2022年7月7日木曜日

掲示板過去ログ84

 2014年 4月28日(月)00時25分31秒から2014年 5月 9日(金)08時20分4秒まで。




満尾お祝い  投稿者:ぐみ  投稿日:2014年 5月 9日(金)08時20分4秒

  外野席からですが、


   天井桟敷  桟 → 棧

   弦楽合奏  楽 → 樂

   砂鉄    鉄 → 鐵

                ではないでせうか?  

 

 

蝶の眼の巻 満尾  投稿者:ゆかり  投稿日:2014年 5月 8日(木)23時29分30秒

   月犬さん、どうも。御句のままでもよいのですが、「ひとひらの花の行方と青空と」で上に行っている視線を「大地をあとに」で戻してしまうのがもったいない気もします。捌き人の趣味に走ります。お許しを。


    七吟歌仙 蝶の眼の巻


   蝶の眼の冥く荒れたる眞晝かな    月犬

    反轉したる菜の花の黄      ゆかり

   水温む因幡の國と書き添へて    藤幹子

    うつむきがちに通る寺町      苑を

   鈴の音の仕舞ひは月に吸ひ込まれ    恵

    雲英粉をまぶす花野の圖柄      七

ウ  蜻蛉の羽を背中に求愛す     まにょん

    神仙郷には天女百人        月犬

   物干の満艦飾に夏の雲         り

    海へ海へと金魚屋の聲        子

   夜汽車とは天井桟敷ではないか     を

    手刀を切り受くる懸賞        恵

   賽振れば窓にかかれる冬の月      七

    猫を枕に日向ぼこして        ん

   水音の滿ちてくるらしわが胸に     犬

    今はの際の弦楽合奏         り

   山姥の爪を切る日か飛花落花      子

    新社員くん鉛筆を噛む        を

ナオ 佛蘭西語ですと言ひ張り津輕辯     恵

    すまんすまんと口癖遺傳       七

   燈臺の螺旋階段駆け昇り        ん

    幾歳月を妻とふたりで        犬

   戀といふ名の旅をしてゐたと言へ    り

    巌窟王に轡を喰ませ         子

   父と子と離れて歩く冬田道              を

    砂鉄の描く妖しき模様        恵

   全身にタトゥを入れる種族住み     七

    霧を吐き出す水晶の谷        ん

   吊橋も月の滴に濡れる夜の       犬

    実石榴裂けて南野陽子        り

ナウ セーターをほぐせば蜂蜜のにほふ    子

     瓶詰にして売る雪女郎                を

   目藥を點すとき動く喉佛        恵

    切手舐めれば甘き春風        七

   ひとひらの花の行方と青空と      ん

    ふらここ高く氣圈をあとに      犬


 これにて満尾とします。正字など細かい修正があればご指摘下さい。




 

蝶の眼  投稿者:月犬  投稿日:2014年 5月 8日(木)22時41分56秒

     目藥を點すとき動く喉佛        恵

    切手舐めれば甘き春風        七

   ひとひらの花の行方と青空と      ん


    ふらここ高く大地をあとに      犬



どうでしょうか(ふ~っ)  

薄氷  投稿者:ゆかり  投稿日:2014年 5月 8日(木)21時58分56秒 編集済

   気品ある句をありがとうございます。


   薄氷に遠くからくる眠りかな  まにょん

    春昼といふ妙なる調べ     ゆかり

   雛あられ貰ふ少しを手に受けて    令

    赤くかがやく大学の門      ぐみ

   月今宵画廊喫茶の読書会      なむ

    白桃にほふ尾道の雨       幹子

ウ  放蕩の終はりを告げるつづれさせ   七

    伯父の遺品に少女の写真      ん

   約束は約束にして百合むせぶ     り

    白靴よごしサヌカイト掘る     令

   真夜過ぎて少し傾く大南瓜      み

    案山子と呼ばれをる三代目     む

   体育の日の溶けさうな鉄仮面     子

    雲の峰より巨人現る        七

   隊商は沙漠に長き影をひき      ん

    拷問器具はなべて鋭角       り

   獄舎から花の降るのを見てをりぬ   令

    角は川なる春の樹ゆれて      み

ナオ 文庫本ばらして貼つていかのぼり   む

    四畳半には地球儀ふたつ      子

   蓑虫の無番地にゐる風の中      七

    露に濡れたる封書が届く      ん

   飛び乗れば動き始める後の月     り

    下に広がるイギリス海岸      令

   齢の差も波間の雪も消えてゆき    み

    幾夜介護のごとき騎乗位      む

   アララトの山より新世界始む     子

    ドボルジャックのレコ-ド洗ひ   七

   珈琲と煙草が好きで長髪で      ん

    指名手配のかほに似てゐる     り

ナウ 大正の武者人形のある町家      令

    風鈴売についてゆく子ら      み

   かの笛の伝承は碑に刻まれて     む


 幹子さん、雑か春でお願いします。(春は三句続けるのが通例ですが、たまには違うこともやってみたく…)




http://


 

薄氷33。  投稿者:なむ。  投稿日:2014年 5月 8日(木)11時03分47秒 編集済

     薄氷に遠くからくる眠りかな  まにょん

    春昼といふ妙なる調べ     ゆかり

   雛あられ貰ふ少しを手に受けて    令

    赤くかがやく大学の門      ぐみ

   月今宵画廊喫茶の読書会      なむ

    白桃にほふ尾道の雨       幹子

ウ  放蕩の終はりを告げるつづれさせ   七

    伯父の遺品に少女の写真      ん

   約束は約束にして百合むせぶ     り

    白靴よごしサヌカイト掘る     令

   真夜過ぎて少し傾く大南瓜      み

    案山子と呼ばれをる三代目     む

   体育の日の溶けさうな鉄仮面     子

    雲の峰より巨人現る        七

   隊商は沙漠に長き影をひき      ん

    拷問器具はなべて鋭角       り

   獄舎から花の降るのを見てをりぬ   令

    角は川なる春の樹ゆれて      み

ナオ 文庫本ばらして貼つていかのぼり   む

    四畳半には地球儀ふたつ      子

   蓑虫の無番地にゐる風の中      七

    露に濡れたる封書が届く      ん

   飛び乗れば動き始める後の月     り

    下に広がるイギリス海岸      令

   齢の差も波間の雪も消えてゆき    み

    幾夜介護のごとき騎乗位      む

   アララトの山より新世界始む     子

    ドボルジャックのレコ-ド洗ひ   七

   珈琲と煙草が好きで長髪で      ん

    指名手配のかほに似てゐる     り

ナウ 大正の武者人形のある町家      令

    風鈴売についてゆく子ら      み

   かの笛の伝承は碑に刻まれて     む


おさばきを。。。

 

薄氷  投稿者:ゆかり  投稿日:2014年 5月 8日(木)08時33分29秒

  そうですね~、二句目を頂きます。送り仮名はいらないでしょう。打越の句も「人」→「かほ」とします。


   薄氷に遠くからくる眠りかな  まにょん

    春昼といふ妙なる調べ     ゆかり

   雛あられ貰ふ少しを手に受けて    令

    赤くかがやく大学の門      ぐみ

   月今宵画廊喫茶の読書会      なむ

    白桃にほふ尾道の雨       幹子

ウ  放蕩の終はりを告げるつづれさせ   七

    伯父の遺品に少女の写真      ん

   約束は約束にして百合むせぶ     り

    白靴よごしサヌカイト掘る     令

   真夜過ぎて少し傾く大南瓜      み

    案山子と呼ばれをる三代目     む

   体育の日の溶けさうな鉄仮面     子

    雲の峰より巨人現る        七

   隊商は沙漠に長き影をひき      ん

    拷問器具はなべて鋭角       り

   獄舎から花の降るのを見てをりぬ   令

    角は川なる春の樹ゆれて      み

ナオ 文庫本ばらして貼つていかのぼり   む

    四畳半には地球儀ふたつ      子

   蓑虫の無番地にゐる風の中      七

    露に濡れたる封書が届く      ん

   飛び乗れば動き始める後の月     り

    下に広がるイギリス海岸      令

   齢の差も波間の雪も消えてゆき    み

    幾夜介護のごとき騎乗位      む

   アララトの山より新世界始む     子

    ドボルジャックのレコ-ド洗ひ   七

   珈琲と煙草が好きで長髪で      ん

    指名手配のかほに似てゐる     り

ナウ 大正の武者人形のある町家      令

    風鈴売についてゆく子ら      み


 なむさん、雑でお願いします。後生ですから、しらふな句をお願いします。


 

あ。  投稿者:月犬  投稿日:2014年 5月 8日(木)05時37分16秒

  なんということ。しばしお待ちを。

仕事でバタバタしております。  

薄氷  投稿者:ぐみ  投稿日:2014年 5月 8日(木)01時19分5秒

     珈琲と煙草が好きで長髪で      ん

    指名手配の人に似てゐる      り

ナウ 大正の武者人形のある町家      令


   竿やさおだけきんぎょえーの声    み

   風鈴売りについてゆく子ら      み


   お捌きを。


   

蝶の眼  投稿者:ゆかり  投稿日:2014年 5月 7日(水)23時18分16秒

   月犬さん、打越が挙句のような「春風」なので、「春の泥」ではない方がいいでしょう。もう一句お願いします。  

薄氷  投稿者:ゆかり  投稿日:2014年 5月 7日(水)23時14分24秒

   いいですね。


   薄氷に遠くからくる眠りかな  まにょん

    春昼といふ妙なる調べ     ゆかり

   雛あられ貰ふ少しを手に受けて    令

    赤くかがやく大学の門      ぐみ

   月今宵画廊喫茶の読書会      なむ

    白桃にほふ尾道の雨       幹子

ウ  放蕩の終はりを告げるつづれさせ   七

    伯父の遺品に少女の写真      ん

   約束は約束にして百合むせぶ     り

    白靴よごしサヌカイト掘る     令

   真夜過ぎて少し傾く大南瓜      み

    案山子と呼ばれをる三代目     む

   体育の日の溶けさうな鉄仮面     子

    雲の峰より巨人現る        七

   隊商は沙漠に長き影をひき      ん

    拷問器具はなべて鋭角       り

   獄舎から花の降るのを見てをりぬ   令

    角は川なる春の樹ゆれて      み

ナオ 文庫本ばらして貼つていかのぼり   む

    四畳半には地球儀ふたつ      子

   蓑虫の無番地にゐる風の中      七

    露に濡れたる封書が届く      ん

   飛び乗れば動き始める後の月     り

    下に広がるイギリス海岸      令

   齢の差も波間の雪も消えてゆき    み

    幾夜介護のごとき騎乗位      む

   アララトの山より新世界始む     子

    ドボルジャックのレコ-ド洗ひ   七

   珈琲と煙草が好きで長髪で      ん

    指名手配の人に似てゐる      り

ナウ 大正の武者人形のある町家      令


 ぐみさん、夏か雑でしらふなのをお願いします。  

蝶の眼  投稿者:月犬  投稿日:2014年 5月 7日(水)21時19分24秒

     目藥を點すとき動く喉佛        恵

    切手舐めれば甘き春風        七

   ひとひらの花の行方と青空と      ん


    春の泥にはいのちの息吹       犬


七人だと発句の人に挙句がくるのですね(泣)。

ばしっといかないなあ。

お捌きください。  

薄氷  投稿者:令  投稿日:2014年 5月 7日(水)18時20分17秒

      ドボルジャックのレコ-ド洗ひ   七

   珈琲と煙草が好きで長髪で      ん

    指名手配の人に似てゐる      り

   大正の武者人形のある町家      令


お捌き下さい。  

蝶の眼  投稿者:ゆかり  投稿日:2014年 5月 6日(火)23時26分31秒

     蝶の眼の冥く荒れたる眞晝かな    月犬

    反轉したる菜の花の黄      ゆかり

   水温む因幡の國と書き添へて    藤幹子

    うつむきがちに通る寺町      苑を

   鈴の音の仕舞ひは月に吸ひ込まれ    恵

    雲英粉をまぶす花野の圖柄      七

ウ  蜻蛉の羽を背中に求愛す     まにょん

    神仙郷には天女百人        月犬

   物干の満艦飾に夏の雲         り

    海へ海へと金魚屋の聲        子

   夜汽車とは天井桟敷ではないか     を

    手刀を切り受くる懸賞        恵

   賽振れば窓にかかれる冬の月      七

    猫を枕に日向ぼこして        ん

   水音の滿ちてくるらしわが胸に     犬

    今はの際の弦楽合奏         り

   山姥の爪を切る日か飛花落花      子

    新社員くん鉛筆を噛む        を

ナオ 佛蘭西語ですと言ひ張り津輕辯     恵

    すまんすまんと口癖遺傳       七

   燈臺の螺旋階段駆け昇り        ん

    幾歳月を妻とふたりで        犬

   戀といふ名の旅をしてゐたと言へ    り

    巌窟王に轡を喰ませ         子

   父と子と離れて歩く冬田道              を

    砂鉄の描く妖しき模様        恵

   全身にタトゥを入れる種族住み     七

    霧を吐き出す水晶の谷        ん

   吊橋も月の滴に濡れる夜の       犬

    実石榴裂けて南野陽子        り

ナウ セーターをほぐせば蜂蜜のにほふ    子

     瓶詰にして売る雪女郎                を

   目藥を點すとき動く喉佛        恵

    切手舐めれば甘き春風        七

   ひとひらの花の行方と青空と      ん


 では挙句を月犬さん、ばしっと決めて下さい。  

薄氷  投稿者:ゆかり  投稿日:2014年 5月 6日(火)23時21分6秒

   まにょんさん、ずっとよいです。


   薄氷に遠くからくる眠りかな  まにょん

    春昼といふ妙なる調べ     ゆかり

   雛あられ貰ふ少しを手に受けて    令

    赤くかがやく大学の門      ぐみ

   月今宵画廊喫茶の読書会      なむ

    白桃にほふ尾道の雨       幹子

ウ  放蕩の終はりを告げるつづれさせ   七

    伯父の遺品に少女の写真      ん

   約束は約束にして百合むせぶ     り

    白靴よごしサヌカイト掘る     令

   真夜過ぎて少し傾く大南瓜      み

    案山子と呼ばれをる三代目     む

   体育の日の溶けさうな鉄仮面     子

    雲の峰より巨人現る        七

   隊商は沙漠に長き影をひき      ん

    拷問器具はなべて鋭角       り

   獄舎から花の降るのを見てをりぬ   令

    角は川なる春の樹ゆれて      み

ナオ 文庫本ばらして貼つていかのぼり   む

    四畳半には地球儀ふたつ      子

   蓑虫の無番地にゐる風の中      七

    露に濡れたる封書が届く      ん

   飛び乗れば動き始める後の月     り

    下に広がるイギリス海岸      令

   齢の差も波間の雪も消えてゆき    み

    幾夜介護のごとき騎乗位      む

   アララトの山より新世界始む     子

    ドボルジャックのレコ-ド洗ひ   七

   珈琲と煙草が好きで長髪で      ん

    指名手配の人に似てゐる      り

ナウ


 令さん、名残裏です。しらふに戻って夏で行きましょう。


 

蝶の眼  投稿者:まにょん  投稿日:2014年 5月 6日(火)22時32分0秒

           瓶詰にして売る雪女郎                を

     目薬を点すとき動く喉仏      恵

      切手舐めれば甘き春風      七


   ひとひらの花の行方と青空と      ん



ひとひらの雪の人亡くなっちゃいましたね、読んだことないですが。

お捌きください。  

薄氷出直し  投稿者:まにょん  投稿日:2014年 5月 6日(火)13時22分37秒

     齢の差も波間の雪も消えてゆき    み

    幾夜介護のごとき騎乗位      む

   アララトの山より新世界始む     子

    ドボルジャックのレコ-ド洗ひ   七


     珈琲と煙草が好きで長髪で    ん


またまた出直しです。どうでしょうか。  

すみません。  投稿者:七  投稿日:2014年 5月 6日(火)10時33分23秒

  発句に蝶があるのに・・起きたら削除しようと思ってましたが、超寝坊してしまった(^^;

甘い春の風・・・挙句のようかなぁ・・

http://soup-stock7.blogspot.jp/


 

薄氷  投稿者:ゆかり  投稿日:2014年 5月 6日(火)00時26分34秒

  まにょんさん、優柔不断というか、考える場所が違うのです。


レコード→レコード針→ダイヤモンド

とか

洗ひ→掃除→雑巾


みたいな2クッションは打越から離れるための道筋であって、前句に対してそんなことを考える必要はないのです。徒労です。  

蝶の眼  投稿者:ゆかり  投稿日:2014年 5月 6日(火)00時21分23秒

   二句目の方は駄目駄目なので、一句目を頂きます。これとて、どこか挙句のようで、挙句の人が困るかも知れないのですが…。


   蝶の眼の冥く荒れたる眞晝かな    月犬

    反轉したる菜の花の黄      ゆかり

   水温む因幡の國と書き添へて    藤幹子

    うつむきがちに通る寺町      苑を

   鈴の音の仕舞ひは月に吸ひ込まれ    恵

    雲英粉をまぶす花野の圖柄      七

ウ  蜻蛉の羽を背中に求愛す     まにょん

    神仙郷には天女百人        月犬

   物干の満艦飾に夏の雲         り

    海へ海へと金魚屋の聲        子

   夜汽車とは天井桟敷ではないか     を

    手刀を切り受くる懸賞        恵

   賽振れば窓にかかれる冬の月      七

    猫を枕に日向ぼこして        ん

   水音の滿ちてくるらしわが胸に     犬

    今はの際の弦楽合奏         り

   山姥の爪を切る日か飛花落花      子

    新社員くん鉛筆を噛む        を

ナオ 佛蘭西語ですと言ひ張り津輕辯     恵

    すまんすまんと口癖遺傳       七

   燈臺の螺旋階段駆け昇り        ん

    幾歳月を妻とふたりで        犬

   戀といふ名の旅をしてゐたと言へ    り

    巌窟王に轡を喰ませ         子

   父と子と離れて歩く冬田道              を

    砂鉄の描く妖しき模様        恵

   全身にタトゥを入れる種族住み     七

    霧を吐き出す水晶の谷        ん

   吊橋も月の滴に濡れる夜の       犬

    実石榴裂けて南野陽子        り

ナウ セーターをほぐせば蜂蜜のにほふ    子

     瓶詰にして売る雪女郎                を

   目薬を点すとき動く喉仏        恵

    切手舐めれば甘き春風        七


 まにょんさん、花の座をお願いします。

 

薄氷  投稿者:まにょん  投稿日:2014年 5月 5日(月)17時19分5秒

     齢の差も波間の雪も消えてゆき    み

    幾夜介護のごとき騎乗位      む

   アララトの山より新世界始む     子

    ドボルジャックのレコ-ド洗ひ   七


   人造のダイヤモンドを摑まされ    ん

    雑巾を縫う針先を眼で追えば


またしても優柔不断。

人造=人工、どちらの表記が正しいのでせうね。

お捌きください。  

蝶の眼  投稿者:七  投稿日:2014年 5月 5日(月)12時53分40秒

    瓶詰にして売る雪女郎                を

   目薬を点すとき動く喉仏        恵


切手舐めれば甘き春風     七

目印にする蝶々の痣      々


旧呑兵衛仲間が酔っ払うと「ボトルジャックのあれあれ、あれだよ~ボトルジャックの珍世界掛けてちょうだい~うぃ~~ ♪」と、管巻いていたのを「新世界」で思い出しました。

昨日、ちょっと遠出したら久しぶりの渋滞に遭遇!いや、まいった~、お捌きをよろしゅう。

http://soup-stock7.blogspot.jp/


 

薄氷  投稿者:ゆかり  投稿日:2014年 5月 5日(月)12時10分34秒

   ドボルジャックという表記、はじめて見ました。


   薄氷に遠くからくる眠りかな  まにょん

    春昼といふ妙なる調べ     ゆかり

   雛あられ貰ふ少しを手に受けて    令

    赤くかがやく大学の門      ぐみ

   月今宵画廊喫茶の読書会      なむ

    白桃にほふ尾道の雨       幹子

ウ  放蕩の終はりを告げるつづれさせ   七

    伯父の遺品に少女の写真      ん

   約束は約束にして百合むせぶ     り

    白靴よごしサヌカイト掘る     令

   真夜過ぎて少し傾く大南瓜      み

    案山子と呼ばれをる三代目     む

   体育の日の溶けさうな鉄仮面     子

    雲の峰より巨人現る        七

   隊商は沙漠に長き影をひき      ん

    拷問器具はなべて鋭角       り

   獄舎から花の降るのを見てをりぬ   令

    角は川なる春の樹ゆれて      み

ナオ 文庫本ばらして貼つていかのぼり   む

    四畳半には地球儀ふたつ      子

   蓑虫の無番地にゐる風の中      七

    露に濡れたる封書が届く      ん

   飛び乗れば動き始める後の月     り

    下に広がるイギリス海岸      令

   齢の差も波間の雪も消えてゆき    み

    幾夜介護のごとき騎乗位      む

   アララトの山より新世界始む     子

    ドボルジャックのレコ-ド洗ひ   七


 まにょんさん、月の座は繰り上がったので、無視して雑でお願いします。  

薄氷  投稿者:七  投稿日:2014年 5月 5日(月)10時39分34秒

   幾夜介護のごとき騎乗位      む

   アララトの山より新世界始む     子


ドボルジャックのレコ-ド洗ひ     七

折りたたみ式箱船を売る        々


禿げそう・・・(@_@)



http://soup-stock7.blogspot.jp/


 

いいの、いいの  投稿者:ゆかり  投稿日:2014年 5月 4日(日)08時58分5秒

  いいのよ。  

まさかの空撓  投稿者:恵  投稿日:2014年 5月 4日(日)00時54分12秒

  いやいや、苦し紛れに「売る」→「うるうる」から出た発想なので(滝汗  

蝶の眼  投稿者:ゆかり  投稿日:2014年 5月 4日(日)00時46分35秒

  うっ、空撓の技法を知らねば出せぬ味ですね。


   蝶の眼の冥く荒れたる眞晝かな    月犬

    反轉したる菜の花の黄      ゆかり

   水温む因幡の國と書き添へて    藤幹子

    うつむきがちに通る寺町      苑を

   鈴の音の仕舞ひは月に吸ひ込まれ    恵

    雲英粉をまぶす花野の圖柄      七

ウ  蜻蛉の羽を背中に求愛す     まにょん

    神仙郷には天女百人        月犬

   物干の満艦飾に夏の雲         り

    海へ海へと金魚屋の聲        子

   夜汽車とは天井桟敷ではないか     を

    手刀を切り受くる懸賞        恵

   賽振れば窓にかかれる冬の月      七

    猫を枕に日向ぼこして        ん

   水音の滿ちてくるらしわが胸に     犬

    今はの際の弦楽合奏         り

   山姥の爪を切る日か飛花落花      子

    新社員くん鉛筆を噛む        を

ナオ 佛蘭西語ですと言ひ張り津輕辯     恵

    すまんすまんと口癖遺傳       七

   燈臺の螺旋階段駆け昇り        ん

    幾歳月を妻とふたりで        犬

   戀といふ名の旅をしてゐたと言へ    り

    巌窟王に轡を喰ませ         子

   父と子と離れて歩く冬田道              を

    砂鉄の描く妖しき模様        恵

   全身にタトゥを入れる種族住み     七

    霧を吐き出す水晶の谷        ん

   吊橋も月の滴に濡れる夜の       犬

    実石榴裂けて南野陽子        り

ナウ セーターをほぐせば蜂蜜のにほふ    子

     瓶詰にして売る雪女郎                を

   目薬を点すとき動く喉仏        恵


 七さん、春でお願いします。七さんの次のまにょんさんが花の座で、その次の月犬さんが挙句です。


 

蝶の眼  投稿者:恵  投稿日:2014年 5月 4日(日)00時01分56秒

  ナウ セーターをほぐせば蜂蜜のにほふ    子

     瓶詰にして売る雪女郎                を


   目薬を点すとき動く喉仏        恵


ううう、お捌き下さい。  

薄氷  投稿者:ゆかり  投稿日:2014年 5月 3日(土)01時03分7秒 編集済

  すごいな、♪エンヤコラ今夜も箱船を出すのですか。


   薄氷に遠くからくる眠りかな  まにょん

    春昼といふ妙なる調べ     ゆかり

   雛あられ貰ふ少しを手に受けて    令

    赤くかがやく大学の門      ぐみ

   月今宵画廊喫茶の読書会      なむ

    白桃にほふ尾道の雨       幹子

ウ  放蕩の終はりを告げるつづれさせ   七

    伯父の遺品に少女の写真      ん

   約束は約束にして百合むせぶ     り

    白靴よごしサヌカイト掘る     令

   真夜過ぎて少し傾く大南瓜      み

    案山子と呼ばれをる三代目     む

   体育の日の溶けさうな鉄仮面     子

    雲の峰より巨人現る        七

   隊商は沙漠に長き影をひき      ん

    拷問器具はなべて鋭角       り

   獄舎から花の降るのを見てをりぬ   令

    角は川なる春の樹ゆれて      み

ナオ 文庫本ばらして貼つていかのぼり   む

    四畳半には地球儀ふたつ      子

   蓑虫の無番地にゐる風の中      七

    露に濡れたる封書が届く      ん

   飛び乗れば動き始める後の月     り

    下に広がるイギリス海岸      令

   齢の差も波間の雪も消えてゆき    み

    幾夜介護のごとき騎乗位      む

   アララトの山より新世界始む     子


 七さん、お願いします。月の座は大幅に繰り上げてしまったので、なにも気にしないでいいです。


 

薄氷  投稿者:藤幹子  投稿日:2014年 5月 2日(金)22時51分54秒

     飛び乗れば動き始める後の月  り

    下に広がるイギリス海岸   令

   齢の差も波間の雪も消えてゆき み

    幾夜介護のごとき騎乗位   む



 アララトの山より新世界始む  子


お捌きください。

 

編む  投稿者:ぐみ  投稿日:2014年 5月 2日(金)14時30分52秒

  当地で五月の末に日本語テレビで「舟を編む」が英語字幕付きで放映されます。

その前に、「辞書を編む」 を早速オーダーいたします。

貴重な情報、ありがとうございました。  

三省堂  投稿者:ゆかり  投稿日:2014年 5月 2日(金)12時55分46秒

   ぐみさん、三省堂といえば一社から『三省堂国語辞典』と『新明解国語辞典』という性格の対照的な辞書を出していることでも有名ですが、その『三省堂国語辞典』の編集委員の飯間浩明さんの書かれた『辞書を編む』(光文社新書)が、圧倒的に面白いです。辞書の改版というプロジェクトの進行そのままに仕事の内容を紹介するその筆致は臨場感にあふれ、まさに手に汗を握り一気に読めます。新書本って、あんまり読まないんだけど、いや、これはお薦めです。こんな面白い本、そんなにありません。

http://www.amazon.co.jp/dp/4334037380  

齢の差  投稿者:ぐみ  投稿日:2014年 5月 2日(金)05時39分20秒

  我が家から車で15分足らずの日系食品スーパーの中にある三省堂書店に

岸恵子著の「わりなき恋」の取り寄せを注文したところです。

旭屋という関西系の日本語専門書店があったのですが、今年、全米の支店をすべて

引き上げてしまいました。 時代の流れですね。  

蝶の眼  投稿者:ゆかり  投稿日:2014年 5月 2日(金)01時20分3秒

  どうも。


   蝶の眼の冥く荒れたる眞晝かな    月犬

    反轉したる菜の花の黄      ゆかり

   水温む因幡の國と書き添へて    藤幹子

    うつむきがちに通る寺町      苑を

   鈴の音の仕舞ひは月に吸ひ込まれ    恵

    雲英粉をまぶす花野の圖柄      七

ウ  蜻蛉の羽を背中に求愛す     まにょん

    神仙郷には天女百人        月犬

   物干の満艦飾に夏の雲         り

    海へ海へと金魚屋の聲        子

   夜汽車とは天井桟敷ではないか     を

    手刀を切り受くる懸賞        恵

   賽振れば窓にかかれる冬の月      七

    猫を枕に日向ぼこして        ん

   水音の滿ちてくるらしわが胸に     犬

    今はの際の弦楽合奏         り

   山姥の爪を切る日か飛花落花      子

    新社員くん鉛筆を噛む        を

ナオ 佛蘭西語ですと言ひ張り津輕辯     恵

    すまんすまんと口癖遺傳       七

   燈臺の螺旋階段駆け昇り        ん

    幾歳月を妻とふたりで        犬

   戀といふ名の旅をしてゐたと言へ    り

    巌窟王に轡を喰ませ         子

   父と子と離れて歩く冬田道              を

    砂鉄の描く妖しき模様        恵

   全身にタトゥを入れる種族住み     七

    霧を吐き出す水晶の谷        ん

   吊橋も月の滴に濡れる夜の       犬

    実石榴裂けて南野陽子        り

ナウ セーターをほぐせば蜂蜜のにほふ    子

     瓶詰にして売る雪女郎                を


 恵さん、雑でお願いします。


 

薄氷  投稿者:ゆかり  投稿日:2014年 5月 2日(金)00時42分13秒

   次は私ではないので、あんまりな方にしてみます(^^);


   薄氷に遠くからくる眠りかな  まにょん

    春昼といふ妙なる調べ     ゆかり

   雛あられ貰ふ少しを手に受けて    令

    赤くかがやく大学の門      ぐみ

   月今宵画廊喫茶の読書会      なむ

    白桃にほふ尾道の雨       幹子

ウ  放蕩の終はりを告げるつづれさせ   七

    伯父の遺品に少女の写真      ん

   約束は約束にして百合むせぶ     り

    白靴よごしサヌカイト掘る     令

   真夜過ぎて少し傾く大南瓜      み

    案山子と呼ばれをる三代目     む

   体育の日の溶けさうな鉄仮面     子

    雲の峰より巨人現る        七

   隊商は沙漠に長き影をひき      ん

    拷問器具はなべて鋭角       り

   獄舎から花の降るのを見てをりぬ   令

    角は川なる春の樹ゆれて      み

ナオ 文庫本ばらして貼つていかのぼり   む

    四畳半には地球儀ふたつ      子

   蓑虫の無番地にゐる風の中      七

    露に濡れたる封書が届く      ん

   飛び乗れば動き始める後の月     り

    下に広がるイギリス海岸      令

   齢の差も波間の雪も消えてゆき    み

    幾夜介護のごとき騎乗位      む


 幹子さん、お願いします。

 

蝶の眼  投稿者:苑を  投稿日:2014年 5月 1日(木)14時38分36秒

  ナウ セーターをほぐせば蜂蜜のにほふ    子

     瓶詰にして売る雪女郎                を


しらふ…お捌き下さい。


 

薄氷。  投稿者:なむ。  投稿日:2014年 5月 1日(木)13時04分23秒

  あんまりなので。。。


幾夜介護のごときまぐはひ


程度にしますか。。。  

薄氷26再送。  投稿者:なむ。  投稿日:2014年 5月 1日(木)12時49分30秒

     薄氷に遠くからくる眠りかな  まにょん

    春昼といふ妙なる調べ     ゆかり

   雛あられ貰ふ少しを手に受けて    令

    赤くかがやく大学の門      ぐみ

   月今宵画廊喫茶の読書会      なむ

    白桃にほふ尾道の雨       幹子

ウ  放蕩の終はりを告げるつづれさせ   七

    伯父の遺品に少女の写真      ん

   約束は約束にして百合むせぶ     り

    白靴よごしサヌカイト掘る     令

   真夜過ぎて少し傾く大南瓜      み

    案山子と呼ばれをる三代目     む

   体育の日の溶けさうな鉄仮面     子

    雲の峰より巨人現る        七

   隊商は沙漠に長き影をひき      ん

    拷問器具はなべて鋭角       り

   獄舎から花の降るのを見てをりぬ   令

    角は川なる春の樹ゆれて      み

ナオ 文庫本ばらして貼つていかのぼり   む

    四畳半には地球儀ふたつ      子

   蓑虫の無番地にゐる風の中      七

    露に濡れたる封書が届く      ん

   飛び乗れば動き始める後の月     り

    下に広がるイギリス海岸      令

   齢の差も波間の雪も消えてゆき    み

    幾夜介護のごとき騎乗位      む


ちと、やりすぎか。。。

おさばきを。  

薄氷  投稿者:ゆかり  投稿日:2014年 4月30日(水)09時55分33秒

  なむさん、後期高齢者の恋を所望したのは私ですが、前句が「齢の差」なので、片方は入れ歯でなくしたいです。

ちなみに齢という字について、サンスターのサイトには以下の説明があります。


古代中国の人たちは、歯の状態が人間の成長過程や歳をとってゆく姿をあらわすとして、年齢の「齢」という字に歯偏をつけたのです。当時、まだ近代歯科医学の知識がなかったことを考えると、彼らの深い観察力と知恵の深さには、感心させられます。  

蝶の眼  投稿者:ゆかり  投稿日:2014年 4月30日(水)09時45分42秒

  蜜蜂は春の季語で、蜂蜜は季語ではないのですね。そりゃそうか…。前句と並べると「て」がうるさいので、少しいじります。


   蝶の眼の冥く荒れたる眞晝かな    月犬

    反轉したる菜の花の黄      ゆかり

   水温む因幡の國と書き添へて    藤幹子

    うつむきがちに通る寺町      苑を

   鈴の音の仕舞ひは月に吸ひ込まれ    恵

    雲英粉をまぶす花野の圖柄      七

ウ  蜻蛉の羽を背中に求愛す     まにょん

    神仙郷には天女百人        月犬

   物干の満艦飾に夏の雲         り

    海へ海へと金魚屋の聲        子

   夜汽車とは天井桟敷ではないか     を

    手刀を切り受くる懸賞        恵

   賽振れば窓にかかれる冬の月      七

    猫を枕に日向ぼこして        ん

   水音の滿ちてくるらしわが胸に     犬

    今はの際の弦楽合奏         り

   山姥の爪を切る日か飛花落花      子

    新社員くん鉛筆を噛む        を

ナオ 佛蘭西語ですと言ひ張り津輕辯     恵

    すまんすまんと口癖遺傳       七

   燈臺の螺旋階段駆け昇り        ん

    幾歳月を妻とふたりで        犬

   戀といふ名の旅をしてゐたと言へ    り

    巌窟王に轡を喰ませ         子

   父と子と離れて歩く冬田道              を

    砂鉄の描く妖しき模様        恵

   全身にタトゥを入れる種族住み     七

    霧を吐き出す水晶の谷        ん

   吊橋も月の滴に濡れる夜の       犬

    実石榴裂けて南野陽子        り

ナウ セーターをほぐせば蜂蜜のにほふ    子


 苑をさん、しらふでお願いします。

 

薄氷26。  投稿者:なむ。  投稿日:2014年 4月30日(水)09時09分58秒 編集済

      薄氷に遠くからくる眠りかな  まにょん

    春昼といふ妙なる調べ     ゆかり

   雛あられ貰ふ少しを手に受けて    令

    赤くかがやく大学の門      ぐみ

   月今宵画廊喫茶の読書会      なむ

    白桃にほふ尾道の雨       幹子

ウ  放蕩の終はりを告げるつづれさせ   七

    伯父の遺品に少女の写真      ん

   約束は約束にして百合むせぶ     り

    白靴よごしサヌカイト掘る     令

   真夜過ぎて少し傾く大南瓜      み

    案山子と呼ばれをる三代目     む

   体育の日の溶けさうな鉄仮面     子

    雲の峰より巨人現る        七

   隊商は沙漠に長き影をひき      ん

    拷問器具はなべて鋭角       り

   獄舎から花の降るのを見てをりぬ   令

    角は川なる春の樹ゆれて      み

ナオ 文庫本ばらして貼つていかのぼり   む

    四畳半には地球儀ふたつ      子

   蓑虫の無番地にゐる風の中      七

    露に濡れたる封書が届く      ん

   飛び乗れば動き始める後の月     り

    下に広がるイギリス海岸      令

   齢の差も波間の雪も消えてゆき    み

        ラブホに残る二人の入れ歯     む


グーグル・クロームより入稿。

おさばき、お願いいたします。

 

蝶の眼  投稿者:藤幹子  投稿日:2014年 4月30日(水)08時29分2秒

     霧を吐き出す水晶の谷 ん

    吊橋も月の滴に濡れる夜の 犬

   実石榴裂けて南野陽子 り



 セーターをほぐして蜂蜜のにほふ 子


お捌きください。  

蝶の眼  投稿者:ゆかり  投稿日:2014年 4月29日(火)13時24分36秒

     蝶の眼の冥く荒れたる眞晝かな    月犬

    反轉したる菜の花の黄      ゆかり

   水温む因幡の國と書き添へて    藤幹子

    うつむきがちに通る寺町      苑を

   鈴の音の仕舞ひは月に吸ひ込まれ    恵

    雲英粉をまぶす花野の圖柄      七

ウ  蜻蛉の羽を背中に求愛す     まにょん

    神仙郷には天女百人        月犬

   物干の満艦飾に夏の雲         り

    海へ海へと金魚屋の聲        子

   夜汽車とは天井桟敷ではないか     を

    手刀を切り受くる懸賞        恵

   賽振れば窓にかかれる冬の月      七

    猫を枕に日向ぼこして        ん

   水音の滿ちてくるらしわが胸に     犬

    今はの際の弦楽合奏         り

   山姥の爪を切る日か飛花落花      子

    新社員くん鉛筆を噛む        を

ナオ 佛蘭西語ですと言ひ張り津輕辯     恵

    すまんすまんと口癖遺傳       七

   燈臺の螺旋階段駆け昇り        ん

    幾歳月を妻とふたりで        犬

   戀といふ名の旅をしてゐたと言へ    り

    巌窟王に轡を喰ませ         子

   父と子と離れて歩く冬田道              を

    砂鉄の描く妖しき模様        恵

   全身にタトゥを入れる種族住み     七

    霧を吐き出す水晶の谷        ん

   吊橋も月の滴に濡れる夜の       犬

    実石榴裂けて南野陽子        り

ナウ


 名残裏です。ここからはしらふに戻って下さい。藤幹子さん、冬か雑でお願いします。


 

薄氷  投稿者:ゆかり  投稿日:2014年 4月29日(火)13時13分52秒

  はい、波の下にはをんなあり、です。漕いで行きます。濃いで行きます。恋で行きます。


      薄氷に遠くからくる眠りかな  まにょん

    春昼といふ妙なる調べ     ゆかり

   雛あられ貰ふ少しを手に受けて    令

    赤くかがやく大学の門      ぐみ

   月今宵画廊喫茶の読書会      なむ

    白桃にほふ尾道の雨       幹子

ウ  放蕩の終はりを告げるつづれさせ   七

    伯父の遺品に少女の写真      ん

   約束は約束にして百合むせぶ     り

    白靴よごしサヌカイト掘る     令

   真夜過ぎて少し傾く大南瓜      み

    案山子と呼ばれをる三代目     む

   体育の日の溶けさうな鉄仮面     子

    雲の峰より巨人現る        七

   隊商は沙漠に長き影をひき      ん

    拷問器具はなべて鋭角       り

   獄舎から花の降るのを見てをりぬ   令

    角は川なる春の樹ゆれて      み

ナオ 文庫本ばらして貼つていかのぼり   む

    四畳半には地球儀ふたつ      子

   蓑虫の無番地にゐる風の中      七

    露に濡れたる封書が届く      ん

   飛び乗れば動き始める後の月     り

    下に広がるイギリス海岸      令

   齢の差も波間の雪も消えてゆき    み


 なむさん、後期高齢者の恋でお願いします。

 

蝶の眼  投稿者:月犬  投稿日:2014年 4月29日(火)10時41分22秒

     砂鉄の描く妖しき模様         恵

   全身にタトゥを入れる種族住み     七

    霧を吐き出す水晶の谷        ん


   吊橋も月の滴に濡れる夜の       犬


   雲割れて海に現らわる月の道


優柔不断です。お捌きください。  

このへんで  投稿者:ぐみ  投稿日:2014年 4月29日(火)02時04分22秒 編集済

      飛び乗れば動き始める後の月     り

     下に広がるイギリス海岸      令


    齢の差も波間の雪も消えてゆき    み

        行きを平仮名にしましたが、雪とゆき が面白いよりまずい場合は

    齢の差も波間の雪も消え果てゝ    み


     恋ではいけませんか?


 

ゆかりさん  投稿者:令  投稿日:2014年 4月28日(月)23時12分22秒

  はい、了解で~す。  

薄氷  投稿者:ゆかり  投稿日:2014年 4月28日(月)22時50分35秒

   令さん、ちょっと悩ましいのですが、どすんと倒置を戻して頂くことにします。


      薄氷に遠くからくる眠りかな  まにょん

    春昼といふ妙なる調べ     ゆかり

   雛あられ貰ふ少しを手に受けて    令

    赤くかがやく大学の門      ぐみ

   月今宵画廊喫茶の読書会      なむ

    白桃にほふ尾道の雨       幹子

ウ  放蕩の終はりを告げるつづれさせ   七

    伯父の遺品に少女の写真      ん

   約束は約束にして百合むせぶ     り

    白靴よごしサヌカイト掘る     令

   真夜過ぎて少し傾く大南瓜      み

    案山子と呼ばれをる三代目     む

   体育の日の溶けさうな鉄仮面     子

    雲の峰より巨人現る        七

   隊商は沙漠に長き影をひき      ん

    拷問器具はなべて鋭角       り

   獄舎から花の降るのを見てをりぬ   令

    角は川なる春の樹ゆれて      み

ナオ 文庫本ばらして貼つていかのぼり   む

    四畳半には地球儀ふたつ      子

   蓑虫の無番地にゐる風の中      七

    露に濡れたる封書が届く      ん

   飛び乗れば動き始める後の月     り

    下に広がるイギリス海岸      令


 ぐみさん、お願いします。




 

薄氷  投稿者:令  投稿日:2014年 4月28日(月)08時03分35秒

     蓑虫の無番地にゐる風の中      七

    露に濡れたる封書が届く      ん

   飛び乗れば動き始める後の月     り

    イギリス海岸下に広がる      令


どうでせうか。  


ああ、  投稿者:月犬  投稿日:2014年 4月28日(月)00時56分34秒

  たしかに。しばしお待ちください。夢のお告げをまちます。  


ううむ  投稿者:ゆかり  投稿日:2014年 4月28日(月)00時25分31秒

  砂鉄から世界が続いているようなので、別の発想でもう一句お願いします。  


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