2022年7月8日金曜日

掲示板過去ログ161

 2018年12月12日(水)00時24分50秒から2019年 1月 4日(金)19時30分4秒まで。




あ  投稿者:ゆかり  投稿日:2019年 1月 4日(金)19時30分4秒

  遊星でない方がよいです。打越が初日(ハツヒ)で太陽ですし、次が月の座なのです。天体系でないことばがよいです。もう一句お願いします。  

 

 

こんばんは。  投稿者:れいこ  投稿日:2019年 1月 4日(金)19時28分14秒

  ゆかりさん、連衆のみなさま、あけましておめでとうございます。

ひょひょいと出てまいりました。

ご無沙汰の方もはじめましての方もよろしくお願いします。  

雑  投稿者:青猫  投稿日:2019年 1月 4日(金)18時32分47秒

  そうなのですね。


  この遊星の木々はほほえみ  

表六句  投稿者:ゆかり  投稿日:2019年 1月 4日(金)00時00分35秒

  青猫さん、いらっしゃいませ。

さて、表六句って一応真面目そうにやるものでして、一句目などは初折裏~名残表用に温存しておきましょう。あと、表六句は神祇釈教を出してはいけないというルールもありまして、修羅でない方がいいです。

もう一句いかがですか。  

雑   投稿者:青猫  投稿日:2019年 1月 3日(木)23時44分59秒

  初めまして。ひとさらわれして(笑)、お仲間へ。よろしくお願いいたします。


言葉びゅんびゅん頬平手打ち (「言葉びゅんびゅん嗚呼平手打ち」とも)


ただゆっくりと身を起こす修羅

 

(無題)  投稿者:ゆかり  投稿日:2019年 1月 3日(木)19時18分39秒

   風牙さん、いらっしゃいませ。なるほど、前句のハツヒをショニチと読み換えているわけですね。


   東京の夜に平成の淑気かな  媚庵

    やがて迎へる最後の初日 ゆかり

   横綱の決めた覚悟の伝はつて 風牙


 読み換えを無視しても、第三としてほどよく飛躍しているので、そのまま頂きます。

 四句目も雑で行きます。また人さらいして来ますので、しばしお待ち下さい。  

東京の巻  投稿者:風牙  投稿日:2019年 1月 3日(木)18時47分42秒

   東京の夜に平成の淑気かな  媚庵

    やがて迎へる最後の初日 ゆかり

 横綱の決めた覚悟の伝はつて 風牙  

東京の巻  投稿者:風牙  投稿日:2019年 1月 3日(木)18時44分3秒

  横綱の決めた覚悟の伝わつて  風牙  

東京の巻  投稿者:ゆかり  投稿日:2019年 1月 3日(木)14時31分34秒

  媚庵さん、新年早々に発句をありがとうございます。本年もよろしくお願いします。


   東京の夜に平成の淑気かな  媚庵

    やがて迎へる最後の初日 ゆかり


 第三は雑、て留めにてお願いします。ちょっと人さらいして来ます。  

修正一句  投稿者:媚庵  投稿日:2019年 1月 3日(木)08時38分36秒

  一句修正します。


  東京の夜に平成の淑気かな



いかがでしょうか。

 

発句候補  投稿者:媚庵  投稿日:2019年 1月 2日(水)23時47分17秒

  発句候補です。如何でしょうか。



  東京に満つ平成の淑気かな


  平成の静かさ満ちる初明り  

謹賀新年  投稿者:銀河  投稿日:2019年 1月 2日(水)23時01分11秒 編集済

  新年明けました。おめでたいのかそうでないのか。抱負というめでたい志が日に日に少なくなってきますが、何かと前向きふうにあおられる状態です。今年もとハレときどき連句でよろしくお願いします。


「立冬の巻」は、発句と挙げ句がまさしくななさんの雰囲気をおびていて、定石を少し外れそうで、意外にもちゃんとまとまりあんしん。到着して顧みるに面白い旅だったなあ、と思い返しています。

この一巻は、連衆の方々それぞれが、自分の言語感覚を活かしてあまり自分を抑えないで付けてゆかれたような気がします。そしてゆかりさんのきちんと意味をたどってゆく評釈によって、進み方がわかりやすくなりました。  

発句熟考中  投稿者:媚庵  投稿日:2019年 1月 2日(水)20時45分55秒

  発句考えております。


評釈お疲れ様です。思わずニヤリとすることたびたびでした。

評釈中の水道法や万博への疑義は私も同感です。

世相の映し出された一巻でしたね。

 

評釈4  投稿者:ゆかり  投稿日:2018年12月28日(金)11時47分23秒

      搭乗のとき霧の濃くなり         令

ナウ さつきまで雪に遊びし秋田犬        な


 名残裏である。ここから挙句まではしらふに返った感じで進行する。先ほどまで雪に遊んでいた秋田犬が飛行機に搭乗するのか、それとも霧にまぎれて見えなくなってしまったのか。どちらにもとれる付けとなっている。


ナウ さつきまで雪に遊びし秋田犬        な

    火を焚いてゐる色白の母         り


 秋田美人と言わず「色白の母」として付けている。


    火を焚いてゐる色白の母         り

   遠巻きの輪をほどかずば夜が明ける     河


 安否に関わる何か差し迫った事態だったのだろうか。家族が遠巻きに見守るなか夜が明ける。


   遠巻きの輪をほどかずば夜が明ける     河

    お地蔵さんの赤よだれかけ        庵


 極めて映画的な手法で場面展開する。絶命をほのめかしている。


    お地蔵さんの赤よだれかけ        庵

   杣道をたどりて花の三角点         令


 花の座である。杣道はきこりだけしか通らないような細くけわしい山道。三角点は三角測量における三角網の基準点。この場合、山頂だろうか。折しも桜が咲いている。


   杣道をたどりて花の三角点         令

    釈迦の生まれし日の鰯缶         な


 仏生会は新暦では四月八日。寺の行事としては仏像に甘茶を濯いだりするが、知るかとばかりに鰯缶をあしらっている。生活に根ざした挙句と言えるだろう。

 

評釈3  投稿者:ゆかり  投稿日:2018年12月28日(金)11時11分28秒

      海市にゐると瓶詰めの文         河

ナオ 遠縁に夢野久作・伴宙太          庵


 名残表折立である。夢野久作は幻想小説、探偵小説、SF小説などの分野で活躍した作家で、その作品『瓶詰の地獄』により前句とつながっている。もう一人の伴宙太は、スポ根漫画として一世を風靡した『巨人の星』の登場人物。実在の人物と虚構の人物を遠縁として並べる滅茶苦茶さがなんとも名残表である。


ナオ 遠縁に夢野久作・伴宙太          庵

    デザートに蜜たつぷりかかる       令


 古い三一書房の夢野久作全集の黒い函の背にあしらわれた滴るような文字をご存じの方なら、この響き具合は分かると思う。


    デザートに蜜たつぷりかかる       令

   送受信できない機械握りしめ        な


 名状しがたい不如意感に襲われている。


   送受信できない機械握りしめ        な

    ピンチとともに来るコマーシャル     り


 テレビなら緊迫の絶頂でCMとなる。


    ピンチとともに来るコマーシャル     り

   オレオレと急かされてゐるちよつと待て   河


 以前観たNHKの「ためしてガッテン」(その頃はまだ「ためして」が付いていたと思う)によれば、オレオレ詐欺にまさに直面している人は、脳の扁桃体が激しく活動しているらしい。扁桃体とは、身に迫る危険をいち早く察知して、心拍数をあげたり汗を出すよう体に命令する部位で、それが活発になることで理性的な判断ができなくなるようである。だから犯行グループの立場からは「ちょっと待て」という余裕を与えてはならない。だとすると、もしテレビドラマでコマーシャルがなかったら我々は際限なく感情移入して取り返しのつかないことになっているのではないだろうか。と思うとスポンサーが恨めしくもある毎度興ざめのCMではあるが、平穏な日常生活のためには大いに役に立っているのである。連句の付句としては、「ちよつと待て」まで言わない方がよかったかも知れない。


   オレオレと急かされてゐるちよつと待て   河

    瘴気ただよふ路地の底冷え        庵


 見事な場面展開である。そこまでクールダウンしましたか…。


    瘴気ただよふ路地の底冷え        庵

   帽子屋と兔とともにお茶を飲み       令


 『不思議の国のアリス』である。紅茶で暖をとっているのだろうか。前句とのつながりでいうと、絶対ディズニー版アニメではなくジョン・テニエルの挿絵だ。


   帽子屋と兔とともにお茶を飲み       令

    名前を未だ覚えてをらず         な


 そういえばあの帽子屋、なんて名前なんだろう。


    名前を未だ覚えてをらず         な

   骰子の目の十倍を支払つて         り


 名前も知らぬ相手に博打で負けている。余談ながらモノポリーというゲームでは、水道会社と電力会社は、そのマスに止まったサイコロの出目の四倍(二枚所持=独占している場合は十倍)のレンタル料を所有者に払う。改正水道法が十二月六日に可決され、日本の水道もアメリカ発祥のゲームの如く企業のぼろ儲けの対象となった。


   骰子の目の十倍を支払つて         り

    身を捨ててこそ浮かぶ遊行忌       河


 遊行忌は一遍上人の忌日で陰暦八月二十三日。銀河さんによれば「捨て果ててこそ」が一遍上人の教えとのこと。


    身を捨ててこそ浮かぶ遊行忌       河

   万博の予定地に差す後の月         庵


 本歌仙を巻いている最中の十一月二十四日に二千二十五年の万博の開催地が大阪に決定した。オリンピックにしても万博にしても高度成長時代の夢を追うだけの時代錯誤に過ぎず経済効果などあるのだろうかと思うと、前句「身を捨ててこそ浮かぶ」がじわじわと効いてくる。なお、前句が陰暦八月二十三日だったので、同季の中では時間軸を戻れないというルールにより「後の月」としている。


   万博の予定地に差す後の月         庵

    搭乗のとき霧の濃くなり         令


 秋の句を続けているが、なんとも先行き不透明である。

 

評釈2  投稿者:ゆかり  投稿日:2018年12月27日(木)11時33分25秒

      もみぢにかける指のひとすぢ       な

ウ  ジッパーを下ろせば溢れ出す夜長      り


 初折裏折立である。前句の表六句にしては官能的な折端を受け、そのまま恋に突入する。ワンピースの背中あたりをイメージしている。


ウ  ジッパーを下ろせば溢れ出す夜長      り

    海女とからんだ子蛸大蛸         河


 前句の「溢れ出す」から導かれ、浮世絵的とも妖怪的とも言える大変な展開となっている。


    海女とからんだ子蛸大蛸         河

   自由律俳句を壁に書き散らし        庵


 魔除けだろうか。どこか『耳なし芳一』の全身に書いた経文のようでもある。爆笑である。


   自由律俳句を壁に書き散らし        庵

    爆撃のごとヘヴィーメタルは     ぽぽな


 「書き散らし」のエネルギーを音楽に転じている。なお、月野ぽぽなさんもご多忙につき今回一句のみの参加。いずれまたお手合わせ願いたい。


    爆撃のごとヘヴィーメタルは     ぽぽな

   皮すべて剥いてしまつた人参に       な


 音楽に合わせて調子に乗りすぎたのだろうか。料理の素材が大変なことになっている。


   皮すべて剥いてしまつた人参に       な

    喉元過ぎて合はす帳尻          り


 平野レミの「いいのいいの、おなかに入れば同じ」というのを、もっともらしく短句に仕立てている。


    喉元過ぎて合はす帳尻          り

   燦然と向日葵のある昼の月         河


 何事もなかったかのように夏の昼の月を詠み、みごとな転じぶりである。


   燦然と向日葵のある昼の月         河

    展覧会に並び疲れて           庵


 前句「向日葵」をゴッホの作品と捉え直している。


    展覧会に並び疲れて           庵

   灸すゆるのは三里より踝か         令


 並び疲れて帰り、灸をすえている。三里には手三里と足三里があり、足三里はひざのお皿のすぐ下、外側のくぼみに人さし指をおき、指幅4本そろえて小指があたっているところで、病気予防、体力増強以外にも足のつかれ、むくみ、胃腸の症状、膝の痛みにも万能養生のツボとのこと。くるぶし周辺にもいくつかツボはあるが、並び疲れであれば復溜か。足内側のくるぶしの中央から指3本分上、アキレス腱と骨の間で、足のむくみ、腰の痛みなどに効くらしい。


   灸すゆるのは三里より踝か         令

    紙風船を膨らましつつ          な


 灸に堪えている感じと膨らましつつある紙風船がぎりぎりのところで響き合う。次が花の座なので春の句としている。


    紙風船を膨らましつつ          な

   意のままに大気操る飛花落花        り


 飛花落花の風情をながめていると、逆に飛花や落花の方が大気を操っているのではないかと感じられることがある。


   意のままに大気操る飛花落花        り

    海市にゐると瓶詰めの文         河


 そうこうしているうちに海市に閉じ込められてしまった。救助を求める手紙を瓶に詰めて波に乗せる。  

評釈1  投稿者:ゆかり  投稿日:2018年12月27日(木)09時57分11秒

   皆さんお忙しいのか、具体的にどこがどうというご感想を頂けず…。

以下、評釈です。


   立冬を祝つて雨の夜明かな        なな


 発句である。たまたま立冬でたまたま雨でたまたま夜明けだったのかも知れないが、立冬を祝うあたりですでに尋常ではない。


   立冬を祝つて雨の夜明かな        なな

    落葉のゆゑと揺るる足どり      ゆかり


 脇は発句に寄り添って同季、同場所で詠み挨拶とする。朝帰りの酔っ払いの一員として詠む。


    落葉のゆゑと揺るる足どり      ゆかり

   砂粒は砂の尻尾をこぼれゐて       銀河


 第三は発句と脇の挨拶から離れ、この巻の真の離陸の役割となる。「砂の尻尾」がほんものの動物の尻尾なのか、砂遊びで作った砂の動物なのか、どちらにもとれる謎めいた句となっている。


   砂粒は砂の尻尾をこぼれゐて       銀河

    箪笥の鐶の錆の鈍色          媚庵


 前句の謎には応えることなく、粒子的な質感だけを受けて、レトロな味わいの付けとしている。濁音を重ねたサビのニビイロが心地よい。


    箪笥の鐶の錆の鈍色          媚庵

   月を待つ少年棋士は十五歳        正博


 月の座である。前句の古色蒼然とした箪笥に対し、空間的にそれが似合いつつ対立的なものとして少年棋士が登場する。弱っちいのか「月を待つ」が掛詞としても効いている。ついでながら、弱っちくないかの藤井聡太七段はこれを巻いている時点では十六歳となっている。なお、小池正博さんはご多忙につき今回一句のみの参加。いずれまたお手合わせ願いたい。


   月を待つ少年棋士は十五歳        正博

    もみぢにかける指のひとすぢ       な


 駒を持つ少年のしなやかな長い指のイメージのみが別の場面へ移動する。表六句にしては官能的な折端である。

 

満尾おめでとうございますす  投稿者:銀河  投稿日:2018年12月25日(火)19時03分11秒

  最近とかく気ぜわしい日々ばかりなのですが、いちどながれにのると、連句は楽しいですね。。、ここに向かうと別天地の思いをさせていただきました。何か、面白い着想の句が多かったです。ありがとうございました。  

祝満尾  投稿者:令  投稿日:2018年12月25日(火)11時19分25秒

  ゆかり様、皆様

参加させていただきありがとうございました。

楽しい道中でした。

皆様、よいお年を。  

祝、満尾  投稿者:なかやまなな  投稿日:2018年12月24日(月)21時46分37秒

  みなさま、ありがとうございました。

最後何を思ってかの、六音。失礼いたしました。  

祝・満尾  投稿者:媚庵  投稿日:2018年12月24日(月)08時34分59秒

  ゆかりさん、連衆のみなさま、おつかれさまでした。  

立冬の巻 満尾  投稿者:ゆかり  投稿日:2018年12月23日(日)01時48分36秒

   鯖缶だと六音なので鰯缶で頂きたいと思います。これにて満尾とします。連衆の皆様、ありがとうございました。


    七吟歌仙 立冬の巻


   立冬を祝つて雨の夜明かな        なな

    落葉のゆゑと揺るる足どり      ゆかり

   砂粒は砂の尻尾をこぼれゐて       銀河

    箪笥の鐶の錆の鈍色          媚庵

   月を待つ少年棋士は十五歳        正博

    もみぢにかける指のひとすぢ       な

ウ  ジッパーを下ろせば溢れ出す夜長      り

    海女とからんだ子蛸大蛸         河

   自由律俳句を壁に書き散らし        庵

    爆撃のごとヘヴィーメタルは     ぽぽな

   皮すべて剥いてしまつた人参に       な

    喉元過ぎて合はす帳尻          り

   燦然と向日葵のある昼の月         河

    展覧会に並び疲れて           庵

   灸すゆるのは三里より踝か         令

    紙風船を膨らましつつ          な

   意のままに大気操る飛花落花        り

    海市にゐると瓶詰めの文         河

ナオ 遠縁に夢野久作・伴宙太          庵

    デザートに蜜たつぷりかかる       令

   送受信できない機械握りしめ        な

    ピンチとともに来るコマーシャル     り

   オレオレと急かされてゐるちよつと待て   河

    瘴気ただよふ路地の底冷え        庵

   帽子屋と兔とともにお茶を飲み       令

    名前を未だ覚えてをらず         な

   骰子の目の十倍を支払つて         り

    身を捨ててこそ浮かぶ遊行忌       河

   万博の予定地に差す後の月         庵

    搭乗のとき霧の濃くなり         令

ナウ さつきまで雪に遊びし秋田犬        な

    火を焚いてゐる色白の母         り

   遠巻きの輪をほどかずば夜が明ける     河

    お地蔵さんの赤よだれかけ        庵

   杣道をたどりて花の三角点         令

    釈迦の生まれし日の鰯缶         な


起首:2018年11月07日

満尾:2018年12月23日

捌き:ゆかり


 しばしご歓談下さい。  

挙句!!  投稿者:なかやまなな  投稿日:2018年12月22日(土)23時11分58秒

  釈迦の生まれし日の鯖缶     な


お捌きお願いします。

 

わかりました。  投稿者:なかやまなな  投稿日:2018年12月22日(土)23時07分23秒

  しばしお待ちください。  

ううむ  投稿者:ゆかり  投稿日:2018年12月22日(土)14時40分48秒

  挙句なので恋っぽくないほうがいいでしょう。

もう一句いかがですか。  

挙句!!  投稿者:なかやまなな  投稿日:2018年12月22日(土)00時15分40秒

  お捌きください。


朝寝のきみがくちづけをする     なな  

名残裏挙句  投稿者:ゆかり  投稿日:2018年12月21日(金)15時10分14秒

  うひゃあ、そまみち、さんかくてん…。検索してしまいました。恐れ入ります。


ななさん、挙句をお願いします。春のおめでたい句でお願いします。  

花の座  投稿者:令  投稿日:2018年12月21日(金)13時51分24秒

     杣道をたどりて花の三角点       令


どうでせうか。

お捌きください。  

名残裏 花の座  投稿者:ゆかり  投稿日:2018年12月20日(木)21時28分58秒

   二句目を頂きます。直感サバンナです。


   立冬を祝つて雨の夜明かな        なな

    落葉のゆゑと揺るる足どり      ゆかり

   砂粒は砂の尻尾をこぼれゐて       銀河

    箪笥の鐶の錆の鈍色          媚庵

   月を待つ少年棋士は十五歳        正博

    もみぢにかける指のひとすぢ       な

ウ  ジッパーを下ろせば溢れ出す夜長      り

    海女とからんだ子蛸大蛸         河

   自由律俳句を壁に書き散らし        庵

    爆撃のごとヘヴィーメタルは     ぽぽな

   皮すべて剥いてしまつた人参に       な

    喉元過ぎて合はす帳尻          り

   燦然と向日葵のある昼の月         河

    展覧会に並び疲れて           庵

   灸すゆるのは三里より踝か         令

    紙風船を膨らましつつ          な

   意のままに大気操る飛花落花        り

    海市にゐると瓶詰めの文         河

ナオ 遠縁に夢野久作・伴宙太          庵

    デザートに蜜たつぷりかかる       令

   送受信できない機械握りしめ        な

    ピンチとともに来るコマーシャル     り

   オレオレと急かされてゐるちよつと待て   河

    瘴気ただよふ路地の底冷え        庵

   帽子屋と兔とともにお茶を飲み       令

    名前を未だ覚えてをらず         な

   骰子の目の十倍を支払つて         り

    身を捨ててこそ浮かぶ遊行忌       河

   万博の予定地に差す後の月         庵

    搭乗のとき霧の濃くなり         令

ナウ さつきまで雪に遊びし秋田犬        な

    火を焚いてゐる色白の母         り

   遠巻きの輪をほどかずば夜が明ける     河

    お地蔵さんの赤よだれかけ        庵


 令さん、花の座をお願いします。


起首:2018年11月07日

 

名残裏  投稿者:媚庵  投稿日:2018年12月20日(木)20時09分16秒

     さつきまで雪に遊びし秋田犬        な

    火を焚いてゐる色白の母         り

   遠巻きの輪をほどかずば夜が明ける     河


    セブンイレブン出れば春風        庵

    お地蔵さんの赤よだれかけ

    始発電車に急ぐ一団


いかがでしょうか。

      

名残裏4  投稿者:ゆかり  投稿日:2018年12月19日(水)16時45分26秒

  二句目は打越のひとつ前に「搭乗」があるから、一句目を頂きます。


   立冬を祝つて雨の夜明かな        なな

    落葉のゆゑと揺るる足どり      ゆかり

   砂粒は砂の尻尾をこぼれゐて       銀河

    箪笥の鐶の錆の鈍色          媚庵

   月を待つ少年棋士は十五歳        正博

    もみぢにかける指のひとすぢ       な

ウ  ジッパーを下ろせば溢れ出す夜長      り

    海女とからんだ子蛸大蛸         河

   自由律俳句を壁に書き散らし        庵

    爆撃のごとヘヴィーメタルは     ぽぽな

   皮すべて剥いてしまつた人参に       な

    喉元過ぎて合はす帳尻          り

   燦然と向日葵のある昼の月         河

    展覧会に並び疲れて           庵

   灸すゆるのは三里より踝か         令

    紙風船を膨らましつつ          な

   意のままに大気操る飛花落花        り

    海市にゐると瓶詰めの文         河

ナオ 遠縁に夢野久作・伴宙太          庵

    デザートに蜜たつぷりかかる       令

   送受信できない機械握りしめ        な

    ピンチとともに来るコマーシャル     り

   オレオレと急かされてゐるちよつと待て   河

    瘴気ただよふ路地の底冷え        庵

   帽子屋と兔とともにお茶を飲み       令

    名前を未だ覚えてをらず         な

   骰子の目の十倍を支払つて         り

    身を捨ててこそ浮かぶ遊行忌       河

   万博の予定地に差す後の月         庵

    搭乗のとき霧の濃くなり         令

ナウ さつきまで雪に遊びし秋田犬        な

    火を焚いてゐる色白の母         り

   遠巻きの輪をほどかずば夜が明ける     河


 媚庵さん、花前です。雑か春でお願いします。


起首:2018年11月07日  

おまたせしてすみません。  投稿者:銀河  投稿日:2018年12月19日(水)00時40分33秒

  ・・・

    身を捨ててこそ浮かぶ遊行忌     河

   万博の予定地に差す後の月       庵

    搭乗のとき霧の濃くなり       令

ナウ さつきまで雪に遊びし秋田犬      な

       火を焚いてゐる色白の母        り


 遠巻きの輪をほどかずば夜が明ける   河

 富士山が見えぬかと窓ぎはに寄る   河     

名残裏2  投稿者:ゆかり  投稿日:2018年12月18日(火)11時10分53秒

  火を焚いてゐる色白の母 り


 銀河さん、冬を離れて雑でお願いします。


 

名残裏 折立  投稿者:ゆかり  投稿日:2018年12月17日(月)21時06分21秒

   二句目は良からぬ人物を思い出したりするので、一句目を頂きますね。


   立冬を祝つて雨の夜明かな        なな

    落葉のゆゑと揺るる足どり      ゆかり

   砂粒は砂の尻尾をこぼれゐて       銀河

    箪笥の鐶の錆の鈍色          媚庵

   月を待つ少年棋士は十五歳        正博

    もみぢにかける指のひとすぢ       な

ウ  ジッパーを下ろせば溢れ出す夜長      り

    海女とからんだ子蛸大蛸         河

   自由律俳句を壁に書き散らし        庵

    爆撃のごとヘヴィーメタルは     ぽぽな

   皮すべて剥いてしまつた人参に       な

    喉元過ぎて合はす帳尻          り

   燦然と向日葵のある昼の月         河

    展覧会に並び疲れて           庵

   灸すゆるのは三里より踝か         令

    紙風船を膨らましつつ          な

   意のままに大気操る飛花落花        り

    海市にゐると瓶詰めの文         河

ナオ 遠縁に夢野久作・伴宙太          庵

    デザートに蜜たつぷりかかる       令

   送受信できない機械握りしめ        な

    ピンチとともに来るコマーシャル     り

   オレオレと急かされてゐるちよつと待て   河

    瘴気ただよふ路地の底冷え        庵

   帽子屋と兔とともにお茶を飲み       令

    名前を未だ覚えてをらず         な

   骰子の目の十倍を支払つて         り

    身を捨ててこそ浮かぶ遊行忌       河

   万博の予定地に差す後の月         庵

    搭乗のとき霧の濃くなり         令

ナウ さつきまで雪に遊びし秋田犬        な


 次は私です。しばしお待ち下さい。


起首:2018年11月07日

 

なう  投稿者:なかやまなな  投稿日:2018年12月17日(月)19時56分16秒

  さつきまで雪に遊びし秋田犬       な

贈らるる雪国の犬駆け足に  

名残裏折立  投稿者:ゆかり  投稿日:2018年12月16日(日)13時51分18秒

   令さん、ありがとうございます。


   立冬を祝つて雨の夜明かな        なな

    落葉のゆゑと揺るる足どり      ゆかり

   砂粒は砂の尻尾をこぼれゐて       銀河

    箪笥の鐶の錆の鈍色          媚庵

   月を待つ少年棋士は十五歳        正博

    もみぢにかける指のひとすぢ       な

ウ  ジッパーを下ろせば溢れ出す夜長      り

    海女とからんだ子蛸大蛸         河

   自由律俳句を壁に書き散らし        庵

    爆撃のごとヘヴィーメタルは     ぽぽな

   皮すべて剥いてしまつた人参に       な

    喉元過ぎて合はす帳尻          り

   燦然と向日葵のある昼の月         河

    展覧会に並び疲れて           庵

   灸すゆるのは三里より踝か         令

    紙風船を膨らましつつ          な

   意のままに大気操る飛花落花        り

    海市にゐると瓶詰めの文         河

ナオ 遠縁に夢野久作・伴宙太          庵

    デザートに蜜たつぷりかかる       令

   送受信できない機械握りしめ        な

    ピンチとともに来るコマーシャル     り

   オレオレと急かされてゐるちよつと待て   河

    瘴気ただよふ路地の底冷え        庵

   帽子屋と兔とともにお茶を飲み       令

    名前を未だ覚えてをらず         な

   骰子の目の十倍を支払つて         り

    身を捨ててこそ浮かぶ遊行忌       河

   万博の予定地に差す後の月         庵

    搭乗のとき霧の濃くなり         令

ナウ


起首:2018年11月07日


 さて、いよいよ名残裏です。袋とじの要領でしらふに返った感じでお願いします。


初折表…まじめ

初折裏…不謹慎、わいせつ

名残表…   〃

名残裏…まじめ


 ななさん、お願いします。雑か雪でお願いします。  

立冬  投稿者:令  投稿日:2018年12月15日(土)21時52分21秒

      搭乗のとき霧の濃くなり       令


どうでせうか。お捌きください。  

名残表 折端  投稿者:ゆかり  投稿日:2018年12月14日(金)23時32分29秒

  雑談の流れでいうと打越にかかるのですが、連句そのものだけ見るとぜんぜんそんなことはないので一句目を頂きます。いやあ、前回の媚庵さんの書き込みがすごく面白くて悪乗りしてしまいました。


   立冬を祝つて雨の夜明かな        なな

    落葉のゆゑと揺るる足どり      ゆかり

   砂粒は砂の尻尾をこぼれゐて       銀河

    箪笥の鐶の錆の鈍色          媚庵

   月を待つ少年棋士は十五歳        正博

    もみぢにかける指のひとすぢ       な

ウ  ジッパーを下ろせば溢れ出す夜長      り

    海女とからんだ子蛸大蛸         河

   自由律俳句を壁に書き散らし        庵

    爆撃のごとヘヴィーメタルは     ぽぽな

   皮すべて剥いてしまつた人参に       な

    喉元過ぎて合はす帳尻          り

   燦然と向日葵のある昼の月         河

    展覧会に並び疲れて           庵

   灸すゆるのは三里より踝か         令

    紙風船を膨らましつつ          な

   意のままに大気操る飛花落花        り

    海市にゐると瓶詰めの文         河

ナオ 遠縁に夢野久作・伴宙太          庵

    デザートに蜜たつぷりかかる       令

   送受信できない機械握りしめ        な

    ピンチとともに来るコマーシャル     り

   オレオレと急かされてゐるちよつと待て   河

    瘴気ただよふ路地の底冷え        庵

   帽子屋と兔とともにお茶を飲み       令

    名前を未だ覚えてをらず         な

   骰子の目の十倍を支払つて         り

    身を捨ててこそ浮かぶ遊行忌       河

   万博の予定地に差す後の月         庵


起首:2018年11月07日


 令さん、晩秋の句を続けて下さい。


 

月の座  投稿者:媚庵  投稿日:2018年12月14日(金)22時41分26秒

     帽子屋と兔とともにお茶を飲み       令

    名前を未だ覚えてをらず         な

   骰子の目の十倍を支払つて         り

    身を捨ててこそ浮かぶ遊行忌       河


   万博の予定地に差す後の月         庵

   シャッターの閉まる町並み後の月


いかがでありましょうか。お捌きください。

 

あ しまった。  投稿者:銀河  投稿日:2018年12月14日(金)15時41分26秒

  ・・すみません。旧暦で考えても、中秋の名月が出せませんね。つけにくいですね。でも、新暦でもあと1日24時間あります。どうかきりぬけて生き延びてください。

それから、ゆかりさま、一遍上人の御教えは、理由はどうあれ「捨て果ててこそ」ということなんです。  

名残表10  投稿者:ゆかり  投稿日:2018年12月14日(金)13時08分42秒

  それは遊行忌ではなくて、遊興費のような気がします。遊行忌は一遍上人の忌日で新暦だと九月二十三日。


   立冬を祝つて雨の夜明かな        なな

    落葉のゆゑと揺るる足どり      ゆかり

   砂粒は砂の尻尾をこぼれゐて       銀河

    箪笥の鐶の錆の鈍色          媚庵

   月を待つ少年棋士は十五歳        正博

    もみぢにかける指のひとすぢ       な

ウ  ジッパーを下ろせば溢れ出す夜長      り

    海女とからんだ子蛸大蛸         河

   自由律俳句を壁に書き散らし        庵

    爆撃のごとヘヴィーメタルは     ぽぽな

   皮すべて剥いてしまつた人参に       な

    喉元過ぎて合はす帳尻          り

   燦然と向日葵のある昼の月         河

    展覧会に並び疲れて           庵

   灸すゆるのは三里より踝か         令

    紙風船を膨らましつつ          な

   意のままに大気操る飛花落花        り

    海市にゐると瓶詰めの文         河

ナオ 遠縁に夢野久作・伴宙太          庵

    デザートに蜜たつぷりかかる       令

   送受信できない機械握りしめ        な

    ピンチとともに来るコマーシャル     り

   オレオレと急かされてゐるちよつと待て   河

    瘴気ただよふ路地の底冷え        庵

   帽子屋と兔とともにお茶を飲み       令

    名前を未だ覚えてをらず         な

   骰子の目の十倍を支払つて         り

    身を捨ててこそ浮かぶ遊行忌       河


 媚庵さん、月の座をお願いします。同季の中では時間軸を逆行できないので、後の月もしくはその傍題でお願いします。  

継ぎ接ぎみたいですけど・・  投稿者:銀河  投稿日:2018年12月13日(木)20時47分20秒

   オレオレと急かされてゐるちよつと待て   河

    瘴気ただよふ路地の底冷え        庵

   帽子屋と兔とともにお茶を飲み       令

    名前を未だ覚えてをらず         な

   骰子の目の十倍を支払つて         り


案   身を捨ててこそ浮かぶ遊行忌        河  

はい。  投稿者:銀河  投稿日:2018年12月13日(木)13時34分54秒

  わかりました!  

圏  投稿者:ゆかり  投稿日:2018年12月13日(木)10時55分36秒

  はい、月は十一句目です。  

お教えください  投稿者:銀河  投稿日:2018年12月13日(木)10時53分54秒

  「月の座圏」の「圏」とは?ここで「月」を出さなくても良いのですか?私は、最初の方にも付きを売っ止めているので、こういう場合、そのことも考慮の必要がありますか?  

名残表9  投稿者:ゆかり  投稿日:2018年12月13日(木)10時36分13秒

     立冬を祝つて雨の夜明かな        なな

    落葉のゆゑと揺るる足どり      ゆかり

   砂粒は砂の尻尾をこぼれゐて       銀河

    箪笥の鐶の錆の鈍色          媚庵

   月を待つ少年棋士は十五歳        正博

    もみぢにかける指のひとすぢ       な

ウ  ジッパーを下ろせば溢れ出す夜長      り

    海女とからんだ子蛸大蛸         河

   自由律俳句を壁に書き散らし        庵

    爆撃のごとヘヴィーメタルは     ぽぽな

   皮すべて剥いてしまつた人参に       な

    喉元過ぎて合はす帳尻          り

   燦然と向日葵のある昼の月         河

    展覧会に並び疲れて           庵

   灸すゆるのは三里より踝か         令

    紙風船を膨らましつつ          な

   意のままに大気操る飛花落花        り

    海市にゐると瓶詰めの文         河

ナオ 遠縁に夢野久作・伴宙太          庵

    デザートに蜜たつぷりかかる       令

   送受信できない機械握りしめ        な

    ピンチとともに来るコマーシャル     り

   オレオレと急かされてゐるちよつと待て   河

    瘴気ただよふ路地の底冷え        庵

   帽子屋と兔とともにお茶を飲み       令

    名前を未だ覚えてをらず         な

   骰子の目の十倍を支払つて         り


 銀河さん、月の座圏です。秋でも雑でも。  

名残表8  投稿者:ゆかり  投稿日:2018年12月13日(木)09時02分20秒 編集済

   は~い、ななさん、道頓堀川も大阪湾も一面凍結して、氷点下マイナス40度ですか、お気をつけ下さい。夢洲は万博名目で税金を使って鉄道を引き、その後はカジノで莫大な富が海外に流出するとのこと、まさに夢のような経済効果ですね。

 御句ですが、「忘れてをらず」ではなく反対にして「覚えておらず」で頂くことにします。


   立冬を祝つて雨の夜明かな        なな

    落葉のゆゑと揺るる足どり      ゆかり

   砂粒は砂の尻尾をこぼれゐて       銀河

    箪笥の鐶の錆の鈍色          媚庵

   月を待つ少年棋士は十五歳        正博

    もみぢにかける指のひとすぢ       な

ウ  ジッパーを下ろせば溢れ出す夜長      り

    海女とからんだ子蛸大蛸         河

   自由律俳句を壁に書き散らし        庵

    爆撃のごとヘヴィーメタルは     ぽぽな

   皮すべて剥いてしまつた人参に       な

    喉元過ぎて合はす帳尻          り

   燦然と向日葵のある昼の月         河

    展覧会に並び疲れて           庵

   灸すゆるのは三里より踝か         令

    紙風船を膨らましつつ          な

   意のままに大気操る飛花落花        り

    海市にゐると瓶詰めの文         河

ナオ 遠縁に夢野久作・伴宙太          庵

    デザートに蜜たつぷりかかる       令

   送受信できない機械握りしめ        な

    ピンチとともに来るコマーシャル     り

   オレオレと急かされてゐるちよつと待て   河

    瘴気ただよふ路地の底冷え        庵

   帽子屋と兔とともにお茶を飲み       令

    名前を未だ覚えてをらず         な


起首:2018年11月07日


 次は私です。しばしお待ち下さい。

 

名残表八?  投稿者:なかやまなな  投稿日:2018年12月12日(水)16時04分7秒

  こちらも昨日の雨で一気に寒い、大阪です。

道頓堀、流石に飛び込む人おらず。舞洲、さすがに200億は笑う。

よろしくお願いします。


名前を未だ忘れてをらず        な

バックヤードにテレビ三台

 

立冬 名残表7  投稿者:ゆかり  投稿日:2018年12月12日(水)09時33分48秒

  は~い、令さんありがとうございます。

師走も中旬に来て日本列島全体が一気に冷え込んでいますね。

それでは今度は大阪からです。ケンタッキーフライドチキン道頓堀店跡にいるななさ~ん、そちらはいかがでしょうか。


   立冬を祝つて雨の夜明かな        なな

    落葉のゆゑと揺るる足どり      ゆかり

   砂粒は砂の尻尾をこぼれゐて       銀河

    箪笥の鐶の錆の鈍色          媚庵

   月を待つ少年棋士は十五歳        正博

    もみぢにかける指のひとすぢ       な

ウ  ジッパーを下ろせば溢れ出す夜長      り

    海女とからんだ子蛸大蛸         河

   自由律俳句を壁に書き散らし        庵

    爆撃のごとヘヴィーメタルは     ぽぽな

   皮すべて剥いてしまつた人参に       な

    喉元過ぎて合はす帳尻          り

   燦然と向日葵のある昼の月         河

    展覧会に並び疲れて           庵

   灸すゆるのは三里より踝か         令

    紙風船を膨らましつつ          な

   意のままに大気操る飛花落花        り

    海市にゐると瓶詰めの文         河

ナオ 遠縁に夢野久作・伴宙太          庵

    デザートに蜜たつぷりかかる       令

   送受信できない機械握りしめ        な

    ピンチとともに来るコマーシャル     り

   オレオレと急かされてゐるちよつと待て   河

    瘴気ただよふ路地の底冷え        庵

   帽子屋と兔とともにお茶を飲み       令


起首:2018年11月07日


 冬を離れてお願いします。


 

立冬  投稿者:令  投稿日:2018年12月12日(水)00時24分50秒 編集済

  はい、渡月橋の令です。

こちらも夕方から降り始めた雨が静かに降り続いています。

ここ2、3日急に寒くなったのに観光客の方々は名残の紅葉を求めて闊歩されていますよ。


  帽子屋と兔とともにお茶を飲み      令


あらあら、瘴気にやられて何が出てくるやら。。。

以上、京都からでした。  


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