2022年7月7日木曜日

掲示板過去ログ56

 2012年 6月17日(日)15時22分25秒から2012年 7月 3日(火)00時24分58秒まで。




もとのテキストをよく見ると  投稿者:ゆかり  投稿日:2012年 7月 3日(火)00時24分58秒

  途中からスーパーコピーとかレプリカとか言い出していて、それを第三連にしてみました。ふふふ。  

 

 

あはは  投稿者:令  投稿日:2012年 7月 2日(月)22時16分11秒

  やりますね。

にせもの、コピー、の韻を踏んでますね。  

おもしろい。  投稿者:銀河  投稿日:2012年 7月 2日(月)22時11分10秒

  ゆかりさん、テンサイ。  

ううむ  投稿者:ゆかり  投稿日:2012年 7月 2日(月)22時03分0秒

  偽物=コピーではないのでしょうか。「コピールイヴィトンバッグ偽物」だったら「コピールイヴィトンバッグ」か「ルイヴィトンバッグ偽物」にしたいです。せっかくだからソネットにします。


偽物財布、偽物時計

ブランドコピー、ルイヴィトンバッグ偽物

シャネル財布偽物、グッチバッグ偽物

エルメス財布偽物、ロレックス腕時計偽物、偽物コーチ


コピーボッテガヴェネタ、偽物ブラダ

コピーバレンシアガ、コピーミュウミュウ、クロエ偽物、ディオール…

ルイヴィトンコピー、シャネルコピー

グッチコピー 、エルメス コピー、ロレックスコピー


シャネル偽物、グッチ偽物、エルメス偽物、ロレックス…

スーパーコピー財布、スーパーコピー腕時計

デイトナ スーパーコピー、ロレックスコピー、ロレックスレプリカ

ブランド偽者 スーパーコピーブランド


コピーブランド、激安ブランド、スーパー、スーパー…

ルイヴィトン、シャネル、グッチ、エルメス、クロエ、ルチェ&ガッバ―ナ


 

あれ?  投稿者:銀河  投稿日:2012年 7月 2日(月)20時52分9秒

  ブランド固有名詞ばっかり使ったもしかして「詩」?

頭韻や脚韻もあるのかな?(^0_0^)  

出題意図のおさらい  投稿者:ゆかり  投稿日:2012年 7月 1日(日)11時11分20秒

   作ったことのない(これから作ることもない?)文語定型詩を作るだけで銀の夜になっていたのですが、出題意図をおさらいします。


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 ところでp.40の「つまり、行かえは、物語の展開をになっているのではなく、客観、主観、主観の客観化といった千鳥をめぐる観点の移動を可能にしているのだ」というくだり、なにかを思い出しませんか。


 これって、じつに我らが俳諧の、自他場に近いものを感じます。物語の単調さを救うための余白の技法が、反対向きに物語性を否定する俳諧の付け方の技法に近いものとして現れるところに、俳人としての私は妙味を覚えます。

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というわけで、余白を読み取って下さいね~。  

詩レ入句会(5)投句一覧  投稿者:ゆかり  投稿日:2012年 7月 1日(日)00時07分20秒 編集済

   これはもう、圧巻であります。いちおう匿名で一覧を出しますが、選なんて野暮なことはやめて、自分以外の全作品を鑑賞することにしましょう。7/7(土)を目安の期限とし、様子を見て作者発表することにします。


●作品1--------------------------------------


新体詩風十四行詩

   廃船のにぎはひ


砂浜に打ち上げられし客船の

ここにかしこに錆生うも縦(ほしきまま)なる

陽に灼けて雨風はげし甲板を

赤銅(あかがね)腐り朱(あけ)濁り臭ひ漲る


ときめかぬわが蓄財(たからもの)積み入れて

印鑑証明戸籍簿も瓦礫あまねし

数多にもうち捨てゐたる国民(くにたみ)の糧

ただに魂魄故郷なき明日を彷徨ひ


鞆舳死肉のかけらなほ播かむ

いましも熟るるもももすももも果汁妊み

鈴なりの飾燈(シャンデリア)朱に恍(て)る

夜の虹映え廃船は宝玉に満ち

空うみの縞目をくぐり海そこの

商人(あきうど)の財駘蕩と市(いち)なすも



●作品2--------------------------------------


半歌仙「ダービー」


ダービーや女王即位六十年

 キャメロットなる夏日の祝い

上座とは知らずにすわる円卓に

 北京広東飛び交うことば

笛の音と舞はあうんの月の宴

 仁王門から霧忍び入る

くのいちは竜胆の名にほど遠く

 惚れてしまえばあばたもえくぼ

快感を重ねて得たる美肌ゆえ

 曲がり角など知らずに過ぎぬ

新宿に出かける度にまた迷子

 厚化粧からひげ生えており

寒月の百鬼夜行にばったりと

 枯野で母を呼ぶ陰陽師

天文の不可思議としてうるう秒

 マヤの遺跡に春告げる窓

石舞台浮き上がらせて花篝

 古今東西霞たなびく



●作品3--------------------------------------


半歌仙「紫陽花」


紫陽花や水琴窟の闇に水

 でんでん虫は角を傾け

認証はひとさしゆびの指紋にて

 つまんで押してひねるガス栓

タンカーは月の光に照らされて

 海賊なれど秋思しており

女王より爵位賜る露の朝

 肖像画より口が大きい

ほら吹きが言葉をなくす一目惚れ

 ハートマークを添える恋文

赤ペンで添削されし誤字脱字

 真ん中抜いて捨てる東スポ

寒月へ消えたるあれは円盤か

 眠る山から送る信号

いつまでも電車動かぬ踏切に

 始発待つため入る吉野家

丼に酒を注ぎあう花筵

 大の字で見る空うららけし



●作品4--------------------------------------


擬いてゐたり


雨のしたたる水面には

あまた水紋生れ出でぬ

ちひさき円のひろがりて

いづこへ果つるつぎつぎに


遠ざかる人の背は

夏の野の白きひと粒

返すこと忘れられしに

窓の辺の図書館の本


おほいなるユーフラテスの流れより

シャーマンの手に結びたる言霊かとも

神殿域に放つ天牛


ほそき枝の先のふるへと喚びかはし

エンリルの森の水場に降り立つ鳥に

擬いてゐたりつばさなけれど



●作品5--------------------------------------


降りやまぬ

雨の狭間をすり抜けて

去りゆく伊賀の下忍には

合歓の葉擦れの音もなし

付きくる敵の姿とて

頬に一本かかりたる

むかしの人の黒髪に

時に血糊を垂らすのみ

人恋うよりはあわれみを

乞えよと鈍く笑いたる

眉間めがけた一刃は

流血の多寡知らぬまま

さまよう朝に転がれる

骸の主に届くや否や



●作品6--------------------------------------


 紫陽花十二号


十二分発の紫陽花十二号

一路神州鞄には銀の横笛

眼中のもの皆みどりゆつくりと

回転しをる大地平畝といふ畝


香草の名を連ねたる歌ありて

妙なり夢の如きなり三つ編みの頃

級長の姉のふくらみ地上には

母の紫陽花地上には祖母の紫陽花


等速度運動の雨やはらかに

力士を濡らす奉納の大樹の下に

発光し魚の時間を律動し

陸といふ家具くつがへす海といふ意味


まづ構へ嚇と見開きややあつて

嘘つくやうに笛を吹くなり



●作品7--------------------------------------


*独吟半歌仙「それなりに」


それなりに夏立っている部屋の隅

  二度寝の夢の合い鍵作る

   今日もまたどこかでだれかが死を急ぐ

    公園出口6のB塩を盛る

      掌の痛点舐める蝸牛

        呼び鈴が鳴る耳殻の奥


    本棚にいつも寝ている月ひとつ

        食前酒にはアップルシ-ドル

       別れぎわう肯き合って蛍狩

        アンヴィエントな音の洪水

  行列の最後尾また羽化をする

    仰げば尊し空は真っ青


     洗っても洗っても血は濃いル-ジュ

      もたれているのはいつも噴水

     ずっともっとずっと遠くまで行きたいな

      持っているのは羽根ではなく棘

     壁に貼る蜷川実花の花のフォト

    空を捲れば宙降りてくる



●作品8--------------------------------------


*文語定型ソネット「ロキソ飲み」


ロキソ飲みけふの一日(ひとひ)は梅雨の晴

  餡バタパンに珈琲の朝

  これといふ予定もあらずファムファタル

  飼い慣らされし心根浮遊(うかれ)


月光は喰らうものとぞ犬のこゑ

  枯野を走る在りし日の夢

遠くまで来たやうな気がしてデジャブ

あなうらを刺す未生の棘群


家ぢゅうを圧す紙おむつ雪積もる

  濃き新茶汲むひととき平

  ほぎごともいみごともよく燃えるもの


  捨てては拾ひ拾うては捨て

  ただよえる記憶を抓み花を挿す

  過ぎゆく時を終う抽斗



●作品9--------------------------------------


【独吟半歌仙・水母日和】

いのちとは水母日和の波間かな

 さはさはと鳴る雛罌粟の群

坂道の途中でふいに気がついて

 愚陀佛庵に集ふ人びと

昼月がロンドン橋の上にあり

 マザーグースを唄ふ蟋蟀

浅草のむぎとろ飯に割る卵

 つまを抱かなと三年の過ぎて

平仮名でせつなひですと書きおくる

 釘打ちつけてある貸本屋

団塊は五月蠅ェだけと囁かれ

 微塵子遺伝子約三万

ダーウィンの髭を尖らす寒月光

 ゆきばんばから暮れる公園

半裸なる火噴き男へ銭を投げ

 洞の奥には泉があると

それからの行方も知れぬ花筏

 スカイツリ―に燕飛来す






 

詩レ入句会(5)投句状況  投稿者:ゆかり  投稿日:2012年 6月30日(土)13時33分38秒

   続々集まっています。ただいま、文語定型詩2、独吟半歌仙2。

がんばれ、みんながんばれ、月は流れて東へ西へ。  

幽霊・・?  投稿者:銀河  投稿日:2012年 6月30日(土)01時31分52秒

  というより、ガスコンロみたいですね。

クラゲって、綺麗ね。いろんなかたちのがあるので、びっくり。  

生物図鑑その1  投稿者:七  投稿日:2012年 6月29日(金)23時40分9秒

  「文語定型詩もしくは独吟半歌仙の進捗状況はいかがでしょうか。」って、脳内さっぱり、影もカタチもあらず・・・・・あ~海月になりたい。写真は幽霊水母だそうな。


http://soup-stock7.blogspot.com/


 

ゆふぐれ  投稿者:ゆかり  投稿日:2012年 6月26日(火)08時26分57秒

   令さん、どうも。


   ゆふぐれの舌の薄さや著莪の花        令

    生まれつつあるはつなつの闇      ゆかり

   元栓は閉めたはずだが気になつて      銀河

    鳩吹く人の仰ぐなかぞら       まにょん

   一陣の風に水面の月ゆれて        らくだ

    拍子木の音たかき地歌舞伎         令

ウ  酒癖の悪き郎党ばかりなり          り

    一目惚れしたその腕つぷし         河

   序の口に乗れば染まつてゆくからだ      ん

    藍の褪めたる衣まとへば          だ

   雑巾を固くしぼつて作務開始         令

    餅肌いまや皸の日々            り

   氷下魚釣る糸を滑りし月の影         河

    胸張り少年大志抱けと           ん

   うたひつつTOKIOが走るCMの      だ

    制作室をよぎる星蝕            令

   代々を花読みとして床にあり         り

    ここで別れる楠若葉道           河

ナオ 振り向けば春の波間に人魚の尾        ん

    姉はいつでも妹思ひ            だ

   坪庭にすずめのための米を撒き        令

    いづかたよりか金鵄鳳凰          り

   美しき髯をしごきて憂ひをり         河

    泥鰌鍋にて手打といたす          ん

   妖刀に呪符貼りつけて封印し         だ

    仮面舞踏にはじまりし恋          令

   茉奈のふりしてゐる佳奈にからかはれ     り

    奄美諸島へ梅雨の前線           河

   月光に濡るるサバニの櫂を漕ぐ        ん

    玉手箱から出づる穂芒           だ

ナウ 手を振ればをちかた人は霧のなか       令


 次は私です。しばしお待ち下さい。


 ところで皆さん、文語定型詩もしくは独吟半歌仙の進捗状況はいかがでしょうか。私は今のところ影も形もなし。古い筑摩の現代日本文学全集58の『土井晩翠 上田敏 薄田泣菫 蒲原有明集』を引っぱり出したところ。


 なにかを引っぱり出すとなにかが崩れます。本棚が足りないのだろうな…。

 

島育ち  投稿者:銀河  投稿日:2012年 6月24日(日)22時46分50秒

  仲宗根美樹のはまだ聞いてない。三沢あけみは「島のブルース」というのがあるけど、「島育ち」もリバイバルしてますか?「十九の春」「涙そうそう」もそうですが、ときどきこの南島島唄のメロディがクローズアップされますね。ノスタルジーでしょうか?

ま。あまり拡散しないでおこう。また、ご愛嬌振りまくことになるので。

仁平勝の件の本。透、郁乎の栞だったですか?私もなくしてしまった。シマッタ!!  

それから  投稿者:令  投稿日:2012年 6月24日(日)22時28分14秒

  三沢あけみも歌ってなかったですかね。

 

タバタヨシオ・・  投稿者:七  投稿日:2012年 6月24日(日)22時25分46秒

  ハワイ在住の日本人歌手で、宝くじの高額当選者!のニュ-スが何十年か前にあったような・・ウクレレ弾きながら歌ってました?

http://soup-stock7.blogspot.com/


 

え~  投稿者:野口裕  投稿日:2012年 6月24日(日)22時22分31秒

  詳しく言いますと、「島育ち」は昭和二十四年、有川邦彦作詞・三界稔作曲

波平暁夫の歌で世に出たが、奄美以外ではヒットせず。

昭和三十七年に、仲宗根美樹・田端義夫・朝丘雪路等が競作して、一番ヒットしたのが田端義夫ということになります。

YouTubeに、田端義夫以外に仲宗根美樹の歌が上がっています。

 

ふむ  投稿者:まにょん  投稿日:2012年 6月24日(日)22時14分49秒

  ばたやんでしたね。オッス!とか言って。たばやんといふのもいいですね(笑)。

タイトルは『島そだち』。あと『十九の春』といふのもありました。

たしか高田渡もカバーしてたのかな。  

ゆふぐれナウ  投稿者:令  投稿日:2012年 6月24日(日)21時37分12秒 編集済

     月光に濡るるサバニの櫂を漕ぐ        ん

    玉手箱から出づる穂芒           だ

ナウ 手を振ればをちかた人は霧のなか       令


お捌き下さい。


*ばたやん、でしたよね。

大島育ち~は知ってますが、他の人が歌っていた様な・・・。


*『詩的ナショナリズム』の栞、そうだったんですか。なくなってる・・・・。

 探して出てくるかな・・・。  

たばやん? ばたやん?  投稿者:銀河  投稿日:2012年 6月24日(日)18時19分13秒

  どっちだったかなあ、「ばたやん」。かな?

あやふやなことを知ったかぶりで、_(._.)_ (~_~;)(^<^)


既に、かなならぬきんさんぎんさんのきょうち、でございます。    

ゆふぐれ  投稿者:ゆかり  投稿日:2012年 6月24日(日)16時56分1秒

  らくださん、どうも。


   ゆふぐれの舌の薄さや著莪の花        令

    生まれつつあるはつなつの闇      ゆかり

   元栓は閉めたはずだが気になつて      銀河

    鳩吹く人の仰ぐなかぞら       まにょん

   一陣の風に水面の月ゆれて        らくだ

    拍子木の音たかき地歌舞伎         令

ウ  酒癖の悪き郎党ばかりなり          り

    一目惚れしたその腕つぷし         河

   序の口に乗れば染まつてゆくからだ      ん

    藍の褪めたる衣まとへば          だ

   雑巾を固くしぼつて作務開始         令

    餅肌いまや皸の日々            り

   氷下魚釣る糸を滑りし月の影         河

    胸張り少年大志抱けと           ん

   うたひつつTOKIOが走るCMの      だ

    制作室をよぎる星蝕            令

   代々を花読みとして床にあり         り

    ここで別れる楠若葉道           河

ナオ 振り向けば春の波間に人魚の尾        ん

    姉はいつでも妹思ひ            だ

   坪庭にすずめのための米を撒き        令

    いづかたよりか金鵄鳳凰          り

   美しき髯をしごきて憂ひをり         河

    泥鰌鍋にて手打といたす          ん

   妖刀に呪符貼りつけて封印し         だ

    仮面舞踏にはじまりし恋          令

   茉奈のふりしてゐる佳奈にからかはれ     り

    奄美諸島へ梅雨の前線           河

   月光に濡るるサバニの櫂を漕ぐ        ん

    玉手箱から出づる穂芒           だ

ナウ


 令さん、秋の句を続けて下さい。


 

ゆふぐれ  投稿者:らくだ  投稿日:2012年 6月24日(日)15時50分21秒

     月光に濡るるサバニの櫂を漕ぐ        ん

    玉手箱から出づる穂芒           だ


お捌きください。

 

屋上屋を重ねる  投稿者:野口裕  投稿日:2012年 6月24日(日)12時46分21秒

  私も間違っていました。

正しくは、田端義夫。

 

え゛っ?  投稿者:ゆかり  投稿日:2012年 6月24日(日)11時55分18秒 編集済

  たばやん? ばたやん?



http://


 

たばやん・・だった??  投稿者:銀河  投稿日:2012年 6月24日(日)10時56分51秒

  これ失礼しました、記憶の顔が、どうも違うと思っていました。

いつもたよりにしている記憶力抜群の野口さんありがとう。

みなさまお騒がせしました。ただしくは「加那も年頃」だそうです。(忘却力抜群の銀河より)

 

ちょっとした訂正  投稿者:野口裕  投稿日:2012年 6月24日(日)10時02分53秒

  ときどき引用の不正確なのが、銀河さんの愛嬌。

とは言え、後日のために訂正すると、


春日八郎 → 田端義男

かな(愛人)は年頃 → 加那も年頃


歌のタイトル、「大島育ち」だと思っていましたが、「島育ち」でした。

人間の記憶にも、1/fのゆらぎ?

 

ゆふぐれ  投稿者:ゆかり  投稿日:2012年 6月23日(土)22時07分29秒

   そうでありましたか。お見それしました。


 ところでパソコンの調子が悪く、ハードディスクが1/fゆらぎ扇風機のように周期的に動いていて、激しく遅くなってしまったので、只今デフラグ中です。


蘇鉄の実熟れて大島育ち佳奈  

丸山進の「全裸の犬」  投稿者:銀河  投稿日:2012年 6月23日(土)21時31分50秒

  素晴らしい諧謔ですね、この風景を諧謔ととらえさせ、暗示するところがすごい。そういうおt頃は七さんの「噴水」の句にもありますね。

これって、余白、というより余韻、としての「キレ」じゃないかな、あと映像的にはあまり空白感がなく、犬が走り抜けたリズムの疾走したあとの無音の感覚が強くせり上がってきます。もちろん、「全裸」ということの即ブツ的イメージの取り方にもよるけど・・・。

 

関係ありますよ~・・  投稿者:銀河  投稿日:2012年 6月23日(土)21時21分34秒

  奄美大島では、恋人のことを「カナ」といいます。

で、カナをそのままおくとじとじとと恋がながびくので、時節柄

こういうふうにもってきたのさぁ


春日八郎懐かしのメロディ、以下の歌詞です。


赤いソテツの

実も熟れる頃

かな(愛人)は年頃

かな(愛人)は年頃

大島育ち  

ゆふぐれ  投稿者:ゆかり  投稿日:2012年 6月23日(土)17時24分33秒 編集済

   まにょんさん、どうも。「え゛っ、鯖煮?」と思ってしまったのですが、琉球の漁船なのですね。「し」論争は容認の方向で決着がついているようですが、私は文法どうこうよりも感性として腑に落ちていないので、ちょっといじりますね。


   ゆふぐれの舌の薄さや著莪の花        令

    生まれつつあるはつなつの闇      ゆかり

   元栓は閉めたはずだが気になつて      銀河

    鳩吹く人の仰ぐなかぞら       まにょん

   一陣の風に水面の月ゆれて        らくだ

    拍子木の音たかき地歌舞伎         令

ウ  酒癖の悪き郎党ばかりなり          り

    一目惚れしたその腕つぷし         河

   序の口に乗れば染まつてゆくからだ      ん

    藍の褪めたる衣まとへば          だ

   雑巾を固くしぼつて作務開始         令

    餅肌いまや皸の日々            り

   氷下魚釣る糸を滑りし月の影         河

    胸張り少年大志抱けと           ん

   うたひつつTOKIOが走るCMの      だ

    制作室をよぎる星蝕            令

   代々を花読みとして床にあり         り

    ここで別れる楠若葉道           河

ナオ 振り向けば春の波間に人魚の尾        ん

    姉はいつでも妹思ひ            だ

   坪庭にすずめのための米を撒き        令

    いづかたよりか金鵄鳳凰          り

   美しき髯をしごきて憂ひをり         河

    泥鰌鍋にて手打といたす          ん

   妖刀に呪符貼りつけて封印し         だ

    仮面舞踏にはじまりし恋          令

   茉奈のふりしてゐる佳奈にからかはれ     り

    奄美諸島へ梅雨の前線           河

   月光に濡るるサバニの櫂を漕ぐ        ん


 らくださん、秋の句を続けて下さい。


 

『詩的ナショナリズム』etc.  投稿者:ゆかり  投稿日:2012年 6月23日(土)17時13分7秒

   仁平勝『詩的ナショナリズム』(冨岡書房。1986年)がようやく手許に達しました。この本、栞を加藤郁乎と北川透が書いていて、その中で北川透は<これは実現しないかも知れないが、わたしは前々から、単に現代詩というレベルではなく、俳句や短歌を含んだ日本の詩の表現の理論というようなものを、いつか書いてみたい、と思っている>と、1993年に上梓されることになる『詩的レトリック入門』の構想を記していたのですね。


 現代俳句と現代川柳の最先端では、「いいおおせる」「いいおおせない」はより互換的な状況になっているような気もしますが、ひとまず「いいおおせない」句は「いいおおせる」句よりも余白を感じさせやすいとはいえるのでしょうね。じゃあ、「いいおおせる」句は余白がないのかというと、そうでないような気もします。


   目の前を全裸の犬が走りぬけ 丸山進


 たまたま手許にある川柳の句集である丸山進『アルバトロス』(風媒社)から開いたところを引用しましたが、「いいおおせる」句のその機知に唖然とし呆然とし、しばし私は余白の中に身を置きます。


 「余白」という言葉の意味するところに謎を残しつつ、北川透のテキストを引き続き読み進めることに致しましょう。

 

ゆふぐれ  投稿者:まにょん  投稿日:2012年 6月23日(土)16時44分42秒

     茉奈のふりしてゐる佳奈にからかはれ     り

    奄美諸島へ梅雨の前線           河


   月光に濡れしサバニの櫂を漕ぐ        ん


お捌きください。  

ちょっと変更  投稿者:ゆかり  投稿日:2012年 6月23日(土)16時23分47秒

   すぐ回ってしまって、前の記事を引用しづらいので、掲示板の表示件数を30件から50件に拡大しました。よろしくお願いします。  

ゆふぐれ  投稿者:ゆかり  投稿日:2012年 6月23日(土)16時20分16秒

   銀河さん、どうも。茉奈佳奈など知るか、という飛ばし方ですね。


   ゆふぐれの舌の薄さや著莪の花        令

    生まれつつあるはつなつの闇      ゆかり

   元栓は閉めたはずだが気になつて      銀河

    鳩吹く人の仰ぐなかぞら       まにょん

   一陣の風に水面の月ゆれて        らくだ

    拍子木の音たかき地歌舞伎         令

ウ  酒癖の悪き郎党ばかりなり          り

    一目惚れしたその腕つぷし         河

   序の口に乗れば染まつてゆくからだ      ん

    藍の褪めたる衣まとへば          だ

   雑巾を固くしぼつて作務開始         令

    餅肌いまや皸の日々            り

   氷下魚釣る糸を滑りし月の影         河

    胸張り少年大志抱けと           ん

   うたひつつTOKIOが走るCMの      だ

    制作室をよぎる星蝕            令

   代々を花読みとして床にあり         り

    ここで別れる楠若葉道           河

ナオ 振り向けば春の波間に人魚の尾        ん

    姉はいつでも妹思ひ            だ

   坪庭にすずめのための米を撒き        令

    いづかたよりか金鵄鳳凰          り

   美しき髯をしごきて憂ひをり         河

    泥鰌鍋にて手打といたす          ん

   妖刀に呪符貼りつけて封印し         だ

    仮面舞踏にはじまりし恋          令

   茉奈のふりしてゐる佳奈にからかはれ     り

    奄美諸島へ梅雨の前線           河


 まにょんさん、月の座です。よろしくお願いします。


 

ゆふぐれ  投稿者:銀河  投稿日:2012年 6月22日(金)12時13分38秒

  奄美諸島へ梅雨の前線  銀河  

ゆふぐれ  投稿者:ゆかり  投稿日:2012年 6月22日(金)08時12分30秒

     ゆふぐれの舌の薄さや著莪の花        令

    生まれつつあるはつなつの闇      ゆかり

   元栓は閉めたはずだが気になつて      銀河

    鳩吹く人の仰ぐなかぞら       まにょん

   一陣の風に水面の月ゆれて        らくだ

    拍子木の音たかき地歌舞伎         令

ウ  酒癖の悪き郎党ばかりなり          り

    一目惚れしたその腕つぷし         河

   序の口に乗れば染まつてゆくからだ      ん

    藍の褪めたる衣まとへば          だ

   雑巾を固くしぼつて作務開始         令

    餅肌いまや皸の日々            り

   氷下魚釣る糸を滑りし月の影         河

    胸張り少年大志抱けと           ん

   うたひつつTOKIOが走るCMの      だ

    制作室をよぎる星蝕            令

   代々を花読みとして床にあり         り

    ここで別れる楠若葉道           河

ナオ 振り向けば春の波間に人魚の尾        ん

    姉はいつでも妹思ひ            だ

   坪庭にすずめのための米を撒き        令

    いづかたよりか金鵄鳳凰          り

   美しき髯をしごきて憂ひをり         河

    泥鰌鍋にて手打といたす          ん

   妖刀に呪符貼りつけて封印し         だ

    仮面舞踏にはじまりし恋          令

   茉奈のふりしてゐる佳奈にからかはれ     り


 銀河さん、お願いします。


 『詩的ナショナリズム』、数百メートル圏内まで届いているのですが取りに行けず。もろもろのお返事、しばしお待ち下さい。  

「噴水」  投稿者:銀河  投稿日:2012年 6月21日(木)09時59分23秒

  もう少しこだわってみます。

ゆかりさんの、

「噴水に寄りかかろうとしていたり     七」


 私の場合、静止画的、造形的な美しさというおもむきでは把えてなくて、いきなり諧謔の句と読んでしまいますね。感受性が足りないのか…。」


初発の感想は、私も同様なことでした、それで、なぜ諧謔を感じてしまうのか、と考えてゆくと、諧謔の構造みたいなものが見えてきまして(・・いう感じだけですが)。


「噴水」自体の魅力―水のオブジェーの構築的な形が見えてきました。

(七さんはさすがに画家だなあ。)

 

ゆふぐれナオ八句目  投稿者:令  投稿日:2012年 6月20日(水)16時51分31秒

    泥鰌鍋にて手打といたす       ん

 妖刀に呪符貼りつけて封印し      だ

  仮面舞踏にはじまりし恋       令


お捌き下さい。  

噴水  投稿者:ゆかり  投稿日:2012年 6月19日(火)08時20分0秒

  噴水に寄りかかろうとしていたり     七


 私の場合、静止画的、造形的な美しさというおもむきでは把えてなくて、いきなり諧謔の句と読んでしまいますね。感受性が足りないのか…。


 余談ながら、私の仮名漢字変換、「せいしがてき」は「誓子蛾的」と変換します。ここまで寄り添ってくれなくていいのに…。


 

ゆふぐれ  投稿者:ゆかり  投稿日:2012年 6月19日(火)08時08分23秒

   らくださん、どうも。サクラさんとか錯乱坊とか出てきそうな世界ですね。


   ゆふぐれの舌の薄さや著莪の花        令

    生まれつつあるはつなつの闇      ゆかり

   元栓は閉めたはずだが気になつて      銀河

    鳩吹く人の仰ぐなかぞら       まにょん

   一陣の風に水面の月ゆれて        らくだ

    拍子木の音たかき地歌舞伎         令

ウ  酒癖の悪き郎党ばかりなり          り

    一目惚れしたその腕つぷし         河

   序の口に乗れば染まつてゆくからだ      ん

    藍の褪めたる衣まとへば          だ

   雑巾を固くしぼつて作務開始         令

    餅肌いまや皸の日々            り

   氷下魚釣る糸を滑りし月の影         河

    胸張り少年大志抱けと           ん

   うたひつつTOKIOが走るCMの      だ

    制作室をよぎる星蝕            令

   代々を花読みとして床にあり         り

    ここで別れる楠若葉道           河

ナオ 振り向けば春の波間に人魚の尾        ん

    姉はいつでも妹思ひ            だ

   坪庭にすずめのための米を撒き        令

    いづかたよりか金鵄鳳凰          り

   美しき髯をしごきて憂ひをり         河

    泥鰌鍋にて手打といたす          ん

   妖刀に呪符貼りつけて封印し         だ


 令さん、続けて下さい。


 

締切  投稿者:ゆかり  投稿日:2012年 6月19日(火)08時04分42秒

   おはようございます。では詩レ入(5)の締切ですが、6/30(土)24:00JSTに延期します。

 文語定型詩も独吟半歌仙もやったことはないのは皆さんと同じですが、これまでも回文歌仙だの自由律歌仙だのやったことのないものを、いきなりやってきたので、まあ、なんとかなるかな、という程度のものです。ふふふ。  

ゆふぐれ  投稿者:らくだ  投稿日:2012年 6月19日(火)02時58分15秒

     美しき髯をしごきて憂ひをり         河

    泥鰌鍋にて手打といたす          ん

   妖刀に呪符貼りつけて封印し         だ


お捌きください。  

〆---切り--!  投稿者:七  投稿日:2012年 6月18日(月)20時27分58秒

  敷居いよいよ高い5番目。月末くらいまで猶予欲しか~~。

http://soup-stock7.blogspot.com/


 

噴水に  投稿者:銀河  投稿日:2012年 6月18日(月)00時58分13秒

  この「噴水」にどういう像を与えるかで、この一句の、詩的価値が決められると思いますが。

みな、「噴水」という水の柱を即物的に捉えた方、これを逆にナンセンスつまり逆説のおもしろさ、機知だと思ったのでしよう?(浴場の場合も同じように、大理石づくりの噴水の設備と考えることもできるわけだし)、ともかくこの時の詩の理解は俳句の常識的な判断を外れています。書かないで虚像を見せたことは「余白」でしょうし、17字およびゆるい575の文節による、完結性とリズム感から、つまり、構造として我々になじみ深い「定型詩」です。


そして俳諧性があるかないかということで言えば、ありえないことを確たる根拠も説明しないで行う、奔放な檀林俳諧へ誘う、ということですね。



「していたり」は切れ字ではないけど、キレは見事にきまっていて、発句ではなく平句の感覚が独立して俳句になった、というべきではないでしょうか。


そして、もしこれが、現代川柳の大会に出されたら、川柳は、今なんでも取り込んでいますから、斬新な感覚ということで立派に通用するはずです。

これが、川柳ではなく俳句である、と私が思うわけは、今言ったような総合的な判断から来るので、もはや論理的な区別はないのだと思っています。  

余白のありなし  投稿者:令  投稿日:2012年 6月18日(月)00時10分57秒 編集済

  七さんの挙げられた御中虫さん、「おまえの倫理崩すためなら何度でも車椅子奪うぜ」は

確かに余白の無い句と言えそうですね。


『詩的レトリック入門』のもう少し先(P49)に仁平の『詩的ナショナリズム』所収の

「虚構としての定型」が挙げられていますが、『詩的レトリック入門』に引かれている所

とはちがう箇所で、

<言いおおせてしまっている句>と<言いおおせてない句>の例として


手と足をもいだ丸太にしてかえし    鶴彬

繃帯を巻かれ巨大な兵となる    渡辺白泉


の二句が並べられています。

同じ俳句という定型で表現されているものの中で余白の在り、無しを言うなら

<言いおおせてしまっている句>と<言いおおせてない句>ということは

余白の有り無しということと同じではないかと思います。


上の二句のうちでは鶴彬の方は「作者の戦争に対する批判意識をすべていいつくしている」と

仁平は言います。そして白泉の方は、「「巨大な兵」という言葉はその意味がなにかを

<いいおおせない>ように書かれ」ていると言います。


この二句は余白の有り無しの例としてよくわかると思うのですが。


今回の句会の作品では、


  噴水に寄りかかろうとしていたり     七   銀苑令ら裕


は、余白無しの句として出されています。

書かれていることは、○○に寄りかかろうとしている、という事で散文的ですが、

その意味する所は普通寄りかかれない物であるだけに、現実の文脈と整合性がなく

虚の世界が提示されてるわけでが、それは大いなる余白ではないかしら。  

締切がはやすぎる・・。  投稿者:銀河  投稿日:2012年 6月17日(日)23時34分47秒

  ゆかりさんは気がはやいなあ。(^0_0^)。


私は、提案はしましたが、それは、テキストと実作の内実があまり離れるとせっかくの「余白論」を舞台にする問題設定が無効になる。spれは物体ない、と思ったからです。



それから、今の句会の句がたくさん面白いものが出ています。意見が出ているように私もずいぶん選びにくかった。。「余白」の俳句的な考え方をもうすこしご意見を聞きたいし。

個々の句への言及もされてはいかがでしょうか?


1;俳句で余白がない、というのはありえない、というらくださんのご意見ですが、それはのは、私もおもいました。仁平勝さんの、いわゆる「幻肢」等という見えない欠落が言われること自体、俳句が17音では完結できない詩型であることをしめしているとおもいます。


2;しかし、川柳は、十七音できちんといおおおせています。それは俳句ではないのか?ということはかなり重要な問題となります。


3;下記の句のようなばあい。



風速は蒙古の地平線を抜け(切れ字なし余白あり)

国境を超えた線路が熱きまま(余白なし)       銀河


これは、その時のとっさの判断分けましたが、ほとんど同工異曲です。連句の付けの中の一句としては通用するのですが、その句としての完結感が薄い。



白百合がいまさら知らぬふりなんぞ(切れ字なし。余白有り)らくだ

香水の名前がちょっと恥ずかしい (余白なし)      らくだ


香水の句は、収めかたが川柳っぽい。

白百合の句は、擬人化は俳句のそれではなく詩の比喩にちかく、この口語散文的な叙述は、詩的な収斂を妨げている。でも、私は、トリオとしましたが面白かった。


というように。作者自体が俳句的完結性について、認識のゆれがあります。でも出来栄え如何にかかわらず一句の言葉に魅力を、それぞれ持っているように思える。

作句法、解読法双法から見て、この短い定型詩俳句についての考え方にはそうとうな幅があるでは、ありませんか。



それから、これも、個人的なお願いですが、この項目をまだ地道には読んでいないので、締切が早すぎる、と愚考します。実は、その頃、かなりハーどスケジュールで、ソネット式新体詩のことももうそう迅速にはできないと思います。時間の余裕をもう少しいただきたいのですが。




 

失敗  投稿者:野口裕  投稿日:2012年 6月17日(日)20時59分26秒

  矢印の位置設定失敗。失礼しました。

 

う~ん  投稿者:野口裕  投稿日:2012年 6月17日(日)20時57分55秒

   余白は「?」が長く続く状態を生じさせるものとして、作句しましたが、考え始めると、一句も選べなくなりそうだったので、選ぶ段階でまるっきり無視しました。

 なんとか、終わったと思ったら次のテーマ。これまた、滅茶苦茶敷居が高い。さて、どうなるか?

        ↑

このクエスチョンマークは賞味期限が短い。

 

うひゃあ~~!!!  投稿者:七  投稿日:2012年 6月17日(日)18時19分1秒

  もう詩レ入(5)ですかい~~(@_@)


距離でも空間でも空白でもなく「余白」。確かに令さん、らくださんの仰る「定型ということは、五七五なり五七五七七なりの器は、あらかじめ余白を置いた器であり、そこに盛る事自体が既に余白を出現させていると言えるのではないでしょうか。」「余白のない俳句というのはありえないんでは?」に同感しながら、余白のない句って、一行詩のような、しかも置いた語になんの意味も無く、完結してしまっている。余白無し句で最初に思い浮かべたのはこの人、「おまえの倫理崩すためなら何度でも車椅子奪うぜ」の御中虫さん、だったわ。


えっ!半歌仙に文語定型ソネット~~~~!!!!!!23日〆!!

どうせうじゃじゃけたわけわからん脳ゆえ、このまま無死崩死的続行夜露死苦(-_-;)


http://soup-stock7.blogspot.com/


 

余白  投稿者:令  投稿日:2012年 6月17日(日)17時15分45秒

  P34の余白の出現の最初に書かれている、詩を作ることが散文を書く事との

「明らかな違いのひとつは、余白の魔性にまといつかれているところにあるのではないか」という事、

「詩の出現とは、必ず(と言っていいほど)余白の出現である」ということなら、

定型ということは、五七五なり五七五七七なりの器は、あらかじめ余白を置いた器であり、

そこに盛る事自体が既に余白を出現させていると言えるのではないでしょうか。


だから定型の器を使って余白をなくすということは、散文がたまたま定型の音数であった

ということになるのではないかと思います。  


(4)  投稿者:ゆかり  投稿日:2012年 6月17日(日)15時25分2秒

  らくださん、どうも。「余白のない俳句というのはありえないんでは? 」という疑問はごもっともで、出題者も「作れるものなら作って見ろ」という態度でオプションとしていたのですが、集まった句を見ていると「余白のない俳句」というのもあるのかなあ、という気がしてきました。このあたり、ほかの皆さんのご意見も伺いたいですねえ。  


ゆふぐれ  投稿者:ゆかり  投稿日:2012年 6月17日(日)15時22分25秒

   らくださん、どうも。もう少し進展があるほうがよいです。もう一句お願いします。  


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