2022年7月9日土曜日

掲示板過去ログ173

2019年 4月23日(火)18時22分5秒から2019年 5月10日(金)21時59分13秒まで。




宙に日の 名残表折立  投稿者:ゆかり  投稿日:2019年 5月10日(金)21時59分13秒 編集済

   れいこさん、ありがとうございます。ふっふっふ、速いのです。

さて、御句ですが、一句目は前句とのつながり具合がよく分かりません。うようよ泳いでいるのを見たら分かるのかも知れませんが…。

二句目は前句「来よ」に「来る」とそのまま使っているところが難ですが、状況は面白いです。「来る」だけ直して頂きます。


   宙に日のさざなみの浮く若葉かな    一実

    金管の音を運ぶ薫風         三島

   バンダナを載せれば鼻の大きくて    西生

    砂に水脈引くひとこぶらくだ   くらげを

   イヤフォンをはづし降り立つ月の庭  れいこ

    骨にも見えるもみぢ葉の色      義之

ウ  踊子の闇ゆるやかに翻し       あんこ

    背と背合はせて汗を合はせて      実

   折り紙のどうぶつふたつ横たはる     島

    何か出てゐる単三電池         生

   まちがへて枯野に歩くピエロをり     を

    行方知れずの兄に凍月         れ

   逃亡者逃げる相手が分からない      之

    倫敦橋に雨のそぼ降る         あ

   秒針の進みの淀むゆふべ来て       実

    跳んでは跨ぐ歯車の部屋        島

   ポイントを貯めれば花の咲くらしく    生

    五十五倍の春嵐来よ          を

ナオ 草餅のにほひをさせて姑が        れ


 義之さん、雑でお願いします。  

 

 

名残表1  投稿者:れいこ  投稿日:2019年 5月10日(金)19時38分1秒

  はやいなあ。みなさん、すごいなあ。


いかなごをくぎ煮にするか育てるか

草餅のにおひをさせて姑来る


おなかすいてます、はい。

お捌きください。  

宙に日の 折端  投稿者:ゆかり  投稿日:2019年 5月10日(金)12時26分19秒

   くらげをさん、ありがとうございます。どれも面白いのですが、五十五倍がいちばん破壊力があってポイントっぽいでしょう。GO!GO!


   宙に日のさざなみの浮く若葉かな    一実

    金管の音を運ぶ薫風         三島

   バンダナを載せれば鼻の大きくて    西生

    砂に水脈引くひとこぶらくだ   くらげを

   イヤフォンをはづし降り立つ月の庭  れいこ

    骨にも見えるもみぢ葉の色      義之

ウ  踊子の闇ゆるやかに翻し       あんこ

    背と背合はせて汗を合はせて      実

   折り紙のどうぶつふたつ横たはる     島

    何か出てゐる単三電池         生

   まちがへて枯野に歩くピエロをり     を

    行方知れずの兄に凍月         れ

   逃亡者逃げる相手が分からない      之

    倫敦橋に雨のそぼ降る         あ

   秒針の進みの淀むゆふべ来て       実

    跳んでは跨ぐ歯車の部屋        三

   ポイントを貯めれば花の咲くらしく    西

    五十五倍の春嵐来よ          を

ナオ


 名残表に入ります。れいこさん、晩春でお願いします。  

宙に日の ウ12  投稿者:くらげを  投稿日:2019年 5月10日(金)12時18分17秒

   跳んでは跨ぐ歯車の部屋        三

ポイントを貯めれば花の咲くらしく    西


 五十五倍の春嵐来よ

 万愚節には魚のスタンプ

 燕かしましパン屋の軒に


いかがでしょうか。  

宙に日の ウ 花  投稿者:ゆかり  投稿日:2019年 5月10日(金)09時03分59秒

  西生ゆかりさん、ありがとうございます。どっしようかな~。

ええと、一句目は「花は葉に/煙は襞に成りたがり」という切れを持った俳句の構造だし、そもそも二句とも花の座として花を愛でようなどとこれっぽっちも思っていないし…。

二句目を頂きます。花の座は二回あるので、初折裏の花の座は軽くスルーすることにします。


   宙に日のさざなみの浮く若葉かな    一実

    金管の音を運ぶ薫風         三島

   バンダナを載せれば鼻の大きくて    西生

    砂に水脈引くひとこぶらくだ   くらげを

   イヤフォンをはづし降り立つ月の庭  れいこ

    骨にも見えるもみぢ葉の色      義之

ウ  踊子の闇ゆるやかに翻し       あんこ

    背と背合はせて汗を合はせて      実

   折り紙のどうぶつふたつ横たはる     島

    何か出てゐる単三電池         生

   まちがへて枯野に歩くピエロをり     を

    行方知れずの兄に凍月         れ

   逃亡者逃げる相手が分からない      之

    倫敦橋に雨のそぼ降る         あ

   秒針の進みの淀むゆふべ来て       実

    跳んでは跨ぐ歯車の部屋        三

   ポイントを貯めれば花の咲くらしく    西


 くらげをさん、春の句を続けて下さい。同季の中では時間が逆戻りしないようにお願いします。  

宙に日の 花の座  投稿者:西生ゆかり  投稿日:2019年 5月10日(金)05時37分12秒

  花は葉に煙は襞に成りたがり

ポイントを貯めれば花の咲くらしく


よろしくお願いします。  

宙に日の ウ10  投稿者:ゆかり  投稿日:2019年 5月 9日(木)23時19分42秒

   付けます。


   宙に日のさざなみの浮く若葉かな    一実

    金管の音を運ぶ薫風         三島

   バンダナを載せれば鼻の大きくて    西生

    砂に水脈引くひとこぶらくだ   くらげを

   イヤフォンをはづし降り立つ月の庭  れいこ

    骨にも見えるもみぢ葉の色      義之

ウ  踊子の闇ゆるやかに翻し       あんこ

    背と背合はせて汗を合はせて      実

   折り紙のどうぶつふたつ横たはる     島

    何か出てゐる単三電池         生

   まちがへて枯野に歩くピエロをり     を

    行方知れずの兄に凍月         れ

   逃亡者逃げる相手が分からない      之

    倫敦橋に雨のそぼ降る         あ

   秒針の進みの淀むゆふべ来て       実

    跳んでは跨ぐ歯車の部屋        三


 では西生ゆかりさん、花の座をお願いします。

 

宙に日の ウ9  投稿者:ゆかり  投稿日:2019年 5月 9日(木)23時15分5秒

   一実さん、ありがとうございます。速いですね。ええと、花の座ではないので「花」の字は出さないほうがいいでしょう。ましてや花の座から見て打越にあたりますし。消去法という訳ではありませんが、二句目を頂きます。


   宙に日のさざなみの浮く若葉かな    一実

    金管の音を運ぶ薫風         三島

   バンダナを載せれば鼻の大きくて    西生

    砂に水脈引くひとこぶらくだ   くらげを

   イヤフォンをはづし降り立つ月の庭  れいこ

    骨にも見えるもみぢ葉の色      義之

ウ  踊子の闇ゆるやかに翻し       あんこ

    背と背合はせて汗を合はせて      実

   折り紙のどうぶつふたつ横たはる     島

    何か出てゐる単三電池         生

   まちがへて枯野に歩くピエロをり     を

    行方知れずの兄に凍月         れ

   逃亡者逃げる相手が分からない      之

    倫敦橋に雨のそぼ降る         あ

   秒針の進みの淀むゆふべ来て       実


 次は私です。しばしお待ち下さい。

 

あ  投稿者:一実  投稿日:2019年 5月 9日(木)23時01分27秒

  ピエロ→兄→逃亡者

だから「修道女」ではない方が良いのかな?


鐘よ鳴れ  花のミモザの芳しく 一実


も付け足します。


お捌きを。  

宙に日の ウ9  投稿者:一実  投稿日:2019年 5月 9日(木)22時54分22秒

  逃亡者逃げる相手が分からない      之

    倫敦橋に雨のそぼ降る         あ

修道女花のミモザを見て過げば  一実

秒針の進みの淀む夕べ来て


お捌きお願いいたします。


 

宙の日に ウ8  投稿者:ゆかり  投稿日:2019年 5月 9日(木)22時29分8秒

   恐れ入ります。全体のバランスの中で、発句と脇の印象によりひかりもの過多の気がしますので、ここは「倫敦橋」で行ってみたいと思います。


   宙に日のさざなみの浮く若葉かな    一実

    金管の音を運ぶ薫風         三島

   バンダナを載せれば鼻の大きくて    西生

    砂に水脈引くひとこぶらくだ   くらげを

   イヤフォンをはづし降り立つ月の庭  れいこ

    骨にも見えるもみぢ葉の色      義之

ウ  踊子の闇ゆるやかに翻し       あんこ

    背と背合はせて汗を合はせて      実

   折り紙のどうぶつふたつ横たはる     島

    何か出てゐる単三電池         生

   まちがへて枯野に歩くピエロをり     を

    行方知れずの兄に凍月         れ

   逃亡者逃げる相手が分からない      之

    倫敦橋に雨のそぼ降る         あ


 通常、連句では名前の最後の一字を二度目から記すのですが、今回は三島ゆかりと西生ゆかりさんとれいこさんとあんこさんがいるので、変則で三、西、れ、あ、とします。


 さて、初折裏十一句目の花の座が近づきました。一実さん、雑か初春でお願いします。

 

ではでは  投稿者:あんこ  投稿日:2019年 5月 9日(木)21時36分16秒

  はるかに光るタワーマンション こ

倫敦橋に雨のそぼ降る


いががでしょうか。お捌き下さい。  

ううむ  投稿者:ゆかり  投稿日:2019年 5月 9日(木)20時20分8秒

   あんこさん、ありがとうございます。

どちらも面白いのですが、ピエロ→兄→逃亡者と人が続いてしまったので、ここはあえて叙景に徹するなど、展開を図ったほうがよさそうです。

もう二三句、いかがですか。  

宙の日に ウ8  投稿者:あんこ  投稿日:2019年 5月 9日(木)17時26分51秒

  口笛低く過る路地裏 こ

コードネームは小熊のミーシャ


お捌きお願いします。  

ありがとうm(_ _)m  投稿者:田中義之 偏屈堂  投稿日:2019年 5月 9日(木)09時53分33秒

  状況が飲み込めました。禁則が理解できていなくて、ご迷惑かけます!   

宙の日に ウ7  投稿者:ゆかり  投稿日:2019年 5月 9日(木)09時38分26秒

   義之さん、ありがとうございます。そう、回り出すと、ここは速いのです。

頑張って追っかけて下さい。他の連衆へのコメントも目を通して下さいね。


一句目…恋の座を終えたばかりなので、「愛という名の…」に戻らない方がいいでしょう。それから「かな」が使えるのは発句だけです。


二句目…この破天荒な具合が面白いです。リチャード・キンブルなんて名前が頭をよぎります。


   宙に日のさざなみの浮く若葉かな    一実

    金管の音を運ぶ薫風         三島

   バンダナを載せれば鼻の大きくて    西生

    砂に水脈引くひとこぶらくだ   くらげを

   イヤフォンをはづし降り立つ月の庭  れいこ

    骨にも見えるもみぢ葉の色      義之

ウ  踊子の闇ゆるやかに翻し       あんこ

    背と背合はせて汗を合はせて      実

   折り紙のどうぶつふたつ横たはる     島

    何か出てゐる単三電池         生

   まちがへて枯野に歩くピエロをり     を

    行方知れずの兄に凍月         れ

   逃亡者逃げる相手が分からない      之


 あんこさん、雑でお願いします。

 

もう、回ってきたんですね!  投稿者:田中義之 偏屈堂  投稿日:2019年 5月 9日(木)08時06分23秒

  雑って、こんなのでどうだしょう。


定形は愛という名の虞犯かな


逃亡者逃げる相手が分からない


どうかなぁ! お捌きください。  

宙の日に ウ6 冬の月  投稿者:ゆかり  投稿日:2019年 5月 8日(水)23時19分5秒

   れいこさん、ありがとうございます。これは一句目がいいでしょう。「ピエロ」が前句で提示されているわけですが、「あっちょんぶりけ」だとそれが生かせません。「行方知れずの兄」だと、前句のピエロは行方知れずの兄だったのか、などと自然につながります。警察からは釈放されたのですよね。


   宙に日のさざなみの浮く若葉かな    一実

    金管の音を運ぶ薫風         三島

   バンダナを載せれば鼻の大きくて    西生

    砂に水脈引くひとこぶらくだ   くらげを

   イヤフォンをはづし降り立つ月の庭  れいこ

    骨にも見えるもみぢ葉の色      義之

ウ  踊子の闇ゆるやかに翻し       あんこ

    背と背合はせて汗を合はせて      実

   折り紙のどうぶつふたつ横たはる     島

    何か出てゐる単三電池         生

   まちがへて枯野に歩くピエロをり     を

    行方知れずの兄に凍月         れ


 れいこさんとあんこさんがいるので「こ」ではなく「れ」としました。

では義之さん、雑でお願いします。

 

宙の日に ウ6  投稿者:れいこ  投稿日:2019年 5月 8日(水)23時00分46秒

  は、速い!


行方知れずの兄に凍月

あっちょんぶりけと動くくちびる



身体部位出すぎですかねー。

お捌きください。  

宙の日に ウ5  投稿者:ゆかり  投稿日:2019年 5月 8日(水)20時45分48秒

   くらげをさん、ありがとうございます。

ええとですね、「や」「かな」「けり」といった切れ字は発句でしか使えないのです。それから、裏二句目に「汗」があって、いま雑となっているので「夏の霜」を出すと夏に戻ってしまうことになってしまいます。「かな」だけちょっと手を入れて頂くことにします。


   宙に日のさざなみの浮く若葉かな    一実

    金管の音を運ぶ薫風         三島

   バンダナを載せれば鼻の大きくて    西生

    砂に水脈引くひとこぶらくだ   くらげを

   イヤフォンをはづし降り立つ月の庭  れいこ

    骨にも見えるもみぢ葉の色      義之

ウ  踊子の闇ゆるやかに翻し       あんこ

    背と背合はせて汗を合はせて      実

   折り紙のどうぶつふたつ横たはる     島

    何か出てゐる単三電池         生

   まちがへて枯野に歩くピエロをり     を


 れいこさん、冬の月か雑でお願いします。

 

宙の日に ウ5  投稿者:くらげを  投稿日:2019年 5月 8日(水)18時59分25秒

  折り紙のどうぶつふたつ横たはる     島

 何か出てゐる単三電池         生


まちがへて枯野に歩くピエロかな

ドローンの屍を覆ふ夏の霜


お捌きよろしくお願いします。

 

宙に日の ウ4  投稿者:ゆかり  投稿日:2019年 5月 8日(水)15時42分7秒

   ゆかりさん、ありがとうございます。これは一句目が圧倒的にいいでしょう。

「アフリカ色」はちょっと前に「もみぢ葉の色」があるから避けましょう。


   宙に日のさざなみの浮く若葉かな    一実

    金管の音を運ぶ薫風         三島

   バンダナを載せれば鼻の大きくて    西生

    砂に水脈引くひとこぶらくだ   くらげを

   イヤフォンをはづし降り立つ月の庭  れいこ

    骨にも見えるもみぢ葉の色      義之

ウ  踊子の闇ゆるやかに翻し       あんこ

    背と背合はせて汗を合はせて      実

   折り紙のどうぶつふたつ横たはる     島

    何か出てゐる単三電池         生


 くらげをさん、お願いします。こども部屋的連鎖を脱却しておもてへ出ましょう。

 

宙に日の ウ3  投稿者:西生ゆかり  投稿日:2019年 5月 8日(水)13時46分8秒

  何か出てゐる単三電池

アフリカ色のテーブルクロス


よろしくお願いします。  

宙に日の ウ3  投稿者:ゆかり  投稿日:2019年 5月 8日(水)12時46分30秒

  付けます。


   宙に日のさざなみの浮く若葉かな    一実

    金管の音を運ぶ薫風         三島

   バンダナを載せれば鼻の大きくて    西生

    砂に水脈引くひとこぶらくだ   くらげを

   イヤフォンをはづし降り立つ月の庭  れいこ

    骨にも見えるもみぢ葉の色      義之

ウ  踊子の闇ゆるやかに翻し       あんこ

    背と背合はせて汗を合はせて      実

   折り紙のどうぶつふたつ横たはる     島


 西生ゆかりさん、恋を離れて下さい。  

宙に日の ウ2  投稿者:ゆかり  投稿日:2019年 5月 8日(水)11時34分6秒

   あ、そうか。いきなり「一実さんに発句を頂きましたので、次の巻を始めます」で始めてしまったので、一実さんの挨拶するタイミングが今になってしまったのですね。失礼しました。濃厚な一句目を頂きます。


   宙に日のさざなみの浮く若葉かな    一実

    金管の音を運ぶ薫風         三島

   バンダナを載せれば鼻の大きくて    西生

    砂に水脈引くひとこぶらくだ   くらげを

   イヤフォンをはづし降り立つ月の庭  れいこ

    骨にも見えるもみぢ葉の色      義之

ウ  踊子の闇ゆるやかに翻し       あんこ

    背と背合はせて汗を合はせて      実


 次は私です。しばしお待ち下さい。

 

宙に日の ウ2  投稿者:一実  投稿日:2019年 5月 8日(水)11時15分34秒

  こんにちは、岡田一実です。お誘いありがとうございます。


    骨にも見えるもみぢ葉の色      義之

ウ  踊子の闇ゆるやかに翻し       あんこ


            背と背合はせて汗を合はせて  一実

            マルガリータにほのか塩味


よろしくお捌きお願いいたします。

 

ちょっと変えます  投稿者:ゆかり  投稿日:2019年 5月 8日(水)11時02分16秒

     宙に日のさざなみの浮く若葉かな    一実

    金管の音を運ぶ薫風         三島

   バンダナを載せれば鼻の大きくて    西生

    砂に水脈引くひとこぶらくだ   くらげを

   イヤフォンをはづし降り立つ月の庭  れいこ

    骨にも見えるもみぢ葉の色      義之

ウ  踊子の闇ゆるやかに翻し       あんこ


 これで行きます。あんこさん、一実さん、よろしくお願いします。  

と思いましたが…  投稿者:ゆかり  投稿日:2019年 5月 8日(水)10時35分18秒

  第三に「バンダナを載せれば鼻の大きくて」がありますね。あとで手を入れるかも知れません。あんこさんもよい案があれば…。  

宙に日の ウ1  投稿者:ゆかり  投稿日:2019年 5月 8日(水)09時22分32秒

   あんこさん、ありがとうございます。これは一句目が圧倒的にすばらしいですね。体言止めが三句続いたので句尾を開く配慮もありがたいです。


   宙に日のさざなみの浮く若葉かな    一実

    金管の音を運ぶ薫風         三島

   バンダナを載せれば鼻の大きくて    西生

    砂に水脈引くひとこぶらくだ   くらげを

   イヤフォンをはづし降り立つ月の庭  れいこ

    骨にも見えるもみぢ葉の色      義之

ウ  踊子の闇を大きく翻し        あんこ


 この七吟で巻きます。一実さん、秋を離れて下さい。恋でもよいです。

 

宙に日のウ  投稿者:あんこ  投稿日:2019年 5月 8日(水)08時20分0秒 編集済

  踊子の闇を大きく翻し

コスモスを革命の風吹き抜けて


よろしくお願いします。お捌き願います。

あ、薫風あるから風はマズイすかね(^_^;)

 

と思いましたが…  投稿者:ゆかり  投稿日:2019年 5月 7日(火)14時44分31秒

   第三に「鼻」があるじゃないですか、とか前句「イヤフォン」に「耳」ですか、とか捌き人に対して呆れた声が聞こえて来そうですね。かといって、他の四句に比べれば圧倒的にこれなのです。仮置きで「骨」に差し替えておきます。


   宙に日のさざなみの浮く若葉かな    一実

    金管の音を運ぶ薫風         三島

   バンダナを載せれば鼻の大きくて    西生

    砂に水脈引くひとこぶらくだ   くらげを

   イヤフォンをはづし降り立つ月の庭  れいこ

    骨にも見えるもみぢ葉の色      義之


 あんこさん、お願いします。  

宙に日の 6  投稿者:ゆかり  投稿日:2019年 5月 7日(火)14時35分55秒

   いえいえ。m音連鎖の二句目がよいでしょう。旧仮名フェチなので、一部ひらがなにします。


   宙に日のさざなみの浮く若葉かな    一実

    金管の音を運ぶ薫風         三島

   バンダナを載せれば鼻の大きくて    西生

    砂に水脈引くひとこぶらくだ   くらげを

   イヤフォンをはづし降り立つ月の庭  れいこ

    耳にも見えるもみぢ葉の色      義之


 月明下のもみぢ葉はどんな色に見えるのでしょうね。

次はあんこさんです。初折裏に入ります。ここからあばれどころなので、へんなもの解禁です。もう一句秋の句を続けて下さい。


 

義之で構いません。  投稿者:田中義之 偏屈堂  投稿日:2019年 5月 7日(火)04時38分43秒

  はじめてなので、勝手が分からず、ご迷惑かけます。


三四郎池虫たちの唄


耳にも見える紅葉葉の色


ポシェットにあるサンテクジュベリ


この一歩とは偉大な一歩


玉砂利の路よろめいて行く


不備があったら、ご指摘ください。

こんな句でいかがでしょうか? 義之  

ええと  投稿者:ゆかり  投稿日:2019年 5月 7日(火)00時37分39秒

  俳号を「偏屈堂」にしたいということですか。そういうご希望であれば、そうおっしゃって下さればそうします。

 さて御句ですが、連句には月の座、花の座というものがありまして、その座をフィーチャーするためにそれ以外では、月も花も出しません。なので二句目、三句目は不適です。で、一句目ですが、前句が本を読んでいたなら付け具合がわかりますが、なぜ栞が出てくるのでしょうか。もう少し前句に寄り添いつつ、展開して下さい。

 もう二三句お願い致します。  

お誘いありがとうございます。  投稿者:田中義之 偏屈堂  投稿日:2019年 5月 6日(月)19時42分6秒

  紅葉葉一葉栞に代えて


菊花の契思い出にして


月影暗く踏み外す道


いかがでしょうか。




http://て


 

宙に日の 月  投稿者:ゆかり  投稿日:2019年 5月 6日(月)12時35分46秒

   れいこさん、ありがとうございます。一句目を頂きます。二句目は「月さやか/母と子の折る紙の舟」で切れが入るのが疵といえば疵です。


   宙に日のさざなみの浮く若葉かな    一実

    金管の音を運ぶ薫風         三島

   バンダナを載せれば鼻の大きくて    西生

    砂に水脈引くひとこぶらくだ   くらげを

   イヤフォンをはづし降り立つ月の庭  れいこ


 では義之さん、秋の句を続けて下さい。

 

月の座  投稿者:れいこ  投稿日:2019年 5月 5日(日)16時35分36秒

  ゆかりさん、お誘いありがとうございます。

みなさま、はじめまして。どうぞよろしくお願いします。


イヤフォンをはずし降り立つ月の庭

月さやか母と子の折る紙の舟


お捌き願います。

 

宙に日の 4  投稿者:ゆかり  投稿日:2019年 5月 5日(日)09時08分34秒

   くらげをさん、いらっしゃいませ。いいですねえ。

ええとですね、第nで呼ぶのは、連句の場合「第三」だけなのです。たぶん平句のなかでも「第三」だけが「発句と脇の挨拶から離れ展開する」という特別な役割を担っていて、他と区別する意味から苦しまぎれについた呼び名が「第三」ということじゃないかと想像しています。


   宙に日のさざなみの浮く若葉かな    一実

    金管の音を運ぶ薫風         三島

   バンダナを載せれば鼻の大きくて    西生

    砂に水脈引くひとこぶらくだ   くらげを


 れいこさん、月の座をお願いします。秋の月を愛でて下さい。  

宙に日のの巻 第四  投稿者:くらげを  投稿日:2019年 5月 5日(日)07時22分0秒

  はじめて参加します。くらげをです。

よろしくお願いします。


   宙に日のさざなみの浮く若葉かな  一実

    金管の音を運ぶ薫風       三島

   バンダナを載せれば鼻の大きくて  西生

    砂に水脈引くひとこぶらくだ   くらげを


いかがでしょうか。  

宙に日の 第三  投稿者:ゆかり  投稿日:2019年 5月 4日(土)14時15分50秒

     宙に日のさざなみの浮く若葉かな  一実

    金管の音を運ぶ薫風       三島

   バンダナを載せれば鼻の大きくて  西生  

はい  投稿者:ゆかり  投稿日:2019年 5月 4日(土)11時33分39秒

  じゃ、それで。

 くらげをさん、雑で付けて下さい。

表六句は縁起の悪いものは避けるので、前句を死んだと見立てたりはしない方がよいです。  

がーん  投稿者:西生ゆかり  投稿日:2019年 5月 4日(土)11時00分38秒

  失礼しました、こちらでいかがでしょうか。


バンダナを載せれば鼻の大きくて  西生  

ううむ。  投稿者:ゆかり  投稿日:2019年 5月 3日(金)13時58分8秒

  ゆかりさん、いらっしゃいませ。

第三が発句と脇の挨拶から離れる、という点ではきちんとできているのですが、ハンカチだと夏が三句続いてしまいます。雑(ぞう=無季)でもう一句お願いします。  

宙に日のの巻 第三  投稿者:西生ゆかり  投稿日:2019年 5月 3日(金)11時29分16秒

  こんにちは、西生(さいしょう)ゆかりと申します。三島さんの別人格ではありません。


   宙に日のさざなみの浮く若葉かな  一実

    金管の音を運ぶ薫風       三島

   ハンカチを載せれば鼻の大きくて  西生


いかがでしょうか?  

宙に日のの巻 オーダー発表  投稿者:ゆかり  投稿日:2019年 5月 3日(金)09時51分15秒

  今回は、一実さん、三島ゆかり、西生ゆかりさん、くらげをさん、れいこさん、義之さん、あんこさんの七吟で巻きます。ふつうは苗字など書かないのですが、ゆかりが二人いるので、表記上は「三島」と「西生」にします。  

宙に日のの巻 発句、脇  投稿者:ゆかり  投稿日:2019年 5月 3日(金)00時02分17秒 編集済

   一実さんに発句を頂きましたので、次の巻を始めます。立夏前ですが、夏で始めます。


   宙に日のさざなみの浮く若葉かな  一実

    金管の音を運ぶ薫風       三島


 第三、西生ゆかりさん、「て止め」、雑でお願いします。  

ゆふぐれの巻 評釈4  投稿者:ゆかり  投稿日:2019年 5月 2日(木)13時04分17秒

      川の名変はる露寒の橋        り

ナウ 吃音のラジオドラマの主人公      ゑ


 前句「川の名変はる」が内包する「かわ」「かわ」が呼び起こしたものか、「吃音」で仕立てている。検索すると実際に吃音者が主人公のラジオドラマが存在したようだが、それに限定する必要はないだろう。ここから名残裏。


ナウ 吃音のラジオドラマの主人公      ゑ

    微笑む母の通夜は忙し        霞


 これは気持ちを封印して乗り切ろうとしている故人の母なのだろうか、それとも母が故人で遺影が微笑んでいるのだろうか。「ハハ」という吃音に似た響きによって前句とつながっていて、通夜という時間と空間は現実でありドラマでもある。


    微笑む母の通夜は忙し        霞

   間違へて領収済の判を押す       な


 体験したことのないことが続くのだから、そういうこともあるだろう。


   間違へて領収済の判を押す       な

    金平糖をぽとり雪間に        令


 そしてそんなふうに我に返るのだろう。「雪間」は春の季語で、降り積んだ雪が春になってところどころ解けて消えた隙間のこと。前句で間違えたのは金額であろうが、「金」つながりで「金平糖」というどうでもいいものを出して意表をついている。みごとな転じである。


    金平糖をぽとり雪間に        令

   明らかに象の足音飛花落花       昭


 前句の「金平糖をぽとり」を心象風景に重ねているのだろう。「蝶墜ちて大音響の結氷期 富澤赤黄男」のイマジネーションの飛躍がどこか頭の片隅にあったのかも知れない。風が立ち、いちめん飛花落花となる。


   明らかに象の足音飛花落花       昭

    産毛を春の風は濡らして       を


 「飛花落花」を受けて「春の風」としている。花と寺を詠んだ尋常ならざる発句に対し、挙句は生命感にあふれるものを詠みつつ「て止め」で余情を残し折り合いをつけている。  

ゆふぐれの巻 評釈3  投稿者:ゆかり  投稿日:2019年 5月 2日(木)11時13分39秒

      お辞儀の角度猫に合はせる      霞

ナオ 福助の五臓六腑をからからと      な


 「五臓六腑」などというからには、この「福助」は焼酎の銘柄だろう。酔いが回り、お辞儀のような姿勢になっているのだ。


ナオ 福助の五臓六腑をからからと      な

    右と左で違ふ靴下          令


 「福助」から「靴下」が導かれている。それだけでなく「五臓六腑」と「右と左で違ふ」がいい感じで響き合っている。


    右と左で違ふ靴下          令

   まなじりのひつかき傷は新しく     昭


 前句をよほど慌てたものと読んでいる。


   まなじりのひつかき傷は新しく     昭

    地平線までヌーの大群        を


 前句を狩猟の現場と捉え、大景に転じている。「ヌー」はアフリカ大陸南部に生息する牛の仲間。


    地平線までヌーの大群        を

   打楽器の複合リズム高まつて      り


 アフリカ音楽のポリリズムの高揚で付けている。


   打楽器の複合リズム高まつて      り

    炎立ちたる前頭前野         ゑ


 七音の中に「ぜん」「ぜん」と畳み掛け、音韻的に前句を実現しようとしている。ちなみに「前頭前野」とは脳の中の記憶や学習と深く関連する部位らしい。


    炎立ちたる前頭前野         ゑ

   ふたりして背伸びをすれば桃青忌    霞


 「炎立ちたる」に対し「背伸びをすれば」で付けている。桃青忌は芭蕉の忌日で旧暦十月十二日。時雨忌とも言い、前句に対しうまい具合に火消しとなっている。「ふたりして」って、まさかまえがしらさんとまえのさん?


   ふたりして背伸びをすれば桃青忌    霞

    ウヰスキー飲みおほせて洩らす    な


 『去来抄』にある芭蕉の「いひおほせて何かある」を踏まえている。ウイスキーを飲み尽くして初めて明かすこころの秘密とはどんなものだろう。


    ウヰスキー飲みおほせて洩らす    な

   養生のベストセラーとなりし本     令


 前句の身を破滅しかねない心の闇には触れず、健康路線に転じている。この転じ具合そのものが、人生のヒントのようでさえある。


   養生のベストセラーとなりし本     令

    うなづいてまたうなづく良夜     昭


 繰り上げて月の座となっている。月明下、養生本にいちいち納得している。ここから秋の句が続く。


    うなづいてまたうなづく良夜     昭

   紅葉山むかし海だとタモリ云ひ     を


 これは「ブラタモリ」の嵐山の回だろうか。かの絶景が断層によってできたとし、プランクトンである放散虫の化石が出土することをタモリが解説し、そのいちいちに視聴者はうなづいたのだった。


   紅葉山むかし海だとタモリ云ひ     を

    川の名変はる露寒の橋        り


 「渡月橋」と名を出してしまっては打越に障るので、「露寒の橋」としている。渡月橋を境にその上流は大堰川であり、その下流は桂川である。

 

ゆふぐれの巻 評釈2  投稿者:ゆかり  投稿日:2019年 5月 1日(水)23時31分15秒

      パチンコ屋からつづく穭田      令

ウ  いちやう散る健忘症と言はれたる   知昭


 月の座からここまでが秋の句で、ここから初折裏であばれどころとなる。この句は俳句として見れば「いちやう散る/健忘症と言はれたる」という切れを持つ二物衝撃の句であるが、連句なので全体をひとつとして捉え、前句との付け具合を味わう必要がある。パチンコの玉がじゃんじゃんばりばり奈落に落ちるように、眼前では銀杏の葉が散り、私の脳内では記憶が欠落して行く、というさまか。あばれどころの幕開けはなかなか自虐的である。


ウ  いちやう散る健忘症と言はれたる   知昭

    ふいに目覚めて問ふ君の名は        を


 前句「健忘症」に対し「君の名は」で付けている。ここから恋の座。目覚めるととなりに知らない異性が寝ているというよくあるパターンは何が発祥なのだろう。


    ふいに目覚めて問ふ君の名は        を

   解読はできないけれどたぶん愛     り


 外国人もしくは地球外生物という設定で付けている。「たぶん愛」は「愛の水中花」の歌詞の一節。これを巻いていた頃はまだ連続テレビ小説『まんぷく』を放映中で、毎日のように松坂慶子を観ていた。

   解読はできないけれどたぶん愛     り

    バニーガールの星撃つ仕草      ゑ


 「愛の水中花」から直球で「バニーガール」としている。ここまでが恋の座。


    バニーガールの星撃つ仕草      ゑ

   雲いくつ海を渡りて海に住む      霞


 「いくつ」に対する解決として句尾に「のだろうか」が省略されたかたちとなっている。バニーガールの流転の身の上を思う。


   雲いくつ海を渡りて海に住む      霞

    新元号の国の赤色          な


 この日、新元号が発表された。地球儀で日本は赤い。


    新元号の国の赤色          な

   梅干の三晩を月もまもりたる      令


 奇しくも令和の令の字の令さんが付けている。「梅花の宴」を踏まえつつ、花の座に障らぬように春を避けた周到な付け句で、夏の月としている。


   梅干の三晩を月もまもりたる      令

    やうやく涙拭ふ門番         昭


 月とともに梅干を守っていた門番が泣いている。盗み食いでもしたのだろうか。


    やうやく涙拭ふ門番         昭

   水温む日を貝になるポーズして     を


 前句の「涙」から「水温む」が導かれている。花の座を前にここから春の句が続く。


   水温む日を貝になるポーズして     を

    佐保姫と組む午後の道場       り


 「貝になるポーズ」からヨガ道場という設定とした。佐保姫と組んでエクササイズをしたら不老不死になりそうな気がする。


    佐保姫と組む午後の道場       り

   自転車に花巻産の葱坊主        ゑ


 道場には自転車で通っているのである。花の座であるが、発句ですでに花が出ていたので、ここは「花」の字だけでやり過ごし、「葱坊主」で春の句としている。ちなみに私は挑戦したことはないが、葱坊主は天ぷらや塩炒めにして食べられるらしい。


   自転車に花巻産の葱坊主        ゑ

    お辞儀の角度猫に合はせる      霞


 道端でよく挨拶する猫なのだろう。

 

ほほう  投稿者:りゑ  投稿日:2019年 4月23日(火)18時22分5秒

  『坂の上の雲』あたりにもそういう話があるのですか。

いわゆるナンバ走りが「右手と右脚、左手と左脚を同時に出す」飛脚の走り方だった、と別のなにかで聞きかじりました。やってみたら案外楽なのかもしれません。  

 

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