2015年 4月20日(月)14時40分47秒から2015年 5月10日(日)00時33分41秒まで。
お台場 投稿者:銀河 投稿日:2015年 5月10日(日)00時33分41秒
高層ビルの非常階段 を
土鍋もち屋台へおでん買ひに出る 庵
練物ばかり選ぶ人妻 り
トビウオの波切つてゆき滑るやう 銀河
思い切り砧(きぬた)でたたく生絹(すずし)糸 銀河
お台場 投稿者:ゆかり 投稿日:2015年 5月 9日(土)22時28分8秒
媚庵さん、ありがとうございます。一句目の土鍋とか屋台とかと前句の高層ビルのミスマッチが楽しいですね。二句目は、息のあとで切れるので、あまり連句向きではないようです。
お台場に汐の香つのる柳かな 媚庵
観覧車から霞む半島 ゆかり
老いかねしうぐひすの音の絶えずして 銀河
画布の小径に入れる紫 令
睡蓮の夢みる頃を照らす月 苑を
竹伐る人と詩を書く人と 庵
ウ あひみてののちのこころの秋茜 り
砂漠の百里四方友無く 河
幻を見てはひねもすよもすがら 令
高層ビルの非常階段 を
土鍋もち屋台へおでん買ひに出る 庵
練物ばかり選ぶ人妻 り
銀河さん、お願いします。
冬、月 投稿者:媚庵 投稿日:2015年 5月 9日(土)19時51分31秒
土鍋もち屋台へおでん買ひに出る 庵
ジョギングの吐いて吸ふ息冬満月 庵
非常階段から外へ出てみました。
いかがでしょうか。お捌きお願い致します。
お台場 投稿者:ゆかり 投稿日:2015年 5月 9日(土)14時40分3秒
「ひねもすよもすがら」で「時計」でもいいのですが、もう一句の方の可能性を頂きます。
お台場に汐の香つのる柳かな 媚庵
観覧車から霞む半島 ゆかり
老いかねしうぐひすの音の絶えずして 銀河
画布の小径に入れる紫 令
睡蓮の夢みる頃を照らす月 苑を
竹伐る人と詩を書く人と 庵
ウ あひみてののちのこころの秋茜 り
砂漠の百里四方友無く 河
幻を見てはひねもすよもすがら 令
高層ビルの非常階段 を
媚庵さん、お願いします。季を入れるなら夏か冬でお願いします。夏の月、冬の月でもよいです。雑でもよいです。
お台場(再) 投稿者:苑を 投稿日:2015年 5月 9日(土)08時52分24秒
時計の針がコトリと動く を
高層ビルの非常階段 を
幾つ考えてもなにかがどこかにひっかかるw…。
どちらかで如何でしょうか。
ですよね。 投稿者:苑を 投稿日:2015年 5月 8日(金)21時54分14秒
じたば、じたばた。しばしお待ちくださいませ。
お台場 投稿者:ゆかり 投稿日:2015年 5月 8日(金)21時44分5秒
市原悦子でも楽しいのですが、人事から遠く離れてみませんか。もう一句お願いします。
お台場 投稿者:苑を 投稿日:2015年 5月 8日(金)17時36分32秒 編集済
ウ あひみてののちのこころの秋茜 り
砂漠の百里四方友無く 河
幻を見てはひねもすよもすがら 令
オフィーリアなら市原悦子 を
お捌き下さい。
お台場 投稿者:ゆかり 投稿日:2015年 5月 8日(金)12時10分4秒
ありがとうございます。
苑をさん、お願いします。
お台場 投稿者:令 投稿日:2015年 5月 8日(金)12時00分33秒
竹伐る人と詩を書く人と 庵
ウ あひみてののちのこころの秋茜 り
砂漠の百里四方友無く 河
幻を見てはひねもすよもすがら 令
お捌き下さい。
津田清子さん、お悔やみ申し上げます。
お台場 投稿者:ゆかり 投稿日:2015年 5月 8日(金)00時29分43秒
それはさぞかし。心中お察しいたします。
お台場に汐の香つのる柳かな 媚庵
観覧車から霞む半島 ゆかり
老いかねしうぐひすの音の絶えずして 銀河
画布の小径に入れる紫 令
睡蓮の夢みる頃を照らす月 苑を
竹伐る人と詩を書く人と 庵
ウ あひみてののちのこころの秋茜 り
砂漠の百里四方友無く 河
令さん、お願いいたします。
お台場の巻 投稿者:銀河 投稿日:2015年 5月 8日(金)00時14分36秒
紅葉黄葉の峠坂まで 銀河
砂漠の百里四方友無く 銀河
和田悟朗氏についで、またまた津田清子氏が亡くなられたので(5月5日絶命、通夜は8日、告別式は9日)、私はまったくショック続きなのです。ともに暗峠(大和河内をつなぐ山中の交通路)をこえた出会いの思い出、もしくは「砂漠の木百里四方に友は無し」(『無方』)を少しだけ入れさせてください、歌仙全体はこれにかかわりなくおすすみください。
ううむ。 投稿者:ゆかり 投稿日:2015年 5月 7日(木)22時50分22秒
私の、なんか打越っぽいな。批判が殺到したら差し替えます。
お台場 投稿者:ゆかり 投稿日:2015年 5月 7日(木)22時37分21秒
なるほど、苑をさん、さすがです。媚庵さんの句、打越ではありませんがその一句前に「うぐひすの音」があるので「砧の音」ではない方にします。
お台場に汐の香つのる柳かな 媚庵
観覧車から霞む半島 ゆかり
老いかねしうぐひすの音の絶えずして 銀河
画布の小径に入れる紫 令
睡蓮の夢みる頃を照らす月 苑を
竹伐る人と詩を書く人と 庵
ウ あひみてののちのこころの秋茜 り
銀河さん、お願いします。
六句目 投稿者:媚庵 投稿日:2015年 5月 7日(木)20時51分55秒
苑をさんの「夢みる頃」は、もしや、私の歌集の題名
「夢みる頃を過ぎても」を詠み込んでいただいたのでしょうか。
ありがとうございます。
お台場に汐の香つのる柳かな 媚庵
観覧車から霞む半島 ゆかり
老いかねしうぐひすの音の絶えずして 銀河
画布の小径に入れる紫 令
睡蓮の夢みる頃を照らす月 苑を
置いてみます。お捌きください。
砧の音に蒟蒻を炊く
竹伐る人と詩を書く人と
緊張しています。 投稿者:媚庵 投稿日:2015年 5月 7日(木)11時58分21秒
夜までお待ちください。
お台場 投稿者:ゆかり 投稿日:2015年 5月 7日(木)02時25分41秒
苑をさん、ありがとうございます。
睡蓮は夢だから季語ではなく、発句から第三まで花のない春だったのを補完しているわけですね。なるほど。
お台場に汐の香つのる柳かな 媚庵
観覧車から霞む半島 ゆかり
老いかねしうぐひすの音の絶えずして 銀河
画布の小径に入れる紫 令
睡蓮の夢みる頃を照らす月 苑を
ではこの五吟で回しましょうか。媚庵さん、秋の句を続けて下さい。
五句目 投稿者:苑を 投稿日:2015年 5月 7日(木)00時11分31秒 編集済
お台場に汐の香つのる柳かな 媚庵
観覧車から霞む半島 ゆかり
老いかねしうぐひすの音の絶えずして 銀河
画布の小径に入れる紫 令
睡蓮の夢みる頃を照らす月 苑を
おずおずと置いてみます。お捌き下さい。
お台場 投稿者:ゆかり 投稿日:2015年 5月 6日(水)12時51分56秒
令さん、ご参加ありがとうございます。よいですねえ。
次は月の座です。どなたかお願いします。
四句目 投稿者:令 投稿日:2015年 5月 6日(水)10時57分40秒
お台場に汐の香つのる柳かな 媚庵
観覧車から霞む半島 ゆかり
老いかねしうぐひすの音の絶えずして 銀河
画布の小径に入れる紫 令
つけてみました。
どうでせうか。お捌き下さい。
ぜひ、四句目を 投稿者:媚庵 投稿日:2015年 5月 6日(水)08時53分18秒
あっという間に、黄金週間最終日。ぜひ、四句目を付けてください。
ふぅ~、やっと合格ですか? 投稿者:銀河 投稿日:2015年 5月 3日(日)20時31分49秒
歳時記には晩春の季語は山ほどあるのですが、いまいちピタリ来なかった。私の感覚では全部「中春」「春のさかり」なので、「晩春、暮春、明日なき春」、というようんことをダイレクトに言わねば「晩」とはならぬように思いましたよ。ともかくよろしくお願いします。
お台場 投稿者:ゆかり 投稿日:2015年 5月 3日(日)17時37分8秒
銀河さん、ありがとうございます。一句目がよいと思います。嗅覚、視覚ときて聴覚へ飛ばしているわけですね。たぶん、お台場に観覧車などという都合のよいものがあったために、脇が発句と同じ場所を詠みつつ、違う場所へも行っているために、第三がこんなに難しくなってしまたのです。老ゆ、絶ゆともヤ行なので、仮名遣いは直しますね。代わりに鶯をひらがなにしてみましょう、
お台場に汐の香つのる柳かな 媚庵
観覧車から霞む半島 ゆかり
老いかねしうぐひすの音の絶えずして 銀河
春を離れて雑でどなたかお願いします。
苦肉の策。。 投稿者:銀河 投稿日:2015年 5月 3日(日)11時38分41秒 編集済
これでタネぎれです。なむ&ゆかり。媚庵&ゆかり などのハイカイ巧者の組み合わせのあとでは、つけ方がむずかい。
この流れでわざわざ「暮春晩春」の感じをだすいいかたを、他の例で知りたいので、どなかた別案をぜひ。
お台場に汐の香つのる柳かな 媚庵
観覧車から霞む半島 ゆかり
老ゐかねし鶯の音の絶ゑずして 銀河
春休み今日で終わりとメール来て
九条は暮春の国を守りゐて
なるほど。 投稿者:銀河 投稿日:2015年 5月 2日(土)00時32分8秒
気がつかないものですねえ。展開がむずかしいです。他の方もどうぞ、みんなで考えてください。やりがいがありますよ。このはじまりかた。
ううむ 投稿者:ゆかり 投稿日:2015年 5月 2日(土)00時03分28秒
銀河さん、独立した一句としてはいいのですが、発句が柳で第三が藤棚ってあまり飛躍がないので、植物系じゃない方がよいかも知れません。銀河さん以外の方もどうぞ。
はい、それでは・・ 投稿者:銀河 投稿日:2015年 5月 1日(金)22時43分41秒
藤棚のうすむらさきに染まりゐて 銀河
いかがでせうか?
え? 投稿者:銀河 投稿日:2015年 5月 1日(金)19時55分0秒
晩春らしいと思ったのに。
本当は三句目が続くので、もうすこしあとで入りたかったんですが。どなたか、おられたら、どうぞ。
ううむ 投稿者:ゆかり 投稿日:2015年 5月 1日(金)19時19分56秒
メタ俳句というか、俳句を作る場面の俳句って、あまり面白いことにならないような気がします。もう一句いかがですか。
お台場に の巻 投稿者:銀河 投稿日:2015年 5月 1日(金)18時18分45秒
媚庵さんみしみしに復帰ですか?歓迎。
晩春の句案おりしも書き止めて 銀河
中森明菜 投稿者:ゆかり 投稿日:2015年 5月 1日(金)00時41分37秒
NHKの『SONGSスペシャル 中森明菜歌姫復活』は1/9の放送でしたね。それでよほど感動して、1/10に「みしみし第二」を始めた第一回の題が【中】【森】【明】【菜】だったのでした。
先ほどツタヤでカバーアルバムであるところの『歌姫』(6枚組でうち3枚はinstrumental)を借りてきて聴いています。いま、庄野真代のナンバーの「アデュー」。すばらしいですね、これ。オーケストレーションもいいなあ。
お台場の巻 脇 投稿者:ゆかり 投稿日:2015年 4月30日(木)10時11分10秒
媚庵さん、発句をありがとうございます。発句は当季なので必然的に暮春なのですが、春は三句続けるという連句的事情もあり、柳の句の方で脇を付けさせて頂きます。暮春の句もじつに捨てがたいですね。
お台場に汐の香つのる柳かな 媚庵
観覧車から霞む半島 ゆかり
第三をどなたか、て止めで晩春の感じでお願いします。
お畏れながら 投稿者:媚庵 投稿日:2015年 4月30日(木)09時31分9秒
発句に挑戦してみます。
東京のお台場にちなんでみました。
・お台場に汐の香つのる柳かな
・お台場に汐のぼり来る暮春かな
二句つくりましたが、いかがでしょうか?
お忙しそうですね 投稿者:ゆかり 投稿日:2015年 4月28日(火)10時05分30秒
ぐみさんはなにやらお忙しそうですね。
ゆかりもなく脇起しというのも何だかなので、どなたか新作をお願いします。
とりあへず 投稿者:ぐみ 投稿日:2015年 4月28日(火)03時30分55秒
春深し百の写真に百の貌 中馬道子
花桐や若き母ゐる写真帖 木附沢麦青
母の日の写真ぎらいの母を撮る 室生幸太郎
緑陰の写真くらくてわれに似ず 相馬遷子
六月の体内無事の写真かな 斉藤夏風
郷愁 ですか。 どうも振り返るのは苦手で、明日が好きで、掲句も季節の先取りが多くなりました。
どれか、ひとつ、選んでいただければ、 と。
月ぎめのネット会に加え、紙の句会、二つに参加するはめになり、もうアップアップで今回も見学
させてください。
郷愁の場所。 投稿者:銀河 投稿日:2015年 4月27日(月)22時10分11秒
ぐみさん、どうもご丁寧にこたえてくださって、感謝です。郷愁には高度も低度もないとおもいます。とくに敗戦直後の東京は、たいへんな混乱だったでしょうね。ただそこの場が懐かしい。いつの間にか、思いがそこに帰る場所。そういう場所をもつことは、精神的にとても大事なことなのだそうです。「ふるさと」や「祖国」ということへの思いと似ているようですが、また少し違うかもしれません。
せっかくだから、ぐみさん、写真にちなんだ発句を出してください。
そろそろ 投稿者:ゆかり 投稿日:2015年 4月26日(日)00時27分30秒
どなたか発句をお願いします。
MY東京 投稿者:ぐみ 投稿日:2015年 4月25日(土)16時31分46秒
東京生まれ、東京育ちの私ですが、昭和の山の手、空襲、焼け跡生活、復興の初期、そこまでが私の東京です。 今はテレビで、外国みたいになった東京を見ています。 いまだに朝は満員電車らしいですね。学童疎開でしか、東京を離れたことがなかったので、地方と東京の温度差はわかりませんが、NYとLAの差は大きいです。マンハッタン暮らしは若い時に限ります。幸いに東京にもNYにもホームシックを感じたことがありません。もっと高度な次元での論説でなければ、銀河さんへのお答えになっていないでしょうね。
東京といえば 投稿者:ゆかり 投稿日:2015年 4月25日(土)00時18分33秒
小林信彦・荒木経惟『私説東京繁盛記』(ちくま文庫)という本がありまして、1983年、1984年ごろの東京の写真が大量に収められているのですが、「新宿西口への地下道」「新宿南口の階段」「新宿昭和館」といった写真のタイムスリップ感が半端ではありません。
媚庵さんの造語でしょうか、「寒新宿」。いいですね。
東京・・。こちら大阪都構想がでてきてますのやけど。 投稿者:銀河 投稿日:2015年 4月24日(金)22時47分33秒
明奈も聖子も遠いところで聞いてきたので、「大寒」はイマイチわかりませんが、こういうのには郷愁が湧きます。
インク消しの跡あるカード寒銀河 媚庵
アングラを死語と思わず寒新宿
媚庵さんは今も徹底して「東京」だし、ゆかりさんも東京人なんですね。ぐみさんなどは、こういう土地への思いはどういうものですか?やっぱり「根っこ」が好き?
大寒や明菜のこゑを耳の底 投稿者:ゆかり 投稿日:2015年 4月23日(木)22時54分1秒
昨年末の紅白の裏を取材しながら構成した「SONGS」(だったか)がNHKで放送されたのは年を明けた何日でしたでしょうか。あの放送を観るまで私にとって明菜は自殺未遂したアイドル歌手以上のものではなかったのですが、一変しました。そんな人が日本にどれだけいるのか分りませんが、そのようにして明菜の声は私たちの耳の底に残っていて、大寒という気候的などん底において、救いになっています。「明菜」の字面がじつに効いています。「聖子」には置換不能な一句です。
東京百句 投稿者:媚庵 投稿日:2015年 4月23日(木)13時52分32秒
銀河様、ゆかり様。
なつかしい拙作をご紹介いただき恐縮です。
現在は媚庵という俳名で、島田牙城さん編集の「里」に投句しております。
俳号を変えましたのは、「封印する事情」というような大仰なことはなく、やはり、加齢とともに
月彦という名前はそぐわないなあと思ったからです。ちなみに「媚庵(びあん)」は、
『日々の泡』のボリス・ビアンのビアンに漢字をあてはめました。
また実は「東京百句」という構想をたてまして、2013年6月から「東京新聞」の東京俳壇小澤實選者に毎週一句ずつ投句しています。こちらは、本名の藤原龍一郎名義です。
今年に入ってから東京俳壇に入選したのは下記のような句です。
あの屋根はニコライ堂や寒波来
冬晴を賜物として金魚坂
大寒や明菜のこゑを耳の底
初午や下駄の音する広小路
川面に春の日差や聖橋
だいたい毎月一句の入選ペースですので、百句まではまだまだ時間がかかりそうです。
東京新聞 投稿者:ゆかり 投稿日:2015年 4月23日(木)00時42分46秒
インターネットからも投句できるようです。生駒から、ロスから、…
いかがですか。↓
http://www.tokyo-np.co.jp/article/kadan/
これはありがたい。 投稿者:銀河 投稿日:2015年 4月21日(火)21時51分26秒
図らずも、俳句において藤原月彦が藤原龍一郎になってゆく存在証明を、みることができました。ゆかりさんのご説明納得できます。
俳号・媚庵 投稿者:ゆかり 投稿日:2015年 4月21日(火)20時48分44秒 編集済
でいうと、私のようなネット俳人にしてみると、2001年3月から2003年暮れまで恒信風句会という今は存在していない掲示板に投句されていた頃を思い出します。勝手なことを書くと、藤原月彦を封印したい事情があっての媚庵だったのかなあと思っています。ネットに公開されていたものなので干支一回り以上の歳月を経ての引用をお許し願いたいのですが、このような句群です。
2001
坂上り下り早春の父の墓 媚庵
本署よりキレモノが来る野焼かな
亀鳴きて龍は鳴かざる空気かな
春昼の一本杉を杖で指す
2003
電飾の大聖樹旧尾張町
蝋燭と寒波と外波山文明と
インク消しの跡あるカード寒銀河
インキ壺贈る大正二年冬
ケーキ焼くアメリカ・ドラマ降誕祭
アングラを死語と思わず寒新宿
銀河さんの言われる「反現実へのあこがれ、擬古的なロマン主義にみちていた俳句時代」をみごとに封印した作風に変遷しています。またしても勝手なことを書くと、短歌の一方で「俳句の身の丈」とでもいうべきものを追及していらしたのではないかと思っています。
失礼しました。 投稿者:銀河 投稿日:2015年 4月21日(火)20時14分53秒
「でした」は過去形ですね。月彦時代の反現実へのあこがれ、擬古的なロマン主義にみちていた俳句時代が華麗、という意味です。この転身があざやかだったので、現在の短歌を拝見するたびに、ダブルイメージで、今も謎めいて思い返します。
藤原月彦(龍一郎)さんは華麗な存在でした。 投稿者:銀河 投稿日:2015年 4月21日(火)11時24分21秒 編集済
月彦×夕美 の ユニットの雑誌。刺激を受けたなあ。いろいろ反現実の遊戯の試みがありました。短歌に転身されてからは、ぐっとリアルな文化現象それも、サブカルチャー風の素材が全面に出てきているのでびっくりしました。現代的な個性ですね。師系にこだわりたくないですが、赤尾兜子自信もジャーナリストだったし、現状への目配りが広いということでした。その多面性が、こんなところにも飛んでいるのかしら。宮入聖さんが活躍されていたころですね。秦夕美さんとはずっと交流がありますが、このお三方の昔の句集はあらためて読みなおしています。藤原さん、連句の方へもまたご参加ください。
はずかしながら 投稿者:媚庵 投稿日:2015年 4月21日(火)10時39分16秒
ゆかり様。
『王権神授説』は『貴腐』よりも前、私の20代前半の作品を集めた句集です。
二冊とも深夜叢書社の斎藤愼爾さんにつくっていただきました。
東京新聞、小澤實選者への投句つづけていますが、ここのところ4週つづけて没。苦戦しています。
おおお 投稿者:ゆかり 投稿日:2015年 4月20日(月)21時48分58秒
『王権神授説』という句集もありましたよね。図書館で借りて拝読したことがあります。
今でも東京新聞への投句は続いていらっしゃるのでしょうか。
若気の至り 投稿者:媚庵 投稿日:2015年 4月20日(月)14時40分47秒
七様。
>媚庵さんて、俳人の藤原月彦?氏。
そうです。若気の至りの筆名で恐縮です。
『貴腐』は私が20代の後半の頃の作品を収録した句集です。
読んでいただき、ありがたいです。
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