2022年7月9日土曜日

掲示板過去ログ185

 2019年10月27日(日)19時32分57秒から2019年12月 7日(土)19時30分22秒まで。




笹舟の巻 ウ6  投稿者:ゆかり  投稿日:2019年12月 7日(土)19時30分22秒

  夜景さん、ありがとうございます。傾向として遠い句が多いですね。前句と並べて置いて、場所や時間が破綻しないかという見方をするので、四句目か五句目がいいのですが、五句目だと秋になってしまうので、四句目を頂きます。


   笹舟のゆくへや今朝の冬野川    冬泉

    子より大きな息白き犬     ゆかり

   サーカスの始まり告げる声のして ぽぽな

    笑顔を保つ軟体の美女      由季

   月淡くしてコルカタの道をゆく   夜景

    霧を換喩とまちがへながら    秀雄

ウ  冷まじきものに国立競技場     苑を

    聖母子像に火薬匂へり       泉

   はぐれたら外人墓地で落合はん    り

    薄き耳朶やはらかく噛み      な

   パン種を伸ばし捩ぢるもモテ仕草   季

    アンモナイトを夢に置き去り    景


 秀雄さん、恋を離れてお願いします。

 

 

 

笹舟の巻 ウ7  投稿者:夜景  投稿日:2019年12月 7日(土)19時04分11秒

  おはようございます。


 薄き耳朶やはらかく噛み      な

   パン種を伸ばし捩ぢるもモテ仕草   季


輪転機からひよこ現れ

小さき渦を描く指揮棒

狐ばかりで踊る輪舞曲(ロンドー)

アンモナイトを夢に置き去り

夜より長きうづまきの果て


お捌きくださいませ。  

笹舟の巻 ウ6  投稿者:ゆかり  投稿日:2019年12月 6日(金)22時34分41秒

  由季さん、ありがとうございます。王様の耳はパンの耳、一句目を頂きます。


   笹舟のゆくへや今朝の冬野川    冬泉

    子より大きな息白き犬     ゆかり

   サーカスの始まり告げる声のして ぽぽな

    笑顔を保つ軟体の美女      由季

   月淡くしてコルカタの道をゆく   夜景

    霧を換喩とまちがへながら    秀雄

ウ  冷まじきものに国立競技場     苑を

    聖母子像に火薬匂へり       泉

   はぐれたら外人墓地で落合はん    り

    薄き耳朶やはらかく噛み      な

   パン種を伸ばし捩ぢるもモテ仕草   季


 夜景さん、恋を続けるのでも離れるのでも。  

笹舟の巻   投稿者:由季  投稿日:2019年12月 6日(金)22時02分39秒

  遅くなりまして・・・。


パン種を伸ばし捩ぢるもモテ仕草

睦言に小さき咳で応へゐて


お捌きくださいませ。  

笹舟の巻 ウ4  投稿者:ゆかり  投稿日:2019年12月 6日(金)12時36分1秒

   夜中にスマホからのアクセスだったので、改めてウ4まで載せておきます。


   笹舟のゆくへや今朝の冬野川    冬泉

    子より大きな息白き犬     ゆかり

   サーカスの始まり告げる声のして ぽぽな

    笑顔を保つ軟体の美女      由季

   月淡くしてコルカタの道をゆく   夜景

    霧を換喩とまちがへながら    秀雄

ウ  冷まじきものに国立競技場     苑を

    聖母子像に火薬匂へり       泉

   はぐれたら外人墓地で落合はん    り

    薄き耳朶やはらかく噛み      ぽ


 由季さんの恋の句をお待ちしているところです。


 

ウ4  投稿者:ゆかり  投稿日:2019年12月 6日(金)03時03分2秒

   ぽぽなさん、ありがとうございます。なるほど落ち合って恋となったのですね。由季さん、恋の句を続けて下さい。  

(無題)  投稿者:ぽぽな  投稿日:2019年12月 5日(木)22時46分5秒

  薄き耳朶やはらかく噛み          ぽ


こちらで!  

(無題)  投稿者:ぽぽな  投稿日:2019年12月 5日(木)22時39分12秒

  連衆のみなさま、よろしくです!

夜景さん、はじめまして☆


はぐれたら外人墓地で落合はん   り


やはらかく噛む薄き耳たぶ               ぽ



ゆかりたん、よろしくです。

 

あ  投稿者:ゆかり  投稿日:2019年12月 5日(木)12時09分10秒

  連句の進行は膝送りですが、雑談はお好きなタイミングで書き込んで下さって構いません。ご随意にどうぞ。  

笹舟の巻 ウ3  投稿者:ゆかり  投稿日:2019年12月 5日(木)09時25分47秒 編集済

  冬泉さん、ありがとうございます。検索したら『近代東京の地政学 青山・渋谷・表参道の開発と軍用地』という魅力的な本があることが分かったのですが、ずいぶん高い本ですね。「この商品をチェックした人はこんな商品もチェックしています」に出てくる『江戸東京の明治維新』『都市空間の明治維新』も魅力的です。「絵馬」の方は、香港のことを絵馬に書くと黒く塗りつぶされるという悪質な嫌がらせの報道を思い出しました。塚本を踏まえた一句目を頂きます。


   笹舟のゆくへや今朝の冬野川    冬泉

    子より大きな息白き犬     ゆかり

   サーカスの始まり告げる声のして ぽぽな

    笑顔を保つ軟体の美女      由季

   月淡くしてコルカタの道をゆく   夜景

    霧を換喩とまちがへながら    秀雄

ウ  冷まじきものに国立競技場     苑を

    聖母子像に火薬匂へり       泉

   はぐれたら外人墓地で落合はん    り


 ぽぽなさん、お願いします。  

ウ2  投稿者:冬泉  投稿日:2019年12月 5日(木)00時35分34秒

  皆さま、改めてよろしくお願いします。


聖母子像に火薬匂へり

謀反の夢を絵馬に書き込む

遠のくばかりの列の先頭


競技場は幕府の火薬庫や練兵場の跡地だそうで。諷刺的な内容にしてみました。

・聖母像ばかり並べてある美術館の出口につづく火薬庫(塚本邦雄)  

ありゃ。  投稿者:ゆかり  投稿日:2019年12月 4日(水)23時44分54秒

  もとい。秋を離れて雑です。  

笹舟の巻 ウ1  投稿者:ゆかり  投稿日:2019年12月 4日(水)23時25分44秒

  苑をさん、ありがとうございます。ちゃっかり秀雄さんのボツ句を生かしている趣がありますね。


   笹舟のゆくへや今朝の冬野川    冬泉

    子より大きな息白き犬     ゆかり

   サーカスの始まり告げる声のして ぽぽな

    笑顔を保つ軟体の美女      由季

   月淡くしてコルカタの道をゆく   夜景

    霧を換喩とまちがへながら    秀雄

ウ  冷まじきものに国立競技場     苑を


 ではこの七人で膝送りで巻きます。なぜ膝送りかというとネットの性格上、全員が同じ集中力で同時に臨むことが困難だからです。

 冬泉さん、おまたせしました。冬を離れて雑でお願いします。

 

笹舟の巻 7  投稿者:苑を  投稿日:2019年12月 4日(水)20時29分11秒

  久し振りなのでドキドキしますが参加させて下さい。


     月淡くしてコルカタの道をゆく   夜景

     霧を換喩とまちがへながら    秀雄


ウ     冷まじきものに国立競技場     苑を


お捌きお願いします。

 

笹舟の巻 6  投稿者:ゆかり  投稿日:2019年12月 4日(水)15時50分50秒

  秀雄さん、ありがとうございます。「目鼻口」は打越の「笑顔」に障るし「かほすさまじく」の「すさまじ」は季語なのかというと悩ましいですね。換喩は、属性をそのまま呼称にしてしまうやり方でしたっけ。永田町とか霞が関とか…。で、この場合「まちがへながら」だから換喩だと思っていたらほんものの霧だったのですね。「霧」とひとことで言えるものにさらに「を換喩とまちがへながら」と十二音も費やすという…。


   笹舟のゆくへや今朝の冬野川    冬泉

    子より大きな息白き犬     ゆかり

   サーカスの始まり告げる声のして ぽぽな

    笑顔を保つ軟体の美女      由季

   月淡くしてコルカタの道をゆく   夜景

    霧を換喩とまちがへながら    秀雄


初折裏に入ります。ここからは暴れどころです。晩秋の句をお願いします。引き続き人集めします。

 

ごめんなさい  投稿者:斎藤秀雄  投稿日:2019年12月 4日(水)15時14分58秒

  一句目、たりなかっった。。。


霧を換喩とまちがへながら


に差し替えで。  

秋  投稿者:斎藤秀雄  投稿日:2019年12月 4日(水)15時06分2秒

  こんにちは。さらわれてきました。

秋で3案。おさばきください。


霧を換喩とまちがへて

色なき風にある目鼻口

マリオネットのかほすさまじく  

ううむ。  投稿者:ゆかり  投稿日:2019年12月 3日(火)22時31分12秒

   夜景さん、いらっしゃいませ。海外旅行には関心が薄かったので、今の今までかつて「カルカッタ」と呼ばれていた都市が今は「コルカタ」と呼ばれているのを知りませんでした。軟体の美女が凝る肩の道を行くというのも面白いかも知れません。


   笹舟のゆくへや今朝の冬野川    冬泉

    子より大きな息白き犬     ゆかり

   サーカスの始まり告げる声のして ぽぽな

    笑顔を保つ軟体の美女      由季

   月淡くしてコルカタの道をゆく   夜景


 秋の句を続けます。引き続き人集め中です。




 

笹舟の巻 月の座  投稿者:夜景  投稿日:2019年12月 3日(火)21時18分43秒

  みなさんこんにちは。

ぽぽなさん、はじめまして。夜景です。

どうぞよろしくお願いします。


  笑顔を保つ軟体の美女      由季


月光を浴びし木組みを分解す

月淡くしてコルカタの道をゆく


お捌きください。  

笹舟の巻 4  投稿者:ゆかり  投稿日:2019年12月 3日(火)08時51分19秒

   由季さん、ありがとうございます。「軟体の美女」で行きましょう。


   笹舟のゆくへや今朝の冬野川    冬泉

    子より大きな息白き犬     ゆかり

   サーカスの始まり告げる声のして ぽぽな

    笑顔を保つ軟体の美女      由季


では次は月の座です。引き続き人集め中なので、既出の方はしばしお待ち下さい。  

笹舟  投稿者:由季  投稿日:2019年12月 3日(火)00時59分50秒

  ポップコーンのキャラメル匂ふ

笑顔を保つ軟体の美女


いかがでしょうか。  

由季さん、ありがとうございます。  投稿者:ゆかり  投稿日:2019年12月 2日(月)23時44分24秒

  よろしくお願いします。

さて、次が月の座で星とかNASAというのも微妙なものがありますね。また、ゲルの方は発句や脇の世界に近いような気がします。もう少し前句に近いところでもう一句お願いします。  

笹舟の巻  投稿者:由季  投稿日:2019年12月 2日(月)18時04分53秒

  ゆかりさん、皆様こんばんは。


スパンコールの星が零るる

NASA開発のナイロンザイル

ゲルに備はる自家発電機


いかがでしょうか。  

笹舟の巻 第三  投稿者:ゆかり  投稿日:2019年12月 2日(月)10時23分43秒

   ぽぽなさん、お久しぶりです。発句と脇の挨拶から離れるという点では二句目に意外性があって面白いと思います。


   笹舟のゆくへや今朝の冬野川    冬泉

    子より大きな息白き犬     ゆかり

   サーカスの始まり告げる声のして ぽぽな


 四句目、雑でお願いします。引き続きメンバー調整中です。

 

笹舟の巻  投稿者:ぽぽな  投稿日:2019年12月 2日(月)09時34分44秒 編集済

  ゆかりさん、お久しぶりです。皆様こんにちは。どうぞよろしくお願いいたします。


クリスマスキャロルかすかに聞こえきて

サーカスの始まり告げる声のして

信号機からファンキーな音の出て

山奥のまた山奥に迷いゐて

http://www.facebook.com/PoponaTsukino


 

笹舟の巻  投稿者:ゆかり  投稿日:2019年12月 2日(月)00時42分48秒

   冬泉さん、twitterの連句「アンドロイドの巻」ではお世話になりました。こちらでもよろしくお願いします。


   笹舟のゆくへや今朝の冬野川  冬泉

    子より大きな息白き犬   ゆかり


 人を集めてきますので、しばしお待ち下さい。  

はじめまして  投稿者:冬泉  投稿日:2019年12月 1日(日)22時42分32秒

  Twitterの方でお世話になりました。

参加したいなら発句を投げ込めと唆されて、季違いの句を出してみます。

・笹舟のゆくへや今朝の冬野川

去年の雪いま何処…とうぜん季は当季の冬になるわけですが。  

トキさん  投稿者:ゆかり  投稿日:2019年11月 1日(金)23時46分32秒

   破天荒な槇さんとシュールな洋子さんを並べたら大変なことになると思い、あいだにどこか儚い一面のあるトキさんを配置したのですが、どうしてどうしてトキさんも破天荒にしてシュールでした。とりわけ短句においてすごいことになっています。


    ページの焼けた擬声語辞典      槇

   ポラロイドカメラが彼をひらきだす  トキ

    雲形定規に物語あり        洋子


   えきそばに芒種の月をトッピング    槇

    つゆの向うへ平泳ぎする       キ

   手も足も銀紙のやう夢のやう      子


    胸ポケットに仁丹のある       槇

ナオ 凍て星の粒のひとつをJAXA指す   キ

    ブラックホールといふ叙情詩     子


   モヒカンをおつ立てたまま死ぬつもり  槇

    等身大のパンが焼かれて       キ

   なま肉に塩胡椒ふるタイミング     子


    金田一来て頭を掻いて        槇

   あはゆきの音韻としてあらはるる    キ

    鳥帰る日のふるき木の椅子      子


 また遊んで下さい。






 

ハクさん  投稿者:ゆかり  投稿日:2019年11月 1日(金)23時14分0秒

   ご参加ありがとうございました。本来でしたら発句をお願いすべきところですが、膝送りの都合上百戦錬磨の方は飛び飛びに配置したく、四句目にて失礼致しました。先日、柏柳明子さんから三島ゆかりの連句好きは大岡信の影響だけではなく、モダン・ジャズの影響も大きいのではないかとの指摘を受けました。確かにそうなのかも知れません。『カインド・オブ・ブルー』など聴いていると、リーダーのマイルス・デイヴィスは、メンバーに自分と同じことをやれとは強制していなくて、ひとつのバンドなのに、キャノンボール・アダレイはキャノンボール・アダレイとしてのびのび吹いているし、ジョン・コルトレーンはジョン・コルトレーンとしてのびのび吹いています。私の中に、かっこよさの雛形としてモダン・ジャズのそういう一面があって、同じことを連句の捌きとしてやろうとしているのかも知れません。「自由さ」と言って頂けると、思い当たるのはそんなところです。ありがとうございます。


 また遊んで下さい。

 

真人さん  投稿者:ゆかり  投稿日:2019年11月 1日(金)23時01分32秒 編集済

   初参加ありがとうございました。


   縊死の木の下に始まる名推理     気

    力学を説く前歯欠けたる      人

   トム猫がジェリーを攫ふ月朧     ゑ


 このあたり面白かったですよね。縊死と来れば「首縊りの力学」、水島寒月にぶつけて、あえての「寒月」禁止の月の座指示という捌き人の気まぐれ、「名前はまだない」を踏まえてわざわざの「トム猫」。

 ちなみに歯が欠けたのは椎茸の傘をかじってのことでしたね。


 また遊んで下さい。  

天気さん  投稿者:ゆかり  投稿日:2019年11月 1日(金)22時48分6秒 編集済

   天気さんとは随分ご一緒させて頂いている気がしていたのですが、私のホームグラウンド「みしみし」では、2012年の九吟歌仙「臘梅の巻」http://misimisi2.blogspot.com/2012/12/blog-post.htmlくらいしか見つかりませんでした。多分、ほかのところか前世で一緒だったのでしょう。

 今回いちばんびっくりしたのは「瀬戸内海を航(わた)る佐保姫」。佐保姫は平城京の東にある佐保山を神格化させたものですが、それに海を渡らせてしまうスケールの大きい句です。百済救済に向かう斉明天皇の船団にイメージを重ね、熱くなります。その船団に同乗し斉明天皇になりかわって額田王が詠んだ歌がかの「熱田津に船乗りせむと月待てば潮もかなひぬ今は漕ぎ出でな」でしたね。


また遊んで下さい。


http://


 

おめでとうございます  投稿者:トキ  投稿日:2019年11月 1日(金)11時11分43秒

  ゆかりさん、皆様ありがとうございました。

ネットで連句は初めてでしたが、仕事中とか吟行中とかの、乍ら感、が心地よかったです。

二つ同時というのがスリリングで、皆さんそれぞれの味もわかったり。楽しかったです。  

祝 満尾  投稿者:ハク  投稿日:2019年10月31日(木)22時26分40秒

  文字通り俳諧自由な連衆各位に敬意を表します。

捌の自由さにも。  

ありがとうございました  投稿者:真人  投稿日:2019年10月31日(木)21時29分45秒

  韃靼人の巻 満尾、おめでとうございます。


三島さん、連衆の皆様、どうもありがとうございました。


いとも楽しくスリリングな2週間♪


以後もご指導のほどよろしくお願いいたします。  

満尾、おめでとうございます  投稿者:天気  投稿日:2019年10月31日(木)18時37分56秒

  自然薯も韃靼人も、おめでとうございます。


2年半ぶりの歌仙、たのしませていただきました。ちょっと目が回りましたけれど。  

洋子さん  投稿者:ゆかり  投稿日:2019年10月29日(火)13時41分8秒

   何年か前の個展の折に連句に参加したいと言ってくれて、やっと実現しましたね。名残裏では、もうひとつ巻いている方につられて花の座の場所を勘違いし、すっかりご迷惑をおかけしました。初参加とは思えないくらい、前句から適度に離れ、打越は確実に捨て去り、いい感じについていました。トキさんからJAXAをふられたときにはどうなることかと思いましたが、


ナオ 凍て星の粒のひとつをJAXA指す   キ

    ブラックホールといふ叙情詩     子

   約束の二時にどこでもドアの前     槐


とみごとな展開になりました。「ブラックホールといふ叙情詩」なんてフレーズ、そう出てくるものではありません。


 また遊んで下さい。

 

れいこさん  投稿者:ゆかり  投稿日:2019年10月29日(火)13時30分25秒

   今回は私の次の順番だったわけですが、なにを投げても受け止めて頂きありがとうございました。異類婚姻譚の座などと称して振った局面では「天守閣から下す釣り糸」と泉鏡花を踏まえて付けて頂き、私、そのあとでツタヤに行き板東玉三郎/宮沢りえの『天守物語』を借りてきました。この手のものに免疫がないので苦手でしたが…。


また遊んで下さい。  

りゑさん  投稿者:ゆかり  投稿日:2019年10月29日(火)13時21分12秒 編集済

   りゑさんの今回の句群、引用と解体寸前の意味の具合が面白くて、次の順番の私は性能限界試験のように楽しかったです。「韃靼人の踊り」「袖すり合うも多生の縁」「トムとジェリー」「宙返り何度もできる無重力」「地球は青かった」「月は東へ西へ」…。「ゼムクリップは炎の匂ひ」はちょっと分からなかったけど。発句とか月の座とか挙句とか、長く連句をやっているとついその場面ではこうだろうという予定調和というか安全策のようなものに慣れてくるわけですが、ぜんぜんそうじゃないものがその都度出てくるので刺激的でした。あと、「袖すり合ふも蛸壺の縁」は隣の座が唐紙ごと倒れ込んできたみたいで面白かったです。


また遊んで下さい。  

西生さん  投稿者:ゆかり  投稿日:2019年10月29日(火)13時05分8秒

   連句の付け句って、「前句との組み合わせだとこういう意味だけど、次句との組み合わせだとまた別の意味」っていう、作者が前句とのあいだで込めた意味が次句の作者によって解体されるところに面白さがあるんだけど、西生さんの句って、見本のようにいい塩梅になっていますね。


    私語の聞こえる教壇にたつ    ハク

   それつぽく髪を乱して白手套    西生

    風力計も折れんばかりに     天気


   Dm-E-C-Eと弾きつづけ     ク

    だんだんずれるネクタイの柄    生

   縊死の木の下に始まる名推理     気


    聞かず顔にて長煙管とり      ク

ナオ 土曜日の綺麗な靴の逃亡者      生

    グエンカオキの曾孫と名乗る    気


   新郎は落研にゐたこともあり     ク

    首を振るたび違ふ横顔       生

   路地裏を鈴の音よぎる今朝の秋    気


    酒のにほひが雪を降らせる     ク

   人柄で保たれてゐる鯛焼屋      生

    瀬戸内海を航(わた)る佐保姫   気


 これは次句の天気さんもすごいんだけど、詰め込み過ぎていない一物仕立ての具合がすごくいいんだと思います。


 また遊んで下さい。  

はじめての連句。  投稿者:洋子  投稿日:2019年10月29日(火)09時15分29秒

  ゆかりさま、連衆のみなさま!お世話になりました。

はじめての連句でアワアワ・オドオド・トンチンカンのまま

あっという間の楽しい時間でした。みなさまありがとうございました。

 

満尾、おめでとうございます  投稿者:れいこ  投稿日:2019年10月28日(月)21時32分46秒

  ゆかりさん、連衆のみなさま、韃靼の方々も含め、ありがとうございました。

同時進行っておもしろいですねえ。


しかし、ゆかりさん、よくこんがらがらないなあ。すごい。

では、またいつか。  

祝・ダブル満尾  投稿者:りゑ  投稿日:2019年10月28日(月)19時47分36秒

  ゆかりさん、連中のみなさま、ありがとうございました。

隣席の声も楽しく聞きながらの一席でした。  

韃靼人、お疲れ様でした  投稿者:西生  投稿日:2019年10月28日(月)11時17分16秒

  ちょうど今朝、陽水を聴いていたところでした。三島さん、連中の皆さま、ありがとうございました!  

七吟歌仙 韃靼人の巻 満尾  投稿者:ゆかり  投稿日:2019年10月28日(月)10時11分25秒

   りゑさん、ありがとうございます。お、攝津ですね、とか、お、朔太郎ですね、とか、お、陽水ですねとか思うわけですが、二句目をちょっと変えて頂きます。三句目は瀬戸内海、水軍と続いているので、海辺からは離れたいです。


   長き夜の韃靼人の踊りかな     りゑ

    後の月にはのちのしづかさ    三島

   とりどりに拾ふ橡の実などありて  詠犬

    私語の聞こえる教壇にたつ    ハク

   それつぽく髪を乱して白手套    西生

    風力計も折れんばかりに     天気

ウ  欠航を告げられてゐる不倫行    真人

    袖すり合ふも蛸壺の縁       ゑ

   暗がりに眠る天文科学館       島

    いちご畑にジョン・レノン立つ   犬

   Dm-E-C-Eと弾きつづけ     ク

    だんだんずれるネクタイの柄    生

   縊死の木の下に始まる名推理     気

    力学を説く前歯欠けたる      人

   トム猫がジェリーを攫ふ月朧     ゑ

    知らない町を歩くお彼岸      島

   花冷えの永楽銭の穴四角       犬

    聞かず顔にて長煙管とり      ク

ナオ 土曜日の綺麗な靴の逃亡者      生

    グエンカオキの曾孫と名乗る    気

   怪しげな投資顧問の事務所にて    人

    ゼムクリップは炎の匂ひ      ゑ

   手作りの詩集の並ぶ棚二段      島

    インスタグラムに朗読の声       犬

   新郎は落研にゐたこともあり     ク

    首を振るたび違ふ横顔       生

   路地裏を鈴の音よぎる今朝の秋    気

    暑中見舞を出しそびれたる     人

   宙返りして見る月も丸かつた     ゑ

    崩れ簗ある三半規管        島

ナウ 中年の独り言聞く夜の坂       犬

    酒のにほひが雪を降らせる     ク

   人柄で保たれてゐる鯛焼屋      生

    瀬戸内海を航(わた)る佐保姫   気

   水軍の裔ともどもに花の宴      人

    風船乗りは西へ東へ        ゑ


起首:2019年10月13日(日)

満尾:2019年10月28日(月)



 これにて満尾とします。ちょうど半月ばかりの旅でした。連衆の皆様、ありがとうございました。しばしご歓談下さい。多少の差替も受け付けます。

 

韃靼人 挙句(改  投稿者:りゑ  投稿日:2019年10月28日(月)09時22分29秒

  無季でござった、失礼失礼。


姉にアネモネ妹が挿す

風船乗りは東へ西へ

磯巾着と擽りあはむ


お捌きください。  

七吟歌仙 自然薯の巻  投稿者:ゆかり  投稿日:2019年10月28日(月)00時41分0秒

     自然薯の自我肥大たる湿度かな    なむ

    生きて腸まで届く山かけ     ゆかり

   満月を横切る貨車は音たてて    れいこ

    ページの焼けた擬声語辞典      槇

   ポラロイドカメラが彼をひらきだす  トキ

    雲形定規に物語あり        洋子

ウ  眉太く描いて待ちをる鶴女房      槐

    見るなと云へど閨の特権       む

   入道のこんなところに手が墨が     り

    天守閣から下す釣り糸        こ

   えきそばに芒種の月をトッピング    槇

    つゆの向うへ平泳ぎする       キ

   手も足も銀紙のやう夢のやう      子

    薄氷を踏む新品の靴         槐

   ゆかしくもなにやら蕗の薹立ちて    む

    三十路つどへる午後ののどけさ    り

   大阪のおつちやんたちと花の下     こ

    胸ポケットに仁丹のある       槇

ナオ 凍て星の粒のひとつをJAXA指す   キ

    ブラックホールといふ叙情詩     子

   約束の二時にどこでもドアの前     槐

    いやだおとなになりかけてゐる    む

   つぎつぎに猫が木となる猫の森     り

    つんつんしたり丸くなつたり     こ

   モヒカンをおつ立てたまま死ぬつもり  槇

    等身大のパンが焼かれて       キ

   なま肉に塩胡椒ふるタイミング     子

    CMあけてすいつちよの鳴く     槐

   箱に箱積んで月光裡の路肩       む

    木犀の香のことに激しき       り

ナウ 乾杯のグラスにどなたかの指紋     こ

    金田一来て頭を掻いて        槇

   あはゆきの音韻としてあらはるる    キ

    鳥帰る日のふるき木の椅子      子

   花守もふらと加わる花の昼       槐

    羽化する蝶のごとくまどろむ     む


起首:2019年10月16日(水)

満尾:2019年10月27日(日)


 おお、二週間足らずで巻いたのですね。すごいものです。あらためまして連衆の皆さん、ありがとうございました。



 

韃靼人  投稿者:ゆかり  投稿日:2019年10月28日(月)00時35分25秒

   りゑさん、すみません。挙句は春のおめでたい句でお願いします。  

韃靼人 挙句  投稿者:りゑ  投稿日:2019年10月28日(月)00時22分5秒

  金の空気を鳩胸に吸ふ

メリージェーンのステップ軽く


発句が踊り→ステップはうるさいですかね。

お捌きください。  

自然薯  投稿者:ゆかり  投稿日:2019年10月27日(日)20時23分27秒

   なむさん、ありがとうございます。これはいいですね。人によっては蛹化することがまどろみではないのかと言うかも知れないけど、そうではなく羽化から飛翔までのあわいを捉えて、まどろみとしたところに表現としての感興があります。

 これにて自然薯の巻、満尾とします。出先なので後ほど清書します。皆さん、ありがとうございました。しばしご歓談下さい。

 

自然薯。  投稿者:なむ。  投稿日:2019年10月27日(日)19時32分57秒

  羽化する蝶のごとくまどろむ  


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