2022年7月7日木曜日

掲示板過去ログ94

 2014年 9月26日(金)21時16分0秒から2014年10月31日(金)17時34分52秒まで。




黒猫  投稿者:らくだ  投稿日:2014年10月31日(金)17時34分52秒

     黒猫に紅葉かつ散る窓辺かな     まにょん

    火を恋ふならばジュリアン・ソレル  ゆかり

   鯖雲に硝子の破片混らせて        なな

    波頭から夏の旋律           苑を

   椰子の実の深き眠りに月涼し      ぽぽな

    おしやれな白い束子とならむ     らくだ


よろしくお願いします。  

 

 

ぽぽなさん、どうも  投稿者:ゆかり  投稿日:2014年10月31日(金)09時10分49秒 編集済

  いいですね。六句目は夏を離れてどなたかお願いします。  

黒猫  投稿者:ぽぽな  投稿日:2014年10月31日(金)01時43分49秒 編集済

  椰子の実の深き眠りに月涼し    ぽぽな


ゆかりさん、お久しぶりです。いかがでしょう。  

黒猫  投稿者:ゆかり  投稿日:2014年10月30日(木)09時04分1秒

  おお、いいですね。そういえば秋の発句だったのに月を繰り上げるのを忘れてしまいました。


   黒猫に紅葉かつ散る窓辺かな     まにょん

    火を恋ふならばジュリアン・ソレル  ゆかり

   鯖雲に硝子の破片混らせて        なな

    波頭から夏の旋律           苑を


 月の座、う~む、「月涼し」でどなたか。


 

黒猫  投稿者:苑を  投稿日:2014年10月30日(木)08時59分47秒 編集済

  ななちゃんだ! ようこそ、なんて捌きでもないのに。


 波頭から夏の旋律   苑を


いかがでしょうか。雑がいいのかなとも。。。

    

黒猫  投稿者:ゆかり  投稿日:2014年10月30日(木)07時43分11秒

     黒猫に紅葉かつ散る窓辺かな     まにょん

    火を恋ふならばジュリアン・ソレル  ゆかり

   鯖雲に硝子の破片混らせて        なな


 秋を離れてどなたか続けて下さい。

 

おお  投稿者:ゆかり  投稿日:2014年10月30日(木)01時42分51秒

  いいですね。  

第三  投稿者:なかやまなな  投稿日:2014年10月30日(木)01時35分49秒

  鯖雲に硝子の破片混らせて  

黒猫の巻  投稿者:ゆかり  投稿日:2014年10月30日(木)01時15分54秒

   発句ありがとうございます。


   黒猫に紅葉かつ散る窓辺かな     まにょん

    火を恋ふならばジュリアン・ソレル  ゆかり


 第三をどなたかお願いします。  

おそるおそる  投稿者:まにょん  投稿日:2014年10月29日(水)23時07分23秒

  発句置かせていただきます。

どうでしょうか。


 黒猫に紅葉かつ散る窓辺かな   まにょん  

ほう!  投稿者:七  投稿日:2014年10月26日(日)22時31分40秒 編集済

  何という!ハイセンスな国々よ!「長き夜の見たい見たいと目が欲し」なんちゃって(笑

ほんと、見たいなあ。ぐみ様。

http://soup-stock7.blogspot.jp/


 

おじゃま4  投稿者:ぐみ  投稿日:2014年10月26日(日)02時42分13秒

  七さま、ご感想ありがとうございます。 これらは、カナダ。ポーランド、スペイン、フランス、UK マレーシア、ギリシャ、イタリー、ロシアなどからのものの一部で、知人からのメールからの抜粋です。


アメリカだけで、こんなの揃うほど、センスあるといいけど。  

さすが!!  投稿者:七  投稿日:2014年10月25日(土)22時57分6秒

  アメリカ!見事面白楽しい「路上騙し絵ア-ト」。文化の奥深さを感じます。

こういうの、日本だったら通報されて、描いた本人に消去命令がくだされるか、あるいは、このようなア-トを描く場所が決められて、純粋な遊び心などがまったく排除され、つまらんもんになっちゃうんだろおな~どうであれ、アメリカ(州によって違いはあるでしょうが。)健全なおおらかさがたっぷりあって、羨ましい。この写真FBにUPしてもいい?ぐみ様。

http://soup-stock7.blogspot.jp/


 

おじゃま3  投稿者:ぐみ  投稿日:2014年10月24日(金)09時04分6秒 編集済

  まだあるけどこれで止めますね。



 

おじゃま2  投稿者:ぐみ  投稿日:2014年10月24日(金)09時00分52秒

  続きです。



 

静寂破り  投稿者:ぐみ  投稿日:2014年10月24日(金)08時55分41秒

  ストリート・アートでおじゃまします。



 

潜水艦  投稿者:ゆかり  投稿日:2014年10月19日(日)23時23分21秒

  潜水艦の句は随分あるのですね。攝津幸彦、高澤良一、相原左義長の句が二句ずつあるけど、それぞれ別のタイミングでできたのかなあ。

 ちなみにジョージ川口のホラ話は、こちらにいくつか紹介されているのを発見しました。

http://blog.goo.ne.jp/mh0914/e/f29cddc26b0e452afdfe9e02fbaa2d1f  

十九隻の潜水艦発見  投稿者:ぐみ  投稿日:2014年10月19日(日)13時52分3秒

  潜水艦さくらのために浮上する        佐藤虎雄

菜の花の沖に潜水艦浮かぶ          佐川広治

潜水艦全艦浮上夏来る            重松早由未

夏の髪潜水艦になりたがる          あざ蓉子

潜水艦浮いて若布も浮いて来る        原徹 銀化

父の日のドックに乾く潜水艦         内田美紗

クーラーのしたで潜水艦つくる        大石雄鬼

潜水艦のごとく眠りぬ熱帯夜         森須 蘭

緑蔭に男は優しき潜水艦           夏石番矢

花みかん潜水艦の来てをりぬ         松下章子

屈強のタオルを運ぶ潜水艦          攝津幸彦

潜水艦霧雨隠りにその艦尾          高澤良一

松虫や兄は潜水艦乗りだ           相原左義長

十五夜の潜水艦は水の中           攝津幸彦

潜水艦浮かびあがれば雨月なり        杉本雷造

潜水艦泊つる呉港鰡(ぼら)飛べり       川口崇子

窓のなき潜水艦に雪降れり          茨木和生

雪だるま兄は潜水艦だった          相原左義長

潜水艦繋がれ数え日の入江          高澤良一

 

潜水艦  投稿者:ゆかり  投稿日:2014年10月19日(日)11時10分1秒

  ぐみさんのご主人は進駐軍と共演された世代なのですね。あの頃、ジャズが演奏できる人はとんでもないギャラで、ジョージ川口さんなど、ギャラが払いきれなくて物納された潜水艦を横須賀に今でも係留していると、生前まことしやかにテレビで語っていたような…。  

教科書的ではなく  投稿者:ぐみ  投稿日:2014年10月19日(日)03時07分11秒

  プロのジャズ演奏は聞いている人の体がひとりでに踊り出す楽しさがなくてはならないとか、ひとしきり独自のジャズ観を夫から聞かされました。 むかーし、新宿武蔵野館の地下にアメリカのGI達が、トランペット、サックスなど、自前の楽器を持ってステージに上がり、そこで演奏しているコード「C」とか、「F」とか聞き分けて飛び入りで参加するのに、自分も混ざったとか・・・

私にはチンプンカンプンだけど、俳句的な楽しみかたがあるらしいと感じたり・・・。でした。  

La Evolución del Solo de Piano en el Jazz - Bill Dobbins  投稿者:ゆかり  投稿日:2014年10月18日(土)23時05分35秒

   これ、ビル・ドビンズという教育者が歴代のジャズ・ピアニストのスタイルでall of meを弾き分けながら解説するすごいものです。

   

引き続き  投稿者:ゆかり  投稿日:2014年10月15日(水)01時01分0秒

  途方に暮れ中なので、どなたか発句をお願いします。  

さてこそ  投稿者:ゆかり  投稿日:2014年10月 7日(火)22時42分41秒 編集済

  蟻地獄のようなオルグをありがとうございます。マイナス50肌でがんばりましょう(@_@)!

詩レ入の次の節は「2 詩と散文の間」で、どうしていいのか途方に暮れて一年経っちゃったのだったか…。それをネタに句会をするのだったら、みんなで一行詩でもこさえましょうか。もう少し考えます。 

http://


 

颱風去って、さて・・・  投稿者:七  投稿日:2014年10月 7日(火)07時57分54秒 編集済

  ともあき氏と岡田さんに「みしみし」へのお誘いメ-ルを出したが、反応なし、みたい(-_-;)

北川透!詩レ入!!!で、何故か「アキラ」を思い出してしまった。脳内リハでお脳すっきり美人になれるか・・(@_@)!??

http://soup-stock7.blogspot.jp/


 

思い出しましたとも  投稿者:ゆかり  投稿日:2014年10月 7日(火)00時14分35秒

   前回の出題が昨年の6/11で


Ⅲ章 詩と散文のあいだで

1 「かやの実」の不思議


からだったようですね。その後私はどうしていたのだろう。幽体離脱していたのか、失恋の海の底に沈んでいたのか…。  

うひゃ~  投稿者:らくだ  投稿日:2014年10月 7日(火)00時01分23秒

  ゆかりさんが思い出しちゃった!

あんまりご無沙汰で、もう…………とほほ^^;

お手柔らかに。  

北川透の  投稿者:ゆかり  投稿日:2014年10月 6日(月)23時02分54秒

  『詩的レトリック入門』を久しぶりに手許に持って来たのですが、さてどこから再開したものだか…。昨年の7/4以来でしたでしょうか。

 らくださん、皆さん、俳句脳のリハビリやりましょうね~。  

どうも  投稿者:ゆかり  投稿日:2014年10月 2日(木)08時59分12秒

  回春の「みしみし」なのです。  

( ・∀・) イイネ!  投稿者:銀河  投稿日:2014年10月 2日(木)08時16分40秒

  FBの方に、この歌仙のことをを紹介しました。ファンがまた増えるかも。  

いざ乙女  投稿者:ゆかり  投稿日:2014年10月 1日(水)22時03分17秒

  連衆の皆様、ご感想ありがとうございます。乙女に戻ったついでにぜひ村岡恵理『アンのゆりかご 村岡花子の生涯』(新潮文庫)もご一読下さいませ。ミッション・スクール黎明期から大戦に至る時代について認識を新たにすること必至で、いろいろなビッグネームがここでこうつながっていたのかと驚き、なによりもこのように困難をくぐり抜けて『赤毛のアン』が生まれたのかと思うと、随所で感極まります。  

アニメのアン  投稿者:ぐみ  投稿日:2014年10月 1日(水)13時51分25秒 編集済

  こちらで、アンのアニメが金曜日にみられるので、検索したら、そちらでも毎週月曜日午後6時30分

からNHKでやっているのですね。このアニメの人物の絵は、とてもよく描かれていると思います。

マリラとマシュウが特に。  

祝・満尾  投稿者:苑を  投稿日:2014年10月 1日(水)13時07分6秒

  おめでとうございます!


どう変化をつけるのか、どこまで飛べるか、悩ましかったなァ。

なんだかんだあっても、アンて優等生なんだもの。

わたしゃやっぱり大人になっても意地っ張りなマリラが好き。

もちろん口下手なマシュウ大好き。  

おめでとうございます  投稿者:七  投稿日:2014年10月 1日(水)10時17分53秒

  縛り(制約)を増やした巻き方も、ムズカシ楽し、面白!でした。

お捌きさま、連衆のみなさま、ありがとうございました。

むかしおとめの気分をしばらくひきずったりして(^_^;)ww


http://soup-stock7.blogspot.jp/


 

おめでとうございます  投稿者:令  投稿日:2014年10月 1日(水)08時30分17秒

  楽しかったです。

ゆかりさん、ありがとうございました。

こんな風に、一つの本を題材にして巻くのも面白いですね。

図書館に行ったら、村岡花子訳は貸し出し中で予約も入っていて借りられませんでした。


 

祝・満尾!  投稿者:らくだ  投稿日:2014年10月 1日(水)01時06分23秒

  ゆかりさん、お疲れ様でした。


実はドラマのほうは全然見ていません^^;

が、ン十年ぶりかで赤毛のアンを読み返すきっかけをいただき、ン十年ぶりに乙女の気分になりました^^;


みなさま、ありがとうございました。

そろそろ俳句脳のリハビリを始めようかな。  

おめでとうございます  投稿者:銀河  投稿日:2014年10月 1日(水)00時25分0秒

  姪のところで6歳の男の子と2歳の2卵生の双子の逸脱風おもてなしを受け最高に面白かった。一緒にしまなみ海道の大三島神社や大島(来島海峡)の観潮船に乗り、松山の実家でまた、弟タチの家族と交流。さっき帰ってまいりました。異色の歌仙で運び方も異色だったような。この歌仙も逸脱ぶりがよかったです。ゆかりさんご苦労様でした。  

いえ  投稿者:ゆかり  投稿日:2014年 9月29日(月)01時01分24秒

  目指すところはアット・ホームくらいなのですが…  

う~む…  投稿者:まにょん  投稿日:2014年 9月29日(月)00時58分5秒

  圧倒されました。  

ううむ  投稿者:ゆかり  投稿日:2014年 9月28日(日)17時25分11秒

  すみませんが、寡聞にして存じ上げません。とはいえ、物語の進展を追ったらそれはもう付け合いとは別のものでしょう。  

お教えを  投稿者:ぐみ  投稿日:2014年 9月28日(日)15時56分34秒

  漫画、音楽,妖怪 などの連句を拝見しましたが、一つの小説を題材にした連句というのが

すでにあるのですか?


物語の進展を追うのでなく、コラージュとしての作画風連句ってすでにあるものなのですか。


グリンゲイブルスのアン の英語版も目次が無かったようで・・・  

う~ん  投稿者:ゆかり  投稿日:2014年 9月28日(日)10時47分17秒

   連句って芭蕉の時代からなんだか博覧強記コラージュ大会みたいな趣があって、そんな中に出典が分からないと「有明の主水」とか「田中なるこまん」とか論争の種になるようですが、範囲を限定しての連句というのはどこまで一般的なのか…。ネットだと漫画や音楽を縛りにしたものは散見されるようですね。

 新潮文庫の『赤毛のアン』、目次がないので思いがけず苦労しました。  

画期的  投稿者:ぐみ  投稿日:2014年 9月28日(日)03時21分41秒

  浅学の身で、他にもこういうやりかたの連句があるかどうか知りませんが、

今回はコラージュと聞いて飛び上がりました。 絵でも コラージュって手法、大好きなんです。

コラージュ歌仙って少しくらい破調でも、その意欲大いにかうべし だと思いますけど。


満尾 おめでとうございます。 とても楽しい旅でした。途中で、村岡花子の翻訳での苦心に思いを

馳せたりして、興味深々でした。それと、らくださんがいいものをみつけてくださったことで、更に

訳語の比較という面白さを知ったり。 お捌きさま 皆様 有難うございました。



 

いえ  投稿者:ゆかり  投稿日:2014年 9月28日(日)01時43分38秒

  もう「恋人たちの小径うららか」で電撃的に週刊俳句に送ってしまったのです。まあバージョン違いがいろいろあるというのも後世の研究者泣かせでよいのですが…。てっ!  

あうぅ  投稿者:らくだ  投稿日:2014年 9月28日(日)01時27分38秒

  スミマセン。うっかりしていました。

あらためて。


   遠く友の灯蝶々のごと       河

  エルフィンとゴブリンもゐる花の森  七


   夏の扉をひらく口笛        だ


夏隣の変則バージョン……だめかしらん?  

ううむ  投稿者:ゆかり  投稿日:2014年 9月27日(土)18時39分53秒

  初折裏折端と挙句に「小径」があるの、なんとかしたくもあり。  

満尾!  投稿者:ゆかり  投稿日:2014年 9月27日(土)14時45分8秒 編集済

   らくださん、どうも。打越に「友」があるのでどうされるか楽しみだったのですが、きっぱりと「恋人たち」と断定して切り抜けましたね。これにて満尾とします。連衆の皆様、ありがとうございました。せっかくなので、もっと目立つところに転載をお願いしてみます。

しばしご歓談下さい。


    七吟『赤毛のアン』歌仙 花野の巻


   花野ゆく馬車に赤毛の少女かな  らくだ

    約束のごと秋のゆふぐれ    ゆかり

   月の出に切妻屋根の静まりて    ぐみ

    はじめて貰ふギンガムの服     令

   想像を詰めてふくらむバスケット  苑を

    小舟流れて遠い海まで       河

ウ  ロマンスの岸辺にいつか灯は点り   七

    石盤割つて学校を去る       だ

   たちまちのうちに野心の地平線    り

    決して飽きぬ虹の色合ひ      み

   礼拝の帽子に野薔薇かざりたる    令

        負けず嫌ひの天使が墜ちて          を

   病む人にひたすらに射す冬の月    河

    終はることなき林檎の並木     七

   お茶会でお茶も飲まずに酔つ払ひ   だ

    毎週ひとつ物語書く        り

   紫の水晶ここよと花ひらり      み

    小径を抜けるあたたかな風     令

ナオ 振り向けば丘も農夫も陽炎へり     を

    夏のあひだを遊び呆けて      河

   まぼろしはいつもかなはぬ夢を見せ  七

    徹底的に髪を切られる       だ

   きつとよいものだと思ひ角曲がる   り

    ぐんぐん伸びる十五の背丈     み

   代数に幾何ラテン語に英国史     令

    本をひらけば九月の匂ひ      を

   身に入みてオートミールの煮加減も  河

    金風わたりお喋りばかり      七

   月明かり招く客用寝室へ       だ

    がうがう燃やし湧かす熱湯     り

ナウ くゆらせるパイプの煙と波長合ひ   み

    ちやうちん袖は白銀に映ゆ     令

      からつぽの子供部屋てふ黄昏に        を

    遠く友の灯蝶々のごと       河

   エルフィンとゴブリンもゐる花の森  七

    恋人たちの小径うららか      だ


起首:2014年 8月23日(土)14時20分43秒

満尾:2014年 9月27日(土)14時37分5秒

捌き:三島ゆかり

 

うえーん  投稿者:らくだ  投稿日:2014年 9月27日(土)14時37分5秒

  挙句が回ってきた……orz

あの場面しかないですよね……


    遠く友の灯蝶々のごと       河

   エルフィンとゴブリンもゐる花の森  七


    恋人たちの小径うららか      だ



どうでしょう。  

はい  投稿者:ゆかり  投稿日:2014年 9月26日(金)22時19分2秒

   確かに空想癖ではありますが、作中では一貫して「想像」なのです。変えさせて頂きますね。


   花野ゆく馬車に赤毛の少女かな  らくだ

    約束のごと秋のゆふぐれ    ゆかり

   月の出に切妻屋根の静まりて    ぐみ

    はじめて貰ふギンガムの服     令

   想像を詰めてふくらむバスケット  苑を

    小舟流れて遠い海まで       河

ウ  ロマンスの岸辺にいつか灯は点り   七

    石盤割つて学校を去る       だ

   たちまちのうちに野心の地平線    り

    決して飽きぬ虹の色合ひ      み

   礼拝の帽子に野薔薇かざりたる    令

        負けず嫌ひの天使が墜ちて          を

   病む人にひたすらに射す冬の月    河

    終はることなき林檎の並木     七

   お茶会でお茶も飲まずに酔つ払ひ   だ

    毎週ひとつ物語書く        り

   紫の水晶ここよと花ひらり      み

    小径を抜けるあたたかな風     令

ナオ 振り向けば丘も農夫も陽炎へり     を

    夏のあいだを遊び呆けて      河

   まぼろしはいつもかなはぬ夢を見せ  七

    徹底的に髪を切られる       だ

   きつとよいものだと思ひ角曲がる   り

    ぐんぐん伸びる十五の背丈     み

   代数に幾何ラテン語に英国史     令

    本をひらけば九月の匂ひ      を

   身に入みてオートミールの煮加減も  河

    金風わたりお喋りばかり      七

   月明かり招く客用寝室へ       だ

    がうがう燃やし湧かす熱湯     り

ナウ くゆらせるパイプの煙と波長合ひ   み

    ちやうちん袖は白銀に映ゆ     令

      からつぽの子供部屋てふ黄昏に        を

    遠く友の灯蝶々のごと       河

   エルフィンとゴブリンもゐる花の森  七


 そうこうしているうちに挙句かしらん。  

ゆかり様  投稿者:苑を  投稿日:2014年 9月26日(金)22時06分7秒

  アンはには空想癖ではなく想像力(翼)があった?


お捌きのよろしいように。

 

苑をさん  投稿者:ゆかり  投稿日:2014年 9月26日(金)21時16分0秒

  五句目の「空想」を「想像」に変えたいのですが、よいですか。  


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