2022年7月9日土曜日

掲示板過去ログ180

 2019年 8月21日(水)13時51分13秒から2019年 9月 4日(水)09時22分53秒まで。




かなかな ナウ4  投稿者:ゆかり  投稿日:2019年 9月 4日(水)09時22分53秒

   月犬さん、ありがとうございます。花の座が苦労しそうな句ですね。


   かなかなや他人の住んでゐる生家    陽子

    釣瓶落しへ豆腐屋の笛       ゆかり

   月光を物理学者のすり抜けて     あんこ

    狂ひ咲きをる病院の庭        媚庵

   洟水に似たる氷柱をへし折らん     銀河

    夜毎天狗は高尾の森で        月犬

ウ  語部の塩辛声のしみわたる        令

    南の島の白き砂浜           子

   たつぷりと塗つてと言ひて横たはり    り

    背骨をなぞるこそばゆき指       こ

   三味線の皮は猫だと教へられ       庵

    蝙蝠の影よぎる月面          河

   書棚には伯爵領といふ句集        犬

    前へ倣へで靴の形に          令

   下萌をボーイスカウト駆けてくる     子

    げにかぐはしき佐保姫のひだ      り

   風光るテラスヘスパゲティふたつ     こ

    文庫の中也詩集に落花         庵

ナオ 早紅葉の湯田温泉の駅舎裏        河

    旅の役者と帰る燕と          犬

   菊酒を唐草文の風呂敷に         令

    押し入れの中息をひそめる       子

   熱戦はタイブレークに突入す       り

    ボールボーイのいつも後ろ手      こ

   賭け金をまた倍にする女連れ       庵

    燃える朱色に香を焚きしめ       河

   老画伯襖に描く龍虎の図         犬

    竹林のなか小径小暗し         令

   月光に関守石のひとつあり        子

    抜き差しならぬままに長き夜      り

ナウ 露霜の鉄扉を押せば軋みたる       こ

    グランドピアノ弾く人の影       庵

   抽斗にハズキルーペを置き忘れ      河

    嗚呼恍惚の牡丹雪降る         犬


 令さん、前句でこんなに詠嘆されてしまいましたよ。ともあれ花の座をお願いします。


 

 

 

かなかな  投稿者:月犬  投稿日:2019年 9月 4日(水)09時00分3秒

  ナウ 露霜の鉄扉を押せば軋みたる       こ

    グランドピアノ弾く人の影       庵

   抽斗にハズキルーペを置き忘れ      河



    嗚呼恍惚の牡丹雪降る         犬


お捌きください。  

ああ、やっぱり。これ?  投稿者:銀河  投稿日:2019年 9月 4日(水)01時44分28秒

  むらがったわけでもないんだけど。?。了解しました。  

婉曲に書いているのに  投稿者:ゆかり  投稿日:2019年 9月 4日(水)01時23分56秒

  ぶつぶつ。

そういう話もあるのかという程度にこの辺をご覧下さい。

https://togetter.com/li/1276761  

言い換えると  投稿者:銀河  投稿日:2019年 9月 4日(水)01時12分58秒 編集済

  スッキリするものですね。ありがとうございます。ところで、ハズキルーペの「あやしい噂」ってなに?重宝しているのに。

 

かなかな ナウ3  投稿者:ゆかり  投稿日:2019年 9月 3日(火)23時00分28秒

   銀河さん、ありがとうございます。ハズキルーペはあやしげな噂も聞きますが、それはそれ。ちょっと整えて頂くことにします。


   かなかなや他人の住んでゐる生家    陽子

    釣瓶落しへ豆腐屋の笛       ゆかり

   月光を物理学者のすり抜けて     あんこ

    狂ひ咲きをる病院の庭        媚庵

   洟水に似たる氷柱をへし折らん     銀河

    夜毎天狗は高尾の森で        月犬

ウ  語部の塩辛声のしみわたる        令

    南の島の白き砂浜           子

   たつぷりと塗つてと言ひて横たはり    り

    背骨をなぞるこそばゆき指       こ

   三味線の皮は猫だと教へられ       庵

    蝙蝠の影よぎる月面          河

   書棚には伯爵領といふ句集        犬

    前へ倣へで靴の形に          令

   下萌をボーイスカウト駆けてくる     子

    げにかぐはしき佐保姫のひだ      り

   風光るテラスヘスパゲティふたつ     こ

    文庫の中也詩集に落花         庵

ナオ 早紅葉の湯田温泉の駅舎裏        河

    旅の役者と帰る燕と          犬

   菊酒を唐草文の風呂敷に         令

    押し入れの中息をひそめる       子

   熱戦はタイブレークに突入す       り

    ボールボーイのいつも後ろ手      こ

   賭け金をまた倍にする女連れ       庵

    燃える朱色に香を焚きしめ       河

   老画伯襖に描く龍虎の図         犬

    竹林のなか小径小暗し         令

   月光に関守石のひとつあり        子

    抜き差しならぬままに長き夜      り

ナウ 露霜の鉄扉を押せば軋みたる       こ

    グランドピアノ弾く人の影       庵

   抽斗にハズキルーペを置き忘れ      河


 月犬さん、牡丹雪を降らせて下さい。

 

かなかな ナウ3  投稿者:銀河  投稿日:2019年 9月 3日(火)12時46分7秒

      抜き差しならぬままに長き夜      り

ナウ 露霜の鉄扉を押せば軋みたる       こ

    グランドピアノ弾く人の影       庵



   ハヅキルーペ引き出しに置きわすれ来て  河

   引退のタイミングよき功労賞       河


遅れてすみません。いかがでせうか?


 

かなかな ナウ2  投稿者:ゆかり  投稿日:2019年 9月 2日(月)23時16分41秒

   媚庵さん、速攻でありがとうございます。一句目がよいでしょう。


   かなかなや他人の住んでゐる生家    陽子

    釣瓶落しへ豆腐屋の笛       ゆかり

   月光を物理学者のすり抜けて     あんこ

    狂ひ咲きをる病院の庭        媚庵

   洟水に似たる氷柱をへし折らん     銀河

    夜毎天狗は高尾の森で        月犬

ウ  語部の塩辛声のしみわたる        令

    南の島の白き砂浜           子

   たつぷりと塗つてと言ひて横たはり    り

    背骨をなぞるこそばゆき指       こ

   三味線の皮は猫だと教へられ       庵

    蝙蝠の影よぎる月面          河

   書棚には伯爵領といふ句集        犬

    前へ倣へで靴の形に          令

   下萌をボーイスカウト駆けてくる     子

    げにかぐはしき佐保姫のひだ      り

   風光るテラスヘスパゲティふたつ     こ

    文庫の中也詩集に落花         庵

ナオ 早紅葉の湯田温泉の駅舎裏        河

    旅の役者と帰る燕と          犬

   菊酒を唐草文の風呂敷に         令

    押し入れの中息をひそめる       子

   熱戦はタイブレークに突入す       り

    ボールボーイのいつも後ろ手      こ

   賭け金をまた倍にする女連れ       庵

    燃える朱色に香を焚きしめ       河

   老画伯襖に描く龍虎の図         犬

    竹林のなか小径小暗し         令

   月光に関守石のひとつあり        子

    抜き差しならぬままに長き夜      り

ナウ 露霜の鉄扉を押せば軋みたる       こ

    グランドピアノ弾く人の影       庵


 銀河さん、雑でお願いします。  

ナウ2  投稿者:媚庵  投稿日:2019年 9月 2日(月)22時56分34秒

     月光に関守石のひとつあり        子

    抜き差しならぬままに長き夜      り

ナウ 露霜の鉄扉を押せば軋みたる       こ


     グランドピアノ弾く人の影      庵

     トキワ荘から鳩が飛び立つ


難しいです。いかがでしょうか?  

かなかな ナウ1  投稿者:ゆかり  投稿日:2019年 9月 2日(月)22時25分57秒

   あんこさん、ありがとうございます。二句目を頂きます。


   かなかなや他人の住んでゐる生家    陽子

    釣瓶落しへ豆腐屋の笛       ゆかり

   月光を物理学者のすり抜けて     あんこ

    狂ひ咲きをる病院の庭        媚庵

   洟水に似たる氷柱をへし折らん     銀河

    夜毎天狗は高尾の森で        月犬

ウ  語部の塩辛声のしみわたる        令

    南の島の白き砂浜           子

   たつぷりと塗つてと言ひて横たはり    り

    背骨をなぞるこそばゆき指       こ

   三味線の皮は猫だと教へられ       庵

    蝙蝠の影よぎる月面          河

   書棚には伯爵領といふ句集        犬

    前へ倣へで靴の形に          令

   下萌をボーイスカウト駆けてくる     子

    げにかぐはしき佐保姫のひだ      り

   風光るテラスヘスパゲティふたつ     こ

    文庫の中也詩集に落花         庵

ナオ 早紅葉の湯田温泉の駅舎裏        河

    旅の役者と帰る燕と          犬

   菊酒を唐草文の風呂敷に         令

    押し入れの中息をひそめる       子

   熱戦はタイブレークに突入す       り

    ボールボーイのいつも後ろ手      こ

   賭け金をまた倍にする女連れ       庵

    燃える朱色に香を焚きしめ       河

   老画伯襖に描く龍虎の図         犬

    竹林のなか小径小暗し         令

   月光に関守石のひとつあり        子

    抜き差しならぬままに長き夜      り

ナウ 露霜の鉄扉を押せば軋みたる       こ


 媚庵さん、雑でお願いします。

 

ナウ1  投稿者:あんこ  投稿日:2019年 9月 2日(月)17時12分18秒

  鶴来る地へ明け方を告ぐる鐘 こ

露霜の鉄扉を押せば軋みたる


お捌き願います。  

かなかな ナオ12  投稿者:ゆかり  投稿日:2019年 9月 2日(月)10時32分31秒

   陽子さん、ありがとうございます。考えてみれば、前句に「小暗し」があるとそうとう月の座が付けにくいですよね。捌き人の失策だったかもしれません。一句目を頂きます。


   かなかなや他人の住んでゐる生家    陽子

    釣瓶落しへ豆腐屋の笛       ゆかり

   月光を物理学者のすり抜けて     あんこ

    狂ひ咲きをる病院の庭        媚庵

   洟水に似たる氷柱をへし折らん     銀河

    夜毎天狗は高尾の森で        月犬

ウ  語部の塩辛声のしみわたる        令

    南の島の白き砂浜           子

   たつぷりと塗つてと言ひて横たはり    り

    背骨をなぞるこそばゆき指       こ

   三味線の皮は猫だと教へられ       庵

    蝙蝠の影よぎる月面          河

   書棚には伯爵領といふ句集        犬

    前へ倣へで靴の形に          令

   下萌をボーイスカウト駆けてくる     子

    げにかぐはしき佐保姫のひだ      り

   風光るテラスヘスパゲティふたつ     こ

    文庫の中也詩集に落花         庵

ナオ 早紅葉の湯田温泉の駅舎裏        河

    旅の役者と帰る燕と          犬

   菊酒を唐草文の風呂敷に         令

    押し入れの中息をひそめる       子

   熱戦はタイブレークに突入す       り

    ボールボーイのいつも後ろ手      こ

   賭け金をまた倍にする女連れ       庵

    燃える朱色に香を焚きしめ       河

   老画伯襖に描く龍虎の図         犬

    竹林のなか小径小暗し         令

   月光に関守石のひとつあり        子

    抜き差しならぬままに長き夜      り

ナウ


 ここから名残裏です。しらふに返った感じで初折裏~名残表のあばれどころとは一線を画して下さい。あんこさん、秋の句をもう一句お願いします。晩秋っぽいのがいいです。竹林~関守石系の流れに戻らぬようお願いします。

 

(無題)  投稿者:陽子  投稿日:2019年 9月 1日(日)19時30分16秒

  どうしてもイメージが北嵯峨へ行ってしまいます。


老画伯襖に描く龍虎の図      犬

 竹林のなか小径小暗し      令


月光に関守石のひとつあり    陽子

草庵の垣に寂たる月あかり

月光を浴び化野の石仏


お捌きお願いいたします。  

かなかな ナオ10  投稿者:ゆかり  投稿日:2019年 8月31日(土)20時50分53秒 編集済

   なるほど、だったら漢字で書いた方がこの場合よさそうですね。四字熟語だと思って混乱する恐れもあまりないと思います。


   かなかなや他人の住んでゐる生家    陽子

    釣瓶落しへ豆腐屋の笛       ゆかり

   月光を物理学者のすり抜けて     あんこ

    狂ひ咲きをる病院の庭        媚庵

   洟水に似たる氷柱をへし折らん     銀河

    夜毎天狗は高尾の森で        月犬

ウ  語部の塩辛声のしみわたる        令

    南の島の白き砂浜           子

   たつぷりと塗つてと言ひて横たはり    り

    背骨をなぞるこそばゆき指       こ

   三味線の皮は猫だと教へられ       庵

    蝙蝠の影よぎる月面          河

   書棚には伯爵領といふ句集        犬

    前へ倣へで靴の形に          令

   下萌をボーイスカウト駆けてくる     子

    げにかぐはしき佐保姫のひだ      り

   風光るテラスヘスパゲティふたつ     こ

    文庫の中也詩集に落花         庵

ナオ 早紅葉の湯田温泉の駅舎裏        河

    旅の役者と帰る燕と          犬

   菊酒を唐草文の風呂敷に         令

    押し入れの中息をひそめる       子

   熱戦はタイブレークに突入す       り

    ボールボーイのいつも後ろ手      こ

   賭け金をまた倍にする女連れ       庵

    燃える朱色に香を焚きしめ       河

   老画伯襖に描く龍虎の図         犬

    竹林のなか小径小暗し         令


 陽子さん、お待たせしました。月の座をお願いします。秋の月を愛でて下さい。

 

ええと  投稿者:れい  投稿日:2019年 8月31日(土)18時14分54秒

  小径+小暗し、なのですが。

小径をぐらき、のほうがいいでせうか。  

ううむ  投稿者:ゆかり  投稿日:2019年 8月31日(土)18時03分54秒

  これはどこでことばが切れているのですか。


小径+をぐ+らし


という形態素解析でよいのでしょうか。  

かなかな  投稿者:れい  投稿日:2019年 8月31日(土)15時33分56秒

      竹林のなか小径をぐらし        令


これでは如何でせうか。  

変えます  投稿者:れい  投稿日:2019年 8月31日(土)15時21分49秒

  ゆかり様、すみません。

次が月でしたか。失念していました。

変えますから、ボツにしてください。  

ううむ  投稿者:ゆかり  投稿日:2019年 8月31日(土)12時21分1秒

   令さん、ありがとうございます。うひゃあ、次が月の座で雲で朝なのですか。もう少しお手柔らかにお願いします。

 

かなかな  投稿者:令  投稿日:2019年 8月31日(土)08時51分18秒 編集済

      日和雲浮く朝のしづけさ        令


すみません。雑なのでしたね。

変えました。

お捌きを。

      

たしかに  投稿者:月犬  投稿日:2019年 8月30日(金)18時24分13秒

  この場合の襖は季語ではない感じですね。  

かなかな ナオ9  投稿者:ゆかり  投稿日:2019年 8月30日(金)14時33分33秒

   月犬さん、ありがとうございます。

これは一句目がいいでしょう。月犬さんらしい、職業による主語の明示ですね。


   かなかなや他人の住んでゐる生家    陽子

    釣瓶落しへ豆腐屋の笛       ゆかり

   月光を物理学者のすり抜けて     あんこ

    狂ひ咲きをる病院の庭        媚庵

   洟水に似たる氷柱をへし折らん     銀河

    夜毎天狗は高尾の森で        月犬

ウ  語部の塩辛声のしみわたる        令

    南の島の白き砂浜           子

   たつぷりと塗つてと言ひて横たはり    り

    背骨をなぞるこそばゆき指       こ

   三味線の皮は猫だと教へられ       庵

    蝙蝠の影よぎる月面          河

   書棚には伯爵領といふ句集        犬

    前へ倣へで靴の形に          令

   下萌をボーイスカウト駆けてくる     子

    げにかぐはしき佐保姫のひだ      り

   風光るテラスヘスパゲティふたつ     こ

    文庫の中也詩集に落花         庵

ナオ 早紅葉の湯田温泉の駅舎裏        河

    旅の役者と帰る燕と          犬

   菊酒を唐草文の風呂敷に         令

    押し入れの中息をひそめる       子

   熱戦はタイブレークに突入す       り

    ボールボーイのいつも後ろ手      こ

   賭け金をまた倍にする女連れ       庵

    燃える朱色に香を焚きしめ       河

   老画伯襖に描く龍虎の図         犬


 この襖、季語として機能しているかはかなり疑わしいのですが、冬を一句で捨てて雑へ行きましょう。令さん、お願いします。

 

かなかな  投稿者:月犬  投稿日:2019年 8月30日(金)13時12分6秒

      ボールボーイのいつも後ろ手      こ

   賭け金をまた倍にする女連れ       庵

    燃える朱色に香を焚きしめ       河


   老画伯襖に描く龍虎の図         犬

   吹雪の夜誰か激しく戸を叩く

   猪鍋を囲み五人の村会議


どうでしょうか。  

感謝・・!  投稿者:銀河  投稿日:2019年 8月30日(金)11時28分29秒

  懇切丁寧なご指摘をありがとうございました、いろいろ個人的に煩雑なことがあり、しばらく連句の方を捨てていまして、今回ぶっつけで付けていたら、行き詰まっちゃって。ゆかりさんどうもありがとうございました。連中の皆さんにもお騒がせしました。  

かなかな ナオ8  投稿者:ゆかり  投稿日:2019年 8月30日(金)10時29分24秒

   銀河さん、ありがとうございます。ええと、捨てなければいけないのは打越であって、前句ではありません。


打越    ボールボーイのいつも後ろ手      こ

前句   賭け金をまた倍にする女連れ       庵


 打越では緊迫した試合会場が描かれ、前句ではそれを食い物にする賭博の場面が描かれている訳ですから、付け句ではスポーツ的な要素は捨てる必要があります。また、打越~前句の関係において、掛け金=賭博になる訳ですが、打越を捨ててしまえば、共済金にも保険金にもなります。というあたりを踏まえて、御句をみてみましょう。


①汗ばんでくるまで動かない…打越にかかります。

②昇り龍憑く意地の壺振り…打越~前句のトトカルチョから、任侠ものの伝統的な賭博に転じてはいますが、賭博には変わりがないので転じが少ないです。

③燃える朱色に香を焚きしめ…これは前句の連れの女を描写したものでしょうか。打越はちゃんと捨てていますし、前句からも適度に離れています。

④借りは返したこれでバイバイ…前句に付き過ぎです。

⑤オーロラの色数は何色…オーロラの色数で掛けをしているのでしょうか。掛けの対象が打越から変わっただけで、前句がなんら窯変していません。

⑥託児所がない日本死ねとか…賭博→生活苦という新たな流れがあって、これはこれで面白いです。

⑦金の問題ではありません…前句に「賭け金」があるので、同じ字を使うのは好ましくありません。


 というわけで③か⑥ですが、③を頂くことにします。


   かなかなや他人の住んでゐる生家    陽子

    釣瓶落しへ豆腐屋の笛       ゆかり

   月光を物理学者のすり抜けて     あんこ

    狂ひ咲きをる病院の庭        媚庵

   洟水に似たる氷柱をへし折らん     銀河

    夜毎天狗は高尾の森で        月犬

ウ  語部の塩辛声のしみわたる        令

    南の島の白き砂浜           子

   たつぷりと塗つてと言ひて横たはり    り

    背骨をなぞるこそばゆき指       こ

   三味線の皮は猫だと教へられ       庵

    蝙蝠の影よぎる月面          河

   書棚には伯爵領といふ句集        犬

    前へ倣へで靴の形に          令

   下萌をボーイスカウト駆けてくる     子

    げにかぐはしき佐保姫のひだ      り

   風光るテラスヘスパゲティふたつ     こ

    文庫の中也詩集に落花         庵

ナオ 早紅葉の湯田温泉の駅舎裏        河

    旅の役者と帰る燕と          犬

   菊酒を唐草文の風呂敷に         令

    押し入れの中息をひそめる       子

   熱戦はタイブレークに突入す       り

    ボールボーイのいつも後ろ手      こ

   賭け金をまた倍にする女連れ       庵

    燃える朱色に香を焚きしめ       河


 月犬さん、冬でお願いします。

 

ごめんなさい。追加。  投稿者:銀河  投稿日:2019年 8月30日(金)00時25分18秒

  飛び方全くわからなくなり。迷走しますからおしえてください。



    押し入れの中息をひそめる       子

   熱戦はタイブレークに突入す       り

    ボールボーイのいつも後ろ手      こ

   賭け金をまた倍にする女連れ       庵



     汗ばんでくるまで動かない   河

     昇り龍憑く意地の壺振り    河

     燃える朱色に香を焚きしめ   河

     借りは返したこれでバイバイ  河

     オーロラの色数は何色     河

     託児所がない日本死ねとか   河

     金の問題ではありません    河  

ババ抜きぐらいは・・  投稿者:銀河  投稿日:2019年 8月29日(木)23時27分29秒

  媚庵さんに煽られ、つい昔の癖が・・なんて。


     昇り龍憑く意地の壺振り    河

     燃える朱色に香を焚きしめ   河

     借りは返したこれでバイバイ  河

       

かなかな ナオ7  投稿者:ゆかり  投稿日:2019年 8月29日(木)22時06分6秒

   媚庵さん、ありがとうございます。うひゃあ、トトカルチョとか横浜県庁方面でしょうか。さすがに二句目は飛びすぎだと思うので、一句目を頂きます。


   かなかなや他人の住んでゐる生家    陽子

    釣瓶落しへ豆腐屋の笛       ゆかり

   月光を物理学者のすり抜けて     あんこ

    狂ひ咲きをる病院の庭        媚庵

   洟水に似たる氷柱をへし折らん     銀河

    夜毎天狗は高尾の森で        月犬

ウ  語部の塩辛声のしみわたる        令

    南の島の白き砂浜           子

   たつぷりと塗つてと言ひて横たはり    り

    背骨をなぞるこそばゆき指       こ

   三味線の皮は猫だと教へられ       庵

    蝙蝠の影よぎる月面          河

   書棚には伯爵領といふ句集        犬

    前へ倣へで靴の形に          令

   下萌をボーイスカウト駆けてくる     子

    げにかぐはしき佐保姫のひだ      り

   風光るテラスヘスパゲティふたつ     こ

    文庫の中也詩集に落花         庵

ナオ 早紅葉の湯田温泉の駅舎裏        河

    旅の役者と帰る燕と          犬

   菊酒を唐草文の風呂敷に         令

    押し入れの中息をひそめる       子

   熱戦はタイブレークに突入す       り

    ボールボーイのいつも後ろ手      こ

   賭け金をまた倍にする女連れ       庵


 銀河さんはギャンブルはなさるのでしょうか。



 

ナオ七  投稿者:媚庵  投稿日:2019年 8月29日(木)16時47分2秒

     熱戦はタイブレークに突入す       り

    ボールボーイのいつも後ろ手      こ



   賭け金をまた倍にする女連れ       庵

   県庁を出れば右翼の街宣車


いかがでしょうか。お捌きください。  

かなかな ナオ6  投稿者:ゆかり  投稿日:2019年 8月28日(水)21時48分57秒

   あんこさん、ありがとうございます。句としては二句目の方が面白いのですが、俳諧で扱う題材として微妙なところなので、一句目の方を頂くことにします。


   かなかなや他人の住んでゐる生家    陽子

    釣瓶落しへ豆腐屋の笛       ゆかり

   月光を物理学者のすり抜けて     あんこ

    狂ひ咲きをる病院の庭        媚庵

   洟水に似たる氷柱をへし折らん     銀河

    夜毎天狗は高尾の森で        月犬

ウ  語部の塩辛声のしみわたる        令

    南の島の白き砂浜           子

   たつぷりと塗つてと言ひて横たはり    り

    背骨をなぞるこそばゆき指       こ

   三味線の皮は猫だと教へられ       庵

    蝙蝠の影よぎる月面          河

   書棚には伯爵領といふ句集        犬

    前へ倣へで靴の形に          令

   下萌をボーイスカウト駆けてくる     子

    げにかぐはしき佐保姫のひだ      り

   風光るテラスヘスパゲティふたつ     こ

    文庫の中也詩集に落花         庵

ナオ 早紅葉の湯田温泉の駅舎裏        河

    旅の役者と帰る燕と          犬

   菊酒を唐草文の風呂敷に         令

    押し入れの中息をひそめる       子

   熱戦はタイブレークに突入す       り

    ボールボーイのいつも後ろ手      こ


 媚庵さん、お願いします。

 

かなかな ナオ6  投稿者:あんこ  投稿日:2019年 8月28日(水)14時52分40秒

  ボールボーイのいつも後ろ手 こ

夕日へ車椅子の飛び出し


お捌き願います。  

かなかな ナオ5  投稿者:ゆかり  投稿日:2019年 8月27日(火)23時04分21秒

   陽子さん、ありがとうございます。前句「菊酒を唐草文の風呂敷に」が主語も述語もない構造なので、「打越を捨てつつ全然別の景として述語を補完するようなもの」というリクエストをしてみたのですが、別にそれにこだわる必要はありません。一句目の空き巣が面白いでしょう。


   かなかなや他人の住んでゐる生家    陽子

    釣瓶落しへ豆腐屋の笛       ゆかり

   月光を物理学者のすり抜けて     あんこ

    狂ひ咲きをる病院の庭        媚庵

   洟水に似たる氷柱をへし折らん     銀河

    夜毎天狗は高尾の森で        月犬

ウ  語部の塩辛声のしみわたる        令

    南の島の白き砂浜           子

   たつぷりと塗つてと言ひて横たはり    り

    背骨をなぞるこそばゆき指       こ

   三味線の皮は猫だと教へられ       庵

    蝙蝠の影よぎる月面          河

   書棚には伯爵領といふ句集        犬

    前へ倣へで靴の形に          令

   下萌をボーイスカウト駆けてくる     子

    げにかぐはしき佐保姫のひだ      り

   風光るテラスヘスパゲティふたつ     こ

    文庫の中也詩集に落花         庵

ナオ 早紅葉の湯田温泉の駅舎裏        河

    旅の役者と帰る燕と          犬

   菊酒を唐草文の風呂敷に         令

    押し入れの中息をひそめる       子

   熱戦はタイブレークに突入す       り


 あんこさん、お願いします。


 

(´・ω・`)  投稿者:陽子  投稿日:2019年 8月27日(火)22時18分50秒

  打越を捨てつつ全然別の景として述語を補完するようなもの・・・が難しく(´・ω・`)


 旅の役者と帰る燕と   犬

菊酒を唐草文の風呂敷に   令


 押し入れの中息をひそめる  陽子

 あわじ結びの御祝儀袋

 大還暦も夢でなくなる


お捌きお願いいたします。  

ありがとうございます。  投稿者:ゆかり  投稿日:2019年 8月26日(月)12時22分29秒

   ひとまず唐草文としておきますので、寝かしておいてまた何かありましたら…。  

模様・文様・紋様  投稿者:月犬  投稿日:2019年 8月26日(月)11時23分43秒

  美術・工芸における模様の様式をさすことばとしては、「文様」という慣用が確立しています。また、織物、染め物などの模様を「紋様」と呼ぶことがあります。

模様[モヨー]・・・ 「文様」「紋様」を含む広い意味で一般的に使う。

文様[モンヨー]・・ 美術・工芸における模様の様式をさす場合は「文様」と してもよい。

紋様[モンヨー]・・ 特定の分野で慣用が固定している場合に限って使う。

<例>ちょうの羽の紋様、小紋の紋様


とのこと。一般的には文様なのですね。紋様は少し例外的なニュアンスか。  

なるほど  投稿者:ゆかり  投稿日:2019年 8月26日(月)11時09分0秒

  それはそれで家紋みたいで、文様としてずっと続いて行く感じがしないのだけど、個人の感想です。文様業界ではどのように使い分けているのでしょうね。  

唐草文は  投稿者:月犬  投稿日:2019年 8月26日(月)11時04分6秒

  唐草紋でいいのじゃないかなあ。  

文  投稿者:ゆかり  投稿日:2019年 8月26日(月)09時53分8秒

   令さん、「唐草文」だとこれはこれで何句か前に「文庫の中也詩集」があるので悩ましいのですが、ここ「みしみし」では字句レベルでの差し合いはあまり気にしないのです。  

あっ  投稿者:ゆかり  投稿日:2019年 8月26日(月)09時48分50秒

   春を離れて、とか秋を離れて、という捌き人の指令は、とりあえず雑を出せという意味だと解釈して下さい。クッションを置かずに他季に移ることは、ないわけではないけどあまりしません。  

はい、  投稿者:令  投稿日:2019年 8月26日(月)09時45分12秒

  わかりました。

私も「唐草模様の」とすると1音出るしなあと悩みました。

唐草文という手がありましたか。

ありがとうございます。  

かなかな ナオ3  投稿者:ゆかり  投稿日:2019年 8月26日(月)09時11分14秒

   令さん、ありがとうございます。「唐草模様風呂敷」だといかにも五七五に収めましたという感じで苦しいので、ちょっと変えます。


   かなかなや他人の住んでゐる生家    陽子

    釣瓶落しへ豆腐屋の笛       ゆかり

   月光を物理学者のすり抜けて     あんこ

    狂ひ咲きをる病院の庭        媚庵

   洟水に似たる氷柱をへし折らん     銀河

    夜毎天狗は高尾の森で        月犬

ウ  語部の塩辛声のしみわたる        令

    南の島の白き砂浜           子

   たつぷりと塗つてと言ひて横たはり    り

    背骨をなぞるこそばゆき指       こ

   三味線の皮は猫だと教へられ       庵

    蝙蝠の影よぎる月面          河

   書棚には伯爵領といふ句集        犬

    前へ倣へで靴の形に          令

   下萌をボーイスカウト駆けてくる     子

    げにかぐはしき佐保姫のひだ      り

   風光るテラスヘスパゲティふたつ     こ

    文庫の中也詩集に落花         庵

ナオ 早紅葉の湯田温泉の駅舎裏        河

    旅の役者と帰る燕と          犬

   菊酒を唐草文の風呂敷に         令


 陽子さん、秋を離れてお願いします。前句、述語がない句型なので、打越を捨てつつ全然別の景として述語を補完するようなものがいいと思います。

 

かなかな  投稿者:令  投稿日:2019年 8月25日(日)23時44分49秒

     菊酒を唐草模様風呂敷に         令


どうでせうか。

お捌きを。  

かなかな ナオ2  投稿者:ゆかり  投稿日:2019年 8月24日(土)21時38分55秒

   月犬さん、ありがとうございます。二句目がいちばん前句が生きるような気がします。


   かなかなや他人の住んでゐる生家    陽子

    釣瓶落しへ豆腐屋の笛       ゆかり

   月光を物理学者のすり抜けて     あんこ

    狂ひ咲きをる病院の庭        媚庵

   洟水に似たる氷柱をへし折らん     銀河

    夜毎天狗は高尾の森で        月犬

ウ  語部の塩辛声のしみわたる        令

    南の島の白き砂浜           子

   たつぷりと塗つてと言ひて横たはり    り

    背骨をなぞるこそばゆき指       こ

   三味線の皮は猫だと教へられ       庵

    蝙蝠の影よぎる月面          河

   書棚には伯爵領といふ句集        犬

    前へ倣へで靴の形に          令

   下萌をボーイスカウト駆けてくる     子

    げにかぐはしき佐保姫のひだ      り

   風光るテラスヘスパゲティふたつ     こ

    文庫の中也詩集に落花         庵

ナオ 早紅葉の湯田温泉の駅舎裏        河

    旅の役者と帰る燕と          犬


 令さん、もう一句秋をお願いします。素秋で行きますので、月は不要です。

 

かなかな  投稿者:月犬  投稿日:2019年 8月24日(土)21時23分53秒

     風光るテラスヘスパゲティふたつ     こ

    文庫の中也詩集に落花         庵

ナオ 早紅葉の湯田温泉の駅舎裏        河



    錆鮎串に刺して並べて         犬


    旅の役者と帰る燕と


    丁稚が泣けば蚯蚓も鳴いて



どうでしょうか。  

かなかな ナオ折立  投稿者:ゆかり  投稿日:2019年 8月23日(金)12時39分4秒 編集済

   銀河さん、ありがとうございます。秋を出すと月の座がしばらくないので、素秋(すあき)となるなあ、などと思ったりもしますが、二句目を頂きます。悩ましいときは雑がお薦めです。


   かなかなや他人の住んでゐる生家    陽子

    釣瓶落しへ豆腐屋の笛       ゆかり

   月光を物理学者のすり抜けて     あんこ

    狂ひ咲きをる病院の庭        媚庵

   洟水に似たる氷柱をへし折らん     銀河

    夜毎天狗は高尾の森で        月犬

ウ  語部の塩辛声のしみわたる        令

    南の島の白き砂浜           子

   たつぷりと塗つてと言ひて横たはり    り

    背骨をなぞるこそばゆき指       こ

   三味線の皮は猫だと教へられ       庵

    蝙蝠の影よぎる月面          河

   書棚には伯爵領といふ句集        犬

    前へ倣へで靴の形に          令

   下萌をボーイスカウト駆けてくる     子

    げにかぐはしき佐保姫のひだ      り

   風光るテラスヘスパゲティふたつ     こ

    文庫の中也詩集に落花         庵

ナオ 早紅葉の湯田温泉の駅舎裏        河


 月犬さん、打越の中也にかからぬように、かつ月を出さずに秋の句をお願いします。

 

かなかな 折立  投稿者:銀河  投稿日:2019年 8月23日(金)12時08分58秒

  少し涼しくなりました、冬と夏はもう詠んでいるので、やっぱり秋かな、と思ったのですが。流れとしては夏がよかったのでせうか。ちなみに湯田温泉は、中也の故郷です。


  瀬戸内の秋をつらぬく橋の数     河

  早紅葉の湯田温泉の駅舎裏      河

  夏期講座さいごの週は眠りつつ    河

   

かなかな ウ折端 花  投稿者:ゆかり  投稿日:2019年 8月23日(金)10時45分28秒

   媚庵さん、ありがとうございます。一句目を頂きます。


   かなかなや他人の住んでゐる生家    陽子

    釣瓶落しへ豆腐屋の笛       ゆかり

   月光を物理学者のすり抜けて     あんこ

    狂ひ咲きをる病院の庭        媚庵

   洟水に似たる氷柱をへし折らん     銀河

    夜毎天狗は高尾の森で        月犬

ウ  語部の塩辛声のしみわたる        令

    南の島の白き砂浜           子

   たつぷりと塗つてと言ひて横たはり    り

    背骨をなぞるこそばゆき指       こ

   三味線の皮は猫だと教へられ       庵

    蝙蝠の影よぎる月面          河

   書棚には伯爵領といふ句集        犬

    前へ倣へで靴の形に          令

   下萌をボーイスカウト駆けてくる     子

    げにかぐはしき佐保姫のひだ      り

   風光るテラスヘスパゲティふたつ     こ

    文庫の中也詩集に落花         庵

ナオ


 連句警察からは捌き人への批判として「花の座はこぼしてはいけません」とか「「詩集に落花」だと四三ですね」とかありそうですが、気にせず進めます。

 銀河さん、折立です。春を離れて下さい。



 

花の座  投稿者:媚庵  投稿日:2019年 8月23日(金)10時29分34秒

  時間をあけてしまつてすみませんる


   下萌をボーイスカウト駆けてくる     子

    げにかぐはしき佐保姫のひだ      り

   風光るテラスへスパゲティふたつ     こ


    文庫の中也詩集に落花         庵

    万華鏡先生ば花が散る


いかがでしょうか? お捌きください。

 

あっ!  投稿者:あんこ  投稿日:2019年 8月21日(水)16時12分40秒

  そでした、ゆく春なんてこれから花の座でしたね(^_^;)

ごめんなさい、今回暑さボケ顕著なようで

ございますです?  

かなかな ウ11  投稿者:ゆかり  投稿日:2019年 8月21日(水)13時51分13秒

   あんこさん、ありがとうございます。これから花の座なので、まだ春をゆかさないで下さい(^^); 二句目、佐保姫のひだをゆらして風が光っているのですね。


   かなかなや他人の住んでゐる生家    陽子

    釣瓶落しへ豆腐屋の笛       ゆかり

   月光を物理学者のすり抜けて     あんこ

    狂ひ咲きをる病院の庭        媚庵

   洟水に似たる氷柱をへし折らん     銀河

    夜毎天狗は高尾の森で        月犬

ウ  語部の塩辛声のしみわたる        令

    南の島の白き砂浜           子

   たつぷりと塗つてと言ひて横たはり    り

    背骨をなぞるこそばゆき指       こ

   三味線の皮は猫だと教へられ       庵

    蝙蝠の影よぎる月面          河

   書棚には伯爵領といふ句集        犬

    前へ倣へで靴の形に          令

   下萌をボーイスカウト駆けてくる     子

    げにかぐはしき佐保姫のひだ      り

   風光るテラスへスパゲティふたつ     こ


 媚庵さん、短句ですが花の座をお願いします。

 


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