2019年 7月 1日(月)21時44分34秒から2019年 7月21日(日)19時50分22秒まで。
つけて名をの巻 ナオ4 投稿者:火尖 投稿日:2019年 7月21日(日)19時50分22秒
ナオ 関取のひとりふたりと目を覚ます 男
雨の匂ひのまじる潮騒 博
あまやかな夕べを過ぐる舌触り 七
肩のあたりを素描されゆく
手のひら直に何を書きゐし
ふざけて零すアロエドリンク
恋ってこんなのでしょうか?
つけて名をの巻 ナオ3 投稿者:ゆかり 投稿日:2019年 7月21日(日)15時46分25秒
七さん、ありがとうございます。
一句目…三島湖って木更津から鴨川まで房総半島を中央突破する途中の人造湖ですね。個人的には旅情を感じますが、「潮騒→三島」も「雨の匂ひ→煙りて」もベタな感じがします。
二句目…恋でしょうか。
三句目…映画過剰な気がします。
というわけで二句目を頂きます。
つけて名を呼ぶことのなき金魚かな 火尖
レゴの欠片を拾ふ明易 ゆかり
てつぺんを翔ちたる翼ぶ厚くて 佳世子
野ねずみひそむ秋草の原 ゆらぎ
姉妹して月のひかりをすがめたる 鯖男
口頭試問迫るうそ寒 正博
ウ 滑舌の酷さを買はれ金庫番 七
カションカションと逃げるロボット 尖
着ぐるみをはづして鯛焼をもらひ り
障子を破る猫の慕し 子
絶え絶えに声はつづいて鄙の宿 ぎ
別れの朝のコーヒーにニド 男
ナオミちやんの足を縛つたまま放つ 博
ストリ-トビュ-に怪し人影 七
しわくちやの紙伸しをる朧月 尖
現代貨幣理論うららか り
花衣かぶせ亡骸若返る 子
ロバのパン屋の歌に反応 ぎ
ナオ 関取のひとりふたりと目を覚ます 男
雨の匂ひのまじる潮騒 博
あまやかな夕べを過ぐる舌触り 七
火尖さん、恋でお願いします。
つけてをの巻 名残の表三句目 投稿者:七 投稿日:2019年 7月21日(日)10時33分39秒
ナオ 関取のひとりふたりと目を覚ます 男
雨の匂ひのまじる潮騒 博
三島湖の少し煙りて旅の途次
あまやかな夕べを過ぐる舌触り
ツゥインピ-クスの映画のやうなひと日
速いめぐりにおたおたしてます(^^; どうでしょう・・・・・
つけて名をの巻 ナオ2 投稿者:ゆかり 投稿日:2019年 7月20日(土)21時03分35秒
正博さん、ありがとうございます。これは二句目の転じが圧倒的によいでしょう。ふつうに考えると潮の香りのほうが雨よりも強いところ、逆転させて虚をついています。
つけて名を呼ぶことのなき金魚かな 火尖
レゴの欠片を拾ふ明易 ゆかり
てつぺんを翔ちたる翼ぶ厚くて 佳世子
野ねずみひそむ秋草の原 ゆらぎ
姉妹して月のひかりをすがめたる 鯖男
口頭試問迫るうそ寒 正博
ウ 滑舌の酷さを買はれ金庫番 七
カションカションと逃げるロボット 尖
着ぐるみをはづして鯛焼をもらひ り
障子を破る猫の慕し 子
絶え絶えに声はつづいて鄙の宿 ぎ
別れの朝のコーヒーにニド 男
ナオミちやんの足を縛つたまま放つ 博
ストリ-トビュ-に怪し人影 七
しわくちやの紙伸しをる朧月 尖
現代貨幣理論うららか り
花衣かぶせ亡骸若返る 子
ロバのパン屋の歌に反応 ぎ
ナオ 関取のひとりふたりと目を覚ます 男
雨の匂ひのまじる潮騒 博
七さん、お願いします。
つけて名をの巻 ナオ2 投稿者:KOIKE 投稿日:2019年 7月20日(土)19時42分4秒
ロバのパン屋の歌に反応
関取のひとりふたりと目を覚ます
付句案 北北東に続く巡業
雨の匂いのまじる潮騒
御前試合の高き下馬評
よろしくお願いします。
つけて名をの巻 ナオ折立 投稿者:ゆかり 投稿日:2019年 7月20日(土)13時47分43秒
鯖男さん、ありがとうございます。二句目がいいでしょう。厳しい稽古の合間に死んだように昼寝していた関取が、ロバのパン屋の歌に「呼んでいる…、呼んでいる…」と身を起こすのですね。怖いよう。
つけて名を呼ぶことのなき金魚かな 火尖
レゴの欠片を拾ふ明易 ゆかり
てつぺんを翔ちたる翼ぶ厚くて 佳世子
野ねずみひそむ秋草の原 ゆらぎ
姉妹して月のひかりをすがめたる 鯖男
口頭試問迫るうそ寒 正博
ウ 滑舌の酷さを買はれ金庫番 七
カションカションと逃げるロボット 尖
着ぐるみをはづして鯛焼をもらひ り
障子を破る猫の慕し 子
絶え絶えに声はつづいて鄙の宿 ぎ
別れの朝のコーヒーにニド 男
ナオミちやんの足を縛つたまま放つ 博
ストリ-トビュ-に怪し人影 七
しわくちやの紙伸しをる朧月 尖
現代貨幣理論うららか り
花衣かぶせ亡骸若返る 子
ロバのパン屋の歌に反応 ぎ
ナオ 関取のひとりふたりと目を覚ます 男
なんだかマッチョでバイオレントなあばれどころであります。正博さん、よろしくお願いします。連句についていろいろ怪しげなことを書いていたら、ご叱正頂けるとありがたいです。
名残表 投稿者:鯖男 投稿日:2019年 7月20日(土)01時57分21秒
亡骸がロバのパンに反応するとは可笑しい。
ぼくもロバのパンは実物を知りません。
歌はどこかで聞いたことあります。
さて、こんなふうにしてみました。
線路から新幹線の逸れてゆく
関取のひとりふたりと目を覚ます
どこからかニョロニョロたちのあらはれる
つけて名をの巻 ウ折端 投稿者:ゆかり 投稿日:2019年 7月19日(金)23時54分38秒
ゆらぎさん、ありがとうございます。せっかく蘇生したのだから、退治したり海に流したりするのはかわいそうだと思いませんか。二句目を頂きます。
つけて名を呼ぶことのなき金魚かな 火尖
レゴの欠片を拾ふ明易 ゆかり
てつぺんを翔ちたる翼ぶ厚くて 佳世子
野ねずみひそむ秋草の原 ゆらぎ
姉妹して月のひかりをすがめたる 鯖男
口頭試問迫るうそ寒 正博
ウ 滑舌の酷さを買はれ金庫番 七
カションカションと逃げるロボット 尖
着ぐるみをはづして鯛焼をもらひ り
障子を破る猫の慕し 子
絶え絶えに声はつづいて鄙の宿 ぎ
別れの朝のコーヒーにニド 男
ナオミちやんの足を縛つたまま放つ 博
ストリ-トビュ-に怪し人影 七
しわくちやの紙伸しをる朧月 尖
現代貨幣理論うららか り
花衣かぶせ亡骸若返る 子
ロバのパン屋の歌に反応 ぎ
ナオ
さて名残表、折立です。まだまだあばれどころは続きますし、折が換わったからといってリセットされるものでもありません。
鯖男さん、私はロバのパン屋は実体験にないので、よろしくお願いします。
つけて名をの巻 ウ12 投稿者:ゆらぎ 投稿日:2019年 7月19日(金)22時47分23秒
ぬえを射落とす頼政を俟つ
ロバのパン屋の歌に反応
そのままうつほ舟にて流せ
よろしくお願い致します。
つけて名をの巻 ウ11 投稿者:ゆかり 投稿日:2019年 7月19日(金)12時43分46秒
佳世子さん、ありがとうございます。三句目は冒険的だけど、裏二句目に「カションカションと逃げるロボット 尖」があるので避けましょう。一句目、二句目は貨幣経済に対し同じようなクールさがあるけど、一句目の方が韻律がよさそうです。
つけて名を呼ぶことのなき金魚かな 火尖
レゴの欠片を拾ふ明易 ゆかり
てつぺんを翔ちたる翼ぶ厚くて 佳世子
野ねずみひそむ秋草の原 ゆらぎ
姉妹して月のひかりをすがめたる 鯖男
口頭試問迫るうそ寒 正博
ウ 滑舌の酷さを買はれ金庫番 七
カションカションと逃げるロボット 尖
着ぐるみをはづして鯛焼をもらひ り
障子を破る猫の慕し 子
絶え絶えに声はつづいて鄙の宿 ぎ
別れの朝のコーヒーにニド 男
ナオミちやんの足を縛つたまま放つ 博
ストリ-トビュ-に怪し人影 七
しわくちやの紙伸しをる朧月 尖
現代貨幣理論うららか り
花衣かぶせ亡骸若返る 子
ゆらぎさん、折端です。春が三句続いたので雑でお願いします。
ええと、ネットなので紙ではないのですが、三十六歌仙のもともとの姿を解説しますと、懐紙二枚を使い、一枚目を初折、二枚目を名残の折といいます。なぜ折というかというと、折るからです。折って表と裏に書きます。
(一枚目)
初折表…6句
初折裏…12句
(二枚目)
名残表…12句
名残裏…6句
折の最後の句を折端(おりはし)、折の最初の句を(おりたて)といいます。本来の折の語義を考えるとこうなのですが、慣用的には表の最後や裏の最初でも割と普通に折端、折立と言います。その場合、後者を「おっぱし」「おったて」と区別して発音することもあるようです。
私たちはネットで巻きながら、昔ながらの物理的な用語を踏襲しつつ、句材としてはロボットだの現代貨幣理論などと何でもありでやっている訳です。
ついでに連句と連歌についてもざっと触れておくと、連句はもともと俳諧の連歌と呼ばれているもので、「俳諧の」がついている分、古来の連歌とは異なります。
古来の連歌…やまとことばしか使ってはいけない。雅。
俳諧の連歌(=連句)…なんでもあり。俗。
つまり私たちは俳諧の連歌として、なんでもありという正しいことをしているのです。
というわけで、ゆらぎさん、よろしくお願いします。
つけて名をの巻 ウ11 投稿者:佳世子 投稿日:2019年 7月19日(金)11時41分25秒
しわくちやの紙伸しをる朧月 尖
現代貨幣理論うららか り
花衣かぶせ亡骸若返る
花満ちて亡骸と遠回りする
われわれは俳句ロボット花はクローン
「怪し人影」問題。納得です。
(無題) 投稿者:火尖 投稿日:2019年 7月19日(金)11時11分56秒
なるほどなるほど、りょうかいです
つけて名をの巻 ウ10 投稿者:ゆかり 投稿日:2019年 7月19日(金)10時01分41秒
火尖さん、ありがとうございます。すみません、「春の月でお願いします」とだけ言った捌き人が悪いのですが、季とともに進行する連句において、「春」「夏」「秋」「冬」を直球で出すと棒球になるので、ナックルやパームボールのような変化球を繰り出すものなのです。全体を見回すとすでに初折表四句目で「秋草」が既出なので、ここは「春」の字を避けたいところです。二句目ベースでちょっと手を入れさせてもらいます。
つけて名を呼ぶことのなき金魚かな 火尖
レゴの欠片を拾ふ明易 ゆかり
てつぺんを翔ちたる翼ぶ厚くて 佳世子
野ねずみひそむ秋草の原 ゆらぎ
姉妹して月のひかりをすがめたる 鯖男
口頭試問迫るうそ寒 正博
ウ 滑舌の酷さを買はれ金庫番 七
カションカションと逃げるロボット 尖
着ぐるみをはづして鯛焼をもらひ り
障子を破る猫の慕し 子
絶え絶えに声はつづいて鄙の宿 ぎ
別れの朝のコーヒーにニド 男
ナオミちやんの足を縛つたまま放つ 博
ストリ-トビュ-に怪し人影 七
しわくちやの紙伸しをる朧月 尖
現代貨幣理論うららか り
佳世子さん、花の座をお願いします。必ず「花」という字を用いて、「桜」の字は出さずに桜を愛でて下さい。名残裏にもう一度花の座があるので、ここではすこし軽い感じのものでもいいです。
つけて名をの巻 ウ9 投稿者:火尖 投稿日:2019年 7月19日(金)06時19分25秒
お待たせしました。すいません。難産。手間取りました。
別れの朝のコーヒーにニド 男
ナオミちやんの足を縛つたまま放つ 博
ストリ-トビュ-に怪し人影 七
春月の代はりの紙を買ひにゆく
春の月しわくちやの紙伸してをり
まだ低き春月にアフレコをせよ
「怪し人影」問題 投稿者:ゆかり 投稿日:2019年 7月19日(金)00時14分7秒
ツイッター方面で鯖男さんからいろいろ情報を頂きました。
(その1)上代に「美し国」という言い方があること。
折口信夫『万葉集辞典』には、<うまし国・うまし処女のうましは、形容詞の原始修飾形で、活用のできた後も、終止形に似た原始形を使ふのである>とある。
(その2)「なつかしのメロディー」「いとしのエリー」などの「の」を含む言い方も実は同じ使い方であること。
https://www.nhk.or.jp/bunken/summary/kotoba/kotobax3/pdf/047.pdf
つけて名をの巻 ウ8 投稿者:ゆかり 投稿日:2019年 7月18日(木)11時08分48秒
七さん、ありがとうございます。ヒモとかリードとかは付き過ぎな気がしますので、二句目で行きましょう。文法的にビミョーなところがあるのですが、二語だと思うから連体形じゃないといけなくて「怪しき」もしくは「怪しい」だという話になるので、「怪し人影」という連結語として捉えることにします。しばらくこのまま寝かせるので、あとでどうしても変だということであれば差し替えましょう。
つけて名を呼ぶことのなき金魚かな 火尖
レゴの欠片を拾ふ明易 ゆかり
てつぺんを翔ちたる翼ぶ厚くて 佳世子
野ねずみひそむ秋草の原 ゆらぎ
姉妹して月のひかりをすがめたる 鯖男
口頭試問迫るうそ寒 正博
ウ 滑舌の酷さを買はれ金庫番 七
カションカションと逃げるロボット 尖
着ぐるみをはづして鯛焼をもらひ り
障子を破る猫の慕し 子
絶え絶えに声はつづいて鄙の宿 ぎ
別れの朝のコーヒーにニド 男
ナオミちやんの足を縛つたまま放つ 博
ストリ-トビュ-に怪し人影 七
さて、十一句目の花の座が近づいてきましたが、流れ的に夏の月も冬の月も出せてなかったので、このへんで春の月としたいと思います。火尖さん、よろしくお願いします。
つけてをの巻八句目 投稿者:七 投稿日:2019年 7月18日(木)07時53分8秒
別れの朝のコーヒーにニド 男
ナオミちやんの足を縛つたまま放つ 博
パパに習う超ヒモ理論 七
ストリ-トビュ-に怪し人影
リ-ドを付けずタロ-と散歩
おはよ-ございます♪おそうなりましたが、よろしくお願いします。
つけて名をの巻 ウ7 投稿者:ゆかり 投稿日:2019年 7月17日(水)20時14分29秒
正博さん、ありがとうございます。これは前句の時代感覚がナオミ、カムバック、トゥーミーとか谷ナオミとかを呼び込んだであろう三句目が断然面白いでしょう。
つけて名を呼ぶことのなき金魚かな 火尖
レゴの欠片を拾ふ明易 ゆかり
てつぺんを翔ちたる翼ぶ厚くて 佳世子
野ねずみひそむ秋草の原 ゆらぎ
姉妹して月のひかりをすがめたる 鯖男
口頭試問迫るうそ寒 正博
ウ 滑舌の酷さを買はれ金庫番 七
カションカションと逃げるロボット 尖
着ぐるみをはづして鯛焼をもらひ り
障子を破る猫の慕し 子
絶え絶えに声はつづいて鄙の宿 ぎ
別れの朝のコーヒーにニド 男
ナオミちやんの足を縛つたまま放つ 博
七さん、ここは一旦、恋とレトロを完全に離れましょう。雑でお願いします。
ウラ7句目 投稿者:KOIKE 投稿日:2019年 7月17日(水)18時27分2秒
むかしそんなCMがありましたね。
無季で恋の長句でいいですか。
前句 別れの朝のコーヒーにニド 鯖男
付句案 愛されていたことにすら気がつかぬ 正博
新しい恋はグレードアップする
ナオミちゃんの足を縛ったまま放つ
つけて名をの巻 ウ6 投稿者:ゆかり 投稿日:2019年 7月17日(水)13時49分0秒
鯖男さん、ありがとうございます。これはもう圧倒的に「ニド」でしょう。よくもまあ、半世紀前の商品を。植物性油脂のスジャータなどにとって代わる前の一時期、過渡期的に粉末のクリープとかニドとかが出回りました。「クリープを入れないコーヒーなんて」は思い出せるけど、ニドのCMってちょっと思い出せません。
つけて名を呼ぶことのなき金魚かな 火尖
レゴの欠片を拾ふ明易 ゆかり
てつぺんを翔ちたる翼ぶ厚くて 佳世子
野ねずみひそむ秋草の原 ゆらぎ
姉妹して月のひかりをすがめたる 鯖男
口頭試問迫るうそ寒 正博
ウ 滑舌の酷さを買はれ金庫番 七
カションカションと逃げるロボット 尖
着ぐるみをはづして鯛焼をもらひ り
障子を破る猫の慕し 子
絶え絶えに声はつづいて鄙の宿 ぎ
別れの朝のコーヒーにニド 男
いきなり別れてしまったので、ストーカー的に続けるのでもさっぱり恋を離れるのでも。正博さん、お願いします。
恋 投稿者:鯖男 投稿日:2019年 7月17日(水)09時42分52秒
こんなのでいかがでしょうか。恋句になっているでしょうか。
ふたりの社長手に手をとつて
別れの朝のコーヒーにニド
始めてのかたへ自己紹介。
25年くらい前に、今はなきパソコン通信にて俳句を始めました。
『恒信風』と『草苑』に俳句を出していました。
ですので、桂信子の弟子ということになるのかもしれません。
しばらく沈黙しておりましたが、さいきん『いぶき』に投句しています。
連句の経験はほんのすこし。歌仙満尾したのは2回くらい。
あ、カションカションは面白かったです。
つけて名をの巻 ウ5 投稿者:ゆかり 投稿日:2019年 7月16日(火)21時10分58秒
ゆらぎさん、ありがとうございます。そのまま頂きます。
つけて名を呼ぶことのなき金魚かな 火尖
レゴの欠片を拾ふ明易 ゆかり
てつぺんを翔ちたる翼ぶ厚くて 佳世子
野ねずみひそむ秋草の原 ゆらぎ
姉妹して月のひかりをすがめたる 鯖男
口頭試問迫るうそ寒 正博
ウ 滑舌の酷さを買はれ金庫番 七
カションカションと逃げるロボット 尖
着ぐるみをはづして鯛焼をもらひ り
障子を破る猫の慕し 子
絶え絶えに声はつづいて鄙の宿 ぎ
鯖男さん、恋でお願いします。
ウ5 訂正します 投稿者:ゆらぎ 投稿日:2019年 7月16日(火)19時45分26秒
どうして間違えてしまったのでしょう。
度々すみません…
絶え絶えに声はつづいて鄙の宿
です。
つけて名をの巻 ウ5 投稿者:ゆらぎ 投稿日:2019年 7月16日(火)18時01分13秒
絶え絶えに声は聞こえて鄙の宿
いかがでしょうか…
良くなければ再考します。
大室ゆらぎと申します。
「短歌人」同人です。歌集「海南別墅」「夏野」。
よろしくお願い致します。
つけて名をの巻 ウ4 投稿者:ゆかり 投稿日:2019年 7月16日(火)15時57分57秒
佳世子さん、ありがとうございます。
一句目…「槌音」が面白いのですが、打越の「カションカション」というオノマトペに障るような気がします。
二句目…役者が続くとしんどい気がします。
三句目…魚に猫ならありきたりだけど、鯛焼に猫という微妙な遠さが面白いですね。
というわけで三句目を頂きます。
つけて名を呼ぶことのなき金魚かな 火尖
レゴの欠片を拾ふ明易 ゆかり
てつぺんを翔ちたる翼ぶ厚くて 佳世子
野ねずみひそむ秋草の原 ゆらぎ
姉妹して月のひかりをすがめたる 鯖男
口頭試問迫るうそ寒 正博
ウ 滑舌の酷さを買はれ金庫番 七
カションカションと逃げるロボット 尖
着ぐるみをはづして鯛焼をもらひ り
障子を破る猫の慕し 子
ゆらぎさん、ひとまず雑で冬を離れましょう。この体勢から次か次の次で恋を呼び込むことはできますか。
つけて名をの巻 ウ4 投稿者:佳世子 投稿日:2019年 7月16日(火)14時00分11秒
ウ 着ぐるみをはづして鯛焼をもらひ り
郵便受けに届く槌音
片足で木になれと言はれる
障子を破る猫の慕し
小久保佳世子と申します。俳句歴は20年以上になりますが、連句は全く初めてです。
初めドキドキでしたが、今はワクワクに変わりました。
よろしくお願いします。
つけて名をの巻 ウ3 投稿者:ゆかり 投稿日:2019年 7月15日(月)23時39分1秒
火尖さん、ありがとうございます。
一句目…ううむ、「義肢」は句材にするのははばかられます。
二句目…ずいぶん前時代的なロボットですね。
三句目…打越が「口頭試問」で前句が「滑舌」なので、唱えるのは避けたいです。
というわけで二句目を頂きます。
つけて名を呼ぶことのなき金魚かな 火尖
レゴの欠片を拾ふ明易 ゆかり
てつぺんを翔ちたる翼ぶ厚くて 佳世子
野ねずみひそむ秋草の原 ゆらぎ
姉妹して月のひかりをすがめたる 鯖男
口頭試問迫るうそ寒 正博
ウ 滑舌の酷さを買はれ金庫番 七
カションカションと逃げるロボット 尖
着ぐるみをはづして鯛焼をもらひ り
体言止めが三句続いたので変化をつけ、冬にしてみました。佳世子さん、冬でも雑でも恋でも。
つけて名をの巻 ウ2 投稿者:火尖 投稿日:2019年 7月15日(月)23時04分3秒
ウ 滑舌の酷さを買はれ金庫番 七
開店間近義肢装具店
カションカションと逃げるロボット
テクマクマヤコン軽く唱へて
つけて名をの巻 ウ1 投稿者:ゆかり 投稿日:2019年 7月15日(月)11時31分38秒
七さん、ありがとうございます。二句目がおもしろいでしょう。仮名遣いのみ旧仮名に揃えます。
つけて名を呼ぶことのなき金魚かな 火尖
レゴの欠片を拾ふ明易 ゆかり
てつぺんを翔ちたる翼ぶ厚くて 佳世子
野ねずみひそむ秋草の原 ゆらぎ
姉妹して月のひかりをすがめたる 鯖男
口頭試問迫るうそ寒 正博
ウ 滑舌の酷さを買はれ金庫番 七
火尖さん、あばれどころなので破天荒なものをお願いします。
つけてをの巻 初折裏 投稿者:七 投稿日:2019年 7月15日(月)11時16分10秒
口頭試問迫るうそ寒 正博
ウ たらればなだちと一日つるみ過ぐ 七
滑舌の酷さを買われ金庫番
兎告ぐ穴は掘るもの落っこちるとこ
はじめまして。七風姿(ななふし)と言います。連句は、ほぼ「みしみし」さんのところで鍛えられましたが全く身につかず(汗 俳句もときどきです。こんなんですがよろしくお願いします。
つけて名をの巻 6 投稿者:ゆかり 投稿日:2019年 7月14日(日)21時53分33秒
正博さん、ありがとうございます。前句が二人なのがいちばん生きそうなという観点で、一句目を頂きます。
つけて名を呼ぶことのなき金魚かな 火尖
レゴの欠片を拾ふ明易 ゆかり
てつぺんを翔ちたる翼ぶ厚くて 佳世子
野ねずみひそむ秋草の原 ゆらぎ
姉妹して月のひかりをすがめたる 鯖男
口頭試問迫るうそ寒 正博
ウ
初折裏に入ります。ここからはあばれどころです。七さん、秋を離れて下さい。
6句目 折端 投稿者:KOIKE 投稿日:2019年 7月14日(日)21時35分55秒
小池正博です。連句と川柳をやってます。
前句 姉妹して月のひかりをすがめたる 鯖男
付句案 口頭試問迫るうそ寒 正博
五割十割新蕎麦を打つ
アスリートから手紙身に入む
よろしくお願いします。
自己紹介 投稿者:火尖 投稿日:2019年 7月14日(日)21時03分32秒
西川火尖です。
俳句は2004~2005年頃からはじめて、2006年炎環入会。子供連れで来れる子連れ句会の問合せ先と、短歌、現代詩、俳句の同人Qaiクヮイのメンバーやってます。あとは神奈川東京間で自宅と職場の往復やってます。
よろしくお願いします。
あ、そうだ 投稿者:ゆかり 投稿日:2019年 7月14日(日)20時58分13秒
お互いに知らない人もいると思うので、皆さん、適当に自己紹介を混ぜ込んで下さい。よろしくお願いします。
つけて名をの巻 月 投稿者:ゆかり 投稿日:2019年 7月14日(日)20時31分15秒
鯖男さん、ありがとうございます。ここまで明示的に他人が出ていないので、姉妹、大男が登場するのはいいですね。一句目を頂きます。
つけて名を呼ぶことのなき金魚かな 火尖
レゴの欠片を拾ふ明易 ゆかり
てつぺんを翔ちたる翼ぶ厚くて 佳世子
野ねずみひそむ秋草の原 ゆらぎ
姉妹して月のひかりをすがめたる 鯖男
では正博さん、秋の句をお願いします。
月の座 投稿者:鯖男 投稿日:2019年 7月14日(日)18時37分25秒
よろしくお願いします。
3句ほど出せばよいのですね。
姉妹して月のひかりをすがめたる
月白に見えてきたるは大男
半島の付け根あたりに月の照る
ホトトギスとは気がつきませんでした。
つけて名をの巻 4 投稿者:ゆかり 投稿日:2019年 7月14日(日)13時51分32秒
ゆらぎさん、ありがとうございます。三句目を頂きます。
つけて名を呼ぶことのなき金魚かな 火尖
レゴの欠片を拾ふ明易 ゆかり
てつぺんを翔ちたる翼ぶ厚くて 佳世子
野ねずみひそむ秋草の原 ゆらぎ
ところで前句の「てつぺん」ですが、これ、打越の「欠片」から導かれていて「てっぺんかけたか」というホトトギスの鳴き声になっているというのに、一晩寝たら気がつきました。であれば確かに翼が分厚そうです。
さて鯖男さん、月の座をお願いします。
4句目訂正 投稿者:ゆらぎ 投稿日:2019年 7月14日(日)10時38分23秒
すみません。最初の句は、
葛の広葉の蔭に這ひ込む
です。
4句目 投稿者:ゆらぎ 投稿日:2019年 7月14日(日)10時35分5秒
葛の広葉に蔭に這ひ込む
魅入らるるとふよろこびもあり
野ねずみひそむ秋草の原
よろしくお願いいたします…
つけて名をの巻 第三 投稿者:ゆかり 投稿日:2019年 7月13日(土)23時19分20秒
佳世子さん、ありがとうございます。「連句は全くの初心者です」とのことですので、ちょっとだけ解説します。
①蛍火や/宅地造成食い止めて
②梅雨籠り/ナウマン象を組み立てて
③仔猫らし/逗子までずつと鳴いてゐて
/を足して見ましたが、俳人の習性で一句の中に複雑な構造を作ろうとしているので、一句の中ではなく、前句との間で関係性を構築するようにしてみて下さい。
それから①の「や」や「かな」「けり」などは、発句の性格を継承して俳句で普通に使っているものですが、連句の場合、発句以外では強すぎて分断してしまうので使いません。
このあたりをちょっと気をつければ、すぐ飲み込めると思います。
後からの三句目を頂きますね。思わせぶりで、発句、脇の挨拶から遠くてよいと思います。
つけて名を呼ぶことのなき金魚かな 火尖
レゴの欠片を拾ふ明易 ゆかり
てつぺんを翔ちたる翼ぶ厚くて 佳世子
次はゆらぎさんです。ゆらぎさんの次の鯖男さんが月の座となります。雑か秋でお願いします。「てつぺんを翔ちたる翼」が結構唐突なので、それの主がベタ付けでない程度に分かるようなものがいいかも知れません。よろしくお願いします。
どきどきの始まりです。 投稿者:佳世子 投稿日:2019年 7月13日(土)22時17分5秒
子規庵へラブホは雨に濡れてゐて
先生の後ろ姿が山に似て
てつぺんを翔ちたる翼ぶ厚くて
お手数おかけします。
よろしくお願いします。
すみません。 投稿者:佳世子 投稿日:2019年 7月13日(土)21時58分16秒
無季でしたね。
再トライしてみます。
よろしくお願いします。 投稿者:佳世子 投稿日:2019年 7月13日(土)21時33分42秒
蛍火や宅地造成食い止めて
梅雨籠りナウマン象を組み立てて
仔猫らし逗子までずつと鳴いてゐて
連句は全くの初心者です。
ご指南よろしくお願いします。
つけて名をの巻 脇 投稿者:ゆかり 投稿日:2019年 7月13日(土)15時59分54秒
火尖さん、ありがとうございます。これは一句目がいいでしょう。金魚に名付けたけれど、それっきりその名では呼ばれていないのですね。
つけて名を呼ぶことのなき金魚かな 火尖
レゴの欠片を拾ふ明易 ゆかり
次は第三です。発句と脇の挨拶を離れ、て止めで、後ろにつなげやすいものがよいです。雑(ぞう=無季)でお願いします。では佳世子さん、どうぞ。
(無題) 投稿者:火尖 投稿日:2019年 7月13日(土)15時33分6秒
文字化けしたので再送します。
つけて名を呼ぶことのなき金魚かな
空蝉やタイムマシンの形姿
兄弟は蛍袋を知らざりき
よろしくお願いします。
(無題) 投稿者:火尖 投稿日:2019年 7月13日(土)15時26分42秒
お待たせいたしました。連句はめちゃくちゃ久しぶりです。
つけて名を呼ぶことのなき金魚かな
空?やタイムマシンの形姿
兄弟は蛍袋を知らざりき
よろしくお願いします!
次の巻のご案内 投稿者:ゆかり 投稿日:2019年 7月12日(金)14時22分26秒
次の巻ですが、以下の順で巻きます。よろしくお願いします。
西川火尖さん(俳人)
三島ゆかり(俳人、連句人)
小久保佳世子さん(俳人)
大室ゆらぎさん(歌人)
亀山鯖男さん(俳人)
小池正博さん(柳人、連句人)
植松七重さん(俳人)
いえいえ 投稿者:ゆかり 投稿日:2019年 7月 2日(火)00時00分40秒
恵さん、どういたしまして。
恵さんの句はチャレンジ精神があるので、捌いていて楽しいです。
またどうぞ。
日傘さしの巻 投稿者:恵 投稿日:2019年 7月 1日(月)22時52分49秒
ゆかりさん、評釈ありがとうございます!
巻き終わった後も二度楽しい(^^)
次はもっとなんとかとか思ったりして。
またよろしくお声がけ下さい!
日傘さしの巻・評釈4 投稿者:ゆかり 投稿日:2019年 7月 1日(月)21時44分34秒
遠めがねにて見やる行くすゑ り
ナウ しんしんと雪の音聞くカテドラル 生
名残裏である。これは前句にいう「行くすゑ」の景だろうか。前句「見やる」に対し「音聞く」で付けている。また、全体を見渡しここまでの展開の中で未出の「雪」で付け、締めにかかっている。
しんしんと雪の音聞くカテドラル 生
二十世紀の冬帽傾ぐ 羽
打越に「行くすゑ」がある状況下で微妙だが、大聖堂だけに歴史的な陳列物などもあるのだろう。
二十世紀の冬帽傾ぐ 羽
蒼穹に輪を描くブルーインパルス 庵
「ブルーインパルス」は航空自衛隊の曲芸飛行隊。一九六四年の東京オリンピック開会式で青空に描いた五輪は国民の度肝を抜いたというが、当時幼稚園生だった私の物心には残念ながら残っていない。できごととしては十月十日のことだが、連句で秋の句を出すと三句続けなければならなくなるので、巧みに季語を避けている。
蒼穹に輪を描くブルーインパルス 庵
赤で記せし恋猫の地図 恵
前句の「蒼穹」もしくは「ブルー」に対し、「赤」で付けている。「恋猫の地図」が人間界の青線地帯、赤線地帯を思い起こさせもする。名残表四句目に「赤」は既出だが、描いている世界が全然異なるので問題ないだろう。ここから挙句まで春の句が続く。
赤で記せし恋猫の地図 恵
あしあとにひかり生まれる花の朝 子
花の座である。花を直接愛でるのではなく、前句を受けつつひらがなを多用した「あしあとにひかり生まれる」と取り合わせることにより、幻想的な生命力が感じられる。
あしあとにひかり生まれる花の朝 子
みんな似てゐる四月の子ども 萸
挙句である。新入園児もしくは新入学児だろうか。もちろん子どもはひとりひとりみな違うが、それがはっきりしてくるのはこれから始まる集団生活の中である。まずはみんな似てゐるものとして、そのエネルギーを受け止めよう。花の座の句と相まって、子どもの生命力が満ちあふれている。
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