2022年7月9日土曜日

掲示板過去ログ186

 2019年12月 7日(土)21時15分23秒から2019年12月16日(月)07時33分52秒まで。




うわあ  投稿者:ゆかり  投稿日:2019年12月16日(月)07時33分52秒

  長句だよ~。  

 

 

笹舟の  投稿者:ぽぽな  投稿日:2019年12月16日(月)07時19分50秒

  素面系いくつか置きます。よろしくです。


波斯青磁烏扇の実をこぼす      泉

酒乱の父の舐める柚子味噌     り


言葉は刃物よりも鋭し               な

初回無料のカウンセリング

ランゲルハンス島は騒めき

谷合ひの里しらじら明けて  

笹舟の巻 ナオ12  投稿者:ゆかり  投稿日:2019年12月16日(月)01時39分57秒 編集済

  付けます。


   笹舟のゆくへや今朝の冬野川    冬泉

    子より大きな息白き犬     ゆかり

   サーカスの始まり告げる声のして ぽぽな

    笑顔を保つ軟体の美女      由季

   月淡くしてコルカタの道をゆく   夜景

    霧を換喩とまちがへながら    秀雄

ウ  冷まじきものに国立競技場     苑を

    聖母子像に火薬匂へり       泉

   はぐれたら外人墓地で落合はん    り

    薄き耳朶やはらかく噛み      な

   パン種を伸ばし捩ぢるもモテ仕草   季

    アンモナイトを夢に置き去り    景

   のむ水の腹の地層を疾くとほる    雄

    逆三角は正義のしるし       を

   麦踏んで定家が仰ぐ明月に      泉

    仮名遣ひよきうぐひすのゐて    り

   姿見の奥の奥まで花盛        な

    傾国となれテクマクマヤコン    季

ナオ 片恋の涙を獏に舐めさせて      景

    切手溢るる電話ボックス      雄

   空色の硝子の床の下は街       を

    終末旅行はレーション持つて    泉

   目が合へば隠るる二つ結ひ揺るる   り

    プールサイドは午後のきらめき   な

   牧神のひとの部分が凍えゐる     季

    巨大な熊が高く跳ぶイヴ      景

   星間の点線すでにうすけむり     雄

    月宮殿に箏を奏でて        を

   波斯青磁烏扇の実をこぼす      泉

    酒乱の父の舐める柚子味噌     り

ナウ


 名残裏は素面に返った感じで挙句に向かいます。


発句 冬泉さん、脇 ゆかり、初折月 夜景さん、初折裏春の月 冬泉さん、初折裏花 ぽぽなさん、名残表月 苑をさんと来て、由季さんと秀雄さんになにも回っていないので、花の座と挙句をお願いします。以後の順を以下とします。

ぽぽなさん→夜景さん→苑をさん→冬泉さん→由季さん(花)→秀雄さん(挙句)


 ではぽぽなさん、素面に返った感じで雑でお願いします。  

笹舟の巻 ナオ11  投稿者:ゆかり  投稿日:2019年12月15日(日)15時28分30秒

   冬泉さん、ありがとうございます。宇津保物語って知らなかったので検索したのですが、あらすじを読むとかなりのところまで長編漫画のようですね。父の執念とか貧困とか特訓とかライバルとの対決とか秘密兵器とか。wikipedeaからあらすじの一部を貼り付けます。


遣唐使清原俊蔭は渡唐の途中で難破のため波斯国(ペルシア)へ漂着する。天人・仙人から秘琴の技を伝えられた俊蔭は、23年を経て日本へ帰着した。俊蔭は官職を辞して、娘へ秘琴と清原家の再興を託した後に死んだ。俊蔭の娘は、太政大臣の子息(藤原兼雅)との間に子をもうけたが、貧しさをかこち、北山の森の木の空洞 - うつほで子(藤原仲忠)を育てながら秘琴の技を教えた。兼雅は二人と再会し、仲忠を引き取った。〔俊陰〕


そのころ、源正頼娘の貴宮(あて宮)が大変な評判で求婚者が絶えなかった。求婚者には春宮(皇太子)、仲忠、源涼、源実忠、源仲純、上野宮、三春高基らがいたが続々と脱落し、互いにライバルと認める仲忠と涼が宮中で見事な秘琴の勝負を繰りひろげたものの、結局、あて宮は春宮に入内し、藤壺と呼ばれるようになった。〔藤原の君~あて宮〕


 で、一句目を頂きたいのですが、「烏扇の実」って秋の季語なのですか。実だから秋なのだろうけど。


   笹舟のゆくへや今朝の冬野川    冬泉

    子より大きな息白き犬     ゆかり

   サーカスの始まり告げる声のして ぽぽな

    笑顔を保つ軟体の美女      由季

   月淡くしてコルカタの道をゆく   夜景

    霧を換喩とまちがへながら    秀雄

ウ  冷まじきものに国立競技場     苑を

    聖母子像に火薬匂へり       泉

   はぐれたら外人墓地で落合はん    り

    薄き耳朶やはらかく噛み      な

   パン種を伸ばし捩ぢるもモテ仕草   季

    アンモナイトを夢に置き去り    景

   のむ水の腹の地層を疾くとほる    雄

    逆三角は正義のしるし       を

   麦踏んで定家が仰ぐ明月に      泉

    仮名遣ひよきうぐひすのゐて    り

   姿見の奥の奥まで花盛        な

    傾国となれテクマクマヤコン    季

ナオ 片恋の涙を獏に舐めさせて      景

    切手溢るる電話ボックス      雄

   空色の硝子の床の下は街       を

    終末旅行はレーション持つて    泉

   目が合へば隠るる二つ結ひ揺るる   り

    プールサイドは午後のきらめき   な

   牧神のひとの部分が凍えゐる     季

    巨大な熊が高く跳ぶイヴ      景

   星間の点線すでにうすけむり     雄

    月宮殿に箏を奏でて        を

   波斯青磁烏扇の実をこぼす      泉


 次は私です。しばしお待ち下さい。

 

笹舟の巻 ナオ十一  投稿者:冬泉  投稿日:2019年12月15日(日)08時17分47秒

  宇津保物語の連想で波斯と譲位を。あとは月からの連想で。


波斯青磁烏扇の実をこぼす

蔓梅擬(つるもどき)生前退位ゆるされて

小林檎(cox)でお手玉をするアナリスト  

笹舟の巻 ナオ10  投稿者:ゆかり  投稿日:2019年12月14日(土)22時50分43秒 編集済

  苑をさん、ありがとうございます。前句が「星間では実物の月を付けられないという趣向ですね。二句目を頂きます。


   笹舟のゆくへや今朝の冬野川    冬泉

    子より大きな息白き犬     ゆかり

   サーカスの始まり告げる声のして ぽぽな

    笑顔を保つ軟体の美女      由季

   月淡くしてコルカタの道をゆく   夜景

    霧を換喩とまちがへながら    秀雄

ウ  冷まじきものに国立競技場     苑を

    聖母子像に火薬匂へり       泉

   はぐれたら外人墓地で落合はん    り

    薄き耳朶やはらかく噛み      な

   パン種を伸ばし捩ぢるもモテ仕草   季

    アンモナイトを夢に置き去り    景

   のむ水の腹の地層を疾くとほる    雄

    逆三角は正義のしるし       を

   麦踏んで定家が仰ぐ明月に      泉

    仮名遣ひよきうぐひすのゐて    り

   姿見の奥の奥まで花盛        な

    傾国となれテクマクマヤコン    季

ナオ 片恋の涙を獏に舐めさせて      景

    切手溢るる電話ボックス      雄

   空色の硝子の床の下は街       を

    終末旅行はレーション持つて    泉

   目が合へば隠るる二つ結ひ揺るる   り

    プールサイドは午後のきらめき   な

   牧神のひとの部分が凍えゐる     季

    巨大な熊が高く跳ぶイヴ      景

   星間の点線すでにうすけむり     雄

    月宮殿に箏を奏でて        を


 冬泉さん、すみません、そういうわけで月を引き上げました。秋の句を続けて下さい。



 

笹舟の巻  投稿者:苑を  投稿日:2019年12月14日(土)20時35分16秒 編集済

  ノートに付ける月の出の刻     を

月宮殿に箏を奏でて

月を掬へばすべては零れ


お捌き下さい。

 

笹舟の巻 ナオ9  投稿者:ゆかり  投稿日:2019年12月14日(土)09時39分10秒

  秀雄さん、おはようございます。眠れない夜と雨の日には忘れかけてた愛がよみがえりますね。さて、そこまで高く飛ばしましたか。一句目を頂きます。


   笹舟のゆくへや今朝の冬野川    冬泉

    子より大きな息白き犬     ゆかり

   サーカスの始まり告げる声のして ぽぽな

    笑顔を保つ軟体の美女      由季

   月淡くしてコルカタの道をゆく   夜景

    霧を換喩とまちがへながら    秀雄

ウ  冷まじきものに国立競技場     苑を

    聖母子像に火薬匂へり       泉

   はぐれたら外人墓地で落合はん    り

    薄き耳朶やはらかく噛み      な

   パン種を伸ばし捩ぢるもモテ仕草   季

    アンモナイトを夢に置き去り    景

   のむ水の腹の地層を疾くとほる    雄

    逆三角は正義のしるし       を

   麦踏んで定家が仰ぐ明月に      泉

    仮名遣ひよきうぐひすのゐて    り

   姿見の奥の奥まで花盛        な

    傾国となれテクマクマヤコン    季

ナオ 片恋の涙を獏に舐めさせて      景

    切手溢るる電話ボックス      雄

   空色の硝子の床の下は街       を

    終末旅行はレーション持つて    泉

   目が合へば隠るる二つ結ひ揺るる   り

    プールサイドは午後のきらめき   な

   牧神のひとの部分が凍えゐる     季

    巨大な熊が高く跳ぶイヴ      景

   星間の点線すでにうすけむり     雄


 苑をさん、本来十一句目が月の座ですが、それだと打越に「星間」が来て出しにくいのと、冬泉さんには初折裏9句目で春の月を詠んで頂いているので、引き上げて月の座をお願いします。で、そのままだと名残裏で花の座も苑をさんに回ってきてしまうので、それはまた考えます。

 

ナオ9  投稿者:秀雄  投稿日:2019年12月14日(土)04時39分52秒

  おはようございます(寝てない)


牧神のひとの部分が凍えゐる   季

 巨大な熊が高く跳ぶイヴ    景


星間の点線すでにうすけむり

木星のヒポクラテスに見つめられ

星雲に散れる危ないチョコレート


おさばきのほどお願いいたします。  

動画拝見  投稿者:ゆかり  投稿日:2019年12月13日(金)22時45分23秒

  うわつ、熊とは思えぬ身のこなし。

最後は連行されちゃうのですね。  

あっ  投稿者:夜景  投稿日:2019年12月13日(金)22時15分10秒

  >焼酎って歳時記では夏の季語なのですね。


あっ! すみません…。

つけすじも、わかりづらくて恐縮です。

「イブの熊」は、ボストンバレエ団恒例のくるみ割り人形です。

https://www.youtube.com/watch?v=6bRTlk63wUE


追記。くるみ割り人形の演奏は、

クナッパーツブッシュ&ウィーン・フィルのレコードが一番好きです。  

ついでながら  投稿者:ゆかり  投稿日:2019年12月13日(金)21時05分16秒

  焼酎って歳時記では夏の季語なのですね。暑気払いに焼酎を飲んだことなどない私にはよく分かりません。  

笹舟の巻 ナオ8  投稿者:ゆかり  投稿日:2019年12月13日(金)21時02分17秒

  夜景さん、ありがとうございます。バレエだと言われなければ分からない、というか言われても分からない付け筋ですね。四句目を頂きます。ヴにします。


   笹舟のゆくへや今朝の冬野川    冬泉

    子より大きな息白き犬     ゆかり

   サーカスの始まり告げる声のして ぽぽな

    笑顔を保つ軟体の美女      由季

   月淡くしてコルカタの道をゆく   夜景

    霧を換喩とまちがへながら    秀雄

ウ  冷まじきものに国立競技場     苑を

    聖母子像に火薬匂へり       泉

   はぐれたら外人墓地で落合はん    り

    薄き耳朶やはらかく噛み      な

   パン種を伸ばし捩ぢるもモテ仕草   季

    アンモナイトを夢に置き去り    景

   のむ水の腹の地層を疾くとほる    雄

    逆三角は正義のしるし       を

   麦踏んで定家が仰ぐ明月に      泉

    仮名遣ひよきうぐひすのゐて    り

   姿見の奥の奥まで花盛        な

    傾国となれテクマクマヤコン    季

ナオ 片恋の涙を獏に舐めさせて      景

    切手溢るる電話ボックス      雄

   空色の硝子の床の下は街       を

    終末旅行はレーション持つて    泉

   目が合へば隠るる二つ結ひ揺るる   り

    プールサイドは午後のきらめき   な

   牧神のひとの部分が凍えゐる     季

    巨大な熊が高く跳ぶイヴ      景


 秀雄さん、雑でお願いします。




 

笹舟の巻 ナオ8  投稿者:夜景  投稿日:2019年12月13日(金)20時33分51秒

  こんにちは。牧神から、バレエで。


眠れる森に図書館を建て

帯をほどけば火の鳥になり

剣の舞を誘ふ焼酎

巨大な熊が高く跳ぶイブ


お捌きください。  

職場  投稿者:ゆかり  投稿日:2019年12月13日(金)10時28分41秒

  職場といえば、別の職場でカート・ヴォネガット・Jrの文庫本を持っている若者がいて、本の話をするようになり、あるとき冲方丁『天地明察』を貸したら、なんと妹も父もはまってしまいぼろぼろになってしまったので、と新しいのを買って返してくれたのも楽しい思い出でした。(全部過去完了形)  

定家  投稿者:冬泉  投稿日:2019年12月13日(金)07時56分6秒

  明月記私抄は文庫化された時に読みました。元本の三十三年前でも最近の感じがします。ちょうど~おべんと持ってを読んでいた頃でしょうか。直接には少女終末旅行からなのを読んでくださり、うれしく思いました。職場にそういう話のできる後輩がいるのは良いものですね。  

笹舟の巻 ナオ7  投稿者:ゆかり  投稿日:2019年12月12日(木)20時45分56秒

   由季さん、ありがとうございます。いくつかの歳時記をぱらぱらめくったのですが、「凍える」って季語じゃないんですかねえ。歳時記ではなく日本国語大辞典精選版では《季・冬》となってはいますが…。一句目を頂きます。

 あと、誤字レベルの訂正でしたら下の方から「自分の投稿の編集」というのもできます。文意が変わってしまうような編集だと困りますが、ちょっとだったらぜひお使い下さい。


   笹舟のゆくへや今朝の冬野川    冬泉

    子より大きな息白き犬     ゆかり

   サーカスの始まり告げる声のして ぽぽな

    笑顔を保つ軟体の美女      由季

   月淡くしてコルカタの道をゆく   夜景

    霧を換喩とまちがへながら    秀雄

ウ  冷まじきものに国立競技場     苑を

    聖母子像に火薬匂へり       泉

   はぐれたら外人墓地で落合はん    り

    薄き耳朶やはらかく噛み      な

   パン種を伸ばし捩ぢるもモテ仕草   季

    アンモナイトを夢に置き去り    景

   のむ水の腹の地層を疾くとほる    雄

    逆三角は正義のしるし       を

   麦踏んで定家が仰ぐ明月に      泉

    仮名遣ひよきうぐひすのゐて    り

   姿見の奥の奥まで花盛        な

    傾国となれテクマクマヤコン    季

ナオ 片恋の涙を獏に舐めさせて      景

    切手溢るる電話ボックス      雄

   空色の硝子の床の下は街       を

    終末旅行はレーション持つて    泉

   目が合へば隠るる二つ結ひ揺るる   り

    プールサイドは午後のきらめき   な

   牧神のひとの部分が凍えゐる     季


夜景さん、冬か雑でお願いします。


 堀田善衛『定家明月記私抄』が届いたので読み始めました。33年前のハードカバーです。わずか半年で八刷なので当時かなり話題になった本なのでしょうか。

 

お捌きでした  投稿者:由季  投稿日:2019年12月12日(木)17時35分32秒

  失礼しました・・・  

笹舟の巻 ナオ7  投稿者:由季  投稿日:2019年12月12日(木)17時11分3秒

  牧神のひとの部分が凍えゐる

大将の今日のおすすめ泳ぎ鰺


お裁きください


 

笹舟の巻 ナオ6  投稿者:ゆかり  投稿日:2019年12月12日(木)12時16分31秒 編集済

  ぽぽなさん、ありがとうございます。恋じゃないので行きましょう。


   笹舟のゆくへや今朝の冬野川    冬泉

    子より大きな息白き犬     ゆかり

   サーカスの始まり告げる声のして ぽぽな

    笑顔を保つ軟体の美女      由季

   月淡くしてコルカタの道をゆく   夜景

    霧を換喩とまちがへながら    秀雄

ウ  冷まじきものに国立競技場     苑を

    聖母子像に火薬匂へり       泉

   はぐれたら外人墓地で落合はん    り

    薄き耳朶やはらかく噛み      な

   パン種を伸ばし捩ぢるもモテ仕草   季

    アンモナイトを夢に置き去り    景

   のむ水の腹の地層を疾くとほる    雄

    逆三角は正義のしるし       を

   麦踏んで定家が仰ぐ明月に      泉

    仮名遣ひよきうぐひすのゐて    り

   姿見の奥の奥まで花盛        な

    傾国となれテクマクマヤコン    季

ナオ 片恋の涙を獏に舐めさせて      景

    切手溢るる電話ボックス      雄

   空色の硝子の床の下は街       を

    終末旅行はレーション持つて    泉

   目が合へば隠るる二つ結ひ揺るる   り

    プールサイドは午後のきらめき   な


 由季さん、恋におちたり心みだれたりしないで続けて下さい。

 

笹舟の巻  投稿者:ぽぽな  投稿日:2019年12月12日(木)09時37分28秒 編集済

  ゆかりさま。今回も恋呼び出されていますねー。続いていますので、恋じゃないのや、恋(色が触るかな、と思いつつ)、など置いみました。よろしくです。



目が合へば隠るる二つ結ひ揺るる   り


プールサイドは午後のきらめき    な

水着を伝ふ海の雫よ

浴衣の藍を胸に受け止む

http://www.facebook.com/PoponaTsukino


 

笹舟の巻 ナオ5  投稿者:ゆかり  投稿日:2019年12月11日(水)23時18分12秒

  付けます。


   笹舟のゆくへや今朝の冬野川    冬泉

    子より大きな息白き犬     ゆかり

   サーカスの始まり告げる声のして ぽぽな

    笑顔を保つ軟体の美女      由季

   月淡くしてコルカタの道をゆく   夜景

    霧を換喩とまちがへながら    秀雄

ウ  冷まじきものに国立競技場     苑を

    聖母子像に火薬匂へり       泉

   はぐれたら外人墓地で落合はん    り

    薄き耳朶やはらかく噛み      な

   パン種を伸ばし捩ぢるもモテ仕草   季

    アンモナイトを夢に置き去り    景

   のむ水の腹の地層を疾くとほる    雄

    逆三角は正義のしるし       を

   麦踏んで定家が仰ぐ明月に      泉

    仮名遣ひよきうぐひすのゐて    り

   姿見の奥の奥まで花盛        な

    傾国となれテクマクマヤコン    季

ナオ 片恋の涙を獏に舐めさせて      景

    切手溢るる電話ボックス      雄

   空色の硝子の床の下は街       を

    終末旅行はレーション持つて    泉

   目が合へば隠るる二つ結ひ揺るる   り


 ぽぽなさん、お願いします。


 

笹舟の巻 ナオ4  投稿者:ゆかり  投稿日:2019年12月11日(水)18時58分0秒

  冬泉さん、ありがとうございます。『大冒険はおべんと持って』はちょっと存じ上げないのですが、むかし職場に火浦功とか新井素子とかが好きな若者がいたのを懐かしく思い出しました。一句目を頂きます。二句目は「津波」がいまだ不謹慎で使えない気がし、三句目は打越の「電話」に障ります。


   笹舟のゆくへや今朝の冬野川    冬泉

    子より大きな息白き犬     ゆかり

   サーカスの始まり告げる声のして ぽぽな

    笑顔を保つ軟体の美女      由季

   月淡くしてコルカタの道をゆく   夜景

    霧を換喩とまちがへながら    秀雄

ウ  冷まじきものに国立競技場     苑を

    聖母子像に火薬匂へり       泉

   はぐれたら外人墓地で落合はん    り

    薄き耳朶やはらかく噛み      な

   パン種を伸ばし捩ぢるもモテ仕草   季

    アンモナイトを夢に置き去り    景

   のむ水の腹の地層を疾くとほる    雄

    逆三角は正義のしるし       を

   麦踏んで定家が仰ぐ明月に      泉

    仮名遣ひよきうぐひすのゐて    り

   姿見の奥の奥まで花盛        な

    傾国となれテクマクマヤコン    季

ナオ 片恋の涙を獏に舐めさせて      景

    切手溢るる電話ボックス      雄

   空色の硝子の床の下は街       を

    終末旅行はレーション持つて    泉


 次は私です。しばしお待ち下さい。  

笹舟の巻 ナオ四  投稿者:冬泉  投稿日:2019年12月11日(水)18時26分42秒

  終末旅行はレーション持つて

津波が洗ふなべて塵芥

消息を断つレプリカントら


『大冒険はおべんと持って』みたいな。よろしくお願いします。  

笹舟の巻 ナオ3  投稿者:ゆかり  投稿日:2019年12月11日(水)14時53分55秒

   苑をさん、ありがとうございます。これは三句目が圧倒的にいいでしょう。秀雄さんの句を最初見たとき、電話ボックスの中に風俗の広告のように切手がべたべた貼ってあるのをイメージしたのですが、苑をさんの三句目の付けだと電話ボックスが郵便物でしかも中に人を載せたまま空輸しているようです^^;


   笹舟のゆくへや今朝の冬野川    冬泉

    子より大きな息白き犬     ゆかり

   サーカスの始まり告げる声のして ぽぽな

    笑顔を保つ軟体の美女      由季

   月淡くしてコルカタの道をゆく   夜景

    霧を換喩とまちがへながら    秀雄

ウ  冷まじきものに国立競技場     苑を

    聖母子像に火薬匂へり       泉

   はぐれたら外人墓地で落合はん    り

    薄き耳朶やはらかく噛み      な

   パン種を伸ばし捩ぢるもモテ仕草   季

    アンモナイトを夢に置き去り    景

   のむ水の腹の地層を疾くとほる    雄

    逆三角は正義のしるし       を

   麦踏んで定家が仰ぐ明月に      泉

    仮名遣ひよきうぐひすのゐて    り

   姿見の奥の奥まで花盛        な

    傾国となれテクマクマヤコン    季

ナオ 片恋の涙を獏に舐めさせて      景

    切手溢るる電話ボックス      雄

   空色の硝子の床の下は街       を


 じつに暴れどころらしい荒唐無稽な展開が続いています。冬泉さん、お願いします。  

笹舟   投稿者:苑を  投稿日:2019年12月11日(水)14時28分21秒

  ナオ 片恋の涙を獏に舐めさせて      景

    切手溢るる電話ボックス       雄


    カノポスもクラインも壺並べ置き   を

   ドア叩く音のすれども誰もいない

   空色の硝子の床の下は街


どひゃー! 連句ってこんなに難しいんでしたっけ。

お捌き下さい。

 

笹舟の巻 ナオ2  投稿者:ゆかり  投稿日:2019年12月10日(火)23時56分35秒

   秀雄さん、「舐めさせて」に「切手」が順当でしょう。しかも電話ボックスというシュールさ。

 由季さん、了解しました。ちなみに原典は呪文を先に唱えてから「○○になれ」でしたよね。半世紀前の記憶なのでさだかではありません。


   笹舟のゆくへや今朝の冬野川    冬泉

    子より大きな息白き犬     ゆかり

   サーカスの始まり告げる声のして ぽぽな

    笑顔を保つ軟体の美女      由季

   月淡くしてコルカタの道をゆく   夜景

    霧を換喩とまちがへながら    秀雄

ウ  冷まじきものに国立競技場     苑を

    聖母子像に火薬匂へり       泉

   はぐれたら外人墓地で落合はん    り

    薄き耳朶やはらかく噛み      な

   パン種を伸ばし捩ぢるもモテ仕草   季

    アンモナイトを夢に置き去り    景

   のむ水の腹の地層を疾くとほる    雄

    逆三角は正義のしるし       を

   麦踏んで定家が仰ぐ明月に      泉

    仮名遣ひよきうぐひすのゐて    り

   姿見の奥の奥まで花盛        な

    傾国となれテクマクマヤコン    季

ナオ 片恋の涙を獏に舐めさせて      景

    切手溢るる電話ボックス      雄


 苑をさん、このシュールな展開を受けて立って下さい。  

傾国  投稿者:由季  投稿日:2019年12月10日(火)22時37分17秒

  傾国となれテクマクマヤコン


ではどうでしょうか。意味は同じですが・・・。  

ナオ2  投稿者:秀雄  投稿日:2019年12月10日(火)22時13分6秒

  「獏」とくると「夢」としたくなるところをこらえて(既出なので)。


切手溢るる電話ボックス

沙漠の玻璃の柱震ふる

時計をまはす一輪車たち


おさばきお願いいたします。  

笹舟の巻 ナオ折立  投稿者:ゆかり  投稿日:2019年12月10日(火)21時47分21秒

  夜景さん、ありがとうございます。♪夜~明けのコーヒー、ってやつですね。産地とはいえ地名がしつこい気がするので、二句目を頂きます。三句目は打越に「奥の奥」があるので洞窟じゃないほうがいいでしょう。


   笹舟のゆくへや今朝の冬野川    冬泉

    子より大きな息白き犬     ゆかり

   サーカスの始まり告げる声のして ぽぽな

    笑顔を保つ軟体の美女      由季

   月淡くしてコルカタの道をゆく   夜景

    霧を換喩とまちがへながら    秀雄

ウ  冷まじきものに国立競技場     苑を

    聖母子像に火薬匂へり       泉

   はぐれたら外人墓地で落合はん    り

    薄き耳朶やはらかく噛み      な

   パン種を伸ばし捩ぢるもモテ仕草   季

    アンモナイトを夢に置き去り    景

   のむ水の腹の地層を疾くとほる    雄

    逆三角は正義のしるし       を

   麦踏んで定家が仰ぐ明月に      泉

    仮名遣ひよきうぐひすのゐて    り

   姿見の奥の奥まで花盛        な

    傾国の美へテクマクマヤコン    季

ナオ 片恋の涙を獏に舐めさせて      景


 秀雄さん、恋を離れて下さい。


 由季さん、「美」、たしかに「美女」が既出ですので、マイナーチェンジの案を下さい。

 

名残表折立  投稿者:夜景  投稿日:2019年12月10日(火)18時46分8秒

  こんにちは。


   姿見の奥の奥まで花盛        な

    傾国の美へテクマクマヤコン    季


後朝にキリマンジャロの香り立ち

片恋の涙を獏に舐めさせて

潮鳴りの聞こゆるキスを洞窟で


お捌きくださいませ。  

笹舟の巻 ウ折端  投稿者:ゆかり  投稿日:2019年12月10日(火)09時55分28秒

  ここまでをまとめておきます。


   笹舟のゆくへや今朝の冬野川    冬泉

    子より大きな息白き犬     ゆかり

   サーカスの始まり告げる声のして ぽぽな

    笑顔を保つ軟体の美女      由季

   月淡くしてコルカタの道をゆく   夜景

    霧を換喩とまちがへながら    秀雄

ウ  冷まじきものに国立競技場     苑を

    聖母子像に火薬匂へり       泉

   はぐれたら外人墓地で落合はん    り

    薄き耳朶やはらかく噛み      な

   パン種を伸ばし捩ぢるもモテ仕草   季

    アンモナイトを夢に置き去り    景

   のむ水の腹の地層を疾くとほる    雄

    逆三角は正義のしるし       を

   麦踏んで定家が仰ぐ明月に      泉

    仮名遣ひよきうぐひすのゐて    り

   姿見の奥の奥まで花盛        な

    傾国の美へテクマクマヤコン    季

ナオ


 名残表折立、夜景さんの恋の句をお待ちしているところです。

 

おっ  投稿者:ゆかり  投稿日:2019年12月10日(火)00時09分43秒

  鏡技で責めてきましたね。三句目を頂きます。

夜景さん、恋をもう一句続けて下さい。

 

おっと  投稿者:由季  投稿日:2019年12月10日(火)00時06分40秒

  美女は既出でした。すみません・・。  

笹舟  投稿者:由季  投稿日:2019年12月10日(火)00時01分30秒

  度重なる恋に疲弊しております。


結婚線は左右どちらに

きらりと光るレンタル彼女

傾国の美へテクマクマヤコン


お捌きくださいませ  

おっ  投稿者:ゆかり  投稿日:2019年12月 9日(月)23時19分14秒

  いいですね。匂いたつ官能があります。

由季さん、春を離れて恋で付けて下さい。  

笹舟の  投稿者:ぽぽな  投稿日:2019年12月 9日(月)22時50分27秒

  姿見の奥の奥まで花盛                    な


よろしくです。  

笹舟の巻 ウ10  投稿者:ゆかり  投稿日:2019年12月 9日(月)16時24分48秒

   恐れ入ります。ところで、『名月集』って火星の接近だか隕石の落下だかの話も出てくるのでしたっけ。以前にもここで話題になったことが確かあり、思い切って古本で堀田善衛の『定家明月記私抄』を注文しました。amazonの説明に「美の使徒定家を、乱世に生きる二流貴族としての苦渋に満ちた実生活者像と重ねてとらえつつ、この転換期の時代の異様な風貌を浮彫りにする名著」とあり、「二流貴族」という身も蓋もないものいいがじつに想像力を膨らませます。


   笹舟のゆくへや今朝の冬野川    冬泉

    子より大きな息白き犬     ゆかり

   サーカスの始まり告げる声のして ぽぽな

    笑顔を保つ軟体の美女      由季

   月淡くしてコルカタの道をゆく   夜景

    霧を換喩とまちがへながら    秀雄

ウ  冷まじきものに国立競技場     苑を

    聖母子像に火薬匂へり       泉

   はぐれたら外人墓地で落合はん    り

    薄き耳朶やはらかく噛み      な

   パン種を伸ばし捩ぢるもモテ仕草   季

    アンモナイトを夢に置き去り    景

   のむ水の腹の地層を疾くとほる    雄

    逆三角は正義のしるし       を

   麦踏んで定家が仰ぐ明月に      泉

    仮名遣ひよきうぐひすのゐて    り


 ぽぽなさん、花の座をお願いします。  

ありがとうございます  投稿者:冬泉  投稿日:2019年12月 9日(月)12時00分3秒

  私も句の良さを優先したいので、とても良い捌きだと思いました。座五のてにをはは適当に変えても構いませんので。  

笹舟の巻 ウ9  投稿者:ゆかり  投稿日:2019年12月 9日(月)09時44分54秒

   ふふふ。では「名月に」で頂きます。


   笹舟のゆくへや今朝の冬野川    冬泉

    子より大きな息白き犬     ゆかり

   サーカスの始まり告げる声のして ぽぽな

    笑顔を保つ軟体の美女      由季

   月淡くしてコルカタの道をゆく   夜景

    霧を換喩とまちがへながら    秀雄

ウ  冷まじきものに国立競技場     苑を

    聖母子像に火薬匂へり       泉

   はぐれたら外人墓地で落合はん    り

    薄き耳朶やはらかく噛み      な

   パン種を伸ばし捩ぢるもモテ仕草   季

    アンモナイトを夢に置き去り    景

   のむ水の腹の地層を疾くとほる    雄

    逆三角は正義のしるし       を

   麦踏んで定家が仰ぐ明月に      泉


 ところで夜景さんの「月淡くして」ですが、秋だ春だという以前にコルカタという緯度的には熱帯の月に季語としての機能はあるのかという、「海外詠あるある」が横たわっています。最初は駄目出ししようと思ったのですが、ふと「軟体美女」に配した「コルカタ」の響きの飄逸さに気づき、これはなにものにも勝ると感じました。


 次は私です。しばしお待ち下さい。  

続き  投稿者:冬泉  投稿日:2019年12月 9日(月)07時06分13秒

  だいたい発句からして冬に笹舟を取り合わせて始まっているので、こういう月の交換の趣向も面白いかと思います。

もちろん捌きの判断次第ですが…  

裏九改  投稿者:冬泉  投稿日:2019年12月 9日(月)05時47分15秒

  そこは私も気になってました。③の月おぼろか、曇り月、雲居月などか、または「明月に」のような言いさす形か、適当に直してください。


それで気づいたのですが、夜景さんの淡月は朧月(春の季語)の異名でもあること。かぶりそうなので明月(秋の季語)方がいいかもしれません。明月記の由来の月は春の月なので、これでうまい具合に交換した趣向になるかも。


・麦踏んで定家が仰ぐ明月に


地名を表六句(発句以外)に出さないのは承知の上(みしみしの連句概説を見ると神仏のことだけ注意してある)だと思ってましたが、月の方でもこんなことがあるとは…でも上記の趣向は結果的に面白いと思うので、コルカタ句は変えない方がいいと思います。  

ううむ  投稿者:ゆかり  投稿日:2019年12月 9日(月)00時18分52秒

  冬泉さん、ありがとうございます。二句目を頂きたいのですが、発句が「冬野川」なので以後「春」「夏」「秋」「冬」を生で使いたくなく、かつこの場合は「麦踏んで」で春だと分かるのですから、下五の「春の」は不要でしょう。その三音を別の表現に使ってマイナーチェンジして頂けますでしょうか。  

裏九  投稿者:冬泉  投稿日:2019年12月 8日(日)19時17分48秒

  ①行進は藍をまとひて春の月

②麦踏んで定家が仰ぐ春の月

③梅よりも星よりもなほ月おぼろ


①アメコミのヒーローの暴虐に一般人が立ち上がるという映画の予告編を見ましたが、それをデモ行進のイメージで…参加者が藍を着るのと月が藍色の雲を纏うのとかけた感じです。

②凶作に備えて屋敷内に麦を植えたと明月記にあり、紅旗征戎我事にあらざる生き方として。

③梅花星よりも明らかなり…三つのうち月がいちばん朦朧。


よろしくお願いします。  

笹舟の巻 ウ8  投稿者:ゆかり  投稿日:2019年12月 8日(日)16時16分14秒

  なんだかマッチョな一句目を頂きます。24時間戦えそうです。


   笹舟のゆくへや今朝の冬野川    冬泉

    子より大きな息白き犬     ゆかり

   サーカスの始まり告げる声のして ぽぽな

    笑顔を保つ軟体の美女      由季

   月淡くしてコルカタの道をゆく   夜景

    霧を換喩とまちがへながら    秀雄

ウ  冷まじきものに国立競技場     苑を

    聖母子像に火薬匂へり       泉

   はぐれたら外人墓地で落合はん    り

    薄き耳朶やはらかく噛み      な

   パン種を伸ばし捩ぢるもモテ仕草   季

    アンモナイトを夢に置き去り    景

   のむ水の腹の地層を疾くとほる    雄

    逆三角は正義のしるし       を


 冬泉さん、花の座圏に突入しました。春浅い月でお願いします。

 

笹舟の巻(再)  投稿者:苑を  投稿日:2019年12月 8日(日)16時00分9秒

  やはり。。。すごく難しい。。。


逆三角は正義のしるし       を

ほらほらこれが貝の赤んぼ

したげ旨どと喋る自販機


※秋田弁で、したげは「とても」、旨ど(んめど)は「美味しいよ」。祖母や母はよく「旨めごと」「旨めなー」と言っておりました。


お捌き下さい。

 

ううむ  投稿者:ゆかり  投稿日:2019年12月 8日(日)13時30分43秒

  苑をさん、ありがとうございます。前句「地層」に「地を蹴つて」はやばいです。

もう二三句お願いします。  

笹舟の巻  投稿者:苑を  投稿日:2019年12月 8日(日)08時06分40秒

  あらためて連衆の皆様、よろしくお願いします。

凄いスピードですね、というので。


地を蹴つてアメリカン・ヒーロー   を


お捌きお願い致します。  

笹舟の巻 ウ7  投稿者:ゆかり  投稿日:2019年12月 7日(土)22時18分44秒

  秀雄さん、ありがとうございます。夢→醒めての一句目もアンモナイト→地層も骨仄めいてのたたみかけも面白いのですが、二句目を頂きます。サバイバル漫画の特集図解の雨水の濾し方みたいな「腹の地層」という奇想がとんでもなく響きます。ちなみに「疾く」と「とっくに」という口語は同根なのですね。この歳になって初めて知りました。


   笹舟のゆくへや今朝の冬野川    冬泉

    子より大きな息白き犬     ゆかり

   サーカスの始まり告げる声のして ぽぽな

    笑顔を保つ軟体の美女      由季

   月淡くしてコルカタの道をゆく   夜景

    霧を換喩とまちがへながら    秀雄

ウ  冷まじきものに国立競技場     苑を

    聖母子像に火薬匂へり       泉

   はぐれたら外人墓地で落合はん    り

    薄き耳朶やはらかく噛み      な

   パン種を伸ばし捩ぢるもモテ仕草   季

    アンモナイトを夢に置き去り    景

   のむ水の腹の地層を疾くとほる    雄


 苑をさん、雑でも夏の月でも。  

ウ7  投稿者:秀雄  投稿日:2019年12月 7日(土)21時15分23秒

  こんばんはー。


雄羊の輪にあゆみたるなか醒めて

のむ水の腹の地層を疾くとほる

てのひらにしらしらと骨仄めいて


おさばきお願いいたします。  


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