2022年7月8日金曜日

掲示板過去ログ136

 2016年 8月28日(日)12時05分51秒から2016年 9月 9日(金)21時31分58秒まで。




踊り場の巻 脇  投稿者:ゆかり  投稿日:2016年 9月 9日(金)21時31分58秒

   あんこさん、いらっしゃいませ。


   踊り場に声の響きし九月かな あんこ

    鶫の目もて走る少年    ゆかり


 どなたか第三をお願いします。発句が秋なので月の座を繰り上げ、て止めでお願いします。  

 


 


初めまして  投稿者:あんこ  投稿日:2016年 9月 9日(金)13時36分57秒

  ゆかりさん、ご紹介頂きありがとうございました。

普段はみしみし第二にうろうろしている、

あんこと申します。

どうぞよろしくお願いいたします。


早速ですが、発句を出させて頂きます。

最近連句会に参加しはじめ、そちらでは二句くらい

出して捌きの方にお願いしているのですが、

同じ感じでよろしいでしょうか。ドキドキ(汗)

まだルールがよく分かっていないので、

おかしな句を詠んでもご容赦下さいませ~

それでは、お捌きを。


踊り場に声の響きし九月かな あんこ

吊革に手首の垂るる残暑かな あんこ


 

なるほど  投稿者:ゆかり  投稿日:2016年 9月 8日(木)22時42分2秒

  トスとスパイクですか。おのずと変化が出てこようというものです。


 さて、宴もたけなわではございますが、「みしみし第二」で大活躍中のあんこさんが、ついに連句にまで活動範囲を広げたと耳に致しました。ここで「お~い!」と呼んでみたら発句を頂けるかも知れません。それでは皆さん、ご一緒に。


お~い!  

待合せ場所に二人きり  投稿者:媚庵  投稿日:2016年 9月 8日(木)13時24分5秒

  >え、もしかしてデートのパターン?


これは確かにドキドキでありますね。


で、今回の大股歩きの感想ですが、私は短歌を日常的につくっておりますので、

五七五と七七をひとりでつくることには比較的慣れております。

とは言え、短歌一首と連句の二句とは勝手がちがいますので、

どのように次につないでいただくかは、意識しました。

発句と挙句を担当させていただくという栄えをいただきましたので、

短句→長句という付けは二回だけでした。

どちらも、短句はトスで長句は逸れ気味のぎりぎりストライクという思いで

つくりました。

バレーボールで一人が二回打てるような感じでしたので、

そんなくふうは多少できたつもりです。

通常の連句の、長短入れ替わりながらの、どこへ飛ぶかわからない面白さとは

また少しことなる、自分の番である程度場面をコントロールできるという

愉快さは感じておりました。


挙句はご存知のとおり、提出した素材をゆかりさんにみごとに料理していただき

感謝しております。

今後ともよろしくお願いいたします。  

なるほど。わかる。  投稿者:銀河  投稿日:2016年 9月 8日(木)01時55分16秒

  毎回のメンバーが少しづつ変わってゆくのが理想でしょう? 人員が固定しても、つまらないと思うし。


自由参加だからまよう時間も大事なのです。宿命だと思ってかくも長き不在には耐えてください。


何度も言うけど、このコンセプト、面白かったですよ。  

定量的把握  投稿者:ゆかり  投稿日:2016年 9月 8日(木)00時01分18秒

  ちなみに今回の時系列

媚庵さんの発句    2016年 8月15日(月)23時46分55秒

ゆかりの脇と第三   2016年 8月17日(水)00時52分58秒

銀河さんの四、五句目 2016年 8月19日(金)23時45分23秒


 この4日間ほどが堪えがたく長いんだってば。    

ふたりでおろおろ・・。  投稿者:銀河  投稿日:2016年 9月 7日(水)21時40分16秒

  ですか?おふたりのそういうところみてみたいものWW。あのお。その場合は「両吟」というやりかたがあるでしょう?これはこれで、いいものですよ。なんでもあり、じゃないのかな。ともかく、とくにここでは、実験精神が旺盛で、たのしいですよ。今回は、みなさんが言っているように挙句の型破りに俳諧味が横溢していて、さすがゆかりの捌きだと思いました。つぎに、ウラに入ってからの展開は、オトナのなむさんがはいってくださったので、どきどきはらはら・・、おもしろかったし。挙句への流れ方も悪くないな、と思いました。  

いえいえ  投稿者:ゆかり  投稿日:2016年 9月 7日(水)19時38分24秒

   主人は脇という鉄則は崩していないので、独吟にはならないのですが、今回の媚庵さんとのように、発句を置いて下さった方とおろおろすることになるのです。このあたり、待ち合わせ場所に二人しか来なくて、え、もしかしてデートのパターン?とどきどきするのとも似ています。  

絶望の虚妄なるは・・  投稿者:銀河  投稿日:2016年 9月 7日(水)11時19分34秒

  立ち上げの段階で集まりがよくないと絶望的に不安になりますが…」。


大丈夫ですよ、誰かが駆けつけます。

それに最後は独吟というテもあるし (^^♪。


絶望の虚妄なるは希望の虚妄なるに相同じい 魯迅。




 

挙句!  投稿者:七  投稿日:2016年 9月 7日(水)08時36分53秒

  素晴らしいですね!  

でこぼこ  投稿者:苑を  投稿日:2016年 9月 6日(火)23時11分56秒

  お捌き有難く。では、それでお願いします。  

それにしても  投稿者:ゆかり  投稿日:2016年 9月 6日(火)22時38分34秒

  何かを「本当にやってみよう」と思ったときに一緒にやってくれる人がいるというのは心強いです。立ち上げの段階で集まりがよくないと絶望的に不安になりますが…。  

拝復  投稿者:銀河  投稿日:2016年 9月 6日(火)22時27分55秒

  別にデメリットではなく、このやり方をする場合の特徴ですよね。


美意識が偏る、というのは、我々の場合は心配なかったですね。同感です。

塚本邦雄が個人の持ち味として、美への嗜好の強いところがあるし、カリスマ性も強いので、何人でやってもそうなったでしょうね。

ひとり二句続きというのは、じっさいは、前後に分断されて短歌形式の「57577」になってゆくために、三句の渡りではなくて、二句の関わりで順送りに進んでゆきます。


見直して見たら、短句はほとんどが、名詞か終始でおわっていて、心理的に二句で完結しようとした結果ではないかと。私なんか、花の辻のところはどちらも強い名詞止めにしてしまっていて、これはもうくずせないなあとすこし残念、反省点です。


それが悪いとか失敗とかいうのではなく。こういうことをためしてみてよかったとおもうのです。

むしろ、三句のわたりのペースで緩やかに転じられてながれていった景が、二句で重なり合っているので、三十六句ある中で作られる時空の密度が濃くなりますね。

そういう特徴が出てきたように思います。


「独吟性が刺激になる」というのは、たしかに。


 

銀河さんの質問  投稿者:ゆかり  投稿日:2016年 9月 6日(火)21時46分35秒

  Q:ゆかりさんは、この歌仙のメリットとデメリットについてどういう予想をお持ちでしたか?


A:予想はないです。角川の「俳句」8月号に掲載された高橋睦郎さん、鈴木獏さん、別所真紀子さんによる歌仙「をんな歳時記」を拝見して、同じ人が二句ずつ付けるという趣向にいたく興味を覚え、とにかく同じことをやってみたくなったのでした。全体としては複数人なのだから、ひとりの美意識で統一される懸念はまったく感じませんでした。全体は危惧しないけど、過程においては独吟姓があらたな刺激になるかな、くらいの乗りで始めています。  

穴の件  投稿者:ゆかり  投稿日:2016年 9月 6日(火)21時26分41秒

  苑をさんの穴の句の件ですが、以下でいかがでしょう。


ナオ また鍋を焦がして穴のふたつみつ           を



ナオ また鍋を焦がし凸凹でこぼこす            を


 読みは「オウトツ」でも「でこぼこ」でも読者に任せることとして、表記を変えた方が「また」が効くだろうというねらいがあると見られています。  

質問  投稿者:銀河  投稿日:2016年 9月 6日(火)15時37分36秒 編集済

  ひとり二句続き、のルールは、皆さんもそうだったように、私にもおもしろくかつしんどかったのです。ゆかりさんは、この歌仙のメリットとデメリットについてどういう予想をお持ちでしたか?


ひとつに、「独吟のあじわい」とおっしゃいましたが・・。

私は、流れ方や場面転換として、どうやって一句一句が言葉の世界としては別物であるか、ということに腐心しました。でも、次に付けねばなりませんから、これはそうとう第三者的視線というか自己客体化が必要で、自分を消すことのムヅカしさがありました。


思うに、この歌仙は、言葉の作品としては、やはり、独吟的落ち着きを壊した、ゆかりさんのさいごの冒険が効いています。


塚本邦雄の独吟は、正直いってつまらない。式目はちゃんとしているし、語彙は豊富ですが、ひとりの美意識で統一されすぎて単調になっています。



媚庵さんの達成感はどういうものでしたか?

短歌人からもっと詳しい感想がうかがいたく・・。

 

祝・満尾  投稿者:苑を  投稿日:2016年 9月 6日(火)11時21分4秒 編集済

  素晴らしい挙句ですね。


連衆のみなさま、ありがとうございました。

お捌き、お疲れ様でした。


二句続けては本当に難儀でした。

全体が見えなくなって「あれこれ」反省しきりです。


また鍋を焦がして穴のふたつみつ


前に 天の穴 があったんですね。


穴を凹に変える とか。焦がし凸凹凸凹す とか。ダメかな。          

おめでとうございます。  投稿者:なむ。  投稿日:2016年 9月 6日(火)08時52分32秒

  帰去来兮吹東風(かへりなむいざこちにふかれて)  庵

感服。二度と使えない大技。だけど、どっかで使おうっと。


祝、満尾。

 

う~む  投稿者:まにょん  投稿日:2016年 9月 5日(月)23時32分55秒 編集済

  なんだか突然の召集、死にそうな気分でついて行きました。

終わってみれば、けっこう楽しんだのかもしれないとは思いますが、

七七、五七五と二句付けるのは辛かった。一回ズルしました:笑

ゆかりさんの捌きに助けられたようです。

それにしても挙句の漢文には驚嘆です!  

満尾おめでとうございます。  投稿者:銀河  投稿日:2016年 9月 5日(月)23時15分49秒

  この歌仙の期間、伯耆大山の山奥へ避暑、境港日本海の水木しげる妖怪わーるど。松山の法事、瀬戸大橋下の沙弥島の無人の浜辺・・と、二回の家族旅行。ゆく先々で異文化に直面する旅をしました。出会う人が古くからの知り合いばかりなので、めまぐるしい記憶が交錯して、まさに「大股歩き、記憶あれこれ、氾濫歌仙」の旅でした。

帰宅したら、これが進んでいるというのがまたいい感じでした。


短歌を逆にしたような作り方、やはりとまどいましたが、いい経験でした。一人が二句つづけると、そこで、方向が決まってしまうようで、それだけが気にかかりました。

漢文調のおわりかたがすっきりしていて、感傷におぼれることなくしんみりとここちよくなりました、発句提案者の媚庵さんと捌きのゆかりさんが息を合わせた粋な計らいだと思います。


 高橋睦郎、別所真紀子、鈴木漠さんたちも、意外な反応にお喜びでしょう。みなさま、どうもありがとうございました。  

満尾御礼  投稿者:媚庵  投稿日:2016年 9月 5日(月)22時09分52秒

  蓮衆のみなさま、お疲れ様でした。

七七を先につくって、それに五七五を付けるのはコロンブスの卵的な新鮮な体験でした。

ゆかり様、お捌きありがとうございます。  

あれこれ  投稿者:ゆかり  投稿日:2016年 9月 5日(月)21時25分7秒 編集済

   おっ、この際、漢文表記にしちゃいましょう。


    六吟大股歩き歌仙 あれこれの巻


   戦争の記憶あれこれ残暑かな            媚庵

    新聞紙にて包む枝豆              ゆかり

   もうひとつ月の出てゐる国にゐて           り

    ゴールドラッシュの夢を見しまま         銀河

   鉄橋を越えトンネルの次が駅             河

    味噌汁付の大盛カレー              苑を

ウ  昼どきのATMの長蛇に尾              を

    絵文字で誘ふ今宵の逢瀬           まにょん

   わ印の変はつた体位ためしたり            ん

    デザート代りに茶臼差し出す           なむ

   たけなはの二階見上げる聖家族            む

    天の穴から雪がこぼれる              庵

   おでん煮る鍋につみれを追加して           庵

    頬に傷ある漢文教師                り

   うららかに喇叭の音は風に乗り            り

    一反もめんのなびく春虹              河

   信号の青たしかめる花の辻              河

    爆裂音と高き火柱                 を

ナオ また鍋を焦がし凸凹でこぼこす            を

    金釘流の父の詫び状                ん

   棟梁は元ヤンキーでラップ好き            ん

    ニッカボッカーウッドペッカー           む

   虚と実のカルテを重ね迷ふらむ            む

    古き映画の田宮二郎よ               庵

   県庁の前の噴水工事終え               庵

    何度も色が変はるゆふぐれ             り

   口切りの酒逆鱗にふさはしき             り

    龍潜むてふ淵に水の輪               を

   きつと来るバイクに乗つて月の使者          を

    拳銃二丁秋野に埋める               ん

ナウ 錆ついた翅ふるはせて鳴く虫も            ん

    値踏みできないがらくたの山            河

   流木にいまはゆだねる身の行方            河

    けふ点々と畦火遠野火               む

   西行の花も世阿弥の花も散り             む

    帰去来兮吹東風(かへりなむいざこちにふかれて)  庵


起首:2016年 8月15日(月)

満尾:2016年 9月 5日(月)

捌き:ゆかり


 これにて満尾とします。発句は終戦記念日に頂いたのでした。皆様、しばしご歓談下さい。  

あれこれ・挙句  投稿者:媚庵  投稿日:2016年 9月 5日(月)20時56分51秒

     けふ点々と畦火遠野火        む

   西行の花も世阿弥の花も散り      む


    帰去来東風に吹かれて        庵


「かへりなむいざこちにふかれて」と読むのではいかがでしょうか?

再再考も厭いませんので、お捌きください。


 

再考  投稿者:媚庵  投稿日:2016年 9月 5日(月)20時22分35秒

  わかりました。再考してみます。

 

ううむ  投稿者:ゆかり  投稿日:2016年 9月 5日(月)20時06分44秒

  そうですね。発句が戦争で挙句が平和というのも調和なのですが、あえてシンメトリーを崩してみたいところでもあります。「平和」と言わずに平和を詠んで挙句とするというのはいかがでしょう。  

あれこれ・挙句 訂正  投稿者:媚庵  投稿日:2016年 9月 5日(月)13時08分4秒

  挙句は「春」ということをうっかりしておりました。

訂正いたします。


 ゆびさきに蝶地には平和を  庵



いかがでしょうか?  

あれこれ・挙句  投稿者:媚庵  投稿日:2016年 9月 5日(月)13時02分36秒

  ついに挙句ですね。


 くちびるに歌地には平和を   庵



いかがでしょうか?

 

あれこれ  投稿者:ゆかり  投稿日:2016年 9月 4日(日)16時39分6秒

   なむさん、どうも。あれこれと並べまくりましたね。


   戦争の記憶あれこれ残暑かな     媚庵

    新聞紙にて包む枝豆       ゆかり

   もうひとつ月の出てゐる国にゐて    り

    ゴールドラッシュの夢を見しまま  銀河

   鉄橋を越えトンネルの次が駅      河

    味噌汁付の大盛カレー       苑を

ウ  昼どきのATMの長蛇に尾       を

    絵文字で誘ふ今宵の逢瀬    まにょん

   わ印の変はつた体位ためしたり     ん

    デザート代りに茶臼差し出す    なむ

   たけなはの二階見上げる聖家族     む

    天の穴から雪がこぼれる       庵

   おでん煮る鍋につみれを追加して    庵

    頬に傷ある漢文教師         り

   うららかに喇叭の音は風に乗り     り

    一反もめんのなびく春虹       河

   信号の青たしかめる花の辻       河

    爆裂音と高き火柱          を

ナオ また鍋を焦がして穴のふたつみつ    を

    金釘流の父の詫び状         ん

   棟梁は元ヤンキーでラップ好き     ん

    ニッカボッカーウッドペッカー    む

   虚と実のカルテを重ね迷ふらむ     む

    古き映画の田宮二郎よ        庵

   県庁の前の噴水工事終え        庵

    何度も色が変はるゆふぐれ      り

   口切りの酒逆鱗にふさはしき      り

    龍潜むてふ淵に水の輪        を

   きつと来るバイクに乗つて月の使者   を

    拳銃二丁秋野に埋める        ん

ナウ 錆ついた翅ふるはせて鳴く虫も     ん

    値踏みできないがらくたの山     河

   流木にいまはゆだねる身の行方     河

    けふ点々と畦火遠野火        む

   西行の花も世阿弥の花も散り      む


 媚庵さん、挙句をお願いします。

 

あれこれ34,35  投稿者:なむ。  投稿日:2016年 9月 4日(日)16時21分9秒 編集済

     戦争の記憶あれこれ残暑かな     媚庵

    新聞紙にて包む枝豆       ゆかり

   もうひとつ月の出てゐる国にゐて    り

    ゴールドラッシュの夢を見しまま  銀河

   鉄橋を越えトンネルの次が駅      河

    味噌汁付の大盛カレー       苑を

ウ  昼どきのATMの長蛇に尾       を

    絵文字で誘ふ今宵の逢瀬    まにょん

   わ印の変はつた体位ためしたり     ん

    デザート代りに茶臼差し出す    なむ

   たけなはの二階見上げる聖家族     む

    天の穴から雪がこぼれる       庵

   おでん煮る鍋につみれを追加して    庵

    頬に傷ある漢文教師         り

   うららかに喇叭の音は風に乗り     り

    一反もめんのなびく春虹       河

   信号の青たしかめる花の辻       河

    爆裂音と高き火柱          を

ナオ また鍋を焦がして穴のふたつみつ    を

    金釘流の父の詫び状         ん

   棟梁は元ヤンキーでラップ好き     ん

    ニッカボッカーウッドペッカー    む

   虚と実のカルテを重ね迷ふらむ     む

    古き映画の田宮二郎よ        庵

   県庁の前の噴水工事終え        庵

    何度も色が変はるゆふぐれ      り

   口切りの酒逆鱗にふさはしき      り

    龍潜むてふ淵に水の輪        を

   きつと来るバイクに乗つて月の使者   を

    拳銃二丁秋野に埋める        ん

ナウ 錆ついた翅ふるはせて鳴く虫も     ん

    値踏みできないがらくたの山     河

   流木にいまはゆだねる身の行方     河

    けふ点々と畦火遠野火        む

   西行の花も世阿弥の花も散り      む


お捌きを。


 

あれこれ  投稿者:ゆかり  投稿日:2016年 9月 3日(土)22時40分21秒

   どうも。


   戦争の記憶あれこれ残暑かな     媚庵

    新聞紙にて包む枝豆       ゆかり

   もうひとつ月の出てゐる国にゐて    り

    ゴールドラッシュの夢を見しまま  銀河

   鉄橋を越えトンネルの次が駅      河

    味噌汁付の大盛カレー       苑を

ウ  昼どきのATMの長蛇に尾       を

    絵文字で誘ふ今宵の逢瀬    まにょん

   わ印の変はつた体位ためしたり     ん

    デザート代りに茶臼差し出す    なむ

   たけなはの二階見上げる聖家族     む

    天の穴から雪がこぼれる       庵

   おでん煮る鍋につみれを追加して    庵

    頬に傷ある漢文教師         り

   うららかに喇叭の音は風に乗り     り

    一反もめんのなびく春虹       河

   信号の青たしかめる花の辻       河

    爆裂音と高き火柱          を

ナオ また鍋を焦がして穴のふたつみつ    を

    金釘流の父の詫び状         ん

   棟梁は元ヤンキーでラップ好き     ん

    ニッカボッカーウッドペッカー    む

   虚と実のカルテを重ね迷ふらむ     む

    古き映画の田宮二郎よ        庵

   県庁の前の噴水工事終え        庵

    何度も色が変はるゆふぐれ      り

   口切りの酒逆鱗にふさはしき      り

    龍潜むてふ淵に水の輪        を

   きつと来るバイクに乗つて月の使者   を

    拳銃二丁秋野に埋める        ん

ナウ 錆ついた翅ふるはせて鳴く虫も     ん

    値踏みできないがらくたの山     河

   流木にいまはゆだねる身の行方     河


 なむさん、春の句をお願いします。長句が花の座です。

 

あれこれ  投稿者:銀河  投稿日:2016年 9月 3日(土)22時17分23秒

  よんどころない縁にながされ、あちこちあれこれ、忙しいけど家族的には話題豊かな夏でした。


ソーカツってところでしょうか。ともかく、よろしく、おさばきください。



    値踏みできないがらくたの山     河

   流木にいまはゆだねる身の行方     河  

そうか  投稿者:まにょん  投稿日:2016年 9月 3日(土)18時57分37秒

  「龍淵に潜む」って秋の季語なのですね。知らなかった。

秋が四句続いてしまった。すみません。

花の文字、安易に使ってはいけませんね。反省。  

あれこれ  投稿者:ゆかり  投稿日:2016年 9月 3日(土)17時32分3秒

  苑をさんが貼ってくれたの、小編成で味がありますね。

まにょんさんの、花の座ではないところに「花」の字を使いたくないので、「秋野」にします。もっといい案があれば言って下さい。


   戦争の記憶あれこれ残暑かな     媚庵

    新聞紙にて包む枝豆       ゆかり

   もうひとつ月の出てゐる国にゐて    り

    ゴールドラッシュの夢を見しまま  銀河

   鉄橋を越えトンネルの次が駅      河

    味噌汁付の大盛カレー       苑を

ウ  昼どきのATMの長蛇に尾       を

    絵文字で誘ふ今宵の逢瀬    まにょん

   わ印の変はつた体位ためしたり     ん

    デザート代りに茶臼差し出す    なむ

   たけなはの二階見上げる聖家族     む

    天の穴から雪がこぼれる       庵

   おでん煮る鍋につみれを追加して    庵

    頬に傷ある漢文教師         り

   うららかに喇叭の音は風に乗り     り

    一反もめんのなびく春虹       河

   信号の青たしかめる花の辻       河

    爆裂音と高き火柱          を

ナオ また鍋を焦がして穴のふたつみつ    を

    金釘流の父の詫び状         ん

   棟梁は元ヤンキーでラップ好き     ん

    ニッカボッカーウッドペッカー    む

   虚と実のカルテを重ね迷ふらむ     む

    古き映画の田宮二郎よ        庵

   県庁の前の噴水工事終え        庵

    何度も色が変はるゆふぐれ      り

   口切りの酒逆鱗にふさはしき      り

    龍潜むてふ淵に水の輪        を

   きつと来るバイクに乗つて月の使者   を

    拳銃二丁秋野に埋める        ん

ナウ 錆ついた翅ふるはせて鳴く虫も     ん


 では銀河さん、秋を離れてお願いします。ちなみに「龍淵に潜む」も秋の季語なので、秋は四句続きました。



 

これこれ  投稿者:苑を  投稿日:2016年 9月 3日(土)10時40分33秒

  月ではなく花の映像ですけど、猫がなんとも。

https://www.youtube.com/watch?v=q8M97eQoKCI  

あれこれ  投稿者:まにょん  投稿日:2016年 9月 3日(土)07時40分40秒

      ニッカボッカーウッドペッカー    む

   虚と実のカルテを重ね迷ふらむ     む

    古き映画の田宮二郎よ        庵

   県庁の前の噴水工事終え        庵

    何度も色が変はるゆふぐれ      り

   口切りの酒逆鱗にふさはしき      り

    龍潜むてふ淵に水の輪        を

   きつと来るバイクに乗つて月の使者   を


    拳銃二丁花野に埋める        ん

   錆ついた翅ふるはせて鳴く虫も     ん


二丁ではなく、二挺が正しいそうですが、感じとしては丁かなと。

お捌きください。  

あれこれ  投稿者:ゆかり  投稿日:2016年 9月 2日(金)23時57分39秒

   ううむ、♪月光仮面が来ないのとあの娘が電話かけてきた、を思い出したりもします。


   戦争の記憶あれこれ残暑かな     媚庵

    新聞紙にて包む枝豆       ゆかり

   もうひとつ月の出てゐる国にゐて    り

    ゴールドラッシュの夢を見しまま  銀河

   鉄橋を越えトンネルの次が駅      河

    味噌汁付の大盛カレー       苑を

ウ  昼どきのATMの長蛇に尾       を

    絵文字で誘ふ今宵の逢瀬    まにょん

   わ印の変はつた体位ためしたり     ん

    デザート代りに茶臼差し出す    なむ

   たけなはの二階見上げる聖家族     む

    天の穴から雪がこぼれる       庵

   おでん煮る鍋につみれを追加して    庵

    頬に傷ある漢文教師         り

   うららかに喇叭の音は風に乗り     り

    一反もめんのなびく春虹       河

   信号の青たしかめる花の辻       河

    爆裂音と高き火柱          を

ナオ また鍋を焦がして穴のふたつみつ    を

    金釘流の父の詫び状         ん

   棟梁は元ヤンキーでラップ好き     ん

    ニッカボッカーウッドペッカー    む

   虚と実のカルテを重ね迷ふらむ     む

    古き映画の田宮二郎よ        庵

   県庁の前の噴水工事終え        庵

    何度も色が変はるゆふぐれ      り

   口切りの酒逆鱗にふさはしき      り

    龍潜むてふ淵に水の輪        を

   きつと来るバイクに乗つて月の使者   を


 ではまにょんさん、お願いします。

 

あれこれ(再)  投稿者:苑を  投稿日:2016年 9月 2日(金)20時26分4秒

  取り替えましたが、如何でしょうか。お捌きを。


ナオ また鍋を焦がして穴のふたつみつ    を

    金釘流の父の詫び状         ん

   棟梁は元ヤンキーでラップ好き     ん

    ニッカボッカーウッドペッカー    む

   虚と実のカルテを重ね迷ふらむ     む

    古き映画の田宮二郎よ        庵

   県庁の前の噴水工事終え        庵

    何度も色が変はるゆふぐれ      り

   口切りの酒逆鱗にふさはしき      り

    龍潜むてふ淵に水の輪        を

   きつと来るバイクに乗つて月の使者   を

 

それそれ  投稿者:ゆかり  投稿日:2016年 9月 2日(金)14時16分47秒

  一句目も前句「酒」に「鮭」ですか、みたいなところがあるので、全とっかえしましょう。


 

あれあれ  投稿者:苑を  投稿日:2016年 9月 2日(金)14時03分8秒

  七七ときて、五七七ではありませんか。

出直します。しばしのご猶予を。

 

あれこれ  投稿者:苑を  投稿日:2016年 9月 2日(金)09時33分34秒

      手負ひの鮭となりてものぼり     を

   月光につつまれてゐる産声の家     を


エッもうですか! お捌き下さい。

 

あれこれ  投稿者:ゆかり  投稿日:2016年 9月 1日(木)23時24分21秒

   いい感じです。


   戦争の記憶あれこれ残暑かな     媚庵

    新聞紙にて包む枝豆       ゆかり

   もうひとつ月の出てゐる国にゐて    り

    ゴールドラッシュの夢を見しまま  銀河

   鉄橋を越えトンネルの次が駅      河

    味噌汁付の大盛カレー       苑を

ウ  昼どきのATMの長蛇に尾       を

    絵文字で誘ふ今宵の逢瀬    まにょん

   わ印の変はつた体位ためしたり     ん

    デザート代りに茶臼差し出す    なむ

   たけなはの二階見上げる聖家族     む

    天の穴から雪がこぼれる       庵

   おでん煮る鍋につみれを追加して    庵

    頬に傷ある漢文教師         り

   うららかに喇叭の音は風に乗り     り

    一反もめんのなびく春虹       河

   信号の青たしかめる花の辻       河

    爆裂音と高き火柱          を

ナオ また鍋を焦がして穴のふたつみつ    を

    金釘流の父の詫び状         ん

   棟梁は元ヤンキーでラップ好き     ん

    ニッカボッカーウッドペッカー    む

   虚と実のカルテを重ね迷ふらむ     む

    古き映画の田宮二郎よ        庵

   県庁の前の噴水工事終え        庵

    何度も色が変はるゆふぐれ      り

   口切りの酒逆鱗にふさはしき      り


 銀河さんは初折裏で花の座だったので、飛ばします。苑をさん、秋の句で長句が月の座です。

 

あれこれ・長句  投稿者:媚庵  投稿日:2016年 9月 1日(木)22時20分39秒

        棟梁は元ヤンキーでラップ好き     ん

    ニッカボッカーウッドペッカー    む

   虚と実のカルテを重ね迷ふらむ     む

    古き映画の田宮二郎よ        庵

   県庁の前の噴水工事終え        庵


つくりなおしました。いかがでしょうか?

       

ううむ  投稿者:ゆかり  投稿日:2016年 9月 1日(木)20時45分58秒

  『白い巨塔』の田宮二郎まではいいのですが、ずっと人事が続いているので、長句はもう少し転じませんか。  

あれこれ  投稿者:媚庵  投稿日:2016年 9月 1日(木)20時19分36秒

     棟梁は元ヤンキーでラップ好き     ん

    ニッカボッカーウッドペッカー    む

   虚と実のカルテを重ね迷ふらむ     む

    古き映画の田宮二郎よ        庵

   梅雨晴間田舎芸者が吐息して      庵


いかがなものでしょうか? お捌きください。


 

あれこれ  投稿者:ゆかり  投稿日:2016年 8月29日(月)12時10分48秒

  なむさん、どうも。苦しうない、苦しうない。媚庵さん、お願いします。  

あれこれ22、23。  投稿者:なむ。  投稿日:2016年 8月29日(月)11時23分50秒

     戦争の記憶あれこれ残暑かな     媚庵

    新聞紙にて包む枝豆       ゆかり

   もうひとつ月の出てゐる国にゐて    り

    ゴールドラッシュの夢を見しまま  銀河

   鉄橋を越えトンネルの次が駅      河

    味噌汁付の大盛カレー       苑を

ウ  昼どきのATMの長蛇に尾       を

    絵文字で誘ふ今宵の逢瀬    まにょん

   わ印の変はつた体位ためしたり     ん

    デザート代りに茶臼差し出す    なむ

   たけなはの二階見上げる聖家族     む

    天の穴から雪がこぼれる       庵

   おでん煮る鍋につみれを追加して    庵

    頬に傷ある漢文教師         り

   うららかに喇叭の音は風に乗り     り

    一反もめんのなびく春虹       河

   信号の青たしかめる花の辻       河

    爆裂音と高き火柱          を

ナオ また鍋を焦がして穴のふたつみつ    を

    金釘流の父の詫び状         ん

   棟梁は元ヤンキーでラップ好き     ん

    ニッカボッカーウッドペッカー    む

   虚と実のカルテを重ね迷ふらむ     む


ちと苦しいか、お捌きを。。。


   

はい  投稿者:ゆかり  投稿日:2016年 8月28日(日)19時59分11秒

  ではなむさん、続けて下さい。  

あれこれ  投稿者:まにょん  投稿日:2016年 8月28日(日)15時34分18秒

      デザート代りに茶臼差し出す    なむ

   たけなはの二階見上げる聖家族     む

    天の穴から雪がこぼれる       庵

   おでん煮る鍋につみれを追加して    庵

    頬に傷ある漢文教師         り

   うららかに喇叭の音は風に乗り     り

    一反もめんのなびく春虹       河

   信号の青たしかめる花の辻       河

    爆裂音と高き火柱          を

ナオ また鍋を焦がして穴のふたつみつ    を



    金釘流の父の詫び状         ん

   棟梁は元ヤンキーでラップ好き     ん


お捌きください。  

は~い  投稿者:まにょん  投稿日:2016年 8月28日(日)13時08分22秒

  二句、しばしお待ちを。  

あれこれ  投稿者:ゆかり  投稿日:2016年 8月28日(日)12時05分51秒

   苑をさん、どうも。今回の場合なにをやっても発句「戦争の記憶」に吸い寄せられるところがあって、拙句「頬に傷ある漢文教師」もそうなんですが、難しいところがありますよね。開き直って行きましょう。


   戦争の記憶あれこれ残暑かな     媚庵

    新聞紙にて包む枝豆       ゆかり

   もうひとつ月の出てゐる国にゐて    り

    ゴールドラッシュの夢を見しまま  銀河

   鉄橋を越えトンネルの次が駅      河

    味噌汁付の大盛カレー       苑を

ウ  昼どきのATMの長蛇に尾       を

    絵文字で誘ふ今宵の逢瀬    まにょん

   わ印の変はつた体位ためしたり     ん

    デザート代りに茶臼差し出す    なむ

   たけなはの二階見上げる聖家族     む

    天の穴から雪がこぼれる       庵

   おでん煮る鍋につみれを追加して    庵

    頬に傷ある漢文教師         り

   うららかに喇叭の音は風に乗り     り

    一反もめんのなびく春虹       河

   信号の青たしかめる花の辻       河

    爆裂音と高き火柱          を

ナオ また鍋を焦がして穴のふたつみつ    を


 まにょんさん、お願いします。ずるしないで二句ずつ出して下さい。

 


0 件のコメント:

コメントを投稿