2022年7月9日土曜日

掲示板過去ログ179

 2019年 8月 2日(金)21時55分14秒から2019年 8月21日(水)12時47分7秒まで。




かなかな ウ11  投稿者:あんこ  投稿日:2019年 8月21日(水)12時47分7秒

  下萌をボーイスカウト駆けてくる     子

  げにかぐはしき佐保姫のひだ      り


ゆく春のいきなり間違へるソナタ     こ

風光るテラスへスパゲティ二つ


お捌き願います。  

 

 

かなかな ウ10  投稿者:ゆかり  投稿日:2019年 8月20日(火)15時15分13秒

   付けます。


   かなかなや他人の住んでゐる生家    陽子

    釣瓶落しへ豆腐屋の笛       ゆかり

   月光を物理学者のすり抜けて     あんこ

    狂ひ咲きをる病院の庭        媚庵

   洟水に似たる氷柱をへし折らん     銀河

    夜毎天狗は高尾の森で        月犬

ウ  語部の塩辛声のしみわたる        令

    南の島の白き砂浜           子

   たつぷりと塗つてと言ひて横たはり    り

    背骨をなぞるこそばゆき指       こ

   三味線の皮は猫だと教へられ       庵

    蝙蝠の影よぎる月面          河

   書棚には伯爵領といふ句集        犬

    前へ倣へで靴の形に          令

   下萌をボーイスカウト駆けてくる     子

    げにかぐはしき佐保姫のひだ      り


 あんこさん、本来花の座の場所ですが、第三の月の座がありましたので、ふつうの春の句をお願いします。  

かなかな ウ9  投稿者:ゆかり  投稿日:2019年 8月20日(火)01時18分50秒

   陽子さん、ありがとうございます。二句目がいい感じです。


   かなかなや他人の住んでゐる生家    陽子

    釣瓶落しへ豆腐屋の笛       ゆかり

   月光を物理学者のすり抜けて     あんこ

    狂ひ咲きをる病院の庭        媚庵

   洟水に似たる氷柱をへし折らん     銀河

    夜毎天狗は高尾の森で        月犬

ウ  語部の塩辛声のしみわたる        令

    南の島の白き砂浜           子

   たつぷりと塗つてと言ひて横たはり    り

    背骨をなぞるこそばゆき指       こ

   三味線の皮は猫だと教へられ       庵

    蝙蝠の影よぎる月面          河

   書棚には伯爵領といふ句集        犬

    前へ倣へで靴の形に          令

   下萌をボーイスカウト駆けてくる     子


 次は私です。しばしお待ち下さい。


 

(無題)  投稿者:陽子  投稿日:2019年 8月20日(火)00時37分48秒

  おまたせしました。


書棚には伯爵領といふ句集        犬

 前へ倣へで靴の形に          令


二時間目体育座りで眺めをり    陽子

下萌をボーイスカウト駆けてくる

鴨川に人影まばらなる余寒

冴返る集団行動の交差


お捌きお願いしますっ!  

かなかな ウ8  投稿者:ゆかり  投稿日:2019年 8月19日(月)01時07分42秒

   令さん、月犬さん、分かりました。ありがとうございます。ではそのまま頂きます。


   かなかなや他人の住んでゐる生家    陽子

    釣瓶落しへ豆腐屋の笛       ゆかり

   月光を物理学者のすり抜けて     あんこ

    狂ひ咲きをる病院の庭        媚庵

   洟水に似たる氷柱をへし折らん     銀河

    夜毎天狗は高尾の森で        月犬

ウ  語部の塩辛声のしみわたる        令

    南の島の白き砂浜           子

   たつぷりと塗つてと言ひて横たはり    り

    背骨をなぞるこそばゆき指       こ

   三味線の皮は猫だと教へられ       庵

    蝙蝠の影よぎる月面          河

   書棚には伯爵領といふ句集        犬

    前へ倣へで靴の形に          令


 さて、このまま行くと第三で月を詠んだあんこさんにまたしても花の座が回ってしまいますので、折端の媚庵さんに花を詠んでもらおうと思います。陽子さん、雑か初春でお願いします。同季だと時間順という約束ごとがありまして、それで初春のなにかという意味です。文字通り「初春」の字を使う訳ではありません。あと、春の季語ってけっこう「春」の字を無理矢理つけた「春炬燵」とか「春ショール」とかがあるのですが、「春」の字がないものに挑戦して下さい。


 

月犬さま  投稿者:令  投稿日:2019年 8月18日(日)21時41分57秒

  あっ、すごい!

 

ふふふ  投稿者:月犬  投稿日:2019年 8月18日(日)21時34分5秒

  令さん、縦組みでこんな感じですよね。

ウインドウズでうまく読めるかどうか。




    か降

   蝋なる

 舞輪燭た雪

靴踏のの の  

ダンス靴  投稿者:令  投稿日:2019年 8月18日(日)20時45分11秒 編集済

  重信は多行形式で書いています。

『伯爵領』では掉尾の白丸や黒丸や星の並んだ句も有名ですが、ダンス靴を詠んだこんな句があります。


降る雪の

かなた

 蝋燭の

  輪の

  舞踏

   靴


ここでは横書きになるからわかりにくいですが、縦書きだとヒールのある靴の形になってるんです。

『伯爵領』が出たので、それを思い出しました。


私のパソコンはマックなので、空白とか開けた場合ウィンドウズで見ると

全然書いた通りに表れていないことがありますが、

上記もちゃんと出てるか心配。

ともかく、




が一直線になって語の上部に空白があるという配置になっています。

 

うっ  投稿者:ゆかり  投稿日:2019年 8月18日(日)20時27分53秒

  令さん、ありがとうございます。

不勉強で付け筋がよくわかりません。前句とどうつながっているのですか。  

かなかな  投稿者:令  投稿日:2019年 8月18日(日)20時04分0秒

      前へ倣へで靴の形に          令


どうでせうか。

お捌きください。  

かなかな ウ7  投稿者:ゆかり  投稿日:2019年 8月18日(日)13時16分20秒

   月犬さん、ありがとうございます。

一句目…「夏の」とかナマで使いたくないし、「南の島」が既出なので「東欧」とかナマで使いたくないです。

二句目…重信ですね。マニアックな…。


というわけで二句目を頂きます。


   かなかなや他人の住んでゐる生家    陽子

    釣瓶落しへ豆腐屋の笛       ゆかり

   月光を物理学者のすり抜けて     あんこ

    狂ひ咲きをる病院の庭        媚庵

   洟水に似たる氷柱をへし折らん     銀河

    夜毎天狗は高尾の森で        月犬

ウ  語部の塩辛声のしみわたる        令

    南の島の白き砂浜           子

   たつぷりと塗つてと言ひて横たはり    り

    背骨をなぞるこそばゆき指       こ

   三味線の皮は猫だと教へられ       庵

    蝙蝠の影よぎる月面          河

   書棚には伯爵領といふ句集        犬


 令さん、雑で着実に塁を進めて下さい。


 

かなかな  投稿者:月犬  投稿日:2019年 8月18日(日)10時03分50秒

     三味線の皮は猫だと教へられ       庵

    蝙蝠の影よぎる月面          河



   東欧の古城を夏の館とす         犬


   書棚には伯爵領といふ句集


どうでせうか。お捌きください。  

かなかな ウ6  投稿者:ゆかり  投稿日:2019年 8月18日(日)01時42分27秒

   一句目が不吉でいいと思います。


   かなかなや他人の住んでゐる生家    陽子

    釣瓶落しへ豆腐屋の笛       ゆかり

   月光を物理学者のすり抜けて     あんこ

    狂ひ咲きをる病院の庭        媚庵

   洟水に似たる氷柱をへし折らん     銀河

    夜毎天狗は高尾の森で        月犬

ウ  語部の塩辛声のしみわたる        令

    南の島の白き砂浜           子

   たつぷりと塗つてと言ひて横たはり    り

    背骨をなぞるこそばゆき指       こ

   三味線の皮は猫だと教へられ       庵

    蝙蝠の影よぎる月面          河


 月犬さん、雑でも夏でも。

 

「熱帯夜」はおかしいなあ。  投稿者:銀河  投稿日:2019年 8月18日(日)01時17分39秒

  「南の島」すでに。があるから、もう一案は以下にします。


打ち上げ花火そして繊月 河  

いかがでせうか ^^;  投稿者:銀河  投稿日:2019年 8月18日(日)01時01分50秒

      南の島の白き砂浜           子

   たつぷりと塗つてと言ひて横たはり    り

    背骨をなぞるこそばゆき指       こ

   三味線の皮は猫だと教へられ       庵


    こうもりの影よぎる月面        河

    繊月なれど熱帯夜らし         河  

いえいえ  投稿者:ゆかり  投稿日:2019年 8月18日(日)00時36分14秒

  はい、大丈夫です。  

ごめんなさい  投稿者:銀河  投稿日:2019年 8月18日(日)00時24分28秒

  夏を読み落としていました。しばしお待ちくださいますか?  

ううむ  投稿者:ゆかり  投稿日:2019年 8月17日(土)23時51分40秒

   銀河さん、ありがとうございます。夏の月だと言っているのに…。


一句目…「狼」で冬ですが、表五句目で冬を離れてずっと雑なので、冬に戻りたくないです。

二句目…このままだと秋だし、「豆腐屋」が既出なので「油問屋」は出したくないです。


 もう一句お願いします。  

かなかな ウ6  案  投稿者:銀河  投稿日:2019年 8月17日(土)23時37分55秒

  かなかなや他人の住んでゐる生家    陽子

    釣瓶落しへ豆腐屋の笛       ゆかり

   月光を物理学者のすり抜けて     あんこ

    狂ひ咲きをる病院の庭        媚庵

   洟水に似たる氷柱をへし折らん     銀河

    夜毎天狗は高尾の森で        月犬

ウ  語部の塩辛声のしみわたる        令

    南の島の白き砂浜           子

   たつぷりと塗つてと言ひて横たはり    り

    背骨をなぞるこそばゆき指       こ

   三味線の皮は猫だと教へられ       庵


    案

  狼耐えし今の世の月       河

  油問屋の屋根に三日月     河


いかがでせうか?  

かなかな ウ5  投稿者:ゆかり  投稿日:2019年 8月17日(土)10時41分0秒

   媚庵さん、ありがとうございます。どちらも面白いですね。前を見ると第三に「物理学者」があるので遠い方の二句目を頂きます。


   かなかなや他人の住んでゐる生家    陽子

    釣瓶落しへ豆腐屋の笛       ゆかり

   月光を物理学者のすり抜けて     あんこ

    狂ひ咲きをる病院の庭        媚庵

   洟水に似たる氷柱をへし折らん     銀河

    夜毎天狗は高尾の森で        月犬

ウ  語部の塩辛声のしみわたる        令

    南の島の白き砂浜           子

   たつぷりと塗つてと言ひて横たはり    り

    背骨をなぞるこそばゆき指       こ

   三味線の皮は猫だと教へられ       庵


 銀河さん、恋を離れました。短句ですが夏の月などどうですか。  

ウ5  投稿者:媚庵  投稿日:2019年 8月17日(土)08時48分3秒

        語部の塩辛声のしみわたる        令

    南の島の白き砂浜           子

   たつぷりと塗つてと言ひて横たはり    り

    背骨をなぞるこそばゆき指       こ


   理科室にオバケが出るといふ噂      庵

   三味線の皮は猫だと教えられ


おはようございます。いかがでしょうか。

 

かなかなの巻 ウ4  投稿者:ゆかり  投稿日:2019年 8月16日(金)21時01分57秒

  あんこさん、ありがとうございます。二句目は打越の「白」に「黒」ですかとか、恋っぽくないなとか、いろいろあるので一句目を頂きますが、一句目も恋っぽくないですね。


   かなかなや他人の住んでゐる生家    陽子

    釣瓶落しへ豆腐屋の笛       ゆかり

   月光を物理学者のすり抜けて     あんこ

    狂ひ咲きをる病院の庭        媚庵

   洟水に似たる氷柱をへし折らん     銀河

    夜毎天狗は高尾の森で        月犬

ウ  語部の塩辛声のしみわたる        令

    南の島の白き砂浜           子

   たつぷりと塗つてと言ひて横たはり    り

    背骨をなぞるこそばゆき指       こ


 媚庵さん、恋を離れるのでも続けるのでも。

 

かなかなの巻 ウ4  投稿者:あんこ  投稿日:2019年 8月16日(金)17時40分58秒

  背骨をなぞるこそばゆき指 こ

星座のごとき黒子の三つ


この残暑に恋…(^_^;) お捌き願います。  

かなかな ウ3  投稿者:ゆかり  投稿日:2019年 8月16日(金)08時57分25秒

   陽子さん、ありがとうございます。そうそう、こんな感じ。


   かなかなや他人の住んでゐる生家    陽子

    釣瓶落しへ豆腐屋の笛       ゆかり

   月光を物理学者のすり抜けて     あんこ

    狂ひ咲きをる病院の庭        媚庵

   洟水に似たる氷柱をへし折らん     銀河

    夜毎天狗は高尾の森で        月犬

ウ  語部の塩辛声のしみわたる        令

    南の島の白き砂浜           子

   たつぷりと塗つてと言ひて横たはり    り


 あんこさん、恋でお願いします。  

塩辛声の叙景  投稿者:陽子  投稿日:2019年 8月16日(金)00時29分3秒

  叙景のみの~高尾の森に障らず~塩辛声のナレーションが似合いそうな?ということで、難しかったです。


南の島の白き砂浜  陽子


よろしくお願いします。  

かなかな ウ1  投稿者:ゆかり  投稿日:2019年 8月15日(木)13時12分26秒

   令さん、ありがとうございます。


   かなかなや他人の住んでゐる生家   陽子

    釣瓶落しへ豆腐屋の笛      ゆかり

   月光を物理学者のすり抜けて    あんこ

    狂ひ咲きをる病院の庭       媚庵

   洟水に似たる氷柱をへし折らん    銀河

    夜毎天狗は高尾の森で       月犬

ウ  語部の塩辛声のしみわたる       令


 この七人で膝送りとします。一巡して陽子さん、他人、豆腐屋、物理学者、天狗、語部とやたら人が多いので(天狗は人なのか…)、ここらで叙景のみの句をお願いします。高尾の森に障らず塩辛声のナレーションが似合いそうなところをひとつ。  

かなかな7  投稿者:令  投稿日:2019年 8月15日(木)13時03分3秒

  ウ  語部の塩辛声のしみわたる       令


どうでせうか。お捌きください。  

かなかな 6  投稿者:ゆかり  投稿日:2019年 8月15日(木)09時02分6秒

   月犬さん、ありがとうございます。ちょうど別のところで天狗の句をつけようと思っていたところです(^^);


   かなかなや他人の住んでゐる生家   陽子

    釣瓶落しへ豆腐屋の笛      ゆかり

   月光を物理学者のすり抜けて    あんこ

    狂ひ咲きをる病院の庭       媚庵

   洟水に似たる氷柱をへし折らん    銀河

    夜毎天狗は高尾の森で       月犬


 初折裏へと進みます。ここからはあばれどころです。無礼講じゃ、飲め飲め、かどうかは知りませんが…。


 令さん、お願いします。

 

かなかな  投稿者:月犬  投稿日:2019年 8月15日(木)08時55分35秒

     月光を物理学者のすり抜けて    あんこ

    狂ひ咲きをる病院の庭       媚庵

   洟水に似たる氷柱をへし折らん    銀河


    夜毎天狗は高尾の森で       月犬


どうでせうか。お捌きください。  

かなかな 5  投稿者:ゆかり  投稿日:2019年 8月14日(水)22時39分41秒

  銀河さん、ありがとうございます。一句目を頂きたいのですが、前句「咲きたる」に「にたる」だと煩わしいので、前句をちょっと変えます。あと、脇と第三の「を」も脇の方を変えます。


   かなかなや他人の住んでゐる生家   陽子

    釣瓶落しへ豆腐屋の笛      ゆかり

   月光を物理学者のすり抜けて    あんこ

    狂ひ咲きをる病院の庭       媚庵

   洟水に似たる氷柱をへし折らん    銀河


 月犬さん、冬を離れて下さい。

 

かなかなの巻ー五句目。  投稿者:銀河  投稿日:2019年 8月14日(水)21時49分53秒

     かなかなや他人の住んでゐる生家   陽子

    釣瓶落しを豆腐屋の笛      ゆかり

   月光を物理学者のすり抜けて    あんこ

    狂ひ咲きたる病院の庭       媚庵



    案

   鼻水ににたる氷柱だへし折らん    銀河

   どうどうと赤絨毯を車椅子      銀河

   見送るに毛皮のコート掻きあわせ   銀河


お捌き様。連中の方々。おまたせしてすみません。どうぞよろしくおねがいします。  

よろしくお願いします。  投稿者:銀河  投稿日:2019年 8月14日(水)01時27分41秒

  しばらくとおざかっていたので、勘を取り戻しにくいことを恐れますが・・。夜が明けたら。。。  

かなかな 4  投稿者:ゆかり  投稿日:2019年 8月13日(火)22時14分55秒

   媚庵さん、ありがとうございます。こだわらない人もいますが、私は花の座でないところで花の字は使いたくない主義者なので、ちょっと変えて頂くことにします。ドクっぽいかも知れません。


   かなかなや他人の住んでゐる生家   陽子

    釣瓶落しを豆腐屋の笛      ゆかり

   月光を物理学者のすり抜けて    あんこ

    狂ひ咲きたる病院の庭       媚庵


 銀河さん、雑か冬でお願いします。


 あと、


    釣瓶落しを豆腐屋の笛      ゆかり

   月光を物理学者のすり抜けて    あんこ


が、「~を」で続いてしまったので思案中。  

かなかな訂正  投稿者:媚庵  投稿日:2019年 8月13日(火)20時25分2秒

  発句が「生家」でしたので「母方」が障ります。


  帰り花咲く病院の庭  

かなかなの巻  投稿者:媚庵  投稿日:2019年 8月13日(火)20時22分39秒

     かなかなや他人の住んでゐる生家   陽子

    釣瓶落しを豆腐屋の笛      ゆかり

   月光を物理学者のすり抜けて    あんこ


    皆で霜踏む下町の路地      媚庵

    帰り花咲く母方の庭


おとなしく付けましたがいかがでしょうか?

      

かなかな 第三  投稿者:ゆかり  投稿日:2019年 8月13日(火)14時20分52秒

   あんこさん、ありがとうございます。二句目を頂きたいのですが、時空の壁を超えるためにちょっとパワーアップします。


   かなかなや他人の住んでゐる生家   陽子

    釣瓶落しを豆腐屋の笛      ゆかり

   月光を物理学者のすり抜けて    あんこ


 媚庵さん、秋を離れてお願いします。

 

かなかなの巻 三句目  投稿者:あんこ  投稿日:2019年 8月13日(火)14時04分45秒

  お暑うございます。

あんこ、こと、柏柳明子です。

宜しくお願いします。

て、でもう月、三句目とは(^_^;)

下記、お捌き下さいまし。


かさぶたのやうな半月現れて こ

月光を物理教師のすり抜けて



 

かなかなの巻 脇  投稿者:ゆかり  投稿日:2019年 8月13日(火)10時50分33秒

   陽子さん、いらっしゃいませ。じつは面識がなかったりもするのですが、よろしくお願いします。仮名遣いだけ旧仮名にしますね。


   かなかなや他人の住んでゐる生家   陽子

    釣瓶落しを豆腐屋の笛      ゆかり


 第三ですが、お約束で秋から始まる場合、五句目の月の座を第三に繰り上げます。あんこさん、第三としての展開機能を兼ね備えた月の座を「て止め」でお願いします。  

こんにちは  投稿者:陽子  投稿日:2019年 8月13日(火)10時16分50秒

  初登場で発句!ということで、緊張しています!

よろしくお願いいたします。


かなかなや他人の住んでいる生家  陽子  

次の巻  投稿者:ゆかり  投稿日:2019年 8月12日(月)01時23分29秒

   次の巻は仲田陽子さん、三島ゆかり、柏柳明子さん、藤原龍一郎さん、堀本吟さん、月犬さん、羽田野令さんの順で巻きます。

 仲田陽子さん、発句をお願いします。初秋で、「や」「かな」「けり」などの切れ字を含んだ丈の高い句がよいです。よろしくお願いします。  

七吟歌仙 つけて名をの巻 評釈4  投稿者:ゆかり  投稿日:2019年 8月12日(月)01時00分8秒

      フィリピン沖にふたつ台風       り

ナウ 洪鐘は座禅のかたち紅葉山        子

 釣り鐘が座禅のかたちだというのは、少なくとも私は聞いたことがない。山深き禅寺なのだろうが、前句との取り合わせにより、鎮魂、慰撫の雰囲気が感じられる。ここまで秋。


   洪鐘は座禅のかたち紅葉山        子

    鳩サブレーで虫押さへする       ぎ

 生半可な参禅客なのだろうか。空腹に堪えかね鳩サブレーを頬張っている。


    鳩サブレーで虫押さへする       ぎ

   めぐりきてドゴール帽につもる雪     男

 ここまでの進行の中で雪が未出だったので、捌き人のリクエストで雪とした。鳩サブレーの平らな感じと、虫押さえの語感とドゴール帽の形状が響き合って妙に可笑しい。


   めぐりきてドゴール帽につもる雪     男

    修正写真何を消そうか         博

 前句「つもる雪」から「何を消そうか」は導かれるとは思うが、「修正写真」とまではなかなか出ない。あったことをなかったことにするのだろう。


    修正写真何を消そうか         博

   濃きうすき光と影をあそび花       七

 前句の逡巡が光と影の移ろいそのものであるかのような花の座である。「光と影」の両方にかかるであろう連体修飾のたたみかけ「濃きうすき」と、連用修飾「あそび」を解決せずにただ「花」と置いたことにより玄妙なゆらぎが感じられる。


   濃きうすき光と影をあそび花       七

    遠足同士すれ違ひたる         尖

 そのような光と影のなかを、明暗を分けるかのように遠足の集団がすれ違う。一対一の個人ではなく、集団であることが一抹の不吉さを感じさせる。挙句といえばめでたい春の句と相場が決まっているのだが、めでたさの中の微量の不吉が印象的である。  

口語  投稿者:ゆかり  投稿日:2019年 8月12日(月)00時24分9秒

  火尖さんの原型は口語ではなく


   手のひら直に何を書きゐし 尖


だったのですよね。捌き人の趣味でずいぶん甘くなっていると思います。  

(無題)  投稿者:火尖  投稿日:2019年 8月11日(日)19時24分35秒

  自分の句だけど、

手のひらぢかに何を書いたの      尖

この口語の感じはいままであまりやったことないので新鮮でした。  

七吟歌仙 つけて名をの巻 評釈3  投稿者:ゆかり  投稿日:2019年 8月 9日(金)11時27分30秒

      ロバのパン屋の歌に反応        ぎ

ナオ 関取のひとりふたりと目を覚ます     男

 厳しい稽古の合間に昼寝をしていた関取がロバのパン屋の歌に反応して「呼んでいる…」「呼んでいる…」と目を覚ます、いささか薄気味悪い光景である。打越にかかるような気もするが、そこはあばれどころの勢いである。


ナオ 関取のひとりふたりと目を覚ます     男

    雨の匂ひのまじる潮騒         博

 しばらく人事句が続いてしまったので、叙景により転じている。


    雨の匂ひのまじる潮騒         博

   あまやかな夕べを過ぐる舌触り      七

 嗅覚と聴覚を刺激する前句に対し、味覚と触覚で応じている。前句や次句次第でどうとでもとれる、うまい付け句である。


   あまやかな夕べを過ぐる舌触り      七

    手のひらぢかに何を書いたの      尖

 前句を甘美な性愛の句ととらえている。舌を這わせて「ばか」とでも書いたのだろうか。


    手のひらぢかに何を書いたの      尖

   心臓へそのまま続く運命線        り

 打越の「舌」は離れ、運命線を書いたとしている。情死行のようでもある。


   心臓へそのまま続く運命線        り

    暗きところにじつと神馬は       子

 前句「運命線」から導かれたであろう「神馬」が「暗きところにじつと」しているところに趣がある。


    暗きところにじつと神馬は       子

   旧臘の酔ひに若水沁み渡る        ぎ

 「神馬」が出たのでめでたく正月としているが、しょぼいことを格調高く詠み上げている。 「旧臘」は去年の一二月。


   旧臘の酔ひに若水沁み渡る        ぎ

    選挙に落ちて枯木みつめる       男

 折しも現実社会では参議院選挙があった。


    選挙に落ちて枯木みつめる       男

   メンタルのバリアフリーが必要に     博

 その現実社会の参議院選挙では難病の方二名が当選し国会議事堂のバリアフリー化が話題になったが、こちらは俳諧。「メンタルのバリアフリー」というなんともブラックな曰く言い難い概念が提示された。


   メンタルのバリアフリーが必要に     博

    白い廊下のどこまでも夢        七

 バリアフリーといえばまずは廊下とか階段であるが、「白い廊下」であり「どこまでも夢」である。


    白い廊下のどこまでも夢        七

   ジオラマの湾へ月光鉄路へも       尖

 ジオラマという目に見える具体的な虚構へ転ずることにより出口とした。月の座であり、ここから秋の句が続く。


   ジオラマの湾へ月光鉄路へも       尖

    フィリピン沖にふたつ台風       り

 前句の硬質な緊張感に対し、まったく別の脅威を付けた。  

そうか。  投稿者:銀河  投稿日:2019年 8月 7日(水)01時49分47秒

  「参加しないという選択肢はない」。オリンピックも宝くじも。  

どうも  投稿者:ゆかり  投稿日:2019年 8月 6日(火)10時09分35秒

   銀河さん、どうも。みしみし第二号、送った人に「面白い」と言って頂けましたか。ありがたいことです。では、また次の巻にでもご参加下さい。参加しないという選択肢はない(鶴瓶から脱却できない…)。  

久しぶりですね。  投稿者:銀河  投稿日:2019年 8月 6日(火)00時24分44秒

  くしゃみ出そうになって、ふっと思い当たって覗いたら、やはり・・。もう十年ですか?鶴瓶さんは奈良出身らしいですが、私は、別の土地生まれ、ほんまの大和言葉は、ちょっと変わっていますよ。「ほんでみー。(それでネ)」とか。 次、でも次々でもいいですから一度、「まして」(お仲間にいれてください)。  あ、みしみし第二号、送った人に喜ばれました。「面白い」って。  

なれそめ  投稿者:ゆかり  投稿日:2019年 8月 2日(金)23時13分49秒

  なるほど。銀河さんってそんな鶴瓶みたいなしゃべり方してはったか?  

あ・・・!  投稿者:七  投稿日:2019年 8月 2日(金)22時00分31秒 編集済

  みしみしに入り込んだ経緯と言えば、奈良の銀河さん=堀本吟の「あんたもどや、みしみしさんとこ。」と軽~い感じで入門し、早10年!!!ですか・・・進歩無しでお恥ずかし(-_-;)  


はじめて!  投稿者:七  投稿日:2019年 8月 2日(金)21時55分14秒

  聴きました「ロバのパン屋」の歌。ロバが引くパン売り、何かメキシコ風ですがモダン都市神戸が発祥だったのですね。どんな鰺だったのでしょう?で、連句とは全く関係ないのですが、一地方美術館お企画で、こんな展覧会に参加してました。鋸山美術館(旧金谷美術館)「ア-ト・アニマルワ-ルド展」。この連句とほぼ同時進行であたふたバタバタでしたが、なんとか両方無事に出来ほっと一息です。

https://www.facebook.com/pg/kanaya.artmuseum/posts/


 


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