応        ぎ

ナオ 関取のひとりふたりと目を覚ます     男

    雨の匂ひのまじる潮騒         博

   あまやかな夕べを過ぐる舌触り      七

    手のひらぢかに何を書いたの      尖

   心臓へそのまま続く運命線        り

    暗きところにじつと神馬は       子

   旧臘の酔ひに若水沁み渡る        ぎ

    選挙に落ちて枯木みつめる       男

   メンタルのバリアフリーが必要に     博

    白い廊下のどこまでも夢        七

   ジオラマの湾へ月光鉄路へも       尖

    フィリピン沖にふたつ台風       り

ナウ 洪鐘は座禅のかたち紅葉山        子

    鳩サブレーで虫押さへする       ぎ

   めぐりきてドゴール帽につもる雪     男


 正博さん、雑か春で花前をお願いします。


 

雪の句  投稿者:鯖男  投稿日:2019年 7月26日(金)12時48分16秒

  雪の句が作れるとはうれしいですね。

雪でみっつ作ってみました。


  めぐりきてドゴール帽につもる雪

  雪ふるを友に伝へん電波にて

  ささめ雪普請途中の骨組に



もうすぐおわると思うと緊張します。

 

つけて名をの巻 ナウ2  投稿者:ゆかり  投稿日:2019年 7月26日(金)01時08分19秒

   ゆらぎさん、ありがとうございます。これは二句目が断然いいでしょう。「虫」単独であれば秋の季語ですが、秋が四句目かと一瞬思わせて「虫押さへ」である、という…。


   つけて名を呼ぶことのなき金魚かな   火尖

    レゴの欠片を拾ふ明易       ゆかり

   てつぺんを翔ちたる翼ぶ厚くて    佳世子

    野ねずみひそむ秋草の原      ゆらぎ

   姉妹して月のひかりをすがめたる    鯖男

    口頭試問迫るうそ寒         正博

ウ  滑舌の酷さを買はれ金庫番        七

    カションカションと逃げるロボット   尖

   着ぐるみをはづして鯛焼をもらひ     り

    障子を破る猫の慕し          子

   絶え絶えに声はつづいて鄙の宿      ぎ

    別れの朝のコーヒーにニド       男

   ナオミちやんの足を縛つたまま放つ    博

    ストリ-トビュ-に怪し人影      七

   しわくちやの紙伸しをる朧月       尖

    現代貨幣理論うららか         り

   花衣かぶせ亡骸若返る          子

    ロバのパン屋の歌に反応        ぎ

ナオ 関取のひとりふたりと目を覚ます     男

    雨の匂ひのまじる潮騒         博

   あまやかな夕べを過ぐる舌触り      七

    手のひらぢかに何を書いたの      尖

   心臓へそのまま続く運命線        り

    暗きところにじつと神馬は       子

   旧臘の酔ひに若水沁み渡る        ぎ

    選挙に落ちて枯木みつめる       男

   メンタルのバリアフリーが必要に     博

    白い廊下のどこまでも夢        七

   ジオラマの湾へ月光鉄路へも       尖

    フィリピン沖にふたつ台風       り

ナウ 洪鐘は座禅のかたち紅葉山        子

    鳩サブレーで虫押さへする       ぎ


 鯖男さん、雑か雪でお願いします。  

つけて名をの巻 ナウ2  投稿者:ゆらぎ  投稿日:2019年 7月25日(木)20時03分24秒

  分別ゴミは指定日に出す


鳩サブレーで虫押さへする


行住坐臥に体幹鍛ふ


よろしくお願い致します。

禅寺の磁場は強力でした…




 

つけて名をの巻 ナウ1  投稿者:ゆかり  投稿日:2019年 7月25日(木)10時12分19秒

  佳世子さん、ありがとうございます。「台風との前後関係むずかしいです」ということですが、まず、打越と前句の関係がどうなっているかというと、「そんなこととはつゆ知らず」とか「とは知るよしもなかった」みたいな関係になっています。


打越   ジオラマの湾へ月光鉄路へも       尖

前句    フィリピン沖にふたつ台風       り


 別の言い方をすれば、あまり関係のないものをぽんと置くことによって、打越の句が単独で持っていた平和で静謐な世界に、永続性の見えない緊張を与えているわけです。その上で、各句を見て行きましょう。


一句目…言外に鎮魂のニュアンスも感じられて、よい句だと思います。「洪鐘は座禅のかたち/紅葉山」と切れる構造ではありますが、下五はただの場所の提示なのでさほど切れが気になるものでもありません。

二句目…打越→前句で飛んで、前句→付け句でまた飛んでしまった感があり、前句が生きていない気がします。

三句目…「温泉は素通り/虫の国へ入る」と一句の中でふたつのことを言っているので、前句との関係が分かりにくくなっています。連句は前句との関係でなんぼなので、付句の中で自分ひとりで複雑な関係を組み立てると、過剰なことになります。


というわけで一句目を頂きます。


   つけて名を呼ぶことのなき金魚かな   火尖

    レゴの欠片を拾ふ明易       ゆかり

   てつぺんを翔ちたる翼ぶ厚くて    佳世子

    野ねずみひそむ秋草の原      ゆらぎ

   姉妹して月のひかりをすがめたる    鯖男

    口頭試問迫るうそ寒         正博

ウ  滑舌の酷さを買はれ金庫番        七

    カションカションと逃げるロボット   尖

   着ぐるみをはづして鯛焼をもらひ     り

    障子を破る猫の慕し          子

   絶え絶えに声はつづいて鄙の宿      ぎ

    別れの朝のコーヒーにニド       男

   ナオミちやんの足を縛つたまま放つ    博

    ストリ-トビュ-に怪し人影      七

   しわくちやの紙伸しをる朧月       尖

    現代貨幣理論うららか         り

   花衣かぶせ亡骸若返る          子

    ロバのパン屋の歌に反応        ぎ

ナオ 関取のひとりふたりと目を覚ます     男

    雨の匂ひのまじる潮騒         博

   あまやかな夕べを過ぐる舌触り      七

    手のひらぢかに何を書いたの      尖

   心臓へそのまま続く運命線        り

    暗きところにじつと神馬は       子

   旧臘の酔ひに若水沁み渡る        ぎ

    選挙に落ちて枯木みつめる       男

   メンタルのバリアフリーが必要に     博

    白い廊下のどこまでも夢        七

   ジオラマの湾へ月光鉄路へも       尖

    フィリピン沖にふたつ台風       り

ナウ 洪鐘は座禅のかたち紅葉山        子


 ゆらぎさん、秋が三句続きましたので、雑でお願いします。




 

つけて名をの巻 ナウ  投稿者:佳世子  投稿日:2019年 7月25日(木)08時02分44秒

  ジオラマの湾へ月光鉄路へも       尖

    フィリピン沖にふたつ台風       り





洪鐘は座禅のかたち紅葉山


くちなはのやつぱり戻る好きな穴


温泉は素通り虫の国へ入る



台風との前後関係むずかしいです。よろしくお願いします。


 

つけて名をの巻 ナオ12  投稿者:ゆかり  投稿日:2019年 7月24日(水)20時59分45秒

  火尖さん、ありがとうございます。

一句目…「検査室」が打越に障るかな、と。

三句目…「ちゅうぶる」と読むのですね。あまり月をフィーチャーした感じがしないところが微妙です。


 というわけで、二句目を頂きます。


   つけて名を呼ぶことのなき金魚かな   火尖

    レゴの欠片を拾ふ明易       ゆかり

   てつぺんを翔ちたる翼ぶ厚くて    佳世子

    野ねずみひそむ秋草の原      ゆらぎ

   姉妹して月のひかりをすがめたる    鯖男

    口頭試問迫るうそ寒         正博

ウ  滑舌の酷さを買はれ金庫番        七

    カションカションと逃げるロボット   尖

   着ぐるみをはづして鯛焼をもらひ     り

    障子を破る猫の慕し          子

   絶え絶えに声はつづいて鄙の宿      ぎ

    別れの朝のコーヒーにニド       男

   ナオミちやんの足を縛つたまま放つ    博

    ストリ-トビュ-に怪し人影      七

   しわくちやの紙伸しをる朧月       尖

    現代貨幣理論うららか         り

   花衣かぶせ亡骸若返る          子

    ロバのパン屋の歌に反応        ぎ

ナオ 関取のひとりふたりと目を覚ます     男

    雨の匂ひのまじる潮騒         博

   あまやかな夕べを過ぐる舌触り      七

    手のひらぢかに何を書いたの      尖

   心臓へそのまま続く運命線        り

    暗きところにじつと神馬は       子

   旧臘の酔ひに若水沁み渡る        ぎ

    選挙に落ちて枯木みつめる       男

   メンタルのバリアフリーが必要に     博

    白い廊下のどこまでも夢        七

   ジオラマの湾へ月光鉄路へも       尖

    フィリピン沖にふたつ台風       り

ナウ


 さて名残裏です。以後は悪ふざけは控え、ゴールを目指して下さい。佳世子さん、秋の句を続けて下さい。同季の中では時間順なので、台風よりも前に戻らないようにお願いします。  

つけて名をの巻 ナオ11  投稿者:火尖  投稿日:2019年 7月24日(水)19時24分48秒 編集済

     メンタルのバリアフリーが必要に     博

    白い廊下のどこまでも夢        七


月光の屈折したる検査室

ジオラマの湾へ月光鉄路へも

中古の鉛筆は月なぞり終へ


よろしくお願いします


 

(無題)  投稿者:火尖  投稿日:2019年 7月24日(水)17時30分0秒

  ありがとうございます。七さんからの好パスを活かしたいですね。  

月  投稿者:ゆかり  投稿日:2019年 7月24日(水)16時43分45秒

   ほんものの月を、愛でる態度で詠んでいるものならありです。


九月、十月のたぐい…ほんものの月を詠んでないのでだめ。

星月夜…星が月のように明るいの意で、月を詠んでないのでだめ。

十三夜、十六夜のたぐい…月の字がないけど、月を詠んでいるのであり。(このあたり必ず「花」の字をいれる花の座とは違うみたい)

雨月、無月のたぐい…月がないことを詠むのも月を愛でてこその現れなので、あり。


 打越が丸いとか明るいとかで月そのものを出しにくいときなどは、こぼしたり繰り上げたり(どちらも11句目でなくするの意)、総じてケースバイケースで判断します。  

(無題)  投稿者:火尖  投稿日:2019年 7月24日(水)15時45分40秒

  月はいわゆる月の一語のみですか。満月、月明、月代などもありですか?  

つけて名をの巻 ナオ10  投稿者:ゆかり  投稿日:2019年 7月24日(水)15時25分12秒

   七さん、ありがとうございます。三句目がなんともバリアフリーでいいのですが(^^);、韻律がよろしくないので整えます。


   つけて名を呼ぶことのなき金魚かな   火尖

    レゴの欠片を拾ふ明易       ゆかり

   てつぺんを翔ちたる翼ぶ厚くて    佳世子

    野ねずみひそむ秋草の原      ゆらぎ

   姉妹して月のひかりをすがめたる    鯖男

    口頭試問迫るうそ寒         正博

ウ  滑舌の酷さを買はれ金庫番        七

    カションカションと逃げるロボット   尖

   着ぐるみをはづして鯛焼をもらひ     り

    障子を破る猫の慕し          子

   絶え絶えに声はつづいて鄙の宿      ぎ

    別れの朝のコーヒーにニド       男

   ナオミちやんの足を縛つたまま放つ    博

    ストリ-トビュ-に怪し人影      七

   しわくちやの紙伸しをる朧月       尖

    現代貨幣理論うららか         り

   花衣かぶせ亡骸若返る          子

    ロバのパン屋の歌に反応        ぎ

ナオ 関取のひとりふたりと目を覚ます     男

    雨の匂ひのまじる潮騒         博

   あまやかな夕べを過ぐる舌触り      七

    手のひらぢかに何を書いたの      尖

   心臓へそのまま続く運命線        り

    暗きところにじつと神馬は       子

   旧臘の酔ひに若水沁み渡る        ぎ

    選挙に落ちて枯木みつめる       男

   メンタルのバリアフリーが必要に     博

    白い廊下のどこまでも夢        七


 火尖さん、月の座をお願いします。そこから三句秋の句が続きます。

 

つけてをの巻 ナオ10  投稿者:七  投稿日:2019年 7月24日(水)12時35分42秒

   選挙に落ちて枯木みつめる       男

   メンタルのバリアフリーが必要に     博


ちゃら男ちゃら子の優雅な暮らし

胸ポケットに星月夜入れ

どこまでも白い廊下の夢



ムズカシイ、梅雨明けはまだか・・・どうでしょう。

 

つけて名をの巻 ナオ9  投稿者:ゆかり  投稿日:2019年 7月23日(火)23時29分36秒

   正博さん、ありがとうございます。大打越が「神馬」で打越が「若水」なので、「上皇」も「薬師如来」もちょっと微妙なところがありますよね。ううむ。三句目を頂きます。「メンタルのバリアフリー」って、うう、華奢ですね…。


   つけて名を呼ぶことのなき金魚かな   火尖

    レゴの欠片を拾ふ明易       ゆかり

   てつぺんを翔ちたる翼ぶ厚くて    佳世子

    野ねずみひそむ秋草の原      ゆらぎ

   姉妹して月のひかりをすがめたる    鯖男

    口頭試問迫るうそ寒         正博

ウ  滑舌の酷さを買はれ金庫番        七

    カションカションと逃げるロボット   尖

   着ぐるみをはづして鯛焼をもらひ     り

    障子を破る猫の慕し          子

   絶え絶えに声はつづいて鄙の宿      ぎ

    別れの朝のコーヒーにニド       男

   ナオミちやんの足を縛つたまま放つ    博

    ストリ-トビュ-に怪し人影      七

   しわくちやの紙伸しをる朧月       尖

    現代貨幣理論うららか         り

   花衣かぶせ亡骸若返る          子

    ロバのパン屋の歌に反応        ぎ

ナオ 関取のひとりふたりと目を覚ます     男

    雨の匂ひのまじる潮騒         博

   あまやかな夕べを過ぐる舌触り      七

    手のひらぢかに何を書いたの      尖

   心臓へそのまま続く運命線        り

    暗きところにじつと神馬は       子

   旧臘の酔ひに若水沁み渡る        ぎ

    選挙に落ちて枯木みつめる       男

   メンタルのバリアフリーが必要に     博


 七さん、秋か雑でお願いします。11句目の火尖さんが月の座となります。そうとう変な句でもよいです。  

ナオ9  投稿者:KOIKE  投稿日:2019年 7月23日(火)23時14分49秒

  打越 旧臘の酔ひに若水沁み渡る

前句  選挙に落ちて枯木みつめる


付句案、雑ですね。


上皇の行在所あり隠岐の島

黄昏れて薬師如来のうしろかげ

メンタルのバリアフリーが必要に


よろしくお願いします。  

つけて名をの巻 ナオ8  投稿者:ゆかり  投稿日:2019年 7月23日(火)21時47分21秒

   鯖男さん、ありがとうございます。

一句目…熱湯芸人なら思い浮かぶのですが、それはさておき前句が「若水」だからもう少し遠い方がいいでしょう。

二句目…のぼっちゃまずいでしょう。その前くらいにとどめたいです。

三句目…さすがにナポレオンは遠いでしょうと思ったのですが、「旧臘の酔ひ」ってナポレオンを飲んでいたのでしょうか。ううむ。


 というわけで二句目をちょっと手直しして頂くことにします。


   つけて名を呼ぶことのなき金魚かな   火尖

    レゴの欠片を拾ふ明易       ゆかり

   てつぺんを翔ちたる翼ぶ厚くて    佳世子

    野ねずみひそむ秋草の原      ゆらぎ

   姉妹して月のひかりをすがめたる    鯖男

    口頭試問迫るうそ寒         正博

ウ  滑舌の酷さを買はれ金庫番        七

    カションカションと逃げるロボット   尖

   着ぐるみをはづして鯛焼をもらひ     り

    障子を破る猫の慕し          子

   絶え絶えに声はつづいて鄙の宿      ぎ

    別れの朝のコーヒーにニド       男

   ナオミちやんの足を縛つたまま放つ    博

    ストリ-トビュ-に怪し人影      七

   しわくちやの紙伸しをる朧月       尖

    現代貨幣理論うららか         り

   花衣かぶせ亡骸若返る          子

    ロバのパン屋の歌に反応        ぎ

ナオ 関取のひとりふたりと目を覚ます     男

    雨の匂ひのまじる潮騒         博

   あまやかな夕べを過ぐる舌触り      七

    手のひらぢかに何を書いたの      尖

   心臓へそのまま続く運命線        り

    暗きところにじつと神馬は       子

   旧臘の酔ひに若水沁み渡る        ぎ

    選挙に落ちて枯木みつめる       男


 正博さん、雑でお願いします。

 

冬の句  投稿者:鯖男  投稿日:2019年 7月23日(火)20時46分6秒

  遅くなりました

すぐにめぐってきますね

冬の句…


     冷たい池にはひる芸人

     選挙に落ちて枯木にのぼる

    吹雪のなかを嘯く奈翁


奈翁はナポレオンのつもり…

 

つけて名をの巻 ナオ7  投稿者:ゆかり  投稿日:2019年 7月23日(火)01時33分2秒

   ゆらぎさん、ありがとうございます。また、難しいことばを…。一句目を頂きます。ちょうどお酒の句がないなと思っていたところでもあります。


   つけて名を呼ぶことのなき金魚かな   火尖

    レゴの欠片を拾ふ明易       ゆかり

   てつぺんを翔ちたる翼ぶ厚くて    佳世子

    野ねずみひそむ秋草の原      ゆらぎ

   姉妹して月のひかりをすがめたる    鯖男

    口頭試問迫るうそ寒         正博

ウ  滑舌の酷さを買はれ金庫番        七

    カションカションと逃げるロボット   尖

   着ぐるみをはづして鯛焼をもらひ     り

    障子を破る猫の慕し          子

   絶え絶えに声はつづいて鄙の宿      ぎ

    別れの朝のコーヒーにニド       男

   ナオミちやんの足を縛つたまま放つ    博

    ストリ-トビュ-に怪し人影      七

   しわくちやの紙伸しをる朧月       尖

    現代貨幣理論うららか         り

   花衣かぶせ亡骸若返る          子

    ロバのパン屋の歌に反応        ぎ

ナオ 関取のひとりふたりと目を覚ます     男

    雨の匂ひのまじる潮騒         博

   あまやかな夕べを過ぐる舌触り      七

    手のひらぢかに何を書いたの      尖

   心臓へそのまま続く運命線        り

    暗きところにじつと神馬は       子

   旧臘の酔ひに若水沁み渡る        ぎ


 鯖男さん、正月は一句で打ち棄てて冬へ行きましょうか。  

ナオ7  投稿者:ゆらぎ  投稿日:2019年 7月22日(月)22時37分18秒

  旧臘の酔ひに若水沁み渡る


堂々と朝から呑む日初参り


酔脚のままに越えたり去年今年



お正月の季語は古いことばが多いので難しかったです。

これでいいのかどうか…

見当外れでしたら、ご教示ください。

よろしくお願い致します。

 

つけて名をの巻 ナオ6  投稿者:ゆかり  投稿日:2019年 7月22日(月)16時17分54秒

  佳世子さん、ありがとうございます。

では三句目を頂きます。


   つけて名を呼ぶことのなき金魚かな   火尖

    レゴの欠片を拾ふ明易       ゆかり

   てつぺんを翔ちたる翼ぶ厚くて    佳世子

    野ねずみひそむ秋草の原      ゆらぎ

   姉妹して月のひかりをすがめたる    鯖男

    口頭試問迫るうそ寒         正博

ウ  滑舌の酷さを買はれ金庫番        七

    カションカションと逃げるロボット   尖

   着ぐるみをはづして鯛焼をもらひ     り

    障子を破る猫の慕し          子

   絶え絶えに声はつづいて鄙の宿      ぎ

    別れの朝のコーヒーにニド       男

   ナオミちやんの足を縛つたまま放つ    博

    ストリ-トビュ-に怪し人影      七

   しわくちやの紙伸しをる朧月       尖

    現代貨幣理論うららか         り

   花衣かぶせ亡骸若返る          子

    ロバのパン屋の歌に反応        ぎ

ナオ 関取のひとりふたりと目を覚ます     男

    雨の匂ひのまじる潮騒         博

   あまやかな夕べを過ぐる舌触り      七

    手のひらぢかに何を書いたの      尖

   心臓へそのまま続く運命線        り

    暗きところにじつと神馬は       子


 ゆらぎさん、正月関係でなにかお願いします。「月」の字、「花」の字はなしで…。

 

手直しです。  投稿者:佳世子  投稿日:2019年 7月22日(月)15時45分13秒

  日傘の中に見しは鱗か


昨日落ちたるままのブレーカー


暗きところにじつと神馬は



手直ししてみました~  

ううむ  投稿者:ゆかり  投稿日:2019年 7月22日(月)14時37分59秒 編集済

  佳世子さん、ありがとうございます。離れ方はいいのですが、七七になっていない句がありますね。ちょっと手直ししてみて下さい。  

つけて名をの巻 ナオ6  投稿者:佳世子  投稿日:2019年 7月22日(月)13時51分22秒

      あまやかな夕べを過ぐる舌触り      七

    手のひらぢかに何を書いたの      尖

   心臓へそのまま続く運命線        り



日傘の中に見しは鱗か


落ちたるままのブレーカー


暗きにじつとゐる神馬




こんな離れ方でいいのでしょうか?




 

つけて名をの巻 ナオ5  投稿者:ゆかり  投稿日:2019年 7月22日(月)12時34分58秒 編集済

   火尖さん、ありがとうございます。二句目を頂きたいのですが、変化をつけて口語にしてみます。


   つけて名を呼ぶことのなき金魚かな   火尖

    レゴの欠片を拾ふ明易       ゆかり

   てつぺんを翔ちたる翼ぶ厚くて    佳世子

    野ねずみひそむ秋草の原      ゆらぎ

   姉妹して月のひかりをすがめたる    鯖男

    口頭試問迫るうそ寒         正博

ウ  滑舌の酷さを買はれ金庫番        七

    カションカションと逃げるロボット   尖

   着ぐるみをはづして鯛焼をもらひ     り

    障子を破る猫の慕し          子

   絶え絶えに声はつづいて鄙の宿      ぎ

    別れの朝のコーヒーにニド       男

   ナオミちやんの足を縛つたまま放つ    博

    ストリ-トビュ-に怪し人影      七

   しわくちやの紙伸しをる朧月       尖

    現代貨幣理論うららか         り

   花衣かぶせ亡骸若返る          子

    ロバのパン屋の歌に反応        ぎ

ナオ 関取のひとりふたりと目を覚ます     男

    雨の匂ひのまじる潮騒         博

   あまやかな夕べを過ぐる舌触り      七

    手のひらぢかに何を書いたの      尖

   心臓へそのまま続く運命線        り


 佳世子さん、恋を離れて下さい。

 


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