2022年7月9日土曜日

掲示板過去ログ197

 2020年10月 5日(月)09時37分50秒から2020年10月12日(月)23時17分59秒まで。




ニウ9  投稿者:火尖  投稿日:2020年10月12日(月)23時17分59秒

   身に着ける学校指定の網タイツ     月

 負けてばかりのジュースじやんけん  槐


脆き月欲してナイトプールに来

月光の脆きを水着等が踊る


どうかなー

 

 

 

鯊天の巻 二ウ8  投稿者:ゆかり  投稿日:2020年10月12日(月)18時34分28秒

   槐さん、ありがとうございます。体言止めが続くのを避けるための倒置だとは思いますが、戻してから頂くことにします。


   鯊天の朱字に惹かれて引戸かな とつかあ太

    黙々と呑む関取の背       ゆかり

   犬が行き荷車が行き秋深み      媚庵

    通りすがりにふれる楠       桐子

   羚羊ら裸婦の如きに怠けたる     四羽

    ぐるぐる回る磁石の針が     ゆらぎ

   指し示す立待月の三陰交       葉月

    十日の菊を出窓に飾る        槐

ウ  色鳥に紛れ散髪してゐたり      火尖

    アニメ声なるラジオDJ       太

   大陸の帽子でガラス越しに笑む     り

    復員兵は瀬島龍三          庵

   満水のダム湖にねむる綴じ暦      子

    陸の蛸ならジルバが得意       羽

   枕絵の女となつてまなこ閉づ      ぎ

    甘き誘ひの開く口元         月

   ガルウイングのベンツの抱く朧月    槐

    野焼き帰りの貌の男等        尖

   花守と呼ばるるにまだ若すぎて     太

    戦を知らぬ長き髪の毛        り

   汗吹きてざくざくと行く羅生門     庵

    顎までずらすガーゼのマスク     子

二オ 大統領咳のはづみにポチッとな     羽

    「いいね」ひとつに怯む総書記    ぎ

   兄上と呼ばれ背筋を駆けるもの     月

    ろくろつ首の抜衣紋へと       槐

   折紙の余りに折紙の匂ひ        尖

    風やはらかく揺るるカーテン     太

   木洩れ日に窓といふ窓開け放ち     り

    三年生が吹くリコーダー       庵

   ありふれた写真を流れ出るボレロ    子

    裸足のままで走る国道        羽

   御百度のさなかに猿が乱入し      ぎ

    バッハ会長夢見るやうに       月

   聖火台に聖火こほらせ月のあを     槐

    皆がやさしく磨く猟銃        尖

二ウ 均等に切り分くることなら得意     太

    巴里から届く手紙数通        り

   黄砂降り不破写真館閉館す       庵

    蒲公英色の初代ビートル       子

   丸眼鏡拭いて悪役春惜しむ       羽

    やがて薬の効いてくる頃       ぎ

   身に着ける学校指定の網タイツ     月

    負けてばかりのジュースじやんけん  槐


 火尖さん、夏の月でお願いします。



 

ニウ8  投稿者:田中槐  投稿日:2020年10月12日(月)16時04分53秒

     やがて薬の効いてくる頃       ぎ

   身に着ける学校指定の網タイツ     月


  ジュースじやんけん負けてばかりの   槐


すみません、青春ぽいの考えてたら手垢まみれなのしか出てこず。

これから出かけるので、だめだったらまた帰って考えます。


 

鯊天の巻 二ウ7  投稿者:ゆかり  投稿日:2020年10月12日(月)12時44分48秒

   葉月さん、ありがとうございます。本領を発揮してきましたね。一句目を頂きます。


   鯊天の朱字に惹かれて引戸かな とつかあ太

    黙々と呑む関取の背       ゆかり

   犬が行き荷車が行き秋深み      媚庵

    通りすがりにふれる楠       桐子

   羚羊ら裸婦の如きに怠けたる     四羽

    ぐるぐる回る磁石の針が     ゆらぎ

   指し示す立待月の三陰交       葉月

    十日の菊を出窓に飾る        槐

ウ  色鳥に紛れ散髪してゐたり      火尖

    アニメ声なるラジオDJ       太

   大陸の帽子でガラス越しに笑む     り

    復員兵は瀬島龍三          庵

   満水のダム湖にねむる綴じ暦      子

    陸の蛸ならジルバが得意       羽

   枕絵の女となつてまなこ閉づ      ぎ

    甘き誘ひの開く口元         月

   ガルウイングのベンツの抱く朧月    槐

    野焼き帰りの貌の男等        尖

   花守と呼ばるるにまだ若すぎて     太

    戦を知らぬ長き髪の毛        り

   汗吹きてざくざくと行く羅生門     庵

    顎までずらすガーゼのマスク     子

二オ 大統領咳のはづみにポチッとな     羽

    「いいね」ひとつに怯む総書記    ぎ

   兄上と呼ばれ背筋を駆けるもの     月

    ろくろつ首の抜衣紋へと       槐

   折紙の余りに折紙の匂ひ        尖

    風やはらかく揺るるカーテン     太

   木洩れ日に窓といふ窓開け放ち     り

    三年生が吹くリコーダー       庵

   ありふれた写真を流れ出るボレロ    子

    裸足のままで走る国道        羽

   御百度のさなかに猿が乱入し      ぎ

    バッハ会長夢見るやうに       月

   聖火台に聖火こほらせ月のあを     槐

    皆がやさしく磨く猟銃        尖

二ウ 均等に切り分くることなら得意     太

    巴里から届く手紙数通        り

   黄砂降り不破写真館閉館す       庵

    蒲公英色の初代ビートル       子

   丸眼鏡拭いて悪役春惜しむ       羽

    やがて薬の効いてくる頃       ぎ

   身に着ける学校指定の網タイツ     月


 槐さん、雑か夏でお願いします。槐さんの次の火尖さんのところで夏の月にしたいです。

 

ニウ7  投稿者:葉月  投稿日:2020年10月12日(月)10時53分23秒

  身に着ける学校指定の網タイツ

ポケットのUSB付き十徳ナイフ

告白に雲竜型で立ち向かう


どうでしょうか?  

鯊天の巻 二ウ6  投稿者:ゆかり  投稿日:2020年10月12日(月)09時23分34秒

   ゆらぎさん、ありがとうございます。爆睡していました。

最近思うのですが、コロケーションの両側を一句の中に両方入れてしまうと、それだけで完結してしまい、付け句を封じてしまうのではないかあ。例えば「痛む」というのだったら、「アスピリン」は付け句にまかせる、とか。三句目をちょっと整えて頂くことにします。隠語とするかは付け句にまかせたいです。


   鯊天の朱字に惹かれて引戸かな とつかあ太

    黙々と呑む関取の背       ゆかり

   犬が行き荷車が行き秋深み      媚庵

    通りすがりにふれる楠       桐子

   羚羊ら裸婦の如きに怠けたる     四羽

    ぐるぐる回る磁石の針が     ゆらぎ

   指し示す立待月の三陰交       葉月

    十日の菊を出窓に飾る        槐

ウ  色鳥に紛れ散髪してゐたり      火尖

    アニメ声なるラジオDJ       太

   大陸の帽子でガラス越しに笑む     り

    復員兵は瀬島龍三          庵

   満水のダム湖にねむる綴じ暦      子

    陸の蛸ならジルバが得意       羽

   枕絵の女となつてまなこ閉づ      ぎ

    甘き誘ひの開く口元         月

   ガルウイングのベンツの抱く朧月    槐

    野焼き帰りの貌の男等        尖

   花守と呼ばるるにまだ若すぎて     太

    戦を知らぬ長き髪の毛        り

   汗吹きてざくざくと行く羅生門     庵

    顎までずらすガーゼのマスク     子

二オ 大統領咳のはづみにポチッとな     羽

    「いいね」ひとつに怯む総書記    ぎ

   兄上と呼ばれ背筋を駆けるもの     月

    ろくろつ首の抜衣紋へと       槐

   折紙の余りに折紙の匂ひ        尖

    風やはらかく揺るるカーテン     太

   木洩れ日に窓といふ窓開け放ち     り

    三年生が吹くリコーダー       庵

   ありふれた写真を流れ出るボレロ    子

    裸足のままで走る国道        羽

   御百度のさなかに猿が乱入し      ぎ

    バッハ会長夢見るやうに       月

   聖火台に聖火こほらせ月のあを     槐

    皆がやさしく磨く猟銃        尖

二ウ 均等に切り分くることなら得意     太

    巴里から届く手紙数通        り

   黄砂降り不破写真館閉館す       庵

    蒲公英色の初代ビートル       子

   丸眼鏡拭いて悪役春惜しむ       羽

    やがて薬の効いてくる頃       ぎ


 葉月さん、春に戻らず、丸眼鏡や悪役にも戻らず、進めて下さい。




 

鯊天の巻 二ウ6  投稿者:ゆらぎ  投稿日:2020年10月11日(日)20時03分38秒

  痛むあばらに飲むアスピリン

クールダウンに船着き場まで

そろそろクスリが効いてくる頃


もっと飛躍して離れた方がいいのかなと思いつつ…いかがでしょうか。  

ああ、そうか  投稿者:ゆかり  投稿日:2020年10月11日(日)16時00分50秒

   「落第の貴族」というと、試験に落ちたというより堕天使のようなものを思い浮かべ、春の季語としての落第に思い至りませんでした(^^);

まあ、二句目ということで…。  

落第  投稿者:四羽  投稿日:2020年10月11日(日)15時48分44秒

  一応、落第も春の季語だったような。

まあ現代では季感はないですね。  

鯊天の巻 二ウ5  投稿者:ゆかり  投稿日:2020年10月11日(日)15時42分6秒

   四羽さん、ありがとうございます。フォルクスワーゲンからそっちへ行ったのですね。大統領とか総書記とか会長とかが既出なので、救世主ではないのにします。三句目は春ではないですね。


   鯊天の朱字に惹かれて引戸かな とつかあ太

    黙々と呑む関取の背       ゆかり

   犬が行き荷車が行き秋深み      媚庵

    通りすがりにふれる楠       桐子

   羚羊ら裸婦の如きに怠けたる     四羽

    ぐるぐる回る磁石の針が     ゆらぎ

   指し示す立待月の三陰交       葉月

    十日の菊を出窓に飾る           槐

ウ  色鳥に紛れ散髪してゐたり      火尖

    アニメ声なるラジオDJ       太

   大陸の帽子でガラス越しに笑む     り

    復員兵は瀬島龍三          庵

   満水のダム湖にねむる綴じ暦      子

    陸の蛸ならジルバが得意       羽

   枕絵の女となつてまなこ閉づ      ぎ

    甘き誘ひの開く口元         月

   ガルウイングのベンツの抱く朧月    槐

    野焼き帰りの貌の男等        尖

   花守と呼ばるるにまだ若すぎて     太

    戦を知らぬ長き髪の毛        り

   汗吹きてざくざくと行く羅生門     庵

    顎までずらすガーゼのマスク     子

二オ 大統領咳のはづみにポチッとな     羽

    「いいね」ひとつに怯む総書記    ぎ

   兄上と呼ばれ背筋を駆けるもの     月

    ろくろつ首の抜衣紋へと          槐

   折紙の余りに折紙の匂ひ        尖

    風やはらかく揺るるカーテン     太

   木洩れ日に窓といふ窓開け放ち     り

    三年生が吹くリコーダー       庵

   ありふれた写真を流れ出るボレロ    子

    裸足のままで走る国道        羽

   御百度のさなかに猿が乱入し      ぎ

    バッハ会長夢見るやうに       月

   聖火台に聖火こほらせ月のあを     槐

    皆がやさしく磨く猟銃        尖

二ウ 均等に切り分くることなら得意     太

    巴里から届く手紙数通        り

   黄砂降り不破写真館閉館す       庵

    蒲公英色の初代ビートル       子

   丸眼鏡拭いて悪役春惜しむ       羽


 ゆらぎさん、雑でお願いします。


 

鯊天の巻 二ウ5  投稿者:四羽  投稿日:2020年10月11日(日)15時06分8秒

  二ウ 均等に切り分くることなら得意     太

    巴里から届く手紙数通        り

   黄砂降り不破写真館閉館す       庵

    蒲公英色の初代ビートル       子


救世主よりも人気の蜃気楼

丸眼鏡拭いて悪役春惜しむ

落第の貴族は潜水艦送り


よろしくお願いします。  

なるほど  投稿者:ゆかり  投稿日:2020年10月11日(日)01時06分43秒

   ありがとうございます。色が重なるけど打越じゃないし鮮やかになるし、そのまま行きましょう。  

黄砂の黄  投稿者:桐子  投稿日:2020年10月11日(日)00時32分2秒

  私もわかっていなかったのですが、黄土地帯の黄のようです。

黄褐色の土らしいです。そういえば、空が黄色っぽくなりますね。  

鯊天の巻 二ウ4  投稿者:ゆかり  投稿日:2020年10月11日(日)00時21分44秒

   桐子さん、ありがとうございます。いえ、花の座じゃないからいいんです。三句目は春じゃないので駄目ですが…。現代俳句だと<「蒲公英色」は比喩であって季語としての使い方ではない>とか怒る人がいそうですね。その一句目を頂きます。ところで「黄砂」の「黄」って、色でしたっけ、黄河の黄だっけ?


   鯊天の朱字に惹かれて引戸かな とつかあ太

    黙々と呑む関取の背       ゆかり

   犬が行き荷車が行き秋深み      媚庵

    通りすがりにふれる楠       桐子

   羚羊ら裸婦の如きに怠けたる     四羽

    ぐるぐる回る磁石の針が     ゆらぎ

   指し示す立待月の三陰交       葉月

    十日の菊を出窓に飾る           槐

ウ  色鳥に紛れ散髪してゐたり      火尖

    アニメ声なるラジオDJ       太

   大陸の帽子でガラス越しに笑む     り

    復員兵は瀬島龍三          庵

   満水のダム湖にねむる綴じ暦      子

    陸の蛸ならジルバが得意       羽

   枕絵の女となつてまなこ閉づ      ぎ

    甘き誘ひの開く口元         月

   ガルウイングのベンツの抱く朧月    槐

    野焼き帰りの貌の男等        尖

   花守と呼ばるるにまだ若すぎて     太

    戦を知らぬ長き髪の毛        り

   汗吹きてざくざくと行く羅生門     庵

    顎までずらすガーゼのマスク     子

二オ 大統領咳のはづみにポチッとな     羽

    「いいね」ひとつに怯む総書記    ぎ

   兄上と呼ばれ背筋を駆けるもの     月

    ろくろつ首の抜衣紋へと          槐

   折紙の余りに折紙の匂ひ        尖

    風やはらかく揺るるカーテン     太

   木洩れ日に窓といふ窓開け放ち     り

    三年生が吹くリコーダー       庵

   ありふれた写真を流れ出るボレロ    子

    裸足のままで走る国道        羽

   御百度のさなかに猿が乱入し      ぎ

    バッハ会長夢見るやうに       月

   聖火台に聖火こほらせ月のあを     槐

    皆がやさしく磨く猟銃        尖

二ウ 均等に切り分くることなら得意     太

    巴里から届く手紙数通        り

   黄砂降り不破写真館閉館す       庵

    蒲公英色の初代ビートル       子


 四羽さん、春の句をもう一句続けて下さい。晩春っぽいのがいいです。



 

鯊天の巻 ニウ4  投稿者:桐子  投稿日:2020年10月11日(日)00時04分42秒

  二ウ 均等に切り分くることなら得意     太

    巴里から届く手紙数通        り

   黄砂降り不破写真館閉館す       庵


    蒲公英色の初代ビートル

    頭を下げにゆく夜の梅

    呼び込む声の裏のざらざら


素直に花を詠めていないし、句またがりだし、いろいろすみません。

いかがでしょうか?  

鯊天の巻 二ウ3  投稿者:ゆかり  投稿日:2020年10月10日(土)17時05分50秒

   媚庵さん、ありがとうございます。三句目を頂きます。絶妙な離れ方ですね。


   鯊天の朱字に惹かれて引戸かな とつかあ太

    黙々と呑む関取の背       ゆかり

   犬が行き荷車が行き秋深み      媚庵

    通りすがりにふれる楠       桐子

   羚羊ら裸婦の如きに怠けたる     四羽

    ぐるぐる回る磁石の針が     ゆらぎ

   指し示す立待月の三陰交       葉月

    十日の菊を出窓に飾る           槐

ウ  色鳥に紛れ散髪してゐたり      火尖

    アニメ声なるラジオDJ       太

   大陸の帽子でガラス越しに笑む     り

    復員兵は瀬島龍三          庵

   満水のダム湖にねむる綴じ暦      子

    陸の蛸ならジルバが得意       羽

   枕絵の女となつてまなこ閉づ      ぎ

    甘き誘ひの開く口元         月

   ガルウイングのベンツの抱く朧月    槐

    野焼き帰りの貌の男等        尖

   花守と呼ばるるにまだ若すぎて     太

    戦を知らぬ長き髪の毛        り

   汗吹きてざくざくと行く羅生門     庵

    顎までずらすガーゼのマスク     子

二オ 大統領咳のはづみにポチッとな     羽

    「いいね」ひとつに怯む総書記    ぎ

   兄上と呼ばれ背筋を駆けるもの     月

    ろくろつ首の抜衣紋へと          槐

   折紙の余りに折紙の匂ひ        尖

    風やはらかく揺るるカーテン     太

   木洩れ日に窓といふ窓開け放ち     り

    三年生が吹くリコーダー       庵

   ありふれた写真を流れ出るボレロ    子

    裸足のままで走る国道        羽

   御百度のさなかに猿が乱入し      ぎ

    バッハ会長夢見るやうに       月

   聖火台に聖火こほらせ月のあを     槐

    皆がやさしく磨く猟銃        尖

二ウ 均等に切り分くることなら得意     太

    巴里から届く手紙数通        り

   黄砂降り不破写真館閉館す       庵


 桐子さん、春の句を続けて下さい。花の座には出せない梅でも木蓮でも蒲公英でもどうですか(「花」の字を含まないもの)。  

二ウ3  投稿者:媚庵  投稿日:2020年10月10日(土)16時51分47秒

  発句第三句修正していただき、ありがとうございます。


   均等に切り分くることなら得意     太

    巴里から届く手紙数通        り


   客死せし係累多く春コート       庵

   画家一人楽士二人の遅日なる

   黄砂降り不破写真館閉館す


春で受けてみましたが、いかがでしょうか?


 

鯊天の巻 二ウ2  投稿者:ゆかり  投稿日:2020年10月10日(土)14時29分55秒 編集済

   とつかあ太さん、ありがとうございます。理念を前面に出すと五輪憲章よりも「聖」の字に障るような気がします。三句目を頂きます。


   鯊天の朱字に惹かれて引戸かな とつかあ太

    黙々と呑む関取の背       ゆかり

   犬が行き荷車が行き秋深み      媚庵

    通りすがりにふれる楠       桐子

   羚羊ら裸婦の如きに怠けたる     四羽

    ぐるぐる回る磁石の針が     ゆらぎ

   指し示す立待月の三陰交       葉月

    十日の菊を出窓に飾る           槐

ウ  色鳥に紛れ散髪してゐたり      火尖

    アニメ声なるラジオDJ       太

   大陸の帽子でガラス越しに笑む     り

    復員兵は瀬島龍三          庵

   満水のダム湖にねむる綴じ暦      子

    陸の蛸ならジルバが得意       羽

   枕絵の女となつてまなこ閉づ      ぎ

    甘き誘ひの開く口元         月

   ガルウイングのベンツの抱く朧月    槐

    野焼き帰りの貌の男等        尖

   花守と呼ばるるにまだ若すぎて     太

    戦を知らぬ長き髪の毛        り

   汗吹きてざくざくと行く羅生門     庵

    顎までずらすガーゼのマスク     子

二オ 大統領咳のはづみにポチッとな     羽

    「いいね」ひとつに怯む総書記    ぎ

   兄上と呼ばれ背筋を駆けるもの     月

    ろくろつ首の抜衣紋へと          槐

   折紙の余りに折紙の匂ひ        尖

    風やはらかく揺るるカーテン     太

   木洩れ日に窓といふ窓開け放ち     り

    三年生が吹くリコーダー       庵

   ありふれた写真を流れ出るボレロ    子

    裸足のままで走る国道        羽

   御百度のさなかに猿が乱入し      ぎ

    バッハ会長夢見るやうに       月

   聖火台に聖火こほらせ月のあを     槐

    皆がやさしく磨く猟銃        尖

二ウ 均等に切り分くることなら得意     太

    巴里から届く手紙数通        り


 媚庵さん、お願いします。


 

二ウ折立  投稿者:とつかあ太  投稿日:2020年10月10日(土)13時21分15秒 編集済

  聖火台に聖火こほらせ月のあを     槐

 皆がやさしく磨く猟銃        尖


新自由主義に不満を募らせて 太

罪状は理想社会を語ること

均等に切り分くることなら得意

平等と云へど不平のありぬべし

リーダーは決して王様では非ず


似た発想の句ばかりですがよろしくお願いします。五輪憲章が気になりますが。  

鯊天の巻 二オ14  投稿者:ゆかり  投稿日:2020年10月10日(土)12時06分44秒 編集済

   火尖さん、ありがとうございます。二句目の推敲を頂いたのですが、銃器フェチの忘我のような一句目の方を頂きます。


 それから、発句の第三の「て」が微妙に障る件、とつかあ太さんから第三の代案を頂きました。「瀬をはやみ」とかの「み」で、終止感がなく後続を誘引する感じなので、第三として問題ないと思います、媚庵さん、これでいかがでしょうか。


   鯊天の朱字に惹かれて引戸かな とつかあ太

    黙々と呑む関取の背       ゆかり

   犬が行き荷車が行き秋深み      媚庵

    通りすがりにふれる楠       桐子

   羚羊ら裸婦の如きに怠けたる     四羽

    ぐるぐる回る磁石の針が     ゆらぎ

   指し示す立待月の三陰交       葉月

    十日の菊を出窓に飾る           槐

ウ  色鳥に紛れ散髪してゐたり      火尖

    アニメ声なるラジオDJ       太

   大陸の帽子でガラス越しに笑む     り

    復員兵は瀬島龍三          庵

   満水のダム湖にねむる綴じ暦      子

    陸の蛸ならジルバが得意       羽

   枕絵の女となつてまなこ閉づ      ぎ

    甘き誘ひの開く口元         月

   ガルウイングのベンツの抱く朧月    槐

    野焼き帰りの貌の男等        尖

   花守と呼ばるるにまだ若すぎて     太

    戦を知らぬ長き髪の毛        り

   汗吹きてざくざくと行く羅生門     庵

    顎までずらすガーゼのマスク     子

二オ 大統領咳のはづみにポチッとな     羽

    「いいね」ひとつに怯む総書記    ぎ

   兄上と呼ばれ背筋を駆けるもの     月

    ろくろつ首の抜衣紋へと          槐

   折紙の余りに折紙の匂ひ        尖

    風やはらかく揺るるカーテン     太

   木洩れ日に窓といふ窓開け放ち     り

    三年生が吹くリコーダー       庵

   ありふれた写真を流れ出るボレロ    子

    裸足のままで走る国道        羽

   御百度のさなかに猿が乱入し      ぎ

    バッハ会長夢見るやうに       月

   聖火台に聖火こほらせ月のあを     槐

    皆がやさしく磨く猟銃        尖

二ウ


 二の折の表まで進みました。8+14+14で、ここまでが歌仙の一巻分に相当します。この先は捌き人には未体験のゾーンに入ります。変なことをやらかすかも知れませんが、よろしくお願いします。

 二の折の裏は十四句で九句目あたりで月、十三句目で花です。二の折の裏までは今の順番のまま進みます。とつかあ太さん、雑で前の句に付けて下さい。



 

推敲  投稿者:火尖  投稿日:2020年10月10日(土)11時32分34秒

  動画の中の少女白息

動画の中の父の白息

少女は常套に思えるので、一応別候補も載せます。


皆がやさしく磨く猟銃

動画の中の少女白息

動画の中の父の白息


よろしくお願いします。

 

(無題)  投稿者:とつかあ太  投稿日:2020年10月10日(土)09時59分3秒

   風やはらかく揺るるカーテン     太

木洩れ日に窓といふ窓開け放ち     り

 三年生が吹くリコーダー       庵

ありふれた写真を流れ出るボレロ    子


比較的ベテラン三人の遣り句(あっさりと付け捨てる句)が続いてしまいましたが、桐子さんの「ボレロ」で流れが変わって、面白くなってますね。  

ニオ14  投稿者:火尖  投稿日:2020年10月10日(土)09時15分51秒

     バッハ会長夢見るやうに       月

   聖火台に聖火こほらせ月のあを     槐


皆がやさしく磨く猟銃

動画の中の少女白息


お待たせしました。


 

鯊天の巻 二オ13 月  投稿者:ゆかり  投稿日:2020年10月 9日(金)22時43分48秒

   槐さん、ありがとうございます。「会長」まで言っているので、モーツァルトは出しにくいでしょう。直球で二句目を頂きます。「馬の名前は代々アヲで」という句も一周前にありましたが、「あを」、好きですね。


   鯊天の朱字に惹かれて引戸かな とつかあ太

    黙々と呑む関取の背       ゆかり

   犬が行き荷車が行き秋闌けて     媚庵

    通りすがりにふれる楠       桐子

   羚羊ら裸婦の如きに怠けたる     四羽

    ぐるぐる回る磁石の針が     ゆらぎ

   指し示す立待月の三陰交       葉月

    十日の菊を出窓に飾る           槐

ウ  色鳥に紛れ散髪してゐたり      火尖

    アニメ声なるラジオDJ       太

   大陸の帽子でガラス越しに笑む     り

    復員兵は瀬島龍三          庵

   満水のダム湖にねむる綴じ暦      子

    陸の蛸ならジルバが得意       羽

   枕絵の女となつてまなこ閉づ      ぎ

    甘き誘ひの開く口元         月

   ガルウイングのベンツの抱く朧月    槐

    野焼き帰りの貌の男等        尖

   花守と呼ばるるにまだ若すぎて     太

    戦を知らぬ長き髪の毛        り

   汗吹きてざくざくと行く羅生門     庵

    顎までずらすガーゼのマスク     子

二オ 大統領咳のはづみにポチッとな     羽

    「いいね」ひとつに怯む総書記    ぎ

   兄上と呼ばれ背筋を駆けるもの     月

    ろくろつ首の抜衣紋へと          槐

   折紙の余りに折紙の匂ひ        尖

    風やはらかく揺るるカーテン     太

   木洩れ日に窓といふ窓開け放ち     り

    三年生が吹くリコーダー       庵

   ありふれた写真を流れ出るボレロ    子

    裸足のままで走る国道        羽

   御百度のさなかに猿が乱入し      ぎ

    バッハ会長夢見るやうに       月

   聖火台に聖火こほらせ月のあを     槐


 火尖さん、冬を続けてでも雑でも。オリンピック的なものからは離れて下さい。


 ところでリフレインといえば私、ニオ7でやらかしていて、打越が折紙のリフレインなのに「窓といふ窓」としているのですよね。こちらは思案中です。

 

ニオ13  投稿者:田中槐  投稿日:2020年10月 9日(金)22時29分28秒

  御百度のさなかに猿が乱入し      ぎ

バッハ会長夢見るやうに       月


銀髪のマダムのうへに凍てる月   槐

聖火台に聖火こほらせ月のあを

着膨れて月をあふげる競技場


バッハ会長、むずかし。

モーツァルトとかで受けたほうがいいのかなあ。

 

鯊天の巻 二オ12  投稿者:ゆかり  投稿日:2020年10月 9日(金)21時44分23秒

   葉月さん、ありがとうございます。連句は前の句に付ける訳ですが、前の前(打越)は常に捨てます。連続性とか統一性とかは知るか、という世界なので、「大打越からの三、一、百という連なりはどうなんだろう」と気にしているところで、さらに二とか六とか出すのは、傷口に塩を塗るようなものです。

 オリンピックの不成功を暗示するような三句目を頂きます。


 ついでに数字の連続問題も解決したいのですが、桐子さんの「一枚の」を変えます。


   鯊天の朱字に惹かれて引戸かな とつかあ太

    黙々と呑む関取の背       ゆかり

   犬が行き荷車が行き秋闌けて     媚庵

    通りすがりにふれる楠       桐子

   羚羊ら裸婦の如きに怠けたる     四羽

    ぐるぐる回る磁石の針が     ゆらぎ

   指し示す立待月の三陰交       葉月

    十日の菊を出窓に飾る           槐

ウ  色鳥に紛れ散髪してゐたり      火尖

    アニメ声なるラジオDJ       太

   大陸の帽子でガラス越しに笑む     り

    復員兵は瀬島龍三          庵

   満水のダム湖にねむる綴じ暦      子

    陸の蛸ならジルバが得意       羽

   枕絵の女となつてまなこ閉づ      ぎ

    甘き誘ひの開く口元         月

   ガルウイングのベンツの抱く朧月    槐

    野焼き帰りの貌の男等        尖

   花守と呼ばるるにまだ若すぎて     太

    戦を知らぬ長き髪の毛        り

   汗吹きてざくざくと行く羅生門     庵

    顎までずらすガーゼのマスク     子

二オ 大統領咳のはづみにポチッとな     羽

    「いいね」ひとつに怯む総書記    ぎ

   兄上と呼ばれ背筋を駆けるもの     月

    ろくろつ首の抜衣紋へと          槐

   折紙の余りに折紙の匂ひ        尖

    風やはらかく揺るるカーテン     太

   木洩れ日に窓といふ窓開け放ち     り

    三年生が吹くリコーダー       庵

   ありふれた写真を流れ出るボレロ    子

    裸足のままで走る国道        羽

   御百度のさなかに猿が乱入し      ぎ

    バッハ会長夢見るやうに       月


 槐さん、冬の月でお願いします。「冬」の字そのものは避けて下さい。さて、バッハ会長からどのようにつながるものだか…。  

二オ112  投稿者:葉月  投稿日:2020年10月 9日(金)19時40分17秒

  二匹奏でるドリア旋法

小六月こそ坦々うどん

バッハ会長夢見るやうに


どうでしょうか?  

鯊天の巻 二オ11  投稿者:ゆかり  投稿日:2020年10月 9日(金)13時54分9秒

   ゆらぎさん、ありがとうございます。一句目がいいでしょう。一部ひらがなにひらきます。


   鯊天の朱字に惹かれて引戸かな とつかあ太

    黙々と呑む関取の背       ゆかり

   犬が行き荷車が行き秋闌けて     媚庵

    通りすがりにふれる楠       桐子

   羚羊ら裸婦の如きに怠けたる     四羽

    ぐるぐる回る磁石の針が     ゆらぎ

   指し示す立待月の三陰交       葉月

    十日の菊を出窓に飾る           槐

ウ  色鳥に紛れ散髪してゐたり      火尖

    アニメ声なるラジオDJ       太

   大陸の帽子でガラス越しに笑む     り

    復員兵は瀬島龍三          庵

   満水のダム湖にねむる綴じ暦      子

    陸の蛸ならジルバが得意       羽

   枕絵の女となつてまなこ閉づ      ぎ

    甘き誘ひの開く口元         月

   ガルウイングのベンツの抱く朧月    槐

    野焼き帰りの貌の男等        尖

   花守と呼ばるるにまだ若すぎて     太

    戦を知らぬ長き髪の毛        り

   汗吹きてざくざくと行く羅生門     庵

    顎までずらすガーゼのマスク     子

二オ 大統領咳のはづみにポチッとな     羽

    「いいね」ひとつに怯む総書記    ぎ

   兄上と呼ばれ背筋を駆けるもの     月

    ろくろつ首の抜衣紋へと          槐

   折紙の余りに折紙の匂ひ        尖

    風やはらかく揺るるカーテン     太

   木洩れ日に窓といふ窓開け放ち     り

    三年生が吹くリコーダー       庵

   一枚の写真を流れ出るボレロ      子

    裸足のままで走る国道        羽

   御百度のさなかに猿が乱入し      ぎ


 大打越からの三、一、百という連なりはどうなんだろう。私は世界が戻って堂々めぐりになっていなければよしとする派なんだけど、気にする人は気にするのかなあ。

 夏を離れた流れなので、十三句目の月の座は冬の月とします。葉月さん、雑か初冬でお願いします。



 

鯊天の巻 二オ11  投稿者:ゆらぎ  投稿日:2020年10月 9日(金)11時08分39秒

  御百度の最中に猿が乱入し

横転する家畜車豚がわらわらと

播き菱だ敵も然る者踏むたたら


よろしくお願い致します。  

鯊天の巻 二オ10  投稿者:ゆかり  投稿日:2020年10月 8日(木)21時31分47秒

   四羽さん、ありがとうございます。打越が「三年生」なので、「おもちゃ」とか「父」でない方がいいと思います。二の折四句目から夏っぽい句は続いていましたが、明確に夏の季語を使ったものは出ていないので、「裸足」を頂くことにします。


   鯊天の朱字に惹かれて引戸かな とつかあ太

    黙々と呑む関取の背       ゆかり

   犬が行き荷車が行き秋闌けて     媚庵

    通りすがりにふれる楠       桐子

   羚羊ら裸婦の如きに怠けたる     四羽

    ぐるぐる回る磁石の針が     ゆらぎ

   指し示す立待月の三陰交       葉月

    十日の菊を出窓に飾る           槐

ウ  色鳥に紛れ散髪してゐたり      火尖

    アニメ声なるラジオDJ       太

   大陸の帽子でガラス越しに笑む     り

    復員兵は瀬島龍三          庵

   満水のダム湖にねむる綴じ暦      子

    陸の蛸ならジルバが得意       羽

   枕絵の女となつてまなこ閉づ      ぎ

    甘き誘ひの開く口元         月

   ガルウイングのベンツの抱く朧月    槐

    野焼き帰りの貌の男等        尖

   花守と呼ばるるにまだ若すぎて     太

    戦を知らぬ長き髪の毛        り

   汗吹きてざくざくと行く羅生門     庵

    顎までずらすガーゼのマスク     子

二オ 大統領咳のはづみにポチッとな     羽

    「いいね」ひとつに怯む総書記    ぎ

   兄上と呼ばれ背筋を駆けるもの     月

    ろくろつ首の抜衣紋へと          槐

   折紙の余りに折紙の匂ひ        尖

    風やはらかく揺るるカーテン     太

   木洩れ日に窓といふ窓開け放ち     り

    三年生が吹くリコーダー       庵

   一枚の写真を流れ出るボレロ      子

    裸足のままで走る国道        羽


 ゆらぎさん、お願いします。夏でも雑でも。十三句目が月の座ですが、すでに秋の月と春の月が出ています。夏の月にして繰り上げてもいいです。  

鯊天の巻 ニオ10  投稿者:四羽  投稿日:2020年10月 8日(木)21時19分43秒

  木洩れ日に窓といふ窓開け放ち     り

 三年生が吹くリコーダー       庵

一枚の写真を流れ出るボレロ      子


おもちゃの銃を枕の下へ

裸足のままで走る国道

寝巻き姿の父の訪問


よろしくお願いします。  

鯊天の巻 二オ9  投稿者:ゆかり  投稿日:2020年10月 8日(木)18時57分41秒

   桐子さん、ありがとうございます。三句目を頂きます。音楽のようでもあるし、服にまつわる思い出のようでもあります。


   鯊天の朱字に惹かれて引戸かな とつかあ太

    黙々と呑む関取の背       ゆかり

   犬が行き荷車が行き秋闌けて     媚庵

    通りすがりにふれる楠       桐子

   羚羊ら裸婦の如きに怠けたる     四羽

    ぐるぐる回る磁石の針が     ゆらぎ

   指し示す立待月の三陰交       葉月

    十日の菊を出窓に飾る           槐

ウ  色鳥に紛れ散髪してゐたり      火尖

    アニメ声なるラジオDJ       太

   大陸の帽子でガラス越しに笑む     り

    復員兵は瀬島龍三          庵

   満水のダム湖にねむる綴じ暦      子

    陸の蛸ならジルバが得意       羽

   枕絵の女となつてまなこ閉づ      ぎ

    甘き誘ひの開く口元         月

   ガルウイングのベンツの抱く朧月    槐

    野焼き帰りの貌の男等        尖

   花守と呼ばるるにまだ若すぎて     太

    戦を知らぬ長き髪の毛        り

   汗吹きてざくざくと行く羅生門     庵

    顎までずらすガーゼのマスク     子

二オ 大統領咳のはづみにポチッとな     羽

    「いいね」ひとつに怯む総書記    ぎ

   兄上と呼ばれ背筋を駆けるもの     月

    ろくろつ首の抜衣紋へと          槐

   折紙の余りに折紙の匂ひ        尖

    風やはらかく揺るるカーテン     太

   木洩れ日に窓といふ窓開け放ち     り

    三年生が吹くリコーダー       庵

   一枚の写真を流れ出るボレロ      子


 四羽さん、打越がリコーダーなので音楽ないし聴覚情報が続かないようお願いします。

 

鯊天の巻 ニオ9  投稿者:桐子  投稿日:2020年10月 8日(木)17時27分33秒

  木洩れ日に窓といふ窓開け放ち     り

 三年生が吹くリコーダー       庵


ねむってる人の指紋でひらく闇

飽きるまで郭公あざみ咲くつもり

一枚の写真を流れ出るボレロ


いかがでしょうか?


 

鯊天の巻 二オ8  投稿者:ゆかり  投稿日:2020年10月 8日(木)14時21分23秒

   帰宅したので整えます。


   鯊天の朱字に惹かれて引戸かな とつかあ太

    黙々と呑む関取の背       ゆかり

   犬が行き荷車が行き秋闌けて     媚庵

    通りすがりにふれる楠       桐子

   羚羊ら裸婦の如きに怠けたる     四羽

    ぐるぐる回る磁石の針が     ゆらぎ

   指し示す立待月の三陰交       葉月

    十日の菊を出窓に飾る           槐

ウ  色鳥に紛れ散髪してゐたり      火尖

    アニメ声なるラジオDJ       太

   大陸の帽子でガラス越しに笑む     り

    復員兵は瀬島龍三          庵

   満水のダム湖にねむる綴じ暦      子

    陸の蛸ならジルバが得意       羽

   枕絵の女となつてまなこ閉づ      ぎ

    甘き誘ひの開く口元         月

   ガルウイングのベンツの抱く朧月    槐

    野焼き帰りの貌の男等        尖

   花守と呼ばるるにまだ若すぎて     太

    戦を知らぬ長き髪の毛        り

   汗吹きてざくざくと行く羅生門     庵

    顎までずらすガーゼのマスク     子

二オ 大統領咳のはづみにポチッとな     羽

    「いいね」ひとつに怯む総書記    ぎ

   兄上と呼ばれ背筋を駆けるもの     月

    ろくろつ首の抜衣紋へと          槐

   折紙の余りに折紙の匂ひ        尖

    風やはらかく揺るるカーテン     太

   木洩れ日に窓といふ窓開け放ち     り

    三年生が吹くリコーダー       庵


 桐子さんの長句をお待ちしているところです。

 

ニオ8  投稿者:ゆかり  投稿日:2020年10月 8日(木)13時09分42秒

  媚庵さん、ありがとうございます。

一句目を頂きますが、出先なので整形はのちほど。

桐子さん、続けて下さい。  

ニオ8  投稿者:媚庵  投稿日:2020年10月 8日(木)12時40分52秒

     折紙の余りに折紙の匂ひ        尖

    風やはらかく揺るるカーテン     太

   木洩れ日に窓といふ窓開け放ち     り



    三年生が吹くリコーダー       庵

    特別給付金残はなし

    片山廣子英和辞書繰る


いかがでしょうか?




      

鯊天の巻 二オ7  投稿者:ゆかり  投稿日:2020年10月 8日(木)11時30分50秒

   とつかあ太さん、ありがとうございます。付けます。


   鯊天の朱字に惹かれて引戸かな とつかあ太

    黙々と呑む関取の背       ゆかり

   犬が行き荷車が行き秋闌けて     媚庵

    通りすがりにふれる楠       桐子

   羚羊ら裸婦の如きに怠けたる     四羽

    ぐるぐる回る磁石の針が     ゆらぎ

   指し示す立待月の三陰交       葉月

    十日の菊を出窓に飾る           槐

ウ  色鳥に紛れ散髪してゐたり      火尖

    アニメ声なるラジオDJ       太

   大陸の帽子でガラス越しに笑む     り

    復員兵は瀬島龍三          庵

   満水のダム湖にねむる綴じ暦      子

    陸の蛸ならジルバが得意       羽

   枕絵の女となつてまなこ閉づ      ぎ

    甘き誘ひの開く口元         月

   ガルウイングのベンツの抱く朧月    槐

    野焼き帰りの貌の男等        尖

   花守と呼ばるるにまだ若すぎて     太

    戦を知らぬ長き髪の毛        り

   汗吹きてざくざくと行く羅生門     庵

    顎までずらすガーゼのマスク     子

二オ 大統領咳のはづみにポチッとな     羽

    「いいね」ひとつに怯む総書記    ぎ

   兄上と呼ばれ背筋を駆けるもの     月

    ろくろつ首の抜衣紋へと          槐

   折紙の余りに折紙の匂ひ        尖

    風やはらかく揺るるカーテン     太

   木洩れ日に窓といふ窓開け放ち     り


 避暑地っぽいものを付けてみました。媚庵さん、よろしくお願いします。

 

ニオ6  投稿者:とつかあ太  投稿日:2020年10月 8日(木)09時28分45秒 編集済

   ろくろつ首の抜衣紋へと          槐

折紙の余りに折紙の匂ひ        尖

 風やはらかく揺るるカーテン     太  

鯊天の巻 二オ5  投稿者:ゆかり  投稿日:2020年10月 8日(木)09時02分58秒

   火尖さん、ありがとうございます。ちょっと爆睡していました。


 「嗅げば」とか「見積を出す」のあたりが人間くさいので、一句目をもう少し漂白して頂くことにします。


   鯊天の朱字に惹かれて引戸かな とつかあ太

    黙々と呑む関取の背       ゆかり

   犬が行き荷車が行き秋闌けて     媚庵

    通りすがりにふれる楠       桐子

   羚羊ら裸婦の如きに怠けたる     四羽

    ぐるぐる回る磁石の針が     ゆらぎ

   指し示す立待月の三陰交       葉月

    十日の菊を出窓に飾る           槐

ウ  色鳥に紛れ散髪してゐたり      火尖

    アニメ声なるラジオDJ       太

   大陸の帽子でガラス越しに笑む     り

    復員兵は瀬島龍三          庵

   満水のダム湖にねむる綴じ暦      子

    陸の蛸ならジルバが得意       羽

   枕絵の女となつてまなこ閉づ      ぎ

    甘き誘ひの開く口元         月

   ガルウイングのベンツの抱く朧月    槐

    野焼き帰りの貌の男等        尖

   花守と呼ばるるにまだ若すぎて     太

    戦を知らぬ長き髪の毛        り

   汗吹きてざくざくと行く羅生門     庵

    顎までずらすガーゼのマスク     子

二オ 大統領咳のはづみにポチッとな     羽

    「いいね」ひとつに怯む総書記    ぎ

   兄上と呼ばれ背筋を駆けるもの     月

    ろくろつ首の抜衣紋へと          槐

   折紙の余りに折紙の匂ひ        尖


 とつかあ太さん、お願いします。



 

訂正  投稿者:火尖  投稿日:2020年10月 8日(木)00時17分43秒

  井戸、間違えて七七になってました。

一旦折紙のみで。  

ニオ5  投稿者:火尖  投稿日:2020年10月 7日(水)23時27分57秒

     兄上と呼ばれ背筋を駆けるもの     月

    ろくろつ首の抜衣紋へと          槐


折紙の余りを嗅げばいい匂ひ

井戸埋立の見積りを出す

大人しめも難しい…

 

鯊天の巻 二オ4  投稿者:ゆかり  投稿日:2020年10月 7日(水)18時53分41秒

   槐さん、ありがとうございます。一句目を頂きます。


   鯊天の朱字に惹かれて引戸かな とつかあ太

    黙々と呑む関取の背       ゆかり

   犬が行き荷車が行き秋闌けて     媚庵

    通りすがりにふれる楠       桐子

   羚羊ら裸婦の如きに怠けたる     四羽

    ぐるぐる回る磁石の針が     ゆらぎ

   指し示す立待月の三陰交       葉月

    十日の菊を出窓に飾る           槐

ウ  色鳥に紛れ散髪してゐたり      火尖

    アニメ声なるラジオDJ       太

   大陸の帽子でガラス越しに笑む     り

    復員兵は瀬島龍三          庵

   満水のダム湖にねむる綴じ暦      子

    陸の蛸ならジルバが得意       羽

   枕絵の女となつてまなこ閉づ      ぎ

    甘き誘ひの開く口元         月

   ガルウイングのベンツの抱く朧月    槐

    野焼き帰りの貌の男等        尖

   花守と呼ばるるにまだ若すぎて     太

    戦を知らぬ長き髪の毛        り

   汗吹きてざくざくと行く羅生門     庵

    顎までずらすガーゼのマスク     子

二オ 大統領咳のはづみにポチッとな     羽

    「いいね」ひとつに怯む総書記    ぎ

   兄上と呼ばれ背筋を駆けるもの     月

    ろくろつ首の抜衣紋へと          槐


 火尖さん、人物が続いているので、ちょっと沈静化しましょう。一例として、井戸とか蹲踞とか竹林とか。


 

ニオ4  投稿者:田中槐  投稿日:2020年10月 7日(水)17時48分46秒

   大統領咳のはづみにポチッとな     羽

「いいね」ひとつに怯む総書記    ぎ

 兄上と呼ばれ背筋を駆けるもの     月


ろくろつ首の抜衣紋へと      槐

馬の名前は代々アヲで


どうでしょう。

 

鯊天の巻 二オ3  投稿者:ゆかり  投稿日:2020年10月 7日(水)14時25分39秒

   葉月さん、ありがとうございます。冬からもマスク的なものからも離れたいので、二句目をちょっとだけ変えて頂くことにします。


   鯊天の朱字に惹かれて引戸かな とつかあ太

    黙々と呑む関取の背       ゆかり

   犬が行き荷車が行き秋闌けて     媚庵

    通りすがりにふれる楠       桐子

   羚羊ら裸婦の如きに怠けたる     四羽

    ぐるぐる回る磁石の針が     ゆらぎ

   指し示す立待月の三陰交       葉月

    十日の菊を出窓に飾る           槐

ウ  色鳥に紛れ散髪してゐたり      火尖

    アニメ声なるラジオDJ       太

   大陸の帽子でガラス越しに笑む     り

    復員兵は瀬島龍三          庵

   満水のダム湖にねむる綴じ暦      子

    陸の蛸ならジルバが得意       羽

   枕絵の女となつてまなこ閉づ      ぎ

    甘き誘ひの開く口元         月

   ガルウイングのベンツの抱く朧月    槐

    野焼き帰りの貌の男等        尖

   花守と呼ばるるにまだ若すぎて     太

    戦を知らぬ長き髪の毛        り

   汗吹きてざくざくと行く羅生門     庵

    顎までずらすガーゼのマスク     子

二オ 大統領咳のはづみにポチッとな     羽

    「いいね」ひとつに怯む総書記    ぎ

   兄上と呼ばれ背筋を駆けるもの     月


 槐さん、お願いします。冬と権力的なものからは離れて下さい。

 

ニオ3  投稿者:葉月  投稿日:2020年10月 7日(水)13時17分3秒

  体重の重い順から重症化

兄上と呼ばれ背筋を駆ける冷え


どうでしょうか?  

鯊天の巻 二オ2  投稿者:ゆかり  投稿日:2020年10月 6日(火)13時28分25秒

   ゆらぎさん、ありがとうございます。一句目を頂きたいのですが、ただ「政敵」だと小物感が漂うのでちょっと悪乗りしてみます。


   鯊天の朱字に惹かれて引戸かな とつかあ太

    黙々と呑む関取の背       ゆかり

   犬が行き荷車が行き秋闌けて     媚庵

    通りすがりにふれる楠       桐子

   羚羊ら裸婦の如きに怠けたる     四羽

    ぐるぐる回る磁石の針が     ゆらぎ

   指し示す立待月の三陰交       葉月

    十日の菊を出窓に飾る           槐

ウ  色鳥に紛れ散髪してゐたり      火尖

    アニメ声なるラジオDJ       太

   大陸の帽子でガラス越しに笑む     り

    復員兵は瀬島龍三          庵

   満水のダム湖にねむる綴じ暦      子

    陸の蛸ならジルバが得意       羽

   枕絵の女となつてまなこ閉づ      ぎ

    甘き誘ひの開く口元         月

   ガルウイングのベンツの抱く朧月    槐

    野焼き帰りの貌の男等        尖

   花守と呼ばるるにまだ若すぎて     太

    戦を知らぬ長き髪の毛        り

   汗吹きてざくざくと行く羅生門     庵

    顎までずらすガーゼのマスク     子

二オ 大統領咳のはづみにポチッとな     羽

    「いいね」ひとつに怯む総書記    ぎ


 葉月さん、権力を離れてお願いします。一例として、妹とか体重とかを出すとこの場合、離れやすいかもしれません。


 

鯊天の巻 二オ2  投稿者:ゆらぎ  投稿日:2020年10月 6日(火)12時37分49秒

  「いいね」ひとつに怯む政敵

転がり出づる汁粉ドリンク

コンテナで着く冷凍マウス

ぎつくり腰で這ふ這ふの体


あばれるのは難しい…いかがでしょうか。  

鯊天の巻 二オ折立  投稿者:ゆかり  投稿日:2020年10月 5日(月)21時08分28秒

   四羽さん、ありがとうございます。不謹慎だけど今しか詠めない三句目を頂きます。大陸間弾道弾の発射ボタンなのか、怪しげな買物か…。


   鯊天の朱字に惹かれて引戸かな とつかあ太

    黙々と呑む関取の背       ゆかり

   犬が行き荷車が行き秋闌けて     媚庵

    通りすがりにふれる楠       桐子

   羚羊ら裸婦の如きに怠けたる     四羽

    ぐるぐる回る磁石の針が     ゆらぎ

   指し示す立待月の三陰交       葉月

    十日の菊を出窓に飾る           槐

ウ  色鳥に紛れ散髪してゐたり      火尖

    アニメ声なるラジオDJ       太

   大陸の帽子でガラス越しに笑む     り

    復員兵は瀬島龍三          庵

   満水のダム湖にねむる綴じ暦      子

    陸の蛸ならジルバが得意       羽

   枕絵の女となつてまなこ閉づ      ぎ

    甘き誘ひの開く口元         月

   ガルウイングのベンツの抱く朧月    槐

    野焼き帰りの貌の男等        尖

   花守と呼ばるるにまだ若すぎて     太

    戦を知らぬ長き髪の毛        り

   汗吹きてざくざくと行く羅生門     庵

    顎までずらすガーゼのマスク     子

二オ 大統領咳のはづみにポチッとな     羽


 ゆらぎさん、冬を離れて下さい。




 

鯊天の巻 二オ1  投稿者:四羽  投稿日:2020年10月 5日(月)20時21分7秒

  ではお言葉に甘えて。


   花守と呼ばるるにまだ若すぎて     太

    戦を知らぬ長き髪の毛        り

   汗吹きてざくざくと行く羅生門     庵

    顎までずらすガーゼのマスク     子

二オ


 実はおれ魔法少女と告げる雪

 暴落のチャートをなぞる冬鴎

 大統領咳のはずみにポチッとな


よろしくお願いします。  

鯊天の巻 二オ折立  投稿者:ゆかり  投稿日:2020年10月 5日(月)09時37分50秒

   桐子さん、ありがとうございます。一句目がコロナ禍っぽくていいでしょう。前句は「汗」で夏ですが、今年の状況なら「マスク」も自然につながります。


   鯊天の朱字に惹かれて引戸かな とつかあ太

    黙々と呑む関取の背       ゆかり

   犬が行き荷車が行き秋闌けて     媚庵

    通りすがりにふれる楠       桐子

   羚羊ら裸婦の如きに怠けたる     四羽

    ぐるぐる回る磁石の針が     ゆらぎ

   指し示す立待月の三陰交       葉月

    十日の菊を出窓に飾る           槐

ウ  色鳥に紛れ散髪してゐたり      火尖

    アニメ声なるラジオDJ       太

   大陸の帽子でガラス越しに笑む     り

    復員兵は瀬島龍三          庵

   満水のダム湖にねむる綴じ暦      子

    陸の蛸ならジルバが得意       羽

   枕絵の女となつてまなこ閉づ      ぎ

    甘き誘ひの開く口元         月

   ガルウイングのベンツの抱く朧月    槐

    野焼き帰りの貌の男等        尖

   花守と呼ばるるにまだ若すぎて     太

    戦を知らぬ長き髪の毛        り

   汗吹きてざくざくと行く羅生門     庵

    顎までずらすガーゼのマスク     子

二オ


 さて、二の折の表です。二の折は以下のように進行します。


二の折表十四句(十三句目月)

二の折裏十四句(九句目月、十三句目花)


 見てのとおり、表は歌仙形式の名残表のようにラス前の月しか制約がありませんね。ぐいぐい行きましょう。四羽さん、冬でも雑でも。せっかくマスクなのでコスプレとか変なものに飛ばしてもいいかも知れません。あばれどころなので、ご随意に。



 


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