2022年7月9日土曜日

掲示板過去ログ189

 2020年 2月10日(月)19時13分6秒から2020年 2月22日(土)21時38分28秒まで。




直線の巻 ナオ8  投稿者:ゆかり  投稿日:2020年 2月22日(土)21時38分28秒

     直線を鱗と思ふ紀元節      ゆかりり

    鄙の入江の香る壺焼         聡

   うらうらと雲を欄間に刳りぬいて  ふもと

    僧侶と祖母の四方山話     瓦すずめ

   月影の沁みるばかりの大谷石      聡

    団栗太る城下公園          と

ウ  馬の目に遊ぶ炎のさやかなり   抹茶金魚

    風にはためく元カレの背     ゆかり

   駅前に恋のギターを弾き続け      め

    冬めく指に星影を生む        魚

   牛乳をこぼしてからの四畳半      り

    アッフォガードに溶ける短夜     聡

   辺獄の月の涼しさかくあらむ      と

    水晶玉の隠さるる地下        め

   空耳は昨日の息の青さして       魚

    卒業式の練習の午後         り

   花ふぶく吹奏楽の熄みしあとも     聡

    鱒いただけば斑のうつくしき     と

ナオ 安宿に鼻の大きな客ばかり       め

    秒針のなき時計の静止        魚

   電流を集め未来へ行き過ぎる      り

    無人カーではまだ人を轢く      聡

   吊るされた男のほかはみんな嘘     と

    夏雲が笑む選挙ポスター       め

   短夜の鏡の中の冷気美し        魚

    ハイレゾで聴くオンドマルトノ    り


 聡さん、初秋でお願いします。11句目の瓦すずめさんが月の座となります。  

 

 

直線の巻 ナオ6  投稿者:ゆかり  投稿日:2020年 2月22日(土)20時30分52秒

     直線を鱗と思ふ紀元節      ゆかりり

    鄙の入江の香る壺焼         聡

   うらうらと雲を欄間に刳りぬいて  ふもと

    僧侶と祖母の四方山話     瓦すずめ

   月影の沁みるばかりの大谷石      聡

    団栗太る城下公園          と

ウ  馬の目に遊ぶ炎のさやかなり   抹茶金魚

    風にはためく元カレの背     ゆかり

   駅前に恋のギターを弾き続け      め

    冬めく指に星影を生む        魚

   牛乳をこぼしてからの四畳半      り

    アッフォガードに溶ける短夜     聡

   辺獄の月の涼しさかくあらむ      と

    水晶玉の隠さるる地下        め

   空耳は昨日の息の青さして       魚

    卒業式の練習の午後         り

   花ふぶく吹奏楽の熄みしあとも     聡

    鱒いただけば斑のうつくしき     と

ナオ 安宿に鼻の大きな客ばかり       め

    秒針のなき時計の静止        魚

   電流を集め未来へ行き過ぎる      り

    無人カーではまだ人を轢く      聡

   吊るされた男のほかはみんな嘘     と

    夏雲が笑む選挙ポスター       め


 抹茶金魚さん、夏でもう一句行きましょうか。雑でもいいです。  

直線の巻 ナオ5  投稿者:ゆかり  投稿日:2020年 2月22日(土)14時39分48秒

     直線を鱗と思ふ紀元節      ゆかりり

    鄙の入江の香る壺焼         聡

   うらうらと雲を欄間に刳りぬいて  ふもと

    僧侶と祖母の四方山話     瓦すずめ

   月影の沁みるばかりの大谷石      聡

    団栗太る城下公園          と

ウ  馬の目に遊ぶ炎のさやかなり   抹茶金魚

    風にはためく元カレの背     ゆかり

   駅前に恋のギターを弾き続け      め

    冬めく指に星影を生む        魚

   牛乳をこぼしてからの四畳半      り

    アッフォガードに溶ける短夜     聡

   辺獄の月の涼しさかくあらむ      と

    水晶玉の隠さるる地下        め

   空耳は昨日の息の青さして       魚

    卒業式の練習の午後         り

   花ふぶく吹奏楽の熄みしあとも     聡

    鱒いただけば斑のうつくしき     と

ナオ 安宿に鼻の大きな客ばかり       め

    秒針のなき時計の静止        魚

   電流を集め未来へ行き過ぎる      り

    無人カーではまだ人を轢く      聡

   吊るされた男のほかはみんな嘘     と


 瓦すずめさん、夏か冬でお願いします。  

直線の巻 ナオ4  投稿者:ゆかり  投稿日:2020年 2月21日(金)18時19分9秒

     直線を鱗と思ふ紀元節      ゆかりり

    鄙の入江の香る壺焼         聡

   うらうらと雲を欄間に刳りぬいて  ふもと

    僧侶と祖母の四方山話     瓦すずめ

   月影の沁みるばかりの大谷石      聡

    団栗太る城下公園          と

ウ  馬の目に遊ぶ炎のさやかなり   抹茶金魚

    風にはためく元カレの背     ゆかり

   駅前に恋のギターを弾き続け      め

    冬めく指に星影を生む        魚

   牛乳をこぼしてからの四畳半      り

    アッフォガードに溶ける短夜     聡

   辺獄の月の涼しさかくあらむ      と

    水晶玉の隠さるる地下        め

   空耳は昨日の息の青さして       魚

    卒業式の練習の午後         り

   花ふぶく吹奏楽の熄みしあとも     聡

    鱒いただけば斑のうつくしき     と

ナオ 安宿に鼻の大きな客ばかり       め

    秒針のなき時計の静止        魚

   電流を集め未来へ行き過ぎる      り

    無人カーではまだ人を轢く      聡


 なんだかすごく面白いですね。ふもとさん、続けて下さい。  

直線の巻 ナオ3  投稿者:ゆかり  投稿日:2020年 2月21日(金)14時03分11秒

     直線を鱗と思ふ紀元節      ゆかりり

    鄙の入江の香る壺焼         聡

   うらうらと雲を欄間に刳りぬいて  ふもと

    僧侶と祖母の四方山話     瓦すずめ

   月影の沁みるばかりの大谷石      聡

    団栗太る城下公園          と

ウ  馬の目に遊ぶ炎のさやかなり   抹茶金魚

    風にはためく元カレの背     ゆかり

   駅前に恋のギターを弾き続け      め

    冬めく指に星影を生む        魚

   牛乳をこぼしてからの四畳半      り

    アッフォガードに溶ける短夜     聡

   辺獄の月の涼しさかくあらむ      と

    水晶玉の隠さるる地下        め

   空耳は昨日の息の青さして       魚

    卒業式の練習の午後         り

   花ふぶく吹奏楽の熄みしあとも     聡

    鱒いただけば斑のうつくしき     と

ナオ 安宿に鼻の大きな客ばかり       め

    秒針のなき時計の静止        魚

   電流を集め未来へ行き過ぎる      り


 聡さん、お願いします。  

音階の巻 満尾お祝い  投稿者:遊凪  投稿日:2020年 2月21日(金)09時23分46秒

  ゆかりさん、連衆の皆さん こんにちは。

音階の巻 満尾お祝い申し上げます。

ほとんどの方と初めてご一緒させて戴く機会でした。

有難うございました。

私事では余裕のない状態での座にて失礼しました。

又どこかでも、よろしくお願いします。

 2020/02/21 遊凪  

満尾  投稿者:くらげを  投稿日:2020年 2月20日(木)20時52分16秒

  満尾おめでとうございます。


あっという間でした。

二度目の参加でしたが、今回も楽しませていただきました。

短歌や俳句で使う脳とは別のところが活性化されるような気がしました。

また遊んでください。  

音階の巻 満尾  投稿者:ゆかり  投稿日:2020年 2月20日(木)18時52分48秒

   あんこさん、ありがとうございます。これは三句目が面白いでしょう。思わずお辞儀をしたくなる荘厳な夕焼ってありますよね。前句と合わせて読むと、胸元の大胆な花衣のような気もしてきます。


   音階の下りてゆきたる寒暮かな    あんこ

    左手が打つ底冷えの底       ゆかり

   島影のやうやう白む舷に      くらげを

    翼ふるはす名も知らぬ鳥       れい

   月めざし友とジョギングするコース   遊凪

    早稲の香ゆるく揺れ淀みをり      梓

ウ  円墳のやうに盛られし菊膾       陽子

    やはらかき目の誘ふ次の間       こ

   かたかたと百の端末動きをり       り

    順に奥より始まる脱皮         を

   新月の梔子の香と大麻の香        い

    結んだ髪の浴衣連れにて        凪

   ここへきて遺書がどうのと揉めてゐる   梓

    シルデナフィルを過剰摂取し      子

   冴返る山と思へば君の腹         こ

    うす霞みをる注連縄と垂        り

   花すでに此の世の崎を昏うして      を

    バスは走れり街に帰らむ        い

ナオ 見学は灘界隈の酒の蔵          凪

    するする喉を滑る蘭鋳         梓

   国芳の化け猫つひに出てきたり      子

    果てなく続く闇の板塀         こ

   べからずの鳥居とべしのおみくじと    り

    取替へてみんふた心もて        を

   男装の姫に恋する内侍たち        い

    佳人の園に響く鈴の音         凪

   野に萩はこぼれて重き日の残り      梓

    バーレッスンの手すり冷ややか     子

   林檎食む同じ口もて秘密告ぐ       こ

    昼月透ける鰯雲なり          り

ナウ 旅いつもつづきのやうに始まりて     を

    降りつむ雪に記憶蔵はる        い

   パソコンのメモリ容量拡大し       凪

    しやつくりのまま過ごす閏日      梓

   豊かなる胸を隠せし花ごろも       子

    春夕焼へ深くお辞儀を         こ


 これにて満尾とします。連衆の皆様、ありがとうございました。しばしご歓談下さい。


 

直線の巻 ナオ折立  投稿者:ゆかり  投稿日:2020年 2月20日(木)18時35分48秒

     直線を鱗と思ふ紀元節      ゆかりり

    鄙の入江の香る壺焼         聡

   うらうらと雲を欄間に刳りぬいて  ふもと

    僧侶と祖母の四方山話     瓦すずめ

   月影の沁みるばかりの大谷石      聡

    団栗太る城下公園          と

ウ  馬の目に遊ぶ炎のさやかなり   抹茶金魚

    風にはためく元カレの背     ゆかり

   駅前に恋のギターを弾き続け      め

    冬めく指に星影を生む        魚

   牛乳をこぼしてからの四畳半      り

    アッフォガードに溶ける短夜     聡

   辺獄の月の涼しさかくあらむ      と

    水晶玉の隠さるる地下        め

   空耳は昨日の息の青さして       魚

    卒業式の練習の午後         り

   花ふぶく吹奏楽の熄みしあとも     聡

    鱒いただけば斑のうつくしき     と

ナオ 安宿に鼻の大きな客ばかり       め


 抹茶金魚さん、雑でお願いします。  

音階の巻 ナウ 挙句  投稿者:あんこ  投稿日:2020年 2月20日(木)17時23分18秒

  野遊の輪を広がる拍手 こ

春光へいま二人の進み

春夕焼へ深くお辞儀を


お捌きお願いします。  

直線の巻 ウ折端  投稿者:ゆかり  投稿日:2020年 2月20日(木)10時35分8秒

     直線を鱗と思ふ紀元節      ゆかりり

    鄙の入江の香る壺焼         聡

   うらうらと雲を欄間に刳りぬいて  ふもと

    僧侶と祖母の四方山話     瓦すずめ

   月影の沁みるばかりの大谷石      聡

    団栗太る城下公園          と

ウ  馬の目に遊ぶ炎のさやかなり   抹茶金魚

    風にはためく元カレの背     ゆかり

   駅前に恋のギターを弾き続け      め

    冬めく指に星影を生む        魚

   牛乳をこぼしてからの四畳半      り

    アッフォガードに溶ける短夜     聡

   辺獄の月の涼しさかくあらむ      と

    水晶玉の隠さるる地下        め

   空耳は昨日の息の青さして       魚

    卒業式の練習の午後         り

   花ふぶく吹奏楽の熄みしあとも     聡

    鱒いただけば斑のうつくしき     と

ナオ


 瓦すずめさん、春を離れ雑(ぞう。無季)でお願いします。


 

音階の巻 ナウ 花  投稿者:ゆかり  投稿日:2020年 2月19日(水)17時08分15秒

   陽子さん、ありがとうございます。これは一句目がいいでしょう。


   音階の下りてゆきたる寒暮かな    あんこ

    左手が打つ底冷えの底       ゆかり

   島影のやうやう白む舷に      くらげを

    翼ふるはす名も知らぬ鳥       れい

   月めざし友とジョギングするコース   遊凪

    早稲の香ゆるく揺れ淀みをり      梓

ウ  円墳のやうに盛られし菊膾       陽子

    やはらかき目の誘ふ次の間       こ

   かたかたと百の端末動きをり       り

    順に奥より始まる脱皮         を

   新月の梔子の香と大麻の香        い

    結んだ髪の浴衣連れにて        凪

   ここへきて遺書がどうのと揉めてゐる   梓

    シルデナフィルを過剰摂取し      子

   冴返る山と思へば君の腹         こ

    うす霞みをる注連縄と垂        り

   花すでに此の世の崎を昏うして      を

    バスは走れり街に帰らむ        い

ナオ 見学は灘界隈の酒の蔵          凪

    するする喉を滑る蘭鋳         梓

   国芳の化け猫つひに出てきたり      子

    果てなく続く闇の板塀         こ

   べからずの鳥居とべしのおみくじと    り

    取替へてみんふた心もて        を

   男装の姫に恋する内侍たち        い

    佳人の園に響く鈴の音         凪

   野に萩はこぼれて重き日の残り      梓

    バーレッスンの手すり冷ややか     子

   林檎食む同じ口もて秘密告ぐ       こ

    昼月透ける鰯雲なり          り

ナウ 旅いつもつづきのやうに始まりて     を

    降りつむ雪に記憶蔵はる        い

   パソコンのメモリ容量拡大し       凪

    しやつくりのまま過ごす閏日      梓

   豊かなる胸を隠せし花ごろも       子


 あんこさん、挙句をお願いします。春のおめでたい句で。



 

音階の巻  投稿者:陽子  投稿日:2020年 2月19日(水)16時36分48秒

  パソコンのメモリ容量拡大し     凪

 しやつくりのまま過ごす閏日    梓


豊かなる胸を隠せし花ごろも   陽子

レシートにぞろ目の並ぶ花の昼

東京二〇二〇花盛り


お捌きよろしくお願いいたします。  

直線の巻 ウ 花  投稿者:ゆかり  投稿日:2020年 2月18日(火)21時54分57秒

     直線を鱗と思ふ紀元節      ゆかりり

    鄙の入江の香る壺焼         聡

   うらうらと雲を欄間に刳りぬいて  ふもと

    僧侶と祖母の四方山話     瓦すずめ

   月影の沁みるばかりの大谷石      聡

    団栗太る城下公園          と

ウ  馬の目に遊ぶ炎のさやかなり   抹茶金魚

    風にはためく元カレの背     ゆかり

   駅前に恋のギターを弾き続け      め

    冬めく指に星影を生む        魚

   牛乳をこぼしてからの四畳半      り

    アッフォガードに溶ける短夜     聡

   辺獄の月の涼しさかくあらむ      と

    水晶玉の隠さるる地下        め

   空耳は昨日の息の青さして       魚

    卒業式の練習の午後         り

   花ふぶく吹奏楽の熄みしあとも     聡


 ふもとさん、もう一句、春の句を続けて下さい。  

音階の巻 ナウ4  投稿者:ゆかり  投稿日:2020年 2月18日(火)18時22分51秒

   梓さん、ありがとうございます。面白いものを持ってきましたね。明らかに2/29なのに春の季語として立項している歳時記はあるのかなあ。「過ごす」で頂きます。


   音階の下りてゆきたる寒暮かな    あんこ

    左手が打つ底冷えの底       ゆかり

   島影のやうやう白む舷に      くらげを

    翼ふるはす名も知らぬ鳥       れい

   月めざし友とジョギングするコース   遊凪

    早稲の香ゆるく揺れ淀みをり      梓

ウ  円墳のやうに盛られし菊膾       陽子

    やはらかき目の誘ふ次の間       こ

   かたかたと百の端末動きをり       り

    順に奥より始まる脱皮         を

   新月の梔子の香と大麻の香        い

    結んだ髪の浴衣連れにて        凪

   ここへきて遺書がどうのと揉めてゐる   梓

    シルデナフィルを過剰摂取し      子

   冴返る山と思へば君の腹         こ

    うす霞みをる注連縄と垂        り

   花すでに此の世の崎を昏うして      を

    バスは走れり街に帰らむ        い

ナオ 見学は灘界隈の酒の蔵          凪

    するする喉を滑る蘭鋳         梓

   国芳の化け猫つひに出てきたり      子

    果てなく続く闇の板塀         こ

   べからずの鳥居とべしのおみくじと    り

    取替へてみんふた心もて        を

   男装の姫に恋する内侍たち        い

    佳人の園に響く鈴の音         凪

   野に萩はこぼれて重き日の残り      梓

    バーレッスンの手すり冷ややか     子

   林檎食む同じ口もて秘密告ぐ       こ

    昼月透ける鰯雲なり          り

ナウ 旅いつもつづきのやうに始まりて     を

    降りつむ雪に記憶蔵はる        い

   パソコンのメモリ容量拡大し       凪

    しやつくりのまま過ごす閏日      梓


 陽子さん、花の座をお願いします。


 

音階の巻 ナウ4案  投稿者:梓  投稿日:2020年 2月18日(火)17時22分52秒

    降りつむ雪に記憶蔵はる    い

パソコンのメモリ容量拡大し    凪


しゃっくりのまま暮らす閏日 ※  梓

そろり駈け出す幻燈の馬


※暮らす?過ぎる?過ごす?やや迷っております。

よろしくお願い申し上げます。  

音階の巻 ナウ3  投稿者:ゆかり  投稿日:2020年 2月17日(月)14時39分35秒

   遊凪さん、ありがとうございます。抒情的な前句に対し、二句目が圧倒的に面白いのですね。記憶とメモリは同じなので障るといえば障るのですが、だからといってディスクかなにかにしてしまうと、意味内容でもろにかぶってしまいます。パソコンのメモリって、じつは記憶ではなくて今作業している場所だから、メモリ増設すれば高速化はできます。そのまま頂きます。


   音階の下りてゆきたる寒暮かな    あんこ

    左手が打つ底冷えの底       ゆかり

   島影のやうやう白む舷に      くらげを

    翼ふるはす名も知らぬ鳥       れい

   月めざし友とジョギングするコース   遊凪

    早稲の香ゆるく揺れ淀みをり      梓

ウ  円墳のやうに盛られし菊膾       陽子

    やはらかき目の誘ふ次の間       こ

   かたかたと百の端末動きをり       り

    順に奥より始まる脱皮         を

   新月の梔子の香と大麻の香        い

    結んだ髪の浴衣連れにて        凪

   ここへきて遺書がどうのと揉めてゐる   梓

    シルデナフィルを過剰摂取し      子

   冴返る山と思へば君の腹         こ

    うす霞みをる注連縄と垂        り

   花すでに此の世の崎を昏うして      を

    バスは走れり街に帰らむ        い

ナオ 見学は灘界隈の酒の蔵          凪

    するする喉を滑る蘭鋳         梓

   国芳の化け猫つひに出てきたり      子

    果てなく続く闇の板塀         こ

   べからずの鳥居とべしのおみくじと    り

    取替へてみんふた心もて        を

   男装の姫に恋する内侍たち        い

    佳人の園に響く鈴の音         凪

   野に萩はこぼれて重き日の残り      梓

    バーレッスンの手すり冷ややか     子

   林檎食む同じ口もて秘密告ぐ       こ

    昼月透ける鰯雲なり          り

ナウ 旅いつもつづきのやうに始まりて     を

    降りつむ雪に記憶蔵はる        い

   パソコンのメモリ容量拡大し       凪


 梓さん、早春か雑でお願いします。梓さんの次の陽子さんが花の座ですので、植物系は避けて下さい。


 

音階の巻 ナウ3案  投稿者:遊凪  投稿日:2020年 2月17日(月)12時39分15秒

  ナウ 旅いつもつづきのやうに始まりて     を

    降りつむ雪に記憶蔵はる        い


   彩放つ正倉院の宝物           凪

   パソコンのメモリ容量拡大し

   中国がゴホンと言へば皆ゴホン


 よろしくお願いします。  

訓み  投稿者:ゆかり  投稿日:2020年 2月16日(日)19時19分10秒

   ありがとうございます。  

訓み  投稿者:令  投稿日:2020年 2月16日(日)19時06分45秒

  はい、「しまはる」でお願いします。  

音階の巻 ナウ2  投稿者:ゆかり  投稿日:2020年 2月16日(日)15時45分1秒

   れいさん、ありがとうございます。二句目を頂きます。訓みは「しまはる」でよいですか。


   音階の下りてゆきたる寒暮かな    あんこ

    左手が打つ底冷えの底       ゆかり

   島影のやうやう白む舷に      くらげを

    翼ふるはす名も知らぬ鳥       れい

   月めざし友とジョギングするコース   遊凪

    早稲の香ゆるく揺れ淀みをり      梓

ウ  円墳のやうに盛られし菊膾       陽子

    やはらかき目の誘ふ次の間       こ

   かたかたと百の端末動きをり       り

    順に奥より始まる脱皮         を

   新月の梔子の香と大麻の香        い

    結んだ髪の浴衣連れにて        凪

   ここへきて遺書がどうのと揉めてゐる   梓

    シルデナフィルを過剰摂取し      子

   冴返る山と思へば君の腹         こ

    うす霞みをる注連縄と垂        り

   花すでに此の世の崎を昏うして      を

    バスは走れり街に帰らむ        い

ナオ 見学は灘界隈の酒の蔵          凪

    するする喉を滑る蘭鋳         梓

   国芳の化け猫つひに出てきたり      子

    果てなく続く闇の板塀         こ

   べからずの鳥居とべしのおみくじと    り

    取替へてみんふた心もて        を

   男装の姫に恋する内侍たち        い

    佳人の園に響く鈴の音         凪

   野に萩はこぼれて重き日の残り      梓

    バーレッスンの手すり冷ややか     子

   林檎食む同じ口もて秘密告ぐ       こ

    昼月透ける鰯雲なり          り

ナウ 旅いつもつづきのやうに始まりて     を

    降りつむ雪に記憶蔵はる        い


 遊凪さん、晩冬か雑でお願いします。

 

音階の巻  投稿者:令  投稿日:2020年 2月16日(日)11時09分26秒 編集済

      時のまにまに降りしきる雪       い

    降りつむ雪に記憶蔵はる


いかがでせうか。  

直線の巻 ウ10  投稿者:ゆかり  投稿日:2020年 2月15日(土)21時16分44秒 編集済

  付けます。


   直線を鱗と思ふ紀元節      ゆかりり

    鄙の入江の香る壺焼         聡

   うらうらと雲を欄間に刳りぬいて  ふもと

    僧侶と祖母の四方山話     瓦すずめ

   月影の沁みるばかりの大谷石      聡

    団栗太る城下公園          と

ウ  馬の目に遊ぶ炎のさやかなり   抹茶金魚

    風にはためく元カレの背     ゆかり

   駅前に恋のギターを弾き続け      め

    冬めく指に星影を生む        魚

   牛乳をこぼしてからの四畳半      り

    アッフォガードに溶ける短夜     聡

   辺獄の月の涼しさかくあらむ      と

    水晶玉の隠さるる地下        め

   空耳は昨日の息の青さして       魚

    卒業式の練習の午後         り


聡さん、花の座をお願いします。

 

直線の巻 ウ8  投稿者:ゆかり  投稿日:2020年 2月15日(土)14時23分53秒 編集済

   瓦すずめさん、ありがとうございます。


   直線を鱗と思ふ紀元節      ゆかりり

    鄙の入江の香る壺焼         聡

   うらうらと雲を欄間に刳りぬいて  ふもと

    僧侶と祖母の四方山話     瓦すずめ

   月影の沁みるばかりの大谷石      聡

    団栗太る城下公園          と

ウ  馬の目に遊ぶ炎のさやかなり   抹茶金魚

    風にはためく元カレの背     ゆかり

   駅前に恋のギターを弾き続け      め

    冬めく指に星影を生む        魚

   牛乳をこぼしてからの四畳半      り

    アッフォガードに溶ける短夜     聡

   辺獄の月の涼しさかくあらむ      と

    水晶玉の隠さるる地下        め


 抹茶金魚さん、雑か、季を入れるなら、11句目の花の座が近いので早春でお願いします。  

直線の巻 ウ7 夏月  投稿者:ゆかり  投稿日:2020年 2月15日(土)13時33分37秒 編集済

   ふもとさん、一句目の「辺獄の月」がすばらしいですね。「おもふ」は発句と障るのでちょっと変えて頂くことにします。


   直線を鱗と思ふ紀元節      ゆかりり

    鄙の入江の香る壺焼         聡

   うらうらと雲を欄間に刳りぬいて  ふもと

    僧侶と祖母の四方山話     瓦すずめ

   月影の沁みるばかりの大谷石      聡

    団栗太る城下公園          と

ウ  馬の目に遊ぶ炎のさやかなり   抹茶金魚

    風にはためく元カレの背     ゆかり

   駅前に恋のギターを弾き続け      め

    冬めく指に星影を生む        魚

   牛乳をこぼしてからの四畳半      り

    アッフォガードに溶ける短夜     聡

   辺獄の月の涼しさかくあらむ      と


 瓦すずめさん、夏を離れてお願いします。


 

音階の巻 ナウ1  投稿者:ゆかり  投稿日:2020年 2月15日(土)13時27分34秒

  くらげをさん、ありがとうございます。三句目の「見し人」という措辞にもかなり惹かれるのですが、名残裏へのしゅっとした気分を感じさせる一句目を頂きます。


   音階の下りてゆきたる寒暮かな    あんこ

    左手が打つ底冷えの底       ゆかり

   島影のやうやう白む舷に      くらげを

    翼ふるはす名も知らぬ鳥       れい

   月めざし友とジョギングするコース   遊凪

    早稲の香ゆるく揺れ淀みをり      梓

ウ  円墳のやうに盛られし菊膾       陽子

    やはらかき目の誘ふ次の間       こ

   かたかたと百の端末動きをり       り

    順に奥より始まる脱皮         を

   新月の梔子の香と大麻の香        い

    結んだ髪の浴衣連れにて        凪

   ここへきて遺書がどうのと揉めてゐる   梓

    シルデナフィルを過剰摂取し      子

   冴返る山と思へば君の腹         こ

    うす霞みをる注連縄と垂        り

   花すでに此の世の崎を昏うして      を

    バスは走れり街に帰らむ        い

ナオ 見学は灘界隈の酒の蔵          凪

    するする喉を滑る蘭鋳         梓

   国芳の化け猫つひに出てきたり      子

    果てなく続く闇の板塀         こ

   べからずの鳥居とべしのおみくじと    り

    取替へてみんふた心もて        を

   男装の姫に恋する内侍たち        い

    佳人の園に響く鈴の音         凪

   野に萩はこぼれて重き日の残り      梓

    バーレッスンの手すり冷ややか     子

   林檎食む同じ口もて秘密告ぐ       こ

    昼月透ける鰯雲なり          り

ナウ 旅いつもつづきのやうに始まりて     を


 れいさん、雪を降らせて下さい。  

直線の巻 ウ7案  投稿者:ふもと  投稿日:2020年 2月15日(土)10時27分9秒

  牛乳をこぼしてからの四畳半   り

 アッフォガードに溶ける短夜  聡


辺獄の月の涼しさかとおもふ

ほら吹きの鼻も涼しく月へ伸び

涼しさのけふは月にもおくれたり


あらためてよろしくお願いします。  

音階の巻 ナウ1  投稿者:くらげを  投稿日:2020年 2月15日(土)09時22分34秒

  林檎食む同じ口もて秘密告ぐ     こ

 昼月透ける鰯雲なり        り


旅いつもつづきのやうに始まりて   を

ゆるゆると堤を進む葬列を

見し人と峠に道を譲り合ふ


よろしくお願いします。  

直線の巻 ウ6  投稿者:ゆかり  投稿日:2020年 2月15日(土)00時06分16秒

     直線を鱗と思ふ紀元節      ゆかりり

    鄙の入江の香る壺焼         聡

   うらうらと雲を欄間に刳りぬいて  ふもと

    僧侶と祖母の四方山話     瓦すずめ

   月影の沁みるばかりの大谷石      聡

    団栗太る城下公園          と

ウ  馬の目に遊ぶ炎のさやかなり   抹茶金魚

    風にはためく元カレの背     ゆかり

   駅前に恋のギターを弾き続け      め

    冬めく指に星影を生む        魚

   牛乳をこぼしてからの四畳半      り

    アッフォガードに溶ける短夜     聡


 ではふもとさん、夏の月でお願いします。「夏の月」って文字通り書くのではなく、「月涼し」とか、夏の季語と組み合わせて月を出すとかでお願いします。  

直線の巻 ウ5  投稿者:ゆかり  投稿日:2020年 2月14日(金)22時33分41秒

  付けます。


   直線を鱗と思ふ紀元節      ゆかりり

    鄙の入江の香る壺焼         聡

   うらうらと雲を欄間に刳りぬいて  ふもと

    僧侶と祖母の四方山話     瓦すずめ

   月影の沁みるばかりの大谷石      聡

    団栗太る城下公園          と

ウ  馬の目に遊ぶ炎のさやかなり   抹茶金魚

    風にはためく元カレの背     ゆかり

   駅前に恋のギターを弾き続け      め

    冬めく指に星影を生む        魚

   牛乳をこぼしてからの四畳半      り


 お待たせしました。聡さん、お願いします。季を入れるなら夏でお願いします。雑(ぞう。無季)でも構いません。

 

音階の巻 ナオ12  投稿者:ゆかり  投稿日:2020年 2月14日(金)22時13分53秒

   鰯雲で付けます。


   音階の下りてゆきたる寒暮かな    あんこ

    左手が打つ底冷えの底       ゆかり

   島影のやうやう白む舷に      くらげを

    翼ふるはす名も知らぬ鳥       れい

   月めざし友とジョギングするコース   遊凪

    早稲の香ゆるく揺れ淀みをり      梓

ウ  円墳のやうに盛られし菊膾       陽子

    やはらかき目の誘ふ次の間       こ

   かたかたと百の端末動きをり       り

    順に奥より始まる脱皮         を

   新月の梔子の香と大麻の香        い

    結んだ髪の浴衣連れにて        凪

   ここへきて遺書がどうのと揉めてゐる   梓

    シルデナフィルを過剰摂取し      子

   冴返る山と思へば君の腹         こ

    うす霞みをる注連縄と垂        り

   花すでに此の世の崎を昏うして      を

    バスは走れり街に帰らむ        い

ナオ 見学は灘界隈の酒の蔵          凪

    するする喉を滑る蘭鋳         梓

   国芳の化け猫つひに出てきたり      子

    果てなく続く闇の板塀         こ

   べからずの鳥居とべしのおみくじと    り

    取替へてみんふた心もて        を

   男装の姫に恋する内侍たち        い

    佳人の園に響く鈴の音         凪

   野に萩はこぼれて重き日の残り      梓

    バーレッスンの手すり冷ややか     子

   林檎食む同じ口もて秘密告ぐ       こ

    昼月透ける鰯雲なり          り

ナウ


 名残裏です。ここからはしらふに返った感じで行きます。くらげをさん、雑でお願いします。  

直線の巻 ウ4  投稿者:ゆかり  投稿日:2020年 2月14日(金)18時50分12秒

     直線を鱗と思ふ紀元節      ゆかりり

    鄙の入江の香る壺焼         聡

   うらうらと雲を欄間に刳りぬいて  ふもと

    僧侶と祖母の四方山話     瓦すずめ

   月影の沁みるばかりの大谷石      聡

    団栗太る城下公園          と

ウ  馬の目に遊ぶ炎のさやかなり   抹茶金魚

    風にはためく元カレの背     ゆかり

   駅前に恋のギターを弾き続け      め

    冬めく指に星影を生む        魚


次は私です。  

音階の巻 ナオ11  投稿者:ゆかり  投稿日:2020年 2月14日(金)18時42分55秒

   あんこさん、ありがとうございます。やはり打越の「重き日」が難しいので、月を先送りしましょう。


   音階の下りてゆきたる寒暮かな    あんこ

    左手が打つ底冷えの底       ゆかり

   島影のやうやう白む舷に      くらげを

    翼ふるはす名も知らぬ鳥       れい

   月めざし友とジョギングするコース   遊凪

    早稲の香ゆるく揺れ淀みをり      梓

ウ  円墳のやうに盛られし菊膾       陽子

    やはらかき目の誘ふ次の間       こ

   かたかたと百の端末動きをり       り

    順に奥より始まる脱皮         を

   新月の梔子の香と大麻の香        い

    結んだ髪の浴衣連れにて        凪

   ここへきて遺書がどうのと揉めてゐる   梓

    シルデナフィルを過剰摂取し      子

   冴返る山と思へば君の腹         こ

    うす霞みをる注連縄と垂        り

   花すでに此の世の崎を昏うして      を

    バスは走れり街に帰らむ        い

ナオ 見学は灘界隈の酒の蔵          凪

    するする喉を滑る蘭鋳         梓

   国芳の化け猫つひに出てきたり      子

    果てなく続く闇の板塀         こ

   べからずの鳥居とべしのおみくじと    り

    取替へてみんふた心もて        を

   男装の姫に恋する内侍たち        い

    佳人の園に響く鈴の音         凪

   野に萩はこぼれて重き日の残り      梓

    バーレッスンの手すり冷ややか     子

   林檎食む同じ口もて秘密告ぐ       こ


次は私です。しばしお待ち下さい。あ、梓さん、「重き日」が悪いわけではなくて、むしろ差し替え難くよいからその位置にあるので、気にしないで下さい。

 

直線の巻 ウ3  投稿者:ゆかり  投稿日:2020年 2月14日(金)18時33分31秒

     直線を鱗と思ふ紀元節      ゆかりり

    鄙の入江の香る壺焼         聡

   うらうらと雲を欄間に刳りぬいて  ふもと

    僧侶と祖母の四方山話     瓦すずめ

   月影の沁みるばかりの大谷石      聡

    団栗太る城下公園          と

ウ  馬の目に遊ぶ炎のさやかなり   抹茶金魚

    風にはためく元カレの背     ゆかり

   駅前に恋のギターを弾き続け      め


 ふもとさんを一回飛ばして抹茶金魚さん、恋を離れて下さい。ここまで、春と秋だけで来ているので、夏か冬か雑(ぞう、無季)でお願いします。  

音階の巻 ナオ11  投稿者:あんこ  投稿日:2020年 2月14日(金)15時20分49秒

  満月へ少年ひとり差し出して こ

月光にくりぬかれたる湖へ

林檎食む同じ口もて秘密告ぐ


お捌きお願いします


 

直線の巻 ウ2  投稿者:ゆかり  投稿日:2020年 2月14日(金)12時58分15秒

  付けます。


   直線を鱗と思ふ紀元節      ゆかりり

    鄙の入江の香る壺焼         聡

   うらうらと雲を欄間に刳りぬいて  ふもと

    僧侶と祖母の四方山話     瓦すずめ

   月影の沁みるばかりの大谷石      聡

    団栗太る城下公園          と

ウ  馬の目に遊ぶ炎のさやかなり   抹茶金魚

    風にはためく元カレの背     ゆかり


 ではこの五人で回します。すでに二回付けている方を飛ばしながら膝送りで行き平準化します。瓦すずめさん、恋でお願いします。恋の場合、季語は入れなくていいです。


 

直線の巻 ウ1  投稿者:ゆかり  投稿日:2020年 2月14日(金)12時44分3秒

     直線を鱗と思ふ紀元節      ゆかりり

    鄙の入江の香る壺焼         聡

   うらうらと雲を欄間に刳りぬいて  ふもと

    僧侶と祖母の四方山話     瓦すずめ

   月影の沁みるばかりの大谷石      聡

    団栗太る城下公園          と

ウ  馬の目に遊ぶ炎のさやかなり   抹茶金魚


次は私が付けます。しばしお待ち下さい。

 

音階の巻 ナオ10  投稿者:ゆかり  投稿日:2020年 2月14日(金)12時31分4秒

  陽子さん、ありがとうございます。これは一句目がよいでしょう。打越の「佳人の園」に障るという人もいるかも知れませんが、新たな場面展開になっているので気にせず頂きます。


   音階の下りてゆきたる寒暮かな    あんこ

    左手が打つ底冷えの底       ゆかり

   島影のやうやう白む舷に      くらげを

    翼ふるはす名も知らぬ鳥       れい

   月めざし友とジョギングするコース   遊凪

    早稲の香ゆるく揺れ淀みをり      梓

ウ  円墳のやうに盛られし菊膾       陽子

    やはらかき目の誘ふ次の間       こ

   かたかたと百の端末動きをり       り

    順に奥より始まる脱皮         を

   新月の梔子の香と大麻の香        い

    結んだ髪の浴衣連れにて        凪

   ここへきて遺書がどうのと揉めてゐる   梓

    シルデナフィルを過剰摂取し      子

   冴返る山と思へば君の腹         こ

    うす霞みをる注連縄と垂        り

   花すでに此の世の崎を昏うして      を

    バスは走れり街に帰らむ        い

ナオ 見学は灘界隈の酒の蔵          凪

    するする喉を滑る蘭鋳         梓

   国芳の化け猫つひに出てきたり      子

    果てなく続く闇の板塀         こ

   べからずの鳥居とべしのおみくじと    り

    取替へてみんふた心もて        を

   男装の姫に恋する内侍たち        い

    佳人の園に響く鈴の音         凪

   野に萩はこぼれて重き日の残り      梓

    バーレッスンの手すり冷ややか     子


 あんこさん、月の座をお願いします。あ、打越に「重き日」があるので、難しい局面ではあります。月の座を先送りにするのでしたら晩秋っぽいものでお願いします。


 

音階の巻  投稿者:陽子  投稿日:2020年 2月14日(金)04時23分4秒

   佳人の園に響く鈴の音  凪

  野に萩はこぼれて重き日の残り  梓


バーレッスンの手すり冷ややか  陽子

燈火親しく現代語訳

雨の予報に蚯蚓鳴くらん


お捌きよろしくお願いいたします。  

直線の巻 6  投稿者:ゆかり  投稿日:2020年 2月14日(金)00時12分5秒 編集済

     直線を鱗と思ふ紀元節      ゆかりり

    鄙の入江の香る壺焼         聡

   うらうらと雲を欄間に刳りぬいて  ふもと

    僧侶と祖母の四方山話     瓦すずめ

   月影の沁みるばかりの大谷石      聡

    団栗太る城下公園          と


 ここからは暴れどころです。諧謔の限りを尽くして下さい。まずは秋の句をもう一句お願いします。どなたかもうひとり参加してくれるとありがたいです。  

直線の巻 月  投稿者:ゆかり  投稿日:2020年 2月13日(木)23時37分3秒

     直線を鱗と思ふ紀元節      ゆかりり

    鄙の入江の香る壺焼         聡

   うらうらと雲を欄間に刳りぬいて  ふもと

    僧侶と祖母の四方山話     瓦すずめ

   月影の沁みるばかりの大谷石      聡


 秋の句を続けて下さい。どなたか。  

直線の巻 4  投稿者:ゆかり  投稿日:2020年 2月13日(木)22時39分53秒

     直線を鱗と思ふ紀元節      ゆかりり

    鄙の入江の香る壺焼         聡

   うらうらと雲を欄間に刳りぬいて  ふもと

    僧侶と祖母の四方山話     瓦すずめ


 では次は月の座です。秋の月を詠んで下さい。どなたか。  

直線の巻 第三  投稿者:ゆかり  投稿日:2020年 2月13日(木)20時36分6秒

   建国記念の日に俳句自動生成ロボット「ゆかりり」の句に脇を付けてくれた方がいて、もう一巻まきます。


   直線を鱗と思ふ紀元節      ゆかりり

    鄙の入江の香る壺焼         聡

   うらうらと雲を欄間に刳りぬいて  ふもと


 「うらら」「うららか」は季語として歳時記に載っているけど、「うらうらと」はどうなのでしょうね。真っ先に浮かぶのは大伴家持の「うらうらに照れる春日にひばり上がり心悲しもひとりし思へば」ですが、折口信夫の『万葉集辞典』を見るとちょっと意外なことが書いてあります。曰く


うらうらに【遅々に】副詞。

日がのんびりとして容易に暮れぬ様子。ゆつくりと。のんびりと。後の人、麗をうらゝかと訓んで、麗日と遅日を混同してから、よく晴れた日と感ずる様になつたが、本集巻二十には、家持の春日遅々云々の文の後に「うらうらに照れる春日に(四二九二)」とある。「二月三月日遅々」をうらうらと訓んだ伝説から見ても、後期王朝の末、若しくは、武家時代の始めにも、遅々の意にうらうらを用ゐてゐたのである。


と。


 うららかだろうと遅々だろうと春には変わらないので、第三としてはこのまま行きます。


 四句目は雑で行きましょう。五句目が月の座で秋となります。どなたかお願いします。

 

ありがとうございます  投稿者:梓  投稿日:2020年 2月13日(木)18時54分7秒

  悩んだ甲斐がありほっとしております。皆様を(丸三日も!)お待たせして申し訳ありませんでした。  

音階の巻 ナオ9  投稿者:ゆかり  投稿日:2020年 2月13日(木)18時47分41秒

   梓さん、ありがとうございます。この二句目、付け合いを離れて独立した俳句として見ても、そうとういいです。くらげをさんの「花すでに此の世の崎を昏うして」があるのでどうしたものかと考えるのですが、離れているので気にせず行きましょう。


   音階の下りてゆきたる寒暮かな    あんこ

    左手が打つ底冷えの底       ゆかり

   島影のやうやう白む舷に      くらげを

    翼ふるはす名も知らぬ鳥       れい

   月めざし友とジョギングするコース   遊凪

    早稲の香ゆるく揺れ淀みをり      梓

ウ  円墳のやうに盛られし菊膾       陽子

    やはらかき目の誘ふ次の間       こ

   かたかたと百の端末動きをり       り

    順に奥より始まる脱皮         を

   新月の梔子の香と大麻の香        い

    結んだ髪の浴衣連れにて        凪

   ここへきて遺書がどうのと揉めてゐる   梓

    シルデナフィルを過剰摂取し      子

   冴返る山と思へば君の腹         こ

    うす霞みをる注連縄と垂        り

   花すでに此の世の崎を昏うして      を

    バスは走れり街に帰らむ        い

ナオ 見学は灘界隈の酒の蔵          凪

    するする喉を滑る蘭鋳         梓

   国芳の化け猫つひに出てきたり      子

    果てなく続く闇の板塀         こ

   べからずの鳥居とべしのおみくじと    り

    取替へてみんふた心もて        を

   男装の姫に恋する内侍たち        い

    佳人の園に響く鈴の音         凪

   野に萩はこぼれて重き日の残り      梓


 陽子さん、秋の句を続けて下さい。陽子さんの次のあんこさんが月の座となります。

 

音階の巻 ナオ9案再  投稿者:梓  投稿日:2020年 2月13日(木)18時37分39秒

  男装の姫に恋する内侍たち        い

 佳人の園に響く鈴の音         凪


蓼伏するほとりへ雨の絶ゆるなく     梓

野に萩はこぼれて重き日の残り


前句、何とはなしに体が重怠くなるような印象を受けまして、そちらで付けさせていただきました。よろしくお願いいたします。  

ううむ。  投稿者:ゆかり  投稿日:2020年 2月12日(水)19時37分4秒

  梓さん、ありがとうございます。

もっと人間界から遠いものをぽんと置いて、流れを切断できませんか。  

音階の巻 ナオ9案  投稿者:梓  投稿日:2020年 2月12日(水)19時06分5秒

  男装の姫に恋する内侍たち        い

 佳人の園に響く鈴の音         凪


色鳥の眼にバクラヴァの崩折れて     梓

まどろみは満ちて芭蕉に影重く


よろしくお願い申し上げます。  

音階の巻 ナオ8  投稿者:ゆかり  投稿日:2020年 2月10日(月)21時09分7秒

  遊凪さん、ありがとうございます。ううむ、文も夢も打越の心に障るような気がして、三句目を頂きたいのですが、上七と下七を入れ替えた方がどすんとくると思いますので、ちょっと直します。


   音階の下りてゆきたる寒暮かな    あんこ

    左手が打つ底冷えの底       ゆかり

   島影のやうやう白む舷に      くらげを

    翼ふるはす名も知らぬ鳥       れい

   月めざし友とジョギングするコース   遊凪

    早稲の香ゆるく揺れ淀みをり      梓

ウ  円墳のやうに盛られし菊膾       陽子

    やはらかき目の誘ふ次の間       こ

   かたかたと百の端末動きをり       り

    順に奥より始まる脱皮         を

   新月の梔子の香と大麻の香        い

    結んだ髪の浴衣連れにて        凪

   ここへきて遺書がどうのと揉めてゐる   梓

    シルデナフィルを過剰摂取し      子

   冴返る山と思へば君の腹         こ

    うす霞みをる注連縄と垂        り

   花すでに此の世の崎を昏うして      を

    バスは走れり街に帰らむ        い

ナオ 見学は灘界隈の酒の蔵          凪

    するする喉を滑る蘭鋳         梓

   国芳の化け猫つひに出てきたり      子

    果てなく続く闇の板塀         こ

   べからずの鳥居とべしのおみくじと    り

    取替へてみんふた心もて        を

   男装の姫に恋する内侍たち        い

    佳人の園に響く鈴の音         凪


 月の座が近づいて来ました。梓さん、初秋の叙景でお願いします。

 梓さん、お願いします。

 

音階の巻 ナオ8案  投稿者:遊凪  投稿日:2020年 2月10日(月)19時13分6秒

      取替へてみんふた心もて        を

   男装の姫に恋する内侍たち        い


    匂ひ袋に託す文々           凪

    紅ひく面は夢にくる面

    鈴の音響く麗人の園


 よろしくお願いします。  

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